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出航前の戯れ
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「タイミングにも寄るが国軍は動きが鈍い。おそらく役人を空港へ派遣し、兵はようやく数騎が動いたという所だろう」
「お役所仕事ってそんなもんだよねえ。その分、数は侮れないんだけど」
ジョージは板切れに染料で簡単な地図を二面描いた。
一面は浮島であるリベルタス周辺、もう一面は地上全般である。そして目立つ赤い矢印でテーヌ地方へラインを延ばし、リベルタスにもラインを引く。そこまでやった後で、フランキスの首都であるパレス市周辺へ赤い輪を描いて行った。おそらくその赤い色が、フランキス王国の哨戒活動を示しているのだろう。
「正面だと間違いなく相手の紹介網に引っ掛かる。そこで……」
「……あの、今更なのですが、私の都合へ巻き込んでも良いのですか?」
「まさに今更、さ。ここは中立地帯って事になってるけど、何処の国も動く島なんて煙たがってるからね。それに領地や要塞を増やす意味でも、理由があれば併合従ってるさ。だけど、それだけにこっちも対処はしているってこと」
説明の最中にアリノエールが割って入った。
国家の諮問を無視し、更に国軍の包囲網を突破して行くなど、明らかに敵対行為でしかない。だが、イグレーンは茶化すような仕草と表情で否定して見せた。問題行為にならないのではなく、とっくの昔に問題行為なのだという。だからあちこちの国や組織と提携し、何とかする約束を取り付けているのだろう。もちろん、戦う準備も。でなければジョージたちが平然としている筈もない。
「それになんていうかな。リベルタスの理念から言っても、貴女方を見捨てるなどあり得ません。始祖である騎士ザマーと、大ヤーク市のレイチェル嬢は濡れ衣を着せられた追放者でした。似たような環境の人たちを見捨てるなんてとんでもない」
「まっ。ワザと選んで巻き込んだとは言われるかもしれないけどね」
始祖の物語は吟遊詩人によって当たり障りなく改変されている。
それは耳に良く、誰もが楽しめる様に配慮されて修正された物語である。だが、始祖たちは順風満帆の冒険者だったわけではなく、やむに已まれず怪しの中に突っ込んだ逃亡者だったらしい。そしてこの島を見つけて安住の地とする為に、徐々に生息区域を広げて、そして今では自治権確立のために各地と提携する程になっているのだという。
「ですからアリノエール姫は巻き込む事よりも、無事に終わったら協力していただけると助かります。もちろん契約には入って居なかったと思いますので、無理には構いませんが」
「はい。では可能な範囲でご恩に答えて見せますわ」
「その意気、その意気」
ジョージの言葉は優しいようで、突き放している言葉でもある。
本当にアリノエールの助力を欲しているならば、ちゃんと契約にでも入れただろう。入れて居ないという事は、そこまで期待していないという事だ。国家には永遠の友人など居らず、必要となれば裏切るものである。実際にアリノエールがフランキスのパリス王家から裏切られてしまったように。もちろんジョージがリベルタスの総評であれば、もっと枠組みを作ったのかもしれないが、あくまで名の知れた一人に過ぎないというのもあるだろう。
「しかし、それほど知られた物語なら向こうも対策するのではないか?」
「そいつは国軍と政敵を良い意味で誤解していると言えるね。最初から貴女たちが空路で逃亡しているという確信があると思うかい? もちろん相手の方が手は長いし広くもある。でも、使うかどうかわからない手よりは、もっとマシな方法を選ぶんじゃないかなあ? ダキナで待ち受けるとかね」
ここで手を挙げ譚は、軍人である女騎士のメアリである。
ジョージならば抜けて行けると信じて依頼したわけだが、それでも政敵が無策で居るとも思えなかったのだろう。それに対してイグレーンは、判り易く両手を拡げながら語っていった。様々な方法で邪魔する事が出来るとして、空を対策するのはずっと優先度が低いという考えである。
「まあメアリ殿の懸念も判る。それこそスパイを庭師なり人足として近くに送り込んでおけば、どちらへ向かったか判るだろうしな。だが、この島であるという確信を持っていたとしても、知って居るがゆえに可能性が広過ぎるんだ。騎士ザマーは闘気魔法の『風属性への抵抗』呪文を使って、嵐を無効化しながら飛んだからな。そこまで知って居るならば、この嵐の壁全てが候補地になってしまう」
「……そう言う事か。要塞の壁全てが出入り口と言われても確かに困るな」
ジョージの説明を聞いてメアリもようやく納得したようだ。
自分の常識に当てはめ、仮に『要塞の攻囲戦』をしているくらいで想像してみたのだろう。要塞の場合だと、壁抜けの呪文や地面を掘る坑道呪文でも良いし、それこそ飛行呪文で壁を越えることも出来る。軍隊ならばまだ可能性の範囲を減らせるが、個人の行動だとまず特定が難しいのだ。
