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プロローグ2
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「おはようございます、殿下。本日は何をなさいますか?」
「そうだね、カルロス。外は雪が積もってるようだし、今日は本でも読んでおこうと思うよ」
朝になって侍従見習いのカルロスが手洗いの水を持って来た。
他にも孤児が居る中で彼が侍従見習いであるのは、侍女の関係者では無く乳兄弟だからだ。彼の母親もエドゥアルドの母親と一緒に仲良く帝国軍上層部によろしく された元侍女であり、身の置き場がないという意味では最も近しい者の一人であろう。
(この体は黒髪と蒼い瞳なのか。カルロスは刈り上げた茶髪に碧目……金髪に蒼や碧の眼は少ない国なのかな)
顔を洗うための水に移して自分の外見を確かめる。
姿見の鏡が無いのか没収されたのかしらないが、朝になってもそんな物は無かったので、初めて自分の外見を知る事が出来た。明るくなったこともあって改めて部屋を見渡してみたが、個人の部屋としては随分と大きく、貴人の中の貴人である王族の部屋としては相応しかろう。だが調度品は妙に少なく、王族にも金が無かったのか奪われたのか分からない程であった。
(そういえば雪山とかだと体を寄せ合って……駄目だな。侍女どもに知られたら『子供のくせにいかがわしい事をしている』と遠ざけられかねない。少なくとも親身になってくれる数少ない相手だ、ここで失いたくはないな)
エドゥアルドに転生した……この際、エドゥアルドと呼ぼう。
彼は冷静に事態を整理することにした。部屋の飾りや本ですら既に失われているのだ。何か難癖を付けられることにあれもこれも奪われていくのは目に見えていた。唯一といってよい味方まで奪われる訳にはいかないではないか。
(しかし最後の王族が裏切者で、生き残った公爵家が抵抗者とは……。ふふ、随分と都合の良い事だ。真実を確かめようもないからな)
エドゥアルドが記憶を辿るとあっさり自分達の境遇を思い出せた。
それだけ記憶自体が無いというのもあるだろう。また違和感がタップリあるというか、何度も『裏切り者の息子』呼ばわりされた事があるからだ。王宮の外を出歩くこともままならない王女が帝国に尻尾を振った裏切者で、生き残ってこの国を主導している大叔父の公爵が『最後まで抵抗し、譲歩を引き出した』ことになっているらしい。子供心に理不尽さを感じていたし、転生した自分に至っては裏切ってこの国を手に入れたのは大叔父の方だろうと即座に見当を付けたくらいである。
(愚痴はこれまでとして……まずは本棚の総浚いからだな。いずれは全部読むにせよ、効率を考えたら時間は有効に使いたい。隠し通路は無理にしても、秘密の宝箱でもないかな……)
離宮の外に関しては割り切り、ひとまず本棚を漁ることにした。
焦り過ぎかもしれないがその不遇さを考えれば仕方もあるまい。エドゥアルドは少しでも有効な知識が無いか確認することにする。どんな世界なのか、どんな王国であったのか、暮らしていた王と民たちはどんな生活であるのかを知りたかった。転生者ゆえにこの世界の知識もロクになく、好奇心と己を活かすための知識を求めて本を一冊一冊確認していったのであった。
(大半は王の日記かな? 礼法と言語の本はカモフラージュ用に別分けしておくとして……今のところは日記を漁るくらいかな……。持っていかれてるのは軍事や武芸と……魔法っ!? この世界には、魔法があるのか!)
