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学びの庭にて
21.
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自らの実力で得た特権は、陛下の目の色を模したという金色の指輪の形をした魔具に登録されるらしい。理事長が「大切にしてね」と馬鹿王子に渡したそれを見つめ、遠目から命令式を詠み取る。ルキナ殿下は既に入学して現在高等部2年であるため、王子に「お揃いだね」なんて浮ついた言葉を掛けている。馬鹿みたいに喜びやがって。全校生徒装飾は一緒だよ。
それにしても、生徒一人一人に違う命令式を施して与えられるというそれは、随分と精密に作られている。並大抵の魔法士ではこの命令式を書き換えることはできないだろう。聞けば理事長が1つ1つ手作りしているそうで、流石実力主義の学園の頂点に君臨するだけのことはある。
興味深過ぎて、馬鹿王子の手にある指輪をひたすら凝視していた俺をアリアが肩肘で突く。目配せされ、前を向けば理事長が俺をガン見していた。他のことに集中するあまり無視でもしてしまっただろうかと、慌てて黙礼する。幸いにも理事長の機嫌を損ねることはなかったようだ。
「まぁ、この学園の性質とか身分格差については身に染みてわかると思うから、そんなに構えている必要はないんじゃないかな。ね、ルキナ君」
「えぇ、俺もできる限りは支援しますので理事長の手を煩わせることはありません」
「そう?なら良かった。ちょっと面倒になってきてたところだったんだよ」
本人を目の前にこの会話。うちの馬鹿王子が鈍感で良かった。普通なら威圧感のあまりに泣いている。しかし、本来ならば自分で説明書を読んで理解しておくべきことなので何も言えない。馬鹿王子自身は自分が見下げられている事実に今の所気付いていないようなので黙認しておく。
俺の確認不足でもあるし。……いやアリアのだ。間違えた。
指輪の生体認証が自動的に完了したらしく、金色の指輪の真ん中に埋め込まれた魔核(魔具の動力源)がきらきらと透明色に輝いている。この魔核も権力によって色が変わるらしい。理事長は海緑色、生徒会は紫色、風紀委員会幹部は赤色、各委員会幹部は青色、教師は白色、優秀な特待生徒や各委員会のヒラ委員は翡翠色、一般生徒は透明色、不良生徒は鈍色だそうだ。
優秀な生徒とは、成績が良いにもかかわらず委員会に所属していない生徒のことだそうだ。
「予め受けてもらっていた編入試験の成績ではぎりぎり一般生徒に収まるところだったよ。良かったね!しょっぱなから仮にも王族を不良生徒クラスにいれるわけには行かないからね」
「はぁ⁉このボクが一般生徒だって⁉やだよ、ルキナ様と一緒が良い」
ちなみにルキナ殿下の指には、紫色の魔核が輝いている。ガン見していた俺に気付いたのか、ルキナ殿下は「俺は生徒会書記だよ」とさらっととんでもないことを告げた。つまり、第1王子のルキナ殿下よりも上がいるということか。色々面倒な予感がする。……やめろ馬鹿王子騒ぐな、理事長が愚物を見るような目で見てる。ついでにアリアも。
完全にうちの王子を愚物としてみなしたらしい理事長は、最早視界に入れることすら嫌だという様子で溜息を吐き(あのルキナ殿下が少し顔を強張らせた)、王子とルキナ殿下に退出を命じた。
ルキナ殿下に「王子様を寮部屋とか諸々案内してあげて。ルキナ君には全く怒ってないから安心してね」と恐ろしく不穏な言葉掛けをしたあたり、成績優秀者贔屓というのは本当のことらしい。
ちなみに寮が2人部屋と知った王子は怒り狂っていたが、それはもう無視だ。アリアを一瞥すると、優秀な彼女は俺の願いを一瞬で理解し、馬鹿王子を追うように部屋を一礼して出ていった。
「おや、なにか言っておきたいことでもあるかな」
「理事長殿が私に言っておきたいことがお有りでいらっしゃるようでしたので」
