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第十二章
『戦いと混乱の収束』
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相手が用意していた罠に、相手の想定よりも早く飛び込んだ諸侯。
それが敵味方を巻き込んだ自滅になるのは勘弁なのでフォローしていたが、自体は思わぬ方向に進んでいった。敵の精鋭部隊は自滅を避けて隠れ、こちらだけが仕方なく地道な対処を行う。最終的にこちらがやや疲弊し消耗するというはずだったのだが、ヨセフ伯が強引な手段に出て無理やり好転させたのだ。
本陣を前進させて諸侯を救い、森を焼き払って罠ごと踏み潰す様相が見かけられた。
「ゴルビー伯! 無事か!」
「アンドリオ副団長! 帰還していただけましたか! これで漸く我らも全力出撃が出来ます。私が出ますので、暫くここで休まれても構いませんよ」
このころになって、漸く精鋭たちが戻って来た。
ドルニエ騎士団長らの姿が見えない事から、騎士団本隊はそのままこちらの拠点周辺を掃除しているのだろう。その上で、戦闘力と行動力に特化した精鋭部隊のみを、ウッラール騎士団副団長であるアンドリオが率いてスピード重視で駆け抜けて来たものと思われる。その判断はある意味で正解と言えるだろう。何しろ、盟主であるヨセフ伯と軍師である俺もこちら側に居るからである。
時間が惜しいので素早く意見を交わして出撃する事にした。
「なんの。この程度の疲労は問題にならないよ。だが、良いのか?」
「……あんなのでも我らの盟主です。それに人間同士が政治で戦争を左右する様になったら、魔族が巻き返してしまいますよ。話が通じる権力者と、人間を餌としか思わない魔族では比べるまでもありません」
お互いにチラリと燃える森を眺めた。
盛大に木々が薙ぎ倒され、火災が少しずつ広がっている。おそらくは持たせ絵あるマジックアイテムを使い、着火の呪文で燃え難い木々も強引に燃やし、ゴーレムで木々をへし折って周辺に存在するアンデットごと巻き込んでいるのだ。しかもその領域が広がっているという事は、ヨセフ伯は手元に護衛のゴーレムを残さずに思い切り戦力を吐き出しているからだろう。
そして、アンドリオ副団長が述べたことはヨセフ伯が独り勝ちしてしまう可能性である。
「そうか。ならば良い。それに君が言う事も理解できる」
「それにまだヨセフ伯がオロシャ一の称号で満足する可能性もあります。我々としては精々、暗殺しないしさせもしない、読み違いで敗死もさせない……というところで妥協しましょう」
覇王でも魔王よりマシだろうということに尽きる。
この世界の魔族はオーガの上位種やトロルの希少種などが居る分だけ残虐だ。ダークエルフだけとかゴブリンの族長だけならばまだ話や脅しが通じる可能性もある。だが、新しい魔将や魔王次第で人間の権利は簡単に奪われてしまうし、過去には魔将や魔人に選ばれた裏切り者の人間が処分された話も存在するそうだ。そういう意味で魔族と妥協が出来ないのである。
反面、ヨセフ伯はマッチョ主義で自分本位だがまだ話が出来る。辺境伯なりオロシャ史上初めて公爵に上り詰める功績で満足するかもしれない。彼を活躍させないために足を引っ張るよりは、まず確実に魔族を滅ぼす方が先だろう。
「しかし、なんだな。借り受けた魔法の装備は素晴らしいものだな。私も功績を立てておこうか。行くぞ、諸卿よ!」
「「おお!」」
煌びやかな魔力の輝きをなびかせて副団長は駆けた。