最初に目に飛び込んできたのは過去の情報であった。
歴代の王が書き綴ったであろう日記を軽く読んで棚の列に戻した。いずれも時間がある時に読み進めるとして、関心は知識系に移っていく。とはいえ政務や軍事の本は既に無く、元は避暑地であることもあって大したものが無かった。専門書は最初からなく、王が習い事の一環として覚えておく程度の物しかなかったのだろう。そして最大の関心を感じたのは、魔法に関する書物である。
(魔法に関する概要というか歴史と覚え方……やはり基礎的な部分だけか。魔法書は殆ど持っていかれてるか、最初からない? くそっ、よりにもよって残ってるのは水や地の系統か。火魔法は無理でもせめて風魔法があれば……)
おそらく害を為せる魔法や、脱出可能な魔法は取り除いたのだろう。
残っているのは概要を記した書物と、僅かに水や地系統の魔法の初歩に関する呪文くらいだった。寒さに震える中で水魔法の書物が残っているは何の皮肉だろうか? 他にも雑多なローカルな魔法や補助呪文に儀式知識の書かれた書物も残っているが、魔法が使いたいという意欲もあって食い入るように水魔法と概要の書を交互に見つめていた(地魔法は屋内では使えないらしい)。
(逆に考えよう。雑多なローカル魔法を除けば、水や地の魔法しか基本魔法が無いなら、コレを活かせって思うしかない。呪文を繰り返して段階的にレベルを上げてくタイプみたいだし、初歩の呪文があるだけ良いじゃないか。後は補助呪文と組み合わせて使える魔法があるかどうか、それと日記にメモでも挟まって無いか……だな)
エドゥアルドは僅かな希望にすがることにした。
どうせする事もないのだ。侍女に隠れてコッソリ脱出できるはずもない。それでは脱出したところで幾らも歩かない内に捕まってしまうだろう。それを考えたら、初歩の呪文であろうと水魔法の呪文を覚える方が建設的である。
(対冷呪文! これがあれば……って駄目だな。レベルが高い上に、数分しか維持できない。それなら避寒の呪文の方がいい。こっちは下位互換なだけに数時間保てる。補助呪文で時間を拡大すれば耐えていける! 寒さに凍えて死ななくて済む!)
やがて数日を掛けて、希望となる呪文を見付けることに成功した。
夜は上布を羽織って歩き、寒さに耐えながら出来るだけ体力を付ける。その内に雪が溶ければなんとか眠れる日も来るだろう。そう思って過ごす内に、二つの呪文を見出したのだ。対冷呪文は自然の寒さだけではなく、魔法の氷ダメージも防げるが初歩の中ではレベルが最も高かった。加えて時間に関する記述がかなり短かったため、それよりワンランク下の……寒さによる悪影響を凌ぐ呪文に活路を見出したのだ。
(この際だ。武芸なんて生き残れた後で十分だ。何だったら身長が伸びて体力が付いてからでもいい。そうなったら剣も持っていかれるだろうけど、槍なら大丈夫そうだ。よし、是が非でも避寒の呪文を覚えるぞ!)
希望を抱く事が出来れば人は恐ろしく前向きに成れるものだ。
エドゥアルドは簡単に計画を立て、寒さに震えなくても良いように水魔法のレベル上げを最優先にした。どうせ初歩の初歩から何度も唱えないと呪文は成功しないしレベルも上がらない。水を作成する呪文から初めて、最終的には避寒の呪文。そしていつかは補助呪文も含めて、二度と眠れない夜を過ごさなくてよいことを夢見た。
(他の子は引き取り手も現れるけど、ボクとカルロスは最後まで残る。逆に言えば二人だけ呪文の対象にすればいいんだ。その後にどうなるかは別にして、絶対に生き残ってやる! 寒さなんかで死ぬもんか!)
この期間の間、エドゥアルドから色々なモノが失われていった。
孤児院の子供たちは顔の良い者や、後継が死ぬなりした家の縁者が引き取られていく。同国人であるはずの侍女は冷たい対応のままであり、侍従見習いのカルロス以外に失うモノは無くなっていったのだ。水作成の呪文にしてからはその処分に頭を悩ませつつも、徐々に魔法の腕を磨き、歩き回ったり槍をバーベル代わりに体力を付けながら過ごしていったのである。
「おはようございます、殿下。本日は何をなさいますか?」
「そうだね、カルロス。外は雪が積もってるようだし、今日は本でも読んでおこうと思うよ」
朝になって侍従見習いのカルロスが手洗いの水を持って来た。
他にも孤児が居る中で彼が侍従見習いであるのは、侍女の関係者では無く乳兄弟だからだ。彼の母親もエドゥアルドの母親と一緒に仲良く帝国軍上層部によろしく された元侍女であり、身の置き場がないという意味では最も近しい者の一人であろう。
(この体は黒髪と蒼い瞳なのか。カルロスは刈り上げた茶髪に碧目……金髪に蒼や碧の眼は少ない国なのかな)
顔を洗うための水に移して自分の外見を確かめる。