外の護衛騎士も2人の後をついていったようで、外の圧迫感のある気配が消える。俺の護衛の為か、セスの微かな気配は残っているが、流石の理事長でも暗部出身の彼の気配には気付いて――あ、いますね。見逃してくれているだけだった。扉をわかりやすく一瞥してくれた。
まぁ座りなよ、と先程まで殿下たちが座っていた席へ促されたので有難く座らせていただく。貴族階級的にも彼とは同格なので王様ほどの緊張感はない。特に表情を変えることなく答えた俺に、理事長が口角を上げた。
「うん。面白いなーと思って。アイン――あぁ、騎士団長ね――から君が『魔法詠み』ができるって聞いてたものだから興味があったんだよ。実際出来てたし。凄いねぇどこで教わったの?」
「初めて知ったのは図書館の書籍です。そこからは基本独学で練習し習得したので完全ではありませんが、」
「嘘はだめだよ。敵国相手に実力を隠したいのはわかるけどね」
「……失礼いたしました」
気まずい。しかし理事長の機嫌を損ねるほどではなかったらしく、彼の笑顔が崩れていないことに安堵した。俺の生で馬鹿王子の待遇が変わろうものなら血を見ることになる。
理事長がおもむろに立ち上がり、執務用の机から数枚の用紙を取り出すと、俺の前に差し出す。受け取ってざっと眺めると、そこには恐らく編入試験の問題であろう文字が連なった紙と、回答用紙らしき紙が。見る限り別に特別難しい問題や意地悪な問題があるわけでもなく、普通に勉強していればある程度の点数は取れそうな優しい問題ばかり。
これでぎりぎりってあの馬鹿王子は本当に馬鹿なのか。一国の王子として恥ずかしすぎる。絶対在校生は優秀な生徒枠で入ってくると思っているはずだ。
とはいえ、突然渡される理由が分からず理事長を見つめると、彼はにっこりと薄紅色の目を細めた。
「満点取れる?」
「――?はい。私は既に学園は修了しておりますので」
「うん合格。はい、これ君の指輪ね」
「――は?」
ぽかん、と掛けられた言葉を理解する前に俺の目の前に置かれる指輪。裏側には「レーネ・フォーサイス」と刻印され、未認証の魔核が無機質に光を反射している。
いや、そもそも護衛騎士には教師と同等の指輪が与えられたはずでは。
既に校門で渡されていた白の魔核が光る指輪と机の物を交互に見つめ、混乱している俺を楽しそうにケラケラと笑って見つめる理事長は、どこかツヴァイ騎士団長と似たものを感じた。
「レーネ君、まだ17でしょう?3年半で卒業したってことは学園という青春の場をろくに満喫せずに去ったってことだよ。そんなのは勿体無い。だから
――もう1度学園生活を送ってもらおうかなと思って!」
――は?
質問に答えてもらってさらに理解できなくなった。しかし理事長は俺の復活を待つことなく、硬直した俺の手に収まっている指輪を抜き取り、無理やり新たな指輪を握らせる。そして、とんでもないことを口にした。
「ちなみに陛下も賛成してたから。なんか契約結んでるんだって?可哀想に、直々の『命令』だよ。だからちゃんと用意しといたんだよね指輪。ほらほら手に取って認証して」
「ふ、ふざけ、俺には護衛っていう任務が、」
「そんなの生徒になりながらでもできるし、何なら生徒としての方が都合がいい時だってあると思うよ?」
……確かに。
なんか丸め込まれたような気がしないでもないが、騎士として護衛する第3部隊と、生徒として同じ側面で護衛する俺がいた方が殿下にとっていいことかもしれない。それに、もし学級が同じになれば勉学の面でも背後から手助けができる。
それは有難い――と思って拳を開けると、そこには俺の目と同じ、翡翠色に輝く魔核。
「ちなみに翡翠と透明が同じ学級になることはないからズルはさせないよ。やったね!自分の主人より上の身分を味わえる絶好の機会だよ!」
ぜんっぜん喜ばしくねーよ。
今度こそ俺は力なく地面に崩れ落ちた。
