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1 異世界に来ちゃいました。
1-5 ここは、どこですか?
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1ー5 ここは、どこですか?
「んっ・・」
俺は、妙にすっきりとした気分で目覚めた。
布団は、フカフカだし、シーツは、清潔な感触だった。
俺は、んー、とベッドの中で伸びをした。
ああ。
心地よい。
このまま、もうしばらく眠っていたい。
そして、はっと気づいた。
「じいちゃん!」
急がないと、御祓に遅れる。
がばっと起き上がった俺は、見慣れない部屋の様子に回りを見た。
なんだ?
ここは、どこだ?
まるで、夢見る乙女が住んでいるような可愛らしい装飾の施された白い壁の部屋の天涯つきのベッドの上に、俺は、いた。
「なんじゃ、こりゃ?」
いつの間にか、着せられていたらしい白い柔らかな夜着を見て、俺は、びびっていた。
なんで?
俺、確かに、別の服を着てたよな?
俺は、ベッドから降りるとその足元のスウスウする夜着を捲ってみた。
何も、はいてない。
「なんじゃ、これは?」
俺の声を聞き付けたらしく誰かが、ドアを開いて入ってきた。
「どうしましたか?聖母様」
それは、昨日の銀髪の男だった。
俺は、男に詰め寄った。
「どうなってるんだ?ここは、いったい、どこだ?俺をどうするつもりだ?」
「はい?」
「とぼけるな!これは、何の冗談なんだ?答えろ!」
俺は、男の着ている白いシャツの胸ぐらを掴んで引き寄せると男を睨み付けた。
俺は、自慢じゃないんだが、地元の辺りじゃ、不良たちからも恐れられている。
喧嘩も強いし、度胸もある。
だが、その男は、俺が凄んでも顔色1つ変えることはなかった。
男は、俺の腕を掴むと、俺を壁際に押し付け、そっと耳元に囁きかけた。
「お静かに。ここは、神殿です。いくら聖母様とはいえ、暴れられれば、取り押さえなくてはなりません」
はい?
俺は、なんとかして男の手を振り払おうとした。
けれど、奴は、身じろぎもしなかった。
「は、離せ!もう、暴れたりしねぇから!」
「わかりました」
男は、手を離したが、俺から体を離しはしなかった。
俺の腰に手を回して、抱くように覆い被さっているこの男の圧に、俺は、たまらず押しやろうとして男の胸元に手を置き、突き飛ばした。
なのに、奴は、びくともしない。
「離れろ、よ」
「申し訳ありません、聖母様」
やっと、男が俺から体を離した。
俺は、ホッと吐息をついた。
男は、俺に話しかけてきた。
「あなたにお話ししなくてはならないことがいくつかあります」
「なんだよ?」
俺たちは、寝室の隣にあるリビングへと場所を移した。
俺は、豪華なソファに腰かけて男に訊ねた。
「なんだ?話って」
奴は、やはり、俺の前にひざまづくと話始めた。
「どうか、落ち着いてお聞きください、聖母様」
「んっ・・」
俺は、妙にすっきりとした気分で目覚めた。
布団は、フカフカだし、シーツは、清潔な感触だった。
俺は、んー、とベッドの中で伸びをした。
ああ。
心地よい。
このまま、もうしばらく眠っていたい。
そして、はっと気づいた。
「じいちゃん!」
急がないと、御祓に遅れる。
がばっと起き上がった俺は、見慣れない部屋の様子に回りを見た。
なんだ?
ここは、どこだ?
まるで、夢見る乙女が住んでいるような可愛らしい装飾の施された白い壁の部屋の天涯つきのベッドの上に、俺は、いた。
「なんじゃ、こりゃ?」
いつの間にか、着せられていたらしい白い柔らかな夜着を見て、俺は、びびっていた。
なんで?
俺、確かに、別の服を着てたよな?
俺は、ベッドから降りるとその足元のスウスウする夜着を捲ってみた。
何も、はいてない。
「なんじゃ、これは?」
俺の声を聞き付けたらしく誰かが、ドアを開いて入ってきた。
「どうしましたか?聖母様」
それは、昨日の銀髪の男だった。
俺は、男に詰め寄った。
「どうなってるんだ?ここは、いったい、どこだ?俺をどうするつもりだ?」
「はい?」
「とぼけるな!これは、何の冗談なんだ?答えろ!」
俺は、男の着ている白いシャツの胸ぐらを掴んで引き寄せると男を睨み付けた。
俺は、自慢じゃないんだが、地元の辺りじゃ、不良たちからも恐れられている。
喧嘩も強いし、度胸もある。
だが、その男は、俺が凄んでも顔色1つ変えることはなかった。
男は、俺の腕を掴むと、俺を壁際に押し付け、そっと耳元に囁きかけた。
「お静かに。ここは、神殿です。いくら聖母様とはいえ、暴れられれば、取り押さえなくてはなりません」
はい?
俺は、なんとかして男の手を振り払おうとした。
けれど、奴は、身じろぎもしなかった。
「は、離せ!もう、暴れたりしねぇから!」
「わかりました」
男は、手を離したが、俺から体を離しはしなかった。
俺の腰に手を回して、抱くように覆い被さっているこの男の圧に、俺は、たまらず押しやろうとして男の胸元に手を置き、突き飛ばした。
なのに、奴は、びくともしない。
「離れろ、よ」
「申し訳ありません、聖母様」
やっと、男が俺から体を離した。
俺は、ホッと吐息をついた。
男は、俺に話しかけてきた。
「あなたにお話ししなくてはならないことがいくつかあります」
「なんだよ?」
俺たちは、寝室の隣にあるリビングへと場所を移した。
俺は、豪華なソファに腰かけて男に訊ねた。
「なんだ?話って」
奴は、やはり、俺の前にひざまづくと話始めた。
「どうか、落ち着いてお聞きください、聖母様」
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