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魔王死神編
23話 天空要塞
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「乗り込むったって・・・5、60メートルはあるみたいだしどうやって行くんだ?俺たちは飛べるが」
「問題ない、我も魔法で飛べるのだ」
紅色の炎が噴き出し魔法が発動する
ファルチェの体が浮かび上がる
「レゼさーんどうもっす 暫く出番無くて寂しかったっす」
「リーデル?何かよう?」
「対応が冷たいっす」
「それでどうしたのだ?」
「そうでした レゼさん達からみて東にある塔の最上階が冥王がいる審判の間っす」
「なら塔ごとぶっ壊せばいいじゃねーか」
バズーカを錬成する
ドッカーン
砲撃は塔に当たる前に結界に阻まれ、黒煙を上げた
「ちっダメか」
冥王城から反撃がくる
クジラに生えた角から光の刃が放たれる
「最後まで話を聞いてくださいっす
冥王城はあの生物の生命力を使って結界を張っているっす」
「まずはクジラを倒さないとってこと?」
「そうっす」
「なら話は早い」
今度はクジラを狙ってバズーカを撃つが先程と同様に結界で防がれる
「ちっどうすんだよ 当たらねぇ!」
「だから最後まで聞いてくださいっす」
「ディー静かに」
「冥王城にある三つ全ての核を破壊することでクジラの生命活動を停止させることが出来るっす
場所は幻魔石に送ったので確認してくださいっす」
幻魔石から冥王城の立体映像が現れ三つの地点が紫色に光っている
「この光っている地点に核があるっす
核を破壊できればあとは審判の間にいる荒魂を倒すだけっす」
「うむ!ここは手分けして破壊するのだ」
そう言うと核に向かって飛んで行ってしまった
「僕はこっちのを破壊するからディーはここをお願い」
「おう じゃ後でな」
「うん」
「我が一番乗りなのだ」
核を拳で破壊しようとした時、気配を感じ体をひねる
「ありゃりゃ かわされるなんて思わなかったよ キシシ」
両手にトゲトゲの付いた棍棒を持った子供が攻撃してきた
「ジャックは知ってるよ魔王でしょ ジャックのガトーを殺した憎い魔王 今度はジャックがガトーの分まで殺してあげるね キシシ」
「あやつより強いのか? 我は弱い者に興味は無いのだ」
ディーが核の近くまで行くと老紳士が優雅に紅茶を飲んでいた
「流石に核の周りには天官クラスの天魔がいるな」
魔眼で相手の能力を見る
老紳士がカップをテーブルに置く
「いるのは分かっていますよ ネズミ掃除も紳士の務め かかってきなさい」
武術の構えを取る
「ちっすんなり壊させてはくれねぇみたいだな」
「あった」
影鎌で核を切り裂こうとしたが指二本で止められてしまう
「行儀の悪い子ね 悪い子にはお仕置きが必要かしら」
女の天官が水晶を取り出し怪しく笑う
「どいて」
「礼儀もなっちゃいない あたいがその体にたっぷり教えてあげるわ!」
女の天官の背中から 青紫色の炎を噴き出し腕に纏わせると水晶が怪しく光った
「う 動けない」
「フフフ これであんたはあたいにされるがまま」
頬を高揚させ舌なめずりをする
「いい声で鳴いてよね」
ナイフを取り出し刺そうとした時女の腕がナイフごと飛んでいく
「あ あたいの腕がぁ あ 痛い痛い痛い このクソガキがぁ あたいに何をした!」
「別に体が動かなかったから影を動かしただけ」
「なんですってぇ!お前たちあのガキを殺せぇ!」
女の命令で物陰からぞろぞろと手下が出てくる
武器を構えレゼを殺そうとするが影でバラバラにされ臓物が飛び散る
近くにいた女は臓物のシャワーを浴びた
「な なんなの 止めて 私は悪くない嫌だ死ぬのは嫌だぁぁ!」
影で逃げる女を捕まえる
女は涙を流し命乞いをしてくる
影で水晶を壊すと体の自由が戻ってきた
「お願い殺さないで 何でもするから お願い!」
「うるさい」
女ごと核をバラバラにする 辺りは天魔の血で赤く染まる
影でタオルを作り返り血を拭う
大きく要塞が揺れ、地面が傾き始める
どうやらクジラの生命力を絶つことができたようだ
傾きがさらに大きくなり衝撃と共に地面に落ちた
「これで荒魂をぶっ殺せるな」
「急がないとラビリスが戻ってきてしまうのだ」
分かれていたディーとファルチェが
レゼの横をすり抜け審判の間に向かう
ディーはバズーカを撃つ
先程とは違い、土煙を出しながら外壁が崩れ塔に大穴が空く
「やっと壊せたな! ははは」
邪悪は笑みを作る
「派手にやり過ぎなのだ」
レゼがディーの傍まで行くと大穴から黒い影が飛び出してきた
「ブオォォォオン!!」
牛の頭をした巨人が雄叫びを上げながら土煙から姿を表した
神話のミノタウロスの様な姿だが、下半身がゲル状になっている
「出やがったな 相変わらず荒魂ってのは
気持ち悪い姿してるぜ」
「ちょっと見ない間に変わってるのだ」
荒魂はゲル状のからだから斧を作り出し構える
「荒魂に取り込まれた影響で姿が変わってるっす倒せば元に戻るはずっす」
「なら良かったのだ ずっとあの姿だったら気持ち悪くて嫌なのだ」
