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8 始祖の再来
8ー3 性格悪いなっ!※
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8ー3 性格悪いなっ!※
朝。
俺は、騒がしい工事の音で目覚めた。
「んっ…うるさ…」
俺は、幸福な夢を見ているようで。
まだまだ、このまま揺蕩っていたい。
そう、思いながら低く呻いた。
けど、身動きがとれなくて。
ぱちり、と目を開くと、自分をがっしりと抱き締めている力強い腕に気づく。
広くてたくましい胸にすがりつくようにして抱かれて俺は、一瞬、その温もりにもう一度身を委ねようと目を閉じた。
が、もぞっと身じろぎした俺の後孔から何かがずるりと抜け落ちるのを感じて俺は、びくっと体を強ばらせる。
ええっ?
なんか、出た?
「なんだ、もう、目が覚めたのか?アンリ」
頭上から聞こえる響きのよいぞくぞくするようなリュートの声に耳をくすぐられて体をゆるっと震わせた。
「なんか、外が騒がしいから…」
俺は、なんとかしてリュートの腕から逃れて体を起こそうとするがリュートにぎゅっとされてふにゃりと、力が抜けてしまう。
いや!
ダメだ!
流されちゃ、ダメっ!
俺は、ふるふると頭を振るとじっとリュートのことを見上げる。
「俺、町の様子を見にいかないと!」
「あぁ?」
リュートが俺を優しい眼差しで見つめて俺の長い銀色の髪を指先で弄ぶのを見て、俺は、なんだか顔が熱くなる。
リュートは、そんな俺を見てふっと口許を緩めた。
「お前の描いた図面のように今ごろは、町並みを造っていっている筈だが」
マジですか?
俺は、がばっとリュートの腕の中で体を起こした。
「見に行かないと!」
てか、見に行きたい!
何より、俺が造った町の土台がどうなったのか知りたいし!
そんな俺にリュートが柔らかく微笑んだ。
「そんなに見たければ見に行けばいいさ。だが、その前に」
リュートの手が俺の尻の奥をさわっと撫でる。
「風呂に入ってここ、きれいに洗わないとな」
俺のそこからは、とろり、と昨夜、リュートが吐いたものが流れ出てきて濡れていた。
羞恥に俺は、全身が火照ってくる。
「あ、あのっ、俺」
昨夜。
リュートに抱かれて淫らによがって、あらぬことを口走ってたような気がして俺は、一気に押し寄せてくる恥ずかしさに涙目になる。
でも。
だって。
「あなたが悪いんです!」
俺は、リュートに食って掛かった。
「あんな、こと、するから!」
「あんなこと?」
リュートがにやり、と男っぽい笑い方をするのを見て、俺は、なぜか、胸がどきん、と跳ねる。
リュートは、俺の頬にちゅっとキスを落とすと耳元で囁いた。
「お前がいってるのは、こんなこと、か?」
リュートに尻の奥まった場所を指でくじられて俺は、はぅっと息を飲む。
「やだっ!」
俺が涙で潤んだ目でじとっと睨むとリュートは、にっ、と意地悪な笑みを浮かべた。
こいつ!
やっぱ、性格悪いなっ!
朝。
俺は、騒がしい工事の音で目覚めた。
「んっ…うるさ…」
俺は、幸福な夢を見ているようで。
まだまだ、このまま揺蕩っていたい。
そう、思いながら低く呻いた。
けど、身動きがとれなくて。
ぱちり、と目を開くと、自分をがっしりと抱き締めている力強い腕に気づく。
広くてたくましい胸にすがりつくようにして抱かれて俺は、一瞬、その温もりにもう一度身を委ねようと目を閉じた。
が、もぞっと身じろぎした俺の後孔から何かがずるりと抜け落ちるのを感じて俺は、びくっと体を強ばらせる。
ええっ?
なんか、出た?
「なんだ、もう、目が覚めたのか?アンリ」
頭上から聞こえる響きのよいぞくぞくするようなリュートの声に耳をくすぐられて体をゆるっと震わせた。
「なんか、外が騒がしいから…」
俺は、なんとかしてリュートの腕から逃れて体を起こそうとするがリュートにぎゅっとされてふにゃりと、力が抜けてしまう。
いや!
ダメだ!
流されちゃ、ダメっ!
俺は、ふるふると頭を振るとじっとリュートのことを見上げる。
「俺、町の様子を見にいかないと!」
「あぁ?」
リュートが俺を優しい眼差しで見つめて俺の長い銀色の髪を指先で弄ぶのを見て、俺は、なんだか顔が熱くなる。
リュートは、そんな俺を見てふっと口許を緩めた。
「お前の描いた図面のように今ごろは、町並みを造っていっている筈だが」
マジですか?
俺は、がばっとリュートの腕の中で体を起こした。
「見に行かないと!」
てか、見に行きたい!
何より、俺が造った町の土台がどうなったのか知りたいし!
そんな俺にリュートが柔らかく微笑んだ。
「そんなに見たければ見に行けばいいさ。だが、その前に」
リュートの手が俺の尻の奥をさわっと撫でる。
「風呂に入ってここ、きれいに洗わないとな」
俺のそこからは、とろり、と昨夜、リュートが吐いたものが流れ出てきて濡れていた。
羞恥に俺は、全身が火照ってくる。
「あ、あのっ、俺」
昨夜。
リュートに抱かれて淫らによがって、あらぬことを口走ってたような気がして俺は、一気に押し寄せてくる恥ずかしさに涙目になる。
でも。
だって。
「あなたが悪いんです!」
俺は、リュートに食って掛かった。
「あんな、こと、するから!」
「あんなこと?」
リュートがにやり、と男っぽい笑い方をするのを見て、俺は、なぜか、胸がどきん、と跳ねる。
リュートは、俺の頬にちゅっとキスを落とすと耳元で囁いた。
「お前がいってるのは、こんなこと、か?」
リュートに尻の奥まった場所を指でくじられて俺は、はぅっと息を飲む。
「やだっ!」
俺が涙で潤んだ目でじとっと睨むとリュートは、にっ、と意地悪な笑みを浮かべた。
こいつ!
やっぱ、性格悪いなっ!
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