五十嵐くんと八神くん

とめぃとぅ

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第1章 出会い

プロローグ

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「ん......あぁっ......やめっ......///あっあっ.....」
「ふーん、意外と弱いんじゃん」
「やだ......やめ......っひぁっ///」

俺がどうしてこんなことになっているのか、それは先日の朝に遡る。


「テスト返すからなー」
 少し騒がしい1時間目の授業で、センセーはそう言った。
 まじかよ......。今日テスト返しか......。
 俺は机に足を乗っけて、ため息をついた。
「五十嵐、今回もよくできてたぞ」
 「ありがとうございます」
 センセーの前でにこっと笑う生徒は、五十嵐怜。
「またあいつ褒められてんじゃねぇか......」
 チッと軽く舌打ちをした。
五十嵐、あいつは所謂陰キャだ。そして、万年学年1位。要するにガリ勉。
 正直に言って俺はあいつより頭が悪いし、勉強も嫌いだ。
 頭が良い奴はどっかがおかしいと思う──俺は勉強なんてしたいと思ったことねーのに。
「八神、......おい八神! 次はお前だぞ、何ぼーっとしてるんだ、取りに来い!」
「はいはーい.......」
ノロノロと教卓の方へ歩く。
 そこいるのは、やはり点数が良くない奴へ向ける冷たい視線を俺に向けている人だ。
点数悪いからってそんな目で見ることねぇだろ......と思いつつもテストを受け取る。
 チラッと見たが、13点──相変わらずの赤点だ。
「次、赤点とったら、留年だぞ」
センセーに小馬鹿にされるように囁かれる。
ムカつくが、流石にまずそうだな。

中学はなんとか卒業したはいいものの、勉強しねーとな......。
 でも俺1人でまともに勉強できた覚えはねーし。
第一、授業もろくに出てないので内容なんて理解できていない。

 仕方なく、勉強を教えてくれる奴を探すことにした。
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