「なら早く倒してあげよう」
「やる気だな」
「そんなことない」
「いいから殺っちまおうぜ」
「問題ない、我も魔法で飛べるのだ」
紅色の炎が噴き出し魔法が発動する
ファルチェの体が浮かび上がる
「レゼさーんどうもっす 暫く出番無くて寂しかったっす」
「リーデル?何かよう?」
「対応が冷たいっす」
「それでどうしたのだ?」
「そうでした レゼさん達からみて東にある塔の最上階が冥王がいる審判の間っす」
「なら塔ごとぶっ壊せばいいじゃねーか」
バズーカを錬成する
ドッカーン
砲撃は塔に当たる前に結界に阻まれ、黒煙を上げた
「ちっダメか」
冥王城から反撃がくる
クジラに生えた角から光の刃が放たれる
「最後まで話を聞いてくださいっす
冥王城はあの生物の生命力を使って結界を張っているっす」
「まずはクジラを倒さないとってこと?」
「そうっす」
「なら話は早い」
今度はクジラを狙ってバズーカを撃つが先程と同様に結界で防がれる
「ちっどうすんだよ 当たらねぇ!」
「だから最後まで聞いてくださいっす」
「ディー静かに」
「冥王城にある三つ全ての核を破壊することでクジラの生命活動を停止させることが出来るっす
場所は幻魔石に送ったので確認してくださいっす」
幻魔石から冥王城の立体映像が現れ三つの地点が紫色に光っている
「この光っている地点に核があるっす
核を破壊できればあとは審判の間にいる荒魂を倒すだけっす」
「うむ!ここは手分けして破壊するのだ」
そう言うと核に向かって飛んで行ってしまった
「僕はこっちのを破壊するからディーはここをお願い」
「おう じゃ後でな」
「うん」
「我が一番乗りなのだ」
核を拳で破壊しようとした時、気配を感じ体をひねる
「ありゃりゃ かわされるなんて思わなかったよ キシシ」
両手にトゲトゲの付いた棍棒を持った子供が攻撃してきた
「ジャックは知ってるよ魔王でしょ ジャックのガトーを殺した憎い魔王 今度はジャックがガトーの分まで殺してあげるね キシシ」
「あやつより強いのか? 我は弱い者に興味は無いのだ」
ディーが核の近くまで行くと老紳士が優雅に紅茶を飲んでいた
「流石に核の周りには天官クラスの天魔がいるな」
魔眼で相手の能力を見る
老紳士がカップをテーブルに置く
「いるのは分かっていますよ ネズミ掃除も紳士の務め かかってきなさい」
武術の構えを取る
「ちっすんなり壊させてはくれねぇみたいだな」
「あった」
影鎌で核を切り裂こうとしたが指二本で止められてしまう
「行儀の悪い子ね 悪い子にはお仕置きが必要かしら」
女の天官が水晶を取り出し怪しく笑う
「どいて」
「礼儀もなっちゃいない あたいがその体にたっぷり教えてあげるわ!」
女の天官の背中から 青紫色の炎を噴き出し腕に纏わせると水晶が怪しく光った
「う 動けない」
「フフフ これであんたはあたいにされるがまま」
頬を高揚させ舌なめずりをする
「いい声で鳴いてよね」
ナイフを取り出し刺そうとした時女の腕がナイフごと飛んでいく
「あ あたいの腕がぁ あ 痛い痛い痛い このクソガキがぁ あたいに何をした!」
「別に体が動かなかったから影を動かしただけ」
「なんですってぇ!お前たちあのガキを殺せぇ!」
女の命令で物陰からぞろぞろと手下が出てくる
武器を構えレゼを殺そうとするが影でバラバラにされ臓物が飛び散る
近くにいた女は臓物のシャワーを浴びた
「な なんなの 止めて 私は悪くない嫌だ死ぬのは嫌だぁぁ!」
影で逃げる女を捕まえる
女は涙を流し命乞いをしてくる
影で水晶を壊すと体の自由が戻ってきた
「お願い殺さないで 何でもするから お願い!」
「うるさい」
女ごと核をバラバラにする 辺りは天魔の血で赤く染まる
影でタオルを作り返り血を拭う
大きく要塞が揺れ、地面が傾き始める
どうやらクジラの生命力を絶つことができたようだ
傾きがさらに大きくなり衝撃と共に地面に落ちた
「これで荒魂をぶっ殺せるな」
「急がないとラビリスが戻ってきてしまうのだ」
分かれていたディーとファルチェが
レゼの横をすり抜け審判の間に向かう
ディーはバズーカを撃つ
先程とは違い、土煙を出しながら外壁が崩れ塔に大穴が空く
「やっと壊せたな! ははは」
邪悪は笑みを作る
「派手にやり過ぎなのだ」
レゼがディーの傍まで行くと大穴から黒い影が飛び出してきた
「ブオォォォオン!!」
牛の頭をした巨人が雄叫びを上げながら土煙から姿を表した
神話のミノタウロスの様な姿だが、下半身がゲル状になっている
「出やがったな 相変わらず荒魂ってのは
気持ち悪い姿してるぜ」
「ちょっと見ない間に変わってるのだ」
荒魂はゲル状のからだから斧を作り出し構える
「荒魂に取り込まれた影響で姿が変わってるっす倒せば元に戻るはずっす」
「なら良かったのだ ずっとあの姿だったら気持ち悪くて嫌なのだ」
「なら早く倒してあげよう」
「やる気だな」
「そんなことない」
「いいから殺っちまおうぜ」
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