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5 辺境スローライフ(陰謀編)
5ー2 ルーデニア兄上
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5ー2 ルーデニア兄上
ルーデニア兄上がフェイル村を再び訪れたのは、爽やかな初夏の日のことだった。
フェイル村には、あちこちにかわいらしい菫の花が咲いていてルーデニア兄上一行を迎えた。
これは、僕とヴェルデが植えたものだった。
ルドーさんに分けてもらった花の苗を2人で村のあちこちに植えたのだ。
だって、フェイル村はあまりにも寂しい村だったから。
男所帯のせいかまったく飾り気がない。
それで僕がルドーさんに花の苗を頼んだ。
この菫は、ライナといい花びらを乾かせばお茶になる。
これは、王宮に住んでいた頃に学んだことだった。
僕の住む離宮は、あまり手が行き届いてはいなかったため食事に困ることもあった。
そこで僕は、離宮の庭で野菜などを育てていたのだ。
騎士団の所属になってからは、わずかだがお給金がもらえるようになったものの、それでも生活は苦しかった。
それで王宮の庭師の手解きで野菜や薬草を育てて食料にしていた。
そんな僕をクーリアスとかは、バカにしていたけど、僕は、土いじりが嫌いじゃなかった。
時々、ルーデニア兄上に花やハーブのお茶を差し入れたりして喜んでもらっていたし。
この村でも屋敷の裏には畑を作っている。
そこで野菜や薬草を育てるつもりだった。
ルーデニア兄上が村に到着したのは夕方のことだった。
僕は、村の門に兄上がついたことをロナに知らされるとすぐに屋敷から飛び出した。
ルーデニア兄上は、門を入ったところにある広場でクライドさんに出迎えられていた。
「ルーデニア兄上!」
僕は、息をきらせてルーデニア兄上に駆け寄ていった。
「マクシア!」
ルーデニア兄上は、いつも僕を見つけると嬉しそうに笑ってくれる。
それは、今も変わらなくて。
僕は、子供みたいに兄上に抱きつこうとしたが、それをヴェルデが止めた。
「マクシア、他の男に抱きつく、ダメ!」
ヴェルデは、最近人化して過ごすことが多くなっていた。
でも。
相変わらずお腰のものが元気すぎて下着やズボンは、緩いものしか身に付けられなかった。
それでも本人は、苦しくて嫌そうなので部屋の中では裸で過ごしてもいいことにしている。
ルーデニア兄上の目の前でヴェルデに背後から抱き締められている僕を見て兄上は、眉をひそめた。
「なぜ、獣が私の姿をしている?」
「これ、は・・」
僕は、ヴェルデに抱き締められたまま言葉に詰まっていた。
なぜ、ヴェルデは、ルーデニア兄上にそっくりなのか?
それを以前、僕も聞いたことがあったのだが、それは、ちょっと認めたくない理由だった。
「お前が抱かれたがっている男だから」
そう、ヴェルデは、答えた。
確かに。
僕は、ルーデニア兄上が好きだ。
でも、それは、弟としてだし!
別に、僕は、ルーデニア兄上とそういう仲になりたいわけではないし!
だが、ヴェルデは、その答えを変えようとはしなかった。
ルーデニア兄上がフェイル村を再び訪れたのは、爽やかな初夏の日のことだった。
フェイル村には、あちこちにかわいらしい菫の花が咲いていてルーデニア兄上一行を迎えた。
これは、僕とヴェルデが植えたものだった。
ルドーさんに分けてもらった花の苗を2人で村のあちこちに植えたのだ。
だって、フェイル村はあまりにも寂しい村だったから。
男所帯のせいかまったく飾り気がない。
それで僕がルドーさんに花の苗を頼んだ。
この菫は、ライナといい花びらを乾かせばお茶になる。
これは、王宮に住んでいた頃に学んだことだった。
僕の住む離宮は、あまり手が行き届いてはいなかったため食事に困ることもあった。
そこで僕は、離宮の庭で野菜などを育てていたのだ。
騎士団の所属になってからは、わずかだがお給金がもらえるようになったものの、それでも生活は苦しかった。
それで王宮の庭師の手解きで野菜や薬草を育てて食料にしていた。
そんな僕をクーリアスとかは、バカにしていたけど、僕は、土いじりが嫌いじゃなかった。
時々、ルーデニア兄上に花やハーブのお茶を差し入れたりして喜んでもらっていたし。
この村でも屋敷の裏には畑を作っている。
そこで野菜や薬草を育てるつもりだった。
ルーデニア兄上が村に到着したのは夕方のことだった。
僕は、村の門に兄上がついたことをロナに知らされるとすぐに屋敷から飛び出した。
ルーデニア兄上は、門を入ったところにある広場でクライドさんに出迎えられていた。
「ルーデニア兄上!」
僕は、息をきらせてルーデニア兄上に駆け寄ていった。
「マクシア!」
ルーデニア兄上は、いつも僕を見つけると嬉しそうに笑ってくれる。
それは、今も変わらなくて。
僕は、子供みたいに兄上に抱きつこうとしたが、それをヴェルデが止めた。
「マクシア、他の男に抱きつく、ダメ!」
ヴェルデは、最近人化して過ごすことが多くなっていた。
でも。
相変わらずお腰のものが元気すぎて下着やズボンは、緩いものしか身に付けられなかった。
それでも本人は、苦しくて嫌そうなので部屋の中では裸で過ごしてもいいことにしている。
ルーデニア兄上の目の前でヴェルデに背後から抱き締められている僕を見て兄上は、眉をひそめた。
「なぜ、獣が私の姿をしている?」
「これ、は・・」
僕は、ヴェルデに抱き締められたまま言葉に詰まっていた。
なぜ、ヴェルデは、ルーデニア兄上にそっくりなのか?
それを以前、僕も聞いたことがあったのだが、それは、ちょっと認めたくない理由だった。
「お前が抱かれたがっている男だから」
そう、ヴェルデは、答えた。
確かに。
僕は、ルーデニア兄上が好きだ。
でも、それは、弟としてだし!
別に、僕は、ルーデニア兄上とそういう仲になりたいわけではないし!
だが、ヴェルデは、その答えを変えようとはしなかった。
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