スラムに堕ちた追放聖女は、無自覚に異世界無双する~もふもふもイケメンも丸っとまとめて面倒みます~

トモモト ヨシユキ

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5 領地開発したら精霊が現れた件

5ー5 湖

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 5ー5 湖

 『目が覚めましたか?ユイ』
 うん。
 目を開けると目の前にケサランパサランのアップがあった。
 ケサランパサランというか金色に輝くほこりの固まり?
 私は、ゆっくりと伸びをした。
 そういえば、昨日の夜、ハムシみたいな連中に会って・・
 私は、がばっと起き上がった。
 「あの!昨日、ハムシもどきが!」
 『ハムシもどきではありません。あれは、精霊です』
 ルキエルが辺りをぶんぶんと飛びながら話した。
 『あなたがまさか、精霊まで従わせるとは』
 いや、従わせるというか。
 あの連中が嬉々としてお願いをきいてくれただけだし。
 私は、ベッドに寝かされてた。
 夜着のままで寝てたからそれを着替えて身繕いした。夜着といっても大したことはない。エリクさんのお古の服だし。
 ヘイが掛布の中から這い出してきて私の肩によじ登った。
 もう、かわいいな!
 私は、肩にヘイをのせたまま、急いで小屋の外へと向かった。
 リビング兼台所兼診察室兼作業場には、誰もいなかった。
 小屋の外のデッキに出るとそこにはエリクさんたちの姿があった。
 「ユイ、起きたのか?」
 デッキに腰かけて船に乗っているノマさんと話していたエリクさんが振り向いた。
 私は、デッキから身を乗り出して小屋の周囲を見回した。
 あれ?
 気のせいかな?
 景色が全然違ってる?
 いや!
 気のせいじゃないし!
 これまでいっぱいあばら屋が建ってた筈の沼地が見回す限りの湖になってる?
 というか腐ったヘドロみたいだったのにそこは、美しい水をたたえた湖なんですけど!
 「これ、は・・」
 「驚いただろう?」
 エリクさんが私の側に立ち上がる。
 「今朝、起きてみるとこんな状態になっていたんだ」
 「ここに住んでた人たちは?」
 私がきくとノマさんが答えた。
 「大丈夫。ちょっと離れた場所に家があったから。といっても木に持ち上げられてたけどな。ちょうどここみたいに」
 ここ?
 もしかしてこの小屋のこと?
 ということは、他の人たちの家もこんなツリーハウス的な感じになってるわけ?
 
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