魔剣だけならば元から所持していたようだが、精鋭を抽出して敵の精鋭部隊にぶつけるという案が通った段階で可能な限りの装備を渡している。相手に上位種や希少種が居るのだから出し惜しみしても仕方が無いし、仮に互角ならば装備の分で勝てる可能性が高まるからだ。アンドリオ副団長はその辺りの流れで装備を増やしており、同様に武装を与えられた者たちを鼓舞して先行して行った。
俺たちはその後を追いかけ、ヨセフ伯の進撃を助長することにしたのだ。
「これで勝ったぞ! 敵の精鋭部隊はアンデットから隠れているから簡単に出撃出来ない! 出て来たとしても彼ら騎士の中の騎士たちが倒してくれるだろう。彼らに続け! この戦いを最後にする!」
「「はっ!!」」
この流れに俺も乗ることにのって、話の筋を変える事にした。
敵の本隊はまだ出て来ても居ないし、強い精鋭だけで攻める方が強いからそいつらだけが目立っているという事に過ぎない。そいつらの戦闘力と行動力に振り回されて大変だったとも言えるが、この状況では敵部隊が隠れている場所の周囲も、燃えているかアンデットで塞がれているだろう。つまり、出て来ても初動で行動が分かるという事だ。
神出鬼没の動きが出来ないならば何の問題もない。動きが鈍い精鋭部隊など、そのまま数で押し込んでしまえるからである。
(こちらに犠牲が出るのはもう仕方が無い)
(この戦いが終われば士気はガクリと落ちるだろう)
(その時に相手の重用地を占拠しているか、精鋭を倒しているか)
(戦いを終わらせるための目途が立って居れば、何とかなるだろう。このまま押し切ってしまうためにも、まずはヨセフ伯をカバーに行くか。盟主が討たれたら士気が崩壊するし、将来の政敵を守る方がまだ魔族に怯えるよりは健全だ)
俺は転生前の記憶がある程度残っているので人死には出したくない。
だが、転生してしかも勇者軍を組織していたので、損害が出ると判れば腹を括る事が出来る。参謀というものは人間を数として見る覚悟が必要だと言うが、長年の経験でソレが養われてしまったのだろう。こうまで事態が進展してしまえば、ここでナアナアで済ませてまた会議を開くより、上手く事態を進行させて『このまま行くか』と周囲に思わせる方が楽なのも判る。また会議をやったら『魔族があんんい強いとは聞いてない!』と今更のような事を言うのは間違いないのだから。
そして、勝利を強引に掴みに行く時、同時にそれが最大の落とし穴であることも理解していた。
「報告! 山腹の一部が突如崩落。何者かが……」
「ソブレメンヌイを出せ! 倒さずとも良い、倒されても良い。最速で駆け抜けて味方への合図とする! そいつらが魔王軍最後の精鋭部隊だ! 魔術師たちも長距離攻撃が可能な者は躊躇なく吹き飛ばせ!」
そんな中で、こちらを攻撃できる絶好の場所からナニカが出て来た。
この状況では他にあり得ないので、洞穴を繋げた地下道を通って敵部隊がやって来たのだろう。となれば考えることは多くない。初動の勢いを奪い、ヨセフ伯へ突入することを止めさせる。敵は精々前線指揮官がいると思って居るだろうが、実はこちらの総司令官である。図らずとも決戦になってしまい、馬鹿馬鹿しいが仕方が無い。
相手の勢いを止めるためとはいえ少数で投入する四つ足ゴーレムたちは倒されるだろう。しかし、それで十分なのだ。
「ウッラール騎士団を中心に反転! 敵部隊を迎撃に向かいました!」
「よろしい! 手持ちのゴーレムで残っているのは作業でも良い。全て投入して敵部隊を包囲殲滅しろ! ゴーレムは直せるからな、君たちが突入し命を懸けるのはその後で良い!」
こうして魔族の島で初めての激戦が始まった。
精鋭部隊とはいえ、山ごと崩すような大呪文の使い手が居ない。おそらくは話の聞き分けが良くとも強くないか、小粒の者たちばかりでみな操られているのだろう。ここで時代の魔族たちを討ち取れば、もう魔族の大侵攻が起きる可能性はなくなる。