「そう言う事さ。だから少数の空軍じゃあ全域を封鎖できない。もっともテーヌ地方に近いエリアを封鎖しつつ、近隣諸侯に関所の閉鎖を要請するとか、裏切り者を用意しているならば待ち構える様に通達しているだろうね。あ、届けるのは何処までだい? まさか執務室だなんて言わないよね?」
「この方なら裏切る可能性はないと断言できる方が居ます。そうよね?」
「叔父上の所ですね。引退前はテーヌ地方一の騎士と呼ばれた方です」
イグレーンの挑発めいた言葉に二人はとある騎士の名前を挙げた。
馬上試合における一騎打ちで無敗を誇った男であり、テーヌ地方を守るために奮戦したが、寄る年波と積年の負傷には勝てず引退したのだという。だが、それでも軍指揮官としてはまだ動けるはずだし、家中での力関係も高い事から、彼が傍に居ればアリノエールが伯爵位に就くことはそれほど難しくはないのだという。もちろん、何事もなく執務室の主に慣れれば問題はないのだが。
「当然そのあたりも予想しているだろうが、最後の最後だから奇襲になるだろう。そこはメアリ殿にお願いするとして、相手の哨戒網はおそらくこんな感じになるだろう。そしてこちらの動きに合わせて、こう動くはずだ」
「っ……絵が動く……こんなことが。いや、幻術とは判っているが」
ジョージがメモ書きの上から幻術をかぶせるとメアリが驚いた。
精巧な地図を元にしている事もあるが、赤い矢印と円が徐々に動いて行くのだ。簡単な画像とはいえリアルタイムで動くのを目の当たりにすると驚きもしよう。この世界では普通の人間はこのような画像処理など思いつきもしないからだ。それは川原譲二という男が、地球よりやって来た転生者であることに由来しているのだろう。
「こんなので驚いて居たら駄目だよ? 当日は遠視の呪文もジョージが使うからね。同じことを向こうもやって来るなら間違いなくカテドラルで出し抜いて見せる。まったく……いつも一緒に居てくれるなら、何処にでも冒険に出られるのにさ」
「その辺りは勘弁してくれ。布教もあるが、俺はしたいことをやるんだ」
「「……?」」
イグレーンの言葉に二人の乙女は首を傾げた。
彼女たちの視点では、イグレーンの夫がジョージなのだろうという常識が当然のようにある。情報系の呪文をリアルタイムで送信する魔術師と、飛行船の船長とのペアがこれほどまでに有用だと知った後ならば猶更だろう。まさか、必要になったらエンゲージを解消し、別の人物とペアを組むなど思いもしなかったに違いない。二人はジョージのクラスであるエージェントを『使徒』という意味で認識しているが、ジョージから見れば教会系儀式の代行者に過ぎないのである。
「タイミングにも寄るが国軍は動きが鈍い。おそらく役人を空港へ派遣し、兵はようやく数騎が動いたという所だろう」
「お役所仕事ってそんなもんだよねえ。その分、数は侮れないんだけど」
ジョージは板切れに染料で簡単な地図を二面描いた。
一面は浮島であるリベルタス周辺、もう一面は地上全般である。そして目立つ赤い矢印でテーヌ地方へラインを延ばし、リベルタスにもラインを引く。そこまでやった後で、フランキスの首都であるパレス市周辺へ赤い輪を描いて行った。おそらくその赤い色が、フランキス王国の哨戒活動を示しているのだろう。
「正面だと間違いなく相手の紹介網に引っ掛かる。そこで……」
「……あの、今更なのですが、私の都合へ巻き込んでも良いのですか?」
「まさに今更、さ。ここは中立地帯って事になってるけど、何処の国も動く島なんて煙たがってるからね。それに領地や要塞を増やす意味でも、理由があれば併合従ってるさ。だけど、それだけにこっちも対処はしているってこと」
説明の最中にアリノエールが割って入った。
国家の諮問を無視し、更に国軍の包囲網を突破して行くなど、明らかに敵対行為でしかない。だが、イグレーンは茶化すような仕草と表情で否定して見せた。問題行為にならないのではなく、とっくの昔に問題行為なのだという。だからあちこちの国や組織と提携し、何とかする約束を取り付けているのだろう。もちろん、戦う準備も。でなければジョージたちが平然としている筈もない。
「それになんていうかな。リベルタスの理念から言っても、貴女方を見捨てるなどあり得ません。始祖である騎士ザマーと、大ヤーク市のレイチェル嬢は濡れ衣を着せられた追放者でした。似たような環境の人たちを見捨てるなんてとんでもない」
「まっ。ワザと選んで巻き込んだとは言われるかもしれないけどね」
始祖の物語は吟遊詩人によって当たり障りなく改変されている。
それは耳に良く、誰もが楽しめる様に配慮されて修正された物語である。だが、始祖たちは順風満帆の冒険者だったわけではなく、やむに已まれず怪しの中に突っ込んだ逃亡者だったらしい。そしてこの島を見つけて安住の地とする為に、徐々に生息区域を広げて、そして今では自治権確立のために各地と提携する程になっているのだという。
「ですからアリノエール姫は巻き込む事よりも、無事に終わったら協力していただけると助かります。もちろん契約には入って居なかったと思いますので、無理には構いませんが」
