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8 始祖の再来
8ー5 建築資材?
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8ー5 建築資材?
俺とリュートがテントから出ていくと町の入り口のところに作業台を置いて数人の職人さんとライゾさんたちが何やら話していた。
「おはようございます、ライゾさん」
俺が声をかけるとライゾさんたちがそれぞれ笑顔で挨拶を返してくれたので俺は、ちょっとホッとしていた。
みんなが朝早くから働いているのに男としけ込んでたなんて思われてたらどうしようか、と思っていたんだよ!
ライゾさんは、俺が描いた図面に職人さんたちがいろいろ書き加えているものを広げて俺に説明する。
「この一番上の土地にご領主様のお屋敷を造ろうと思うのですが、いかがですか、アンリ様」
「それは、ありがたいですが、まず、皆さんの家を造ってもらえたらと思います」
俺が言うとライゾさんは、きっと、俺を見て力強く主張した。
「いえ!ますは、ご領主様のお屋敷をというのは、我々、みんなの総意でございますから」
はいっ?
俺が口を開こうとするのをリュートが押し止める。
「それでいい。よろしく頼む、ライゾ」
「はいっ!お任せください!」
はりきっているライゾさんに俺は、小首を傾げた。
「でも、よく建築資材が手に入りましたね」
自慢じゃないが俺たちは、貧乏だ。
ここにいる者の中で金持ちなのは、リュートだけだし。
もしかして、リュートが提供してくれてるわけですか?
俺は、じっとリュートを見上げた。
「もしかして、ラインズゲート侯爵様のご配慮ですか?」
「そんなわけ、ないだろう」
リュートが応えるのをきいて俺は、嫌な予感がしていた。
「もしかして家の材料は、山から調達してます?」
「はい、そうですが」
いや!
ダメじゃん!
俺がライゾさんにダメ出しをしようとした時、山の方から鋭い雄叫びが聞こえた。
ライゾさんの顔が青ざめる。
「町長!」
オリベさんが俺たちの方へと走ってくる。
「あれが!あれが、また、出ました!」
あれ?
俺が問いかけようとする前にライゾさんがふるふると震え始める。
「あれが!だが、もう、アンリ様のおかげでイキナムチ様は、我々に手出しはしないといっていたのでは?」
俺は、頭を抱えていた。
「ライゾさん、すぐに山から撤退してください」
「しかし!」
ライゾさんが涙目になっている。
「山から材料を採集しなければ、町の再建は、できません!」
俺は、はぁっとため息をつく。
傾斜のついた土地の上の方から2体の魔獣が駆けてくるのが見えた。
あーあ、イキナムチが怒ってるよ!
俺は、魔獣の方へとゆっくりと進んでいくと声を張り上げた。
「イキナムチ様!お静まりください!」
俺とリュートがテントから出ていくと町の入り口のところに作業台を置いて数人の職人さんとライゾさんたちが何やら話していた。
「おはようございます、ライゾさん」
俺が声をかけるとライゾさんたちがそれぞれ笑顔で挨拶を返してくれたので俺は、ちょっとホッとしていた。
みんなが朝早くから働いているのに男としけ込んでたなんて思われてたらどうしようか、と思っていたんだよ!
ライゾさんは、俺が描いた図面に職人さんたちがいろいろ書き加えているものを広げて俺に説明する。
「この一番上の土地にご領主様のお屋敷を造ろうと思うのですが、いかがですか、アンリ様」
「それは、ありがたいですが、まず、皆さんの家を造ってもらえたらと思います」
俺が言うとライゾさんは、きっと、俺を見て力強く主張した。
「いえ!ますは、ご領主様のお屋敷をというのは、我々、みんなの総意でございますから」
はいっ?
俺が口を開こうとするのをリュートが押し止める。
「それでいい。よろしく頼む、ライゾ」
「はいっ!お任せください!」
はりきっているライゾさんに俺は、小首を傾げた。
「でも、よく建築資材が手に入りましたね」
自慢じゃないが俺たちは、貧乏だ。
ここにいる者の中で金持ちなのは、リュートだけだし。
もしかして、リュートが提供してくれてるわけですか?
俺は、じっとリュートを見上げた。
「もしかして、ラインズゲート侯爵様のご配慮ですか?」
「そんなわけ、ないだろう」
リュートが応えるのをきいて俺は、嫌な予感がしていた。
「もしかして家の材料は、山から調達してます?」
「はい、そうですが」
いや!
ダメじゃん!
俺がライゾさんにダメ出しをしようとした時、山の方から鋭い雄叫びが聞こえた。
ライゾさんの顔が青ざめる。
「町長!」
オリベさんが俺たちの方へと走ってくる。
「あれが!あれが、また、出ました!」
あれ?
俺が問いかけようとする前にライゾさんがふるふると震え始める。
「あれが!だが、もう、アンリ様のおかげでイキナムチ様は、我々に手出しはしないといっていたのでは?」
俺は、頭を抱えていた。
「ライゾさん、すぐに山から撤退してください」
「しかし!」
ライゾさんが涙目になっている。
「山から材料を採集しなければ、町の再建は、できません!」
俺は、はぁっとため息をつく。
傾斜のついた土地の上の方から2体の魔獣が駆けてくるのが見えた。
あーあ、イキナムチが怒ってるよ!
俺は、魔獣の方へとゆっくりと進んでいくと声を張り上げた。
「イキナムチ様!お静まりください!」
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