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13 デビュタントと5人の男たち
13-12 蕾がつきました?
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13ー12 蕾がつきました?
「これは、聖獣の種です。我がサイナス家に伝わる魔法によって作られたものです。これをみなさんには、育てて聖獣を産み出していただきたいのです」
マジですか?
俺は、回りの令嬢たちを見た。
みな、やる気充分な様子でさっさと部屋へと戻っていった。
それから、みんな大騒ぎで、種を育てるための鉢やら土やらを用意していた。
「やはり、聖獣の種ですから、土も聖別されたものでないと!」
とか、
「聖水を!誰か、聖水を持ってきて!」
とか。
俺はというと、裏庭の土を庭師にもらった鉢に入れてそこに種を植えると普通に水をやっていた。
だって、興味もないしな。
でも、立場上、一応参加はしないといけないし。
母様は、俺の鉢に向かってかなり酷い罵詈雑言を浴びせていた。
「あー、なんか、スッキリするわ。メリッサ、あなたもやってごらんなさいな」
笑顔で誘ってくる母様に、俺は、いつしかクロの悪口とかを吐きかけていた。
「勝手に、旅なんか出て、ペットのくせに生意気なんだよ!」
こうしてたっぷりと悪口を浴びせかけられた種は、なぜか、翌朝には芽を出していた。
マジか?
俺の種が芽を出したことを知った他の令嬢たちは、わざわざ見物にやって来た。
敵情視察か?
「すごいですわ!ネイジア様」
アリシア・アンドレア嬢が俺に声をかけてきた。
俺は、笑うしかなかった。
だって、何も特にやってないしな。
でも、他の令嬢たちの種は、なかなか芽をだすこともなかった。
俺のとこの種だけがすくすくと育っていた。
「何?この子、ちょっとかわいい?」
もともとガーデニングとかが趣味の母様は、その謎の植物を前に呟いていた。
「私たち、この子に悪口ばかり聞かせていたのにこんなに大きくなって」
「ほんとにね」
俺は、肯定した。
マジで、何の植物が芽吹いてんだよ?
俺の空想辞典にも出てこないこの謎の植物は、どんどん成長していて2、3日で大きな蕾をつけた。
それは、青紫の巨大なつぼみだった。
「なんか、コワッ!」
俺は、母様にそっと呟いた。
「なんか、怖いよ、この花」
「あら、そんなことないわよ」
母様が緑の葉っぱを指で摘まみながらにっこりと笑った。
「メリッサによく似てかわいい感じだと思うけど?」
はい?
母様の中の俺のイメージって・・・
「これは、聖獣の種です。我がサイナス家に伝わる魔法によって作られたものです。これをみなさんには、育てて聖獣を産み出していただきたいのです」
マジですか?
俺は、回りの令嬢たちを見た。
みな、やる気充分な様子でさっさと部屋へと戻っていった。
それから、みんな大騒ぎで、種を育てるための鉢やら土やらを用意していた。
「やはり、聖獣の種ですから、土も聖別されたものでないと!」
とか、
「聖水を!誰か、聖水を持ってきて!」
とか。
俺はというと、裏庭の土を庭師にもらった鉢に入れてそこに種を植えると普通に水をやっていた。
だって、興味もないしな。
でも、立場上、一応参加はしないといけないし。
母様は、俺の鉢に向かってかなり酷い罵詈雑言を浴びせていた。
「あー、なんか、スッキリするわ。メリッサ、あなたもやってごらんなさいな」
笑顔で誘ってくる母様に、俺は、いつしかクロの悪口とかを吐きかけていた。
「勝手に、旅なんか出て、ペットのくせに生意気なんだよ!」
こうしてたっぷりと悪口を浴びせかけられた種は、なぜか、翌朝には芽を出していた。
マジか?
俺の種が芽を出したことを知った他の令嬢たちは、わざわざ見物にやって来た。
敵情視察か?
「すごいですわ!ネイジア様」
アリシア・アンドレア嬢が俺に声をかけてきた。
俺は、笑うしかなかった。
だって、何も特にやってないしな。
でも、他の令嬢たちの種は、なかなか芽をだすこともなかった。
俺のとこの種だけがすくすくと育っていた。
「何?この子、ちょっとかわいい?」
もともとガーデニングとかが趣味の母様は、その謎の植物を前に呟いていた。
「私たち、この子に悪口ばかり聞かせていたのにこんなに大きくなって」
「ほんとにね」
俺は、肯定した。
マジで、何の植物が芽吹いてんだよ?
俺の空想辞典にも出てこないこの謎の植物は、どんどん成長していて2、3日で大きな蕾をつけた。
それは、青紫の巨大なつぼみだった。
「なんか、コワッ!」
俺は、母様にそっと呟いた。
「なんか、怖いよ、この花」
「あら、そんなことないわよ」
母様が緑の葉っぱを指で摘まみながらにっこりと笑った。
「メリッサによく似てかわいい感じだと思うけど?」
はい?
母様の中の俺のイメージって・・・
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