「はい。では可能な範囲でご恩に答えて見せますわ」
「その意気、その意気」
ジョージの言葉は優しいようで、突き放している言葉でもある。
本当にアリノエールの助力を欲しているならば、ちゃんと契約にでも入れただろう。入れて居ないという事は、そこまで期待していないという事だ。国家には永遠の友人など居らず、必要となれば裏切るものである。実際にアリノエールがフランキスのパリス王家から裏切られてしまったように。もちろんジョージがリベルタスの総評であれば、もっと枠組みを作ったのかもしれないが、あくまで名の知れた一人に過ぎないというのもあるだろう。
「しかし、それほど知られた物語なら向こうも対策するのではないか?」
「そいつは国軍と政敵を良い意味で誤解していると言えるね。最初から貴女たちが空路で逃亡しているという確信があると思うかい? もちろん相手の方が手は長いし広くもある。でも、使うかどうかわからない手よりは、もっとマシな方法を選ぶんじゃないかなあ? ダキナで待ち受けるとかね」
ここで手を挙げ譚は、軍人である女騎士のメアリである。
ジョージならば抜けて行けると信じて依頼したわけだが、それでも政敵が無策で居るとも思えなかったのだろう。それに対してイグレーンは、判り易く両手を拡げながら語っていった。様々な方法で邪魔する事が出来るとして、空を対策するのはずっと優先度が低いという考えである。
「まあメアリ殿の懸念も判る。それこそスパイを庭師なり人足として近くに送り込んでおけば、どちらへ向かったか判るだろうしな。だが、この島であるという確信を持っていたとしても、知って居るがゆえに可能性が広過ぎるんだ。騎士ザマーは闘気魔法の『風属性への抵抗』呪文を使って、嵐を無効化しながら飛んだからな。そこまで知って居るならば、この嵐の壁全てが候補地になってしまう」
「……そう言う事か。要塞の壁全てが出入り口と言われても確かに困るな」
ジョージの説明を聞いてメアリもようやく納得したようだ。
自分の常識に当てはめ、仮に『要塞の攻囲戦』をしているくらいで想像してみたのだろう。要塞の場合だと、壁抜けの呪文や地面を掘る坑道呪文でも良いし、それこそ飛行呪文で壁を越えることも出来る。軍隊ならばまだ可能性の範囲を減らせるが、個人の行動だとまず特定が難しいのだ。
「そう言う事さ。だから少数の空軍じゃあ全域を封鎖できない。もっともテーヌ地方に近いエリアを封鎖しつつ、近隣諸侯に関所の閉鎖を要請するとか、裏切り者を用意しているならば待ち構える様に通達しているだろうね。あ、届けるのは何処までだい? まさか執務室だなんて言わないよね?」
「この方なら裏切る可能性はないと断言できる方が居ます。そうよね?」
「叔父上の所ですね。引退前はテーヌ地方一の騎士と呼ばれた方です」
イグレーンの挑発めいた言葉に二人はとある騎士の名前を挙げた。
馬上試合における一騎打ちで無敗を誇った男であり、テーヌ地方を守るために奮戦したが、寄る年波と積年の負傷には勝てず引退したのだという。だが、それでも軍指揮官としてはまだ動けるはずだし、家中での力関係も高い事から、彼が傍に居ればアリノエールが伯爵位に就くことはそれほど難しくはないのだという。もちろん、何事もなく執務室の主に慣れれば問題はないのだが。
「当然そのあたりも予想しているだろうが、最後の最後だから奇襲になるだろう。そこはメアリ殿にお願いするとして、相手の哨戒網はおそらくこんな感じになるだろう。そしてこちらの動きに合わせて、こう動くはずだ」
「っ……絵が動く……こんなことが。いや、幻術とは判っているが」
ジョージがメモ書きの上から幻術をかぶせるとメアリが驚いた。
精巧な地図を元にしている事もあるが、赤い矢印と円が徐々に動いて行くのだ。簡単な画像とはいえリアルタイムで動くのを目の当たりにすると驚きもしよう。この世界では普通の人間はこのような画像処理など思いつきもしないからだ。それは川原譲二という男が、地球よりやって来た転生者であることに由来しているのだろう。
「こんなので驚いて居たら駄目だよ? 当日は遠視の呪文もジョージが使うからね。同じことを向こうもやって来るなら間違いなくカテドラルで出し抜いて見せる。まったく……いつも一緒に居てくれるなら、何処にでも冒険に出られるのにさ」
「その辺りは勘弁してくれ。布教もあるが、俺はしたいことをやるんだ」
「「……?」」
イグレーンの言葉に二人の乙女は首を傾げた。
彼女たちの視点では、イグレーンの夫がジョージなのだろうという常識が当然のようにある。情報系の呪文をリアルタイムで送信する魔術師と、飛行船の船長とのペアがこれほどまでに有用だと知った後ならば猶更だろう。まさか、必要になったらエンゲージを解消し、別の人物とペアを組むなど思いもしなかったに違いない。二人はジョージのクラスであるエージェントを『使徒』という意味で認識しているが、ジョージから見れば教会系儀式の代行者に過ぎないのである。
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