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8 始祖の再来
8ー4 忘れてた!
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8ー4 忘れてた!
リュートは、リトに命じて湯を用意させた。
さすがに風呂はなかったけど、大きな桶に入ったお湯で絞った布でリュートは、俺の体を拭っていく。
俺の体は、あちこちにリュートがつけた跡があって、それを指で辿られて俺は、羞恥に堪えていた。
「お前は、きれいだ、アンリ」
リュートの囁きに俺は、心臓が休まる暇もない。
体をきれいに拭き終わるとリュートは、最後に仕上げとばかりに俺の下腹部に手をあてた。
すぅっと体内がすっきりとする感じがして俺は、ちょっと声を漏らしてしまう。
「これで、いいだろう」
リュートがリトに用意させた服を俺に着せようとするので俺は、さりがなく拒否ろうとするが、リュートは、かまわず俺に下履きをはかせ、シャツを羽織らせる。
まるで小さな子供になったみたいで俺は、いたたまれなくて。
リュートは、俺に服を着せてしまうと、自分も手早く服を身に付けた。
ちょうど頃合いをみてリトが軽い朝食を持ってきてくれた。
黒パンに焼いた肉を薄く切ったものを挟んだものだ。
俺は、ごくっと唾を飲む。
俺の様子を見ていたリュートがふっと笑う。
仕方ないだろ!
すごく腹がすいてるんだよ!
俺が手を伸ばそうとするとさっとリュートが皿ごとパンを取り上げてしまう。
なんで?
俺がじっと見上げるとリュートは、クッションの上に腰を下ろし、膝を叩いて俺に座るように合図する。
はいっ?
俺が立ち尽くしているとリュートが眉をひそめて咳払いをした。
「こっちにくるんだ、アンリ」
命令?
命令ですか?
俺は、すごく気がすすまなかったけど仕方なくとすん、とリュートの膝の上に座り込んだ。
リュートは、さっきの肉を挟んだパンをちぎって俺の口許に差し出す。
ええっ?
まさか、俺に食べさせようと?
ぎょっとしている俺の口許にぎゅむっとパンを押し付けるリュート。
俺は、しぶしぶ口を開けてリュートの差し出すパンを食べた。
うん。
普通においしいな。
てか、もっと普通に食べたいし!
リュートは、しっかりと全部、俺に食べさせ、お茶まで飲ませてから残りのパンを自分で平らげようとしたので、俺は、仕返しにリュートからパンを奪って逆にリュートに食べさせてやる。
リュートは、俺が差し出したパンを見て固まっていた。
ざまあ見ろ!
こういうことされたら、どんだけ恥ずかしいか身を持って知るがいい!
「あむっ」
リュートは、口を開けて俺の摘まんだパンごと俺の指まで口に含んで舐める。
「はわっ!」
俺が慌てて手を引っ込めようとしたのをがしっと掴み舌先でぺろっと舐めてちゅっと指先を吸う。
上目使いに俺を見つめる金色の瞳に俺の心臓がばくばくと暴れだす。
そうだ!
忘れてたけど、こいつ、変態だったんだ!
やべぇ奴だった!
俺は、ふいっと視線をそらせた。
落ち着け、俺!
そんなにどきどきしてたらこいつの思うつぼだぞっ!
リュートは、リトに命じて湯を用意させた。
さすがに風呂はなかったけど、大きな桶に入ったお湯で絞った布でリュートは、俺の体を拭っていく。
俺の体は、あちこちにリュートがつけた跡があって、それを指で辿られて俺は、羞恥に堪えていた。
「お前は、きれいだ、アンリ」
リュートの囁きに俺は、心臓が休まる暇もない。
体をきれいに拭き終わるとリュートは、最後に仕上げとばかりに俺の下腹部に手をあてた。
すぅっと体内がすっきりとする感じがして俺は、ちょっと声を漏らしてしまう。
「これで、いいだろう」
リュートがリトに用意させた服を俺に着せようとするので俺は、さりがなく拒否ろうとするが、リュートは、かまわず俺に下履きをはかせ、シャツを羽織らせる。
まるで小さな子供になったみたいで俺は、いたたまれなくて。
リュートは、俺に服を着せてしまうと、自分も手早く服を身に付けた。
ちょうど頃合いをみてリトが軽い朝食を持ってきてくれた。
黒パンに焼いた肉を薄く切ったものを挟んだものだ。
俺は、ごくっと唾を飲む。
俺の様子を見ていたリュートがふっと笑う。
仕方ないだろ!
すごく腹がすいてるんだよ!
俺が手を伸ばそうとするとさっとリュートが皿ごとパンを取り上げてしまう。
なんで?
俺がじっと見上げるとリュートは、クッションの上に腰を下ろし、膝を叩いて俺に座るように合図する。
はいっ?
俺が立ち尽くしているとリュートが眉をひそめて咳払いをした。
「こっちにくるんだ、アンリ」
命令?
命令ですか?
俺は、すごく気がすすまなかったけど仕方なくとすん、とリュートの膝の上に座り込んだ。
リュートは、さっきの肉を挟んだパンをちぎって俺の口許に差し出す。
ええっ?
まさか、俺に食べさせようと?
ぎょっとしている俺の口許にぎゅむっとパンを押し付けるリュート。
俺は、しぶしぶ口を開けてリュートの差し出すパンを食べた。
うん。
普通においしいな。
てか、もっと普通に食べたいし!
リュートは、しっかりと全部、俺に食べさせ、お茶まで飲ませてから残りのパンを自分で平らげようとしたので、俺は、仕返しにリュートからパンを奪って逆にリュートに食べさせてやる。
リュートは、俺が差し出したパンを見て固まっていた。
ざまあ見ろ!
こういうことされたら、どんだけ恥ずかしいか身を持って知るがいい!
「あむっ」
リュートは、口を開けて俺の摘まんだパンごと俺の指まで口に含んで舐める。
「はわっ!」
俺が慌てて手を引っ込めようとしたのをがしっと掴み舌先でぺろっと舐めてちゅっと指先を吸う。
上目使いに俺を見つめる金色の瞳に俺の心臓がばくばくと暴れだす。
そうだ!
忘れてたけど、こいつ、変態だったんだ!
やべぇ奴だった!
俺は、ふいっと視線をそらせた。
落ち着け、俺!
そんなにどきどきしてたらこいつの思うつぼだぞっ!
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