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5 辺境スローライフ(陰謀編)
5ー1 フェイル村
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5ー1 フェイル村
クーリアスの一件から数週間が過ぎた。
僕たちの住む村の開拓は、だいぶ進み、その噂を聞いた人々が集まってくるようになった。
しかし、村長のクライドさんが移住者を受け入れることはなかった。
それは、この村が脱走兵の村だったからということもあったけど、もう1つの原因があった。
ここは、将来の王弟の村だったからだ。
まあ、王弟というのは僕のことなんだけど。
「将来の王弟殿下の住まわれる村であり、しかもその王弟殿下が(邪)神の番であり、世にも希な男オメガである以上、身元の不確かな者を村に入れるわけにはいきません」
というのがクライドさんの言い分だった。
てか。
そう言いつつちらっとロナをうかがってるし。
この村の連中は、みんな、ロナの支配下にあるらしい。
つまり実質、村の支配者は、ロナということ。
この異常に警備が固い村は、ロナが僕を守るために作り上げた要塞といえた。
まあ、魔境の近くにあるし。
一応、魔境を挟んでいるとはいえ国境の村だし、用心してもおかしくないのかもしれないがこのまま入植者を拒んでいるわけにもいかないのでは、と僕は思っている。
だいたい村の連中が僕に夜這いをかけてるとかいうのは、村に僕の他にオメガとか女の人がいないからであって(ロナを除いて)もしも、女の人がきたらもう、僕に夜這いをかけるような人はいなくなるんじゃないかと思うんだけど。
僕がそう言うとロナは、優しく微笑んだ。
「マクシア様は、ご自分の価値を理解しておられませんね」
世にも希少な男オメガである僕は、多くの貴族から狙われているのだとロナは、信じている。
「男オメガを手に入れた者は、世界の覇者となる、という伝説がありますから」
でも、それは、あくまで伝説であって。
僕なんて特に変わったこともないただの男だし。
そうこうしている内にルーデニア兄上が視察にくることが決まった。
一応、ここは、ルーデニア兄上の管轄領ということになっている。
だから、ルーデニア兄上が来てもおかしくはないのだ。
それでも僕は、ちょっと心が騒いでいた。
なにしろ子供の頃から憧れていた兄上だし。
それに。
ヴェルデが。
いつも人化したときルーデニア兄上の姿なものだからなんだかルーデニア兄上本人に会うとなるとおかしな気分になってしまう。
僕は、頭をぶんぶんと振った。
そんなことより僕は、ルーデニア兄上にお伝えしなくてはならないことがあるのだ。
すでに手紙では伝えていたが、クーリアスが僕を王妃にするといっていたことが気になっていた。
もしかしたらクーリアスは、何か企んでいるのかもしれない。
クーリアスの一件から数週間が過ぎた。
僕たちの住む村の開拓は、だいぶ進み、その噂を聞いた人々が集まってくるようになった。
しかし、村長のクライドさんが移住者を受け入れることはなかった。
それは、この村が脱走兵の村だったからということもあったけど、もう1つの原因があった。
ここは、将来の王弟の村だったからだ。
まあ、王弟というのは僕のことなんだけど。
「将来の王弟殿下の住まわれる村であり、しかもその王弟殿下が(邪)神の番であり、世にも希な男オメガである以上、身元の不確かな者を村に入れるわけにはいきません」
というのがクライドさんの言い分だった。
てか。
そう言いつつちらっとロナをうかがってるし。
この村の連中は、みんな、ロナの支配下にあるらしい。
つまり実質、村の支配者は、ロナということ。
この異常に警備が固い村は、ロナが僕を守るために作り上げた要塞といえた。
まあ、魔境の近くにあるし。
一応、魔境を挟んでいるとはいえ国境の村だし、用心してもおかしくないのかもしれないがこのまま入植者を拒んでいるわけにもいかないのでは、と僕は思っている。
だいたい村の連中が僕に夜這いをかけてるとかいうのは、村に僕の他にオメガとか女の人がいないからであって(ロナを除いて)もしも、女の人がきたらもう、僕に夜這いをかけるような人はいなくなるんじゃないかと思うんだけど。
僕がそう言うとロナは、優しく微笑んだ。
「マクシア様は、ご自分の価値を理解しておられませんね」
世にも希少な男オメガである僕は、多くの貴族から狙われているのだとロナは、信じている。
「男オメガを手に入れた者は、世界の覇者となる、という伝説がありますから」
でも、それは、あくまで伝説であって。
僕なんて特に変わったこともないただの男だし。
そうこうしている内にルーデニア兄上が視察にくることが決まった。
一応、ここは、ルーデニア兄上の管轄領ということになっている。
だから、ルーデニア兄上が来てもおかしくはないのだ。
それでも僕は、ちょっと心が騒いでいた。
なにしろ子供の頃から憧れていた兄上だし。
それに。
ヴェルデが。
いつも人化したときルーデニア兄上の姿なものだからなんだかルーデニア兄上本人に会うとなるとおかしな気分になってしまう。
僕は、頭をぶんぶんと振った。
そんなことより僕は、ルーデニア兄上にお伝えしなくてはならないことがあるのだ。
すでに手紙では伝えていたが、クーリアスが僕を王妃にするといっていたことが気になっていた。
もしかしたらクーリアスは、何か企んでいるのかもしれない。
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