愉快で仕方がないらしい理事長は、膝から崩れ落ちた俺の目の前まで移動してしゃがみ込み、俯く俺の両頬を包んでゆったりと顔を上げさせる。
「レーネ・フォーサイス君、君を特待生徒としてこの学園に迎え入れよう」
そして、彼は薄紅色の目を不穏に煌めかせた。
それにしても、生徒一人一人に違う命令式を施して与えられるというそれは、随分と精密に作られている。並大抵の魔法士ではこの命令式を書き換えることはできないだろう。聞けば理事長が1つ1つ手作りしているそうで、流石実力主義の学園の頂点に君臨するだけのことはある。
興味深過ぎて、馬鹿王子の手にある指輪をひたすら凝視していた俺をアリアが肩肘で突く。目配せされ、前を向けば理事長が俺をガン見していた。他のことに集中するあまり無視でもしてしまっただろうかと、慌てて黙礼する。幸いにも理事長の機嫌を損ねることはなかったようだ。
「まぁ、この学園の性質とか身分格差については身に染みてわかると思うから、そんなに構えている必要はないんじゃないかな。ね、ルキナ君」
「えぇ、俺もできる限りは支援しますので理事長の手を煩わせることはありません」
「そう?なら良かった。ちょっと面倒になってきてたところだったんだよ」
本人を目の前にこの会話。うちの馬鹿王子が鈍感で良かった。普通なら威圧感のあまりに泣いている。しかし、本来ならば自分で説明書を読んで理解しておくべきことなので何も言えない。馬鹿王子自身は自分が見下げられている事実に今の所気付いていないようなので黙認しておく。
俺の確認不足でもあるし。……いやアリアのだ。間違えた。
指輪の生体認証が自動的に完了したらしく、金色の指輪の真ん中に埋め込まれた魔核(魔具の動力源)がきらきらと透明色に輝いている。この魔核も権力によって色が変わるらしい。理事長は海緑色、生徒会は紫色、風紀委員会幹部は赤色、各委員会幹部は青色、教師は白色、優秀な特待生徒や各委員会のヒラ委員は翡翠色、一般生徒は透明色、不良生徒は鈍色だそうだ。
優秀な生徒とは、成績が良いにもかかわらず委員会に所属していない生徒のことだそうだ。
「予め受けてもらっていた編入試験の成績ではぎりぎり一般生徒に収まるところだったよ。良かったね!しょっぱなから仮にも王族を不良生徒クラスにいれるわけには行かないからね」
「はぁ⁉このボクが一般生徒だって⁉やだよ、ルキナ様と一緒が良い」
ちなみにルキナ殿下の指には、紫色の魔核が輝いている。ガン見していた俺に気付いたのか、ルキナ殿下は「俺は生徒会書記だよ」とさらっととんでもないことを告げた。つまり、第1王子のルキナ殿下よりも上がいるということか。色々面倒な予感がする。……やめろ馬鹿王子騒ぐな、理事長が愚物を見るような目で見てる。ついでにアリアも。
完全にうちの王子を愚物としてみなしたらしい理事長は、最早視界に入れることすら嫌だという様子で溜息を吐き(あのルキナ殿下が少し顔を強張らせた)、王子とルキナ殿下に退出を命じた。
ルキナ殿下に「王子様を寮部屋とか諸々案内してあげて。ルキナ君には全く怒ってないから安心してね」と恐ろしく不穏な言葉掛けをしたあたり、成績優秀者贔屓というのは本当のことらしい。
ちなみに寮が2人部屋と知った王子は怒り狂っていたが、それはもう無視だ。アリアを一瞥すると、優秀な彼女は俺の願いを一瞬で理解し、馬鹿王子を追うように部屋を一礼して出ていった。
「おや、なにか言っておきたいことでもあるかな」
「理事長殿が私に言っておきたいことがお有りでいらっしゃるようでしたので」
外の護衛騎士も2人の後をついていったようで、外の圧迫感のある気配が消える。俺の護衛の為か、セスの微かな気配は残っているが、流石の理事長でも暗部出身の彼の気配には気付いて――あ、いますね。見逃してくれているだけだった。扉をわかりやすく一瞥してくれた。