そう信じて命を懸ける兵士たちの活躍により、溢れ出るアンデットの災いから始まる一連の騒動に終止符が打たれることになったのである。
相手が用意していた罠に、相手の想定よりも早く飛び込んだ諸侯。
それが敵味方を巻き込んだ自滅になるのは勘弁なのでフォローしていたが、自体は思わぬ方向に進んでいった。敵の精鋭部隊は自滅を避けて隠れ、こちらだけが仕方なく地道な対処を行う。最終的にこちらがやや疲弊し消耗するというはずだったのだが、ヨセフ伯が強引な手段に出て無理やり好転させたのだ。
本陣を前進させて諸侯を救い、森を焼き払って罠ごと踏み潰す様相が見かけられた。
「ゴルビー伯! 無事か!」
「アンドリオ副団長! 帰還していただけましたか! これで漸く我らも全力出撃が出来ます。私が出ますので、暫くここで休まれても構いませんよ」
このころになって、漸く精鋭たちが戻って来た。
ドルニエ騎士団長らの姿が見えない事から、騎士団本隊はそのままこちらの拠点周辺を掃除しているのだろう。その上で、戦闘力と行動力に特化した精鋭部隊のみを、ウッラール騎士団副団長であるアンドリオが率いてスピード重視で駆け抜けて来たものと思われる。その判断はある意味で正解と言えるだろう。何しろ、盟主であるヨセフ伯と軍師である俺もこちら側に居るからである。
時間が惜しいので素早く意見を交わして出撃する事にした。
「なんの。この程度の疲労は問題にならないよ。だが、良いのか?」
「……あんなのでも我らの盟主です。それに人間同士が政治で戦争を左右する様になったら、魔族が巻き返してしまいますよ。話が通じる権力者と、人間を餌としか思わない魔族では比べるまでもありません」
お互いにチラリと燃える森を眺めた。
盛大に木々が薙ぎ倒され、火災が少しずつ広がっている。おそらくは持たせ絵あるマジックアイテムを使い、着火の呪文で燃え難い木々も強引に燃やし、ゴーレムで木々をへし折って周辺に存在するアンデットごと巻き込んでいるのだ。しかもその領域が広がっているという事は、ヨセフ伯は手元に護衛のゴーレムを残さずに思い切り戦力を吐き出しているからだろう。
そして、アンドリオ副団長が述べたことはヨセフ伯が独り勝ちしてしまう可能性である。
「そうか。ならば良い。それに君が言う事も理解できる」
「それにまだヨセフ伯がオロシャ一の称号で満足する可能性もあります。我々としては精々、暗殺しないしさせもしない、読み違いで敗死もさせない……というところで妥協しましょう」
覇王でも魔王よりマシだろうということに尽きる。
この世界の魔族はオーガの上位種やトロルの希少種などが居る分だけ残虐だ。ダークエルフだけとかゴブリンの族長だけならばまだ話や脅しが通じる可能性もある。だが、新しい魔将や魔王次第で人間の権利は簡単に奪われてしまうし、過去には魔将や魔人に選ばれた裏切り者の人間が処分された話も存在するそうだ。そういう意味で魔族と妥協が出来ないのである。
反面、ヨセフ伯はマッチョ主義で自分本位だがまだ話が出来る。辺境伯なりオロシャ史上初めて公爵に上り詰める功績で満足するかもしれない。彼を活躍させないために足を引っ張るよりは、まず確実に魔族を滅ぼす方が先だろう。
「しかし、なんだな。借り受けた魔法の装備は素晴らしいものだな。私も功績を立てておこうか。行くぞ、諸卿よ!」
「「おお!」」
煌びやかな魔力の輝きをなびかせて副団長は駆けた。
魔剣だけならば元から所持していたようだが、精鋭を抽出して敵の精鋭部隊にぶつけるという案が通った段階で可能な限りの装備を渡している。相手に上位種や希少種が居るのだから出し惜しみしても仕方が無いし、仮に互角ならば装備の分で勝てる可能性が高まるからだ。アンドリオ副団長はその辺りの流れで装備を増やしており、同様に武装を与えられた者たちを鼓舞して先行して行った。
