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6 魔法学園に入学しました。
6-10 兄さん、キャラが変わってますよ!
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6ー10 兄さん、キャラが変わってますよ!
俺たちは、ソファに座って猫のシンが入れてくれたお茶を飲みながら話した。
「シンは、南方の山岳地帯に住む猫人族の出身でな。たまたまイクサール島へ向かう途中で世話になったのが縁で私の従者をしてもらっているんだよ」
「へぇ、猫人族か」
俺は、シンを見て言った。
「クロよりずっと役に立ちそうだな」
「誰と比べてんだよ!」
クロがガウガウ、わめいた。
「俺と獣人を比べてんじゃねえぞ!」
「じいちゃん、もしかして島に行ったの?」
俺は、クロを無視してじいちゃんにきいた。じいちゃんは、頷いた。
「もちろん。お前の無実を証明した後、すぐに島へと向かった。アルムも一緒にな」
マジか。
じいちゃんは、続けた。
「だが、一足遅く、島は浄化されていたが、人は、残されてはいなかった」
「あの魔法・・あれは、メルの魔法だったんだろ?」
アル兄に問われて、俺は、頷いた。
アル兄は、口許に笑みを漂わせた。
「やっぱり。すぐにわかったよ。メルの・・お前の魔法の匂いがしたから」
アル兄とじいちゃんは、それから俺たちの行方を探したのだが俺たちの足跡をたどることはできなかった。
「だが、生きていることはわかっていた」
じいちゃんが言った。
「あの島に最後に寄港した空船は、ガーランド公国の船だった。我々は、お前がガーランド公国の者に連れ去られたのではないかと考えた。だが、イーゼル王国とほとんど国交を持たないガーランド公国相手だ。我々もうかつに手を出せなかった」
「でも、メルが・・お前がそんな奴等にただ連れ去られるなんてことは考えられなかった。たぶん、お前は、自分からついて行ったんだろうと僕は、思ったんだ。なら、きっといつかは、この魔法学園に来るに違いないと信じていた。だから、僕は、あれから懸命に勉強して魔法学園に編入したんだ」
「私も、もう年だしな。そろそろ1線を退いて後進を教育する立場になるのも悪くはなかろうと思って、この学園の長になった」
マジですか?
俺も、じいちゃんとアル兄に今までの話をざっとかいつまんで話した。
2人は、黙って俺の話を聞いていたが、きき終わると、溜め息をついた。
「しかし、今度のことの裏にルーラが絡んでいたとはな」
じいちゃんがちっと舌打ちした。
「ルーラは、天魔王たちの中では唯一地上に興味を持っている者だ。特にガーランド公国とは、親交も深いようだが。まさか、こんな形で介入してくるとは考えもしなかったな」
「メリッサの本当の家族、か」
アル兄が複雑な表情を浮かべた。
「メルのお祖母様か。どんな方なのか、会ってみたいな」
「たぶん、俺の元家族とかいうことを隠してなら会えるかも」
俺は、ちらっとクロを見た。
クロは、ちっと舌打ちした。
「学園の友人のふりをして近づいてメリッサとの仲を認めさせようとか思ってんじゃねぇだろうな、チビが」
「そっちこそ、たかがペットの分際で玉の輿狙ってんじゃないだろうな?」
はい?
玉の輿?
なんか、アル兄、キャラが変わってる?
でも、内容はともかくクロとアル兄が睨みあっているのを見ると、俺は、胸がじんとしてきた。
「ああ、相変わらず仲が悪いんだなぁ、2人とも」
「まったくな」
じいちゃんが笑った。
俺たちは、ソファに座って猫のシンが入れてくれたお茶を飲みながら話した。
「シンは、南方の山岳地帯に住む猫人族の出身でな。たまたまイクサール島へ向かう途中で世話になったのが縁で私の従者をしてもらっているんだよ」
「へぇ、猫人族か」
俺は、シンを見て言った。
「クロよりずっと役に立ちそうだな」
「誰と比べてんだよ!」
クロがガウガウ、わめいた。
「俺と獣人を比べてんじゃねえぞ!」
「じいちゃん、もしかして島に行ったの?」
俺は、クロを無視してじいちゃんにきいた。じいちゃんは、頷いた。
「もちろん。お前の無実を証明した後、すぐに島へと向かった。アルムも一緒にな」
マジか。
じいちゃんは、続けた。
「だが、一足遅く、島は浄化されていたが、人は、残されてはいなかった」
「あの魔法・・あれは、メルの魔法だったんだろ?」
アル兄に問われて、俺は、頷いた。
アル兄は、口許に笑みを漂わせた。
「やっぱり。すぐにわかったよ。メルの・・お前の魔法の匂いがしたから」
アル兄とじいちゃんは、それから俺たちの行方を探したのだが俺たちの足跡をたどることはできなかった。
「だが、生きていることはわかっていた」
じいちゃんが言った。
「あの島に最後に寄港した空船は、ガーランド公国の船だった。我々は、お前がガーランド公国の者に連れ去られたのではないかと考えた。だが、イーゼル王国とほとんど国交を持たないガーランド公国相手だ。我々もうかつに手を出せなかった」
「でも、メルが・・お前がそんな奴等にただ連れ去られるなんてことは考えられなかった。たぶん、お前は、自分からついて行ったんだろうと僕は、思ったんだ。なら、きっといつかは、この魔法学園に来るに違いないと信じていた。だから、僕は、あれから懸命に勉強して魔法学園に編入したんだ」
「私も、もう年だしな。そろそろ1線を退いて後進を教育する立場になるのも悪くはなかろうと思って、この学園の長になった」
マジですか?
俺も、じいちゃんとアル兄に今までの話をざっとかいつまんで話した。
2人は、黙って俺の話を聞いていたが、きき終わると、溜め息をついた。
「しかし、今度のことの裏にルーラが絡んでいたとはな」
じいちゃんがちっと舌打ちした。
「ルーラは、天魔王たちの中では唯一地上に興味を持っている者だ。特にガーランド公国とは、親交も深いようだが。まさか、こんな形で介入してくるとは考えもしなかったな」
「メリッサの本当の家族、か」
アル兄が複雑な表情を浮かべた。
「メルのお祖母様か。どんな方なのか、会ってみたいな」
「たぶん、俺の元家族とかいうことを隠してなら会えるかも」
俺は、ちらっとクロを見た。
クロは、ちっと舌打ちした。
「学園の友人のふりをして近づいてメリッサとの仲を認めさせようとか思ってんじゃねぇだろうな、チビが」
「そっちこそ、たかがペットの分際で玉の輿狙ってんじゃないだろうな?」
はい?
玉の輿?
なんか、アル兄、キャラが変わってる?
でも、内容はともかくクロとアル兄が睨みあっているのを見ると、俺は、胸がじんとしてきた。
「ああ、相変わらず仲が悪いんだなぁ、2人とも」
「まったくな」
じいちゃんが笑った。
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