まぁ座りなよ、と先程まで殿下たちが座っていた席へ促されたので有難く座らせていただく。貴族階級的にも彼とは同格なので王様ほどの緊張感はない。特に表情を変えることなく答えた俺に、理事長が口角を上げた。
「うん。面白いなーと思って。アイン――あぁ、騎士団長ね――から君が『魔法詠み』ができるって聞いてたものだから興味があったんだよ。実際出来てたし。凄いねぇどこで教わったの?」
「初めて知ったのは図書館の書籍です。そこからは基本独学で練習し習得したので完全ではありませんが、」
「嘘はだめだよ。敵国相手に実力を隠したいのはわかるけどね」
「……失礼いたしました」
気まずい。しかし理事長の機嫌を損ねるほどではなかったらしく、彼の笑顔が崩れていないことに安堵した。俺の生で馬鹿王子の待遇が変わろうものなら血を見ることになる。
理事長がおもむろに立ち上がり、執務用の机から数枚の用紙を取り出すと、俺の前に差し出す。受け取ってざっと眺めると、そこには恐らく編入試験の問題であろう文字が連なった紙と、回答用紙らしき紙が。見る限り別に特別難しい問題や意地悪な問題があるわけでもなく、普通に勉強していればある程度の点数は取れそうな優しい問題ばかり。
これでぎりぎりってあの馬鹿王子は本当に馬鹿なのか。一国の王子として恥ずかしすぎる。絶対在校生は優秀な生徒枠で入ってくると思っているはずだ。
とはいえ、突然渡される理由が分からず理事長を見つめると、彼はにっこりと薄紅色の目を細めた。
「満点取れる?」
「――?はい。私は既に学園は修了しておりますので」
「うん合格。はい、これ君の指輪ね」
「――は?」
ぽかん、と掛けられた言葉を理解する前に俺の目の前に置かれる指輪。裏側には「レーネ・フォーサイス」と刻印され、未認証の魔核が無機質に光を反射している。
いや、そもそも護衛騎士には教師と同等の指輪が与えられたはずでは。
既に校門で渡されていた白の魔核が光る指輪と机の物を交互に見つめ、混乱している俺を楽しそうにケラケラと笑って見つめる理事長は、どこかツヴァイ騎士団長と似たものを感じた。
「レーネ君、まだ17でしょう?3年半で卒業したってことは学園という青春の場をろくに満喫せずに去ったってことだよ。そんなのは勿体無い。だから
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――は?
質問に答えてもらってさらに理解できなくなった。しかし理事長は俺の復活を待つことなく、硬直した俺の手に収まっている指輪を抜き取り、無理やり新たな指輪を握らせる。そして、とんでもないことを口にした。
「ちなみに陛下も賛成してたから。なんか契約結んでるんだって?可哀想に、直々の『命令』だよ。だからちゃんと用意しといたんだよね指輪。ほらほら手に取って認証して」
「ふ、ふざけ、俺には護衛っていう任務が、」
「そんなの生徒になりながらでもできるし、何なら生徒としての方が都合がいい時だってあると思うよ?」
……確かに。
なんか丸め込まれたような気がしないでもないが、騎士として護衛する第3部隊と、生徒として同じ側面で護衛する俺がいた方が殿下にとっていいことかもしれない。それに、もし学級が同じになれば勉学の面でも背後から手助けができる。
それは有難い――と思って拳を開けると、そこには俺の目と同じ、翡翠色に輝く魔核。
「ちなみに翡翠と透明が同じ学級になることはないからズルはさせないよ。やったね!自分の主人より上の身分を味わえる絶好の機会だよ!」
ぜんっぜん喜ばしくねーよ。
今度こそ俺は力なく地面に崩れ落ちた。
愉快で仕方がないらしい理事長は、膝から崩れ落ちた俺の目の前まで移動してしゃがみ込み、俯く俺の両頬を包んでゆったりと顔を上げさせる。
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