俺たちはその後を追いかけ、ヨセフ伯の進撃を助長することにしたのだ。
「これで勝ったぞ! 敵の精鋭部隊はアンデットから隠れているから簡単に出撃出来ない! 出て来たとしても彼ら騎士の中の騎士たちが倒してくれるだろう。彼らに続け! この戦いを最後にする!」
「「はっ!!」」
この流れに俺も乗ることにのって、話の筋を変える事にした。
敵の本隊はまだ出て来ても居ないし、強い精鋭だけで攻める方が強いからそいつらだけが目立っているという事に過ぎない。そいつらの戦闘力と行動力に振り回されて大変だったとも言えるが、この状況では敵部隊が隠れている場所の周囲も、燃えているかアンデットで塞がれているだろう。つまり、出て来ても初動で行動が分かるという事だ。
神出鬼没の動きが出来ないならば何の問題もない。動きが鈍い精鋭部隊など、そのまま数で押し込んでしまえるからである。
(こちらに犠牲が出るのはもう仕方が無い)
(この戦いが終われば士気はガクリと落ちるだろう)
(その時に相手の重用地を占拠しているか、精鋭を倒しているか)
(戦いを終わらせるための目途が立って居れば、何とかなるだろう。このまま押し切ってしまうためにも、まずはヨセフ伯をカバーに行くか。盟主が討たれたら士気が崩壊するし、将来の政敵を守る方がまだ魔族に怯えるよりは健全だ)
俺は転生前の記憶がある程度残っているので人死には出したくない。
だが、転生してしかも勇者軍を組織していたので、損害が出ると判れば腹を括る事が出来る。参謀というものは人間を数として見る覚悟が必要だと言うが、長年の経験でソレが養われてしまったのだろう。こうまで事態が進展してしまえば、ここでナアナアで済ませてまた会議を開くより、上手く事態を進行させて『このまま行くか』と周囲に思わせる方が楽なのも判る。また会議をやったら『魔族があんんい強いとは聞いてない!』と今更のような事を言うのは間違いないのだから。
そして、勝利を強引に掴みに行く時、同時にそれが最大の落とし穴であることも理解していた。
「報告! 山腹の一部が突如崩落。何者かが……」
「ソブレメンヌイを出せ! 倒さずとも良い、倒されても良い。最速で駆け抜けて味方への合図とする! そいつらが魔王軍最後の精鋭部隊だ! 魔術師たちも長距離攻撃が可能な者は躊躇なく吹き飛ばせ!」
そんな中で、こちらを攻撃できる絶好の場所からナニカが出て来た。
この状況では他にあり得ないので、洞穴を繋げた地下道を通って敵部隊がやって来たのだろう。となれば考えることは多くない。初動の勢いを奪い、ヨセフ伯へ突入することを止めさせる。敵は精々前線指揮官がいると思って居るだろうが、実はこちらの総司令官である。図らずとも決戦になってしまい、馬鹿馬鹿しいが仕方が無い。
相手の勢いを止めるためとはいえ少数で投入する四つ足ゴーレムたちは倒されるだろう。しかし、それで十分なのだ。
「ウッラール騎士団を中心に反転! 敵部隊を迎撃に向かいました!」
「よろしい! 手持ちのゴーレムで残っているのは作業でも良い。全て投入して敵部隊を包囲殲滅しろ! ゴーレムは直せるからな、君たちが突入し命を懸けるのはその後で良い!」
こうして魔族の島で初めての激戦が始まった。
精鋭部隊とはいえ、山ごと崩すような大呪文の使い手が居ない。おそらくは話の聞き分けが良くとも強くないか、小粒の者たちばかりでみな操られているのだろう。ここで時代の魔族たちを討ち取れば、もう魔族の大侵攻が起きる可能性はなくなる。
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