姿見の鏡が無いのか没収されたのかしらないが、朝になってもそんな物は無かったので、初めて自分の外見を知る事が出来た。明るくなったこともあって改めて部屋を見渡してみたが、個人の部屋としては随分と大きく、貴人の中の貴人である王族の部屋としては相応しかろう。だが調度品は妙に少なく、王族にも金が無かったのか奪われたのか分からない程であった。
(そういえば雪山とかだと体を寄せ合って……駄目だな。侍女どもに知られたら『子供のくせにいかがわしい事をしている』と遠ざけられかねない。少なくとも親身になってくれる数少ない相手だ、ここで失いたくはないな)
エドゥアルドに転生した……この際、エドゥアルドと呼ぼう。
彼は冷静に事態を整理することにした。部屋の飾りや本ですら既に失われているのだ。何か難癖を付けられることにあれもこれも奪われていくのは目に見えていた。唯一といってよい味方まで奪われる訳にはいかないではないか。
(しかし最後の王族が裏切者で、生き残った公爵家が抵抗者とは……。ふふ、随分と都合の良い事だ。真実を確かめようもないからな)
エドゥアルドが記憶を辿るとあっさり自分達の境遇を思い出せた。
それだけ記憶自体が無いというのもあるだろう。また違和感がタップリあるというか、何度も『裏切り者の息子』呼ばわりされた事があるからだ。王宮の外を出歩くこともままならない王女が帝国に尻尾を振った裏切者で、生き残ってこの国を主導している大叔父の公爵が『最後まで抵抗し、譲歩を引き出した』ことになっているらしい。子供心に理不尽さを感じていたし、転生した自分に至っては裏切ってこの国を手に入れたのは大叔父の方だろうと即座に見当を付けたくらいである。
(愚痴はこれまでとして……まずは本棚の総浚いからだな。いずれは全部読むにせよ、効率を考えたら時間は有効に使いたい。隠し通路は無理にしても、秘密の宝箱でもないかな……)
離宮の外に関しては割り切り、ひとまず本棚を漁ることにした。
焦り過ぎかもしれないがその不遇さを考えれば仕方もあるまい。エドゥアルドは少しでも有効な知識が無いか確認することにする。どんな世界なのか、どんな王国であったのか、暮らしていた王と民たちはどんな生活であるのかを知りたかった。転生者ゆえにこの世界の知識もロクになく、好奇心と己を活かすための知識を求めて本を一冊一冊確認していったのであった。
(大半は王の日記かな? 礼法と言語の本はカモフラージュ用に別分けしておくとして……今のところは日記を漁るくらいかな……。持っていかれてるのは軍事や武芸と……魔法っ!? この世界には、魔法があるのか!)
最初に目に飛び込んできたのは過去の情報であった。
歴代の王が書き綴ったであろう日記を軽く読んで棚の列に戻した。いずれも時間がある時に読み進めるとして、関心は知識系に移っていく。とはいえ政務や軍事の本は既に無く、元は避暑地であることもあって大したものが無かった。専門書は最初からなく、王が習い事の一環として覚えておく程度の物しかなかったのだろう。そして最大の関心を感じたのは、魔法に関する書物である。
(魔法に関する概要というか歴史と覚え方……やはり基礎的な部分だけか。魔法書は殆ど持っていかれてるか、最初からない? くそっ、よりにもよって残ってるのは水や地の系統か。火魔法は無理でもせめて風魔法があれば……)
おそらく害を為せる魔法や、脱出可能な魔法は取り除いたのだろう。
残っているのは概要を記した書物と、僅かに水や地系統の魔法の初歩に関する呪文くらいだった。寒さに震える中で水魔法の書物が残っているは何の皮肉だろうか? 他にも雑多なローカルな魔法や補助呪文に儀式知識の書かれた書物も残っているが、魔法が使いたいという意欲もあって食い入るように水魔法と概要の書を交互に見つめていた(地魔法は屋内では使えないらしい)。
(逆に考えよう。雑多なローカル魔法を除けば、水や地の魔法しか基本魔法が無いなら、コレを活かせって思うしかない。呪文を繰り返して段階的にレベルを上げてくタイプみたいだし、初歩の呪文があるだけ良いじゃないか。後は補助呪文と組み合わせて使える魔法があるかどうか、それと日記にメモでも挟まって無いか……だな)
エドゥアルドは僅かな希望にすがることにした。
どうせする事もないのだ。侍女に隠れてコッソリ脱出できるはずもない。それでは脱出したところで幾らも歩かない内に捕まってしまうだろう。それを考えたら、初歩の呪文であろうと水魔法の呪文を覚える方が建設的である。
(対冷呪文! これがあれば……って駄目だな。レベルが高い上に、数分しか維持できない。それなら避寒の呪文の方がいい。こっちは下位互換なだけに数時間保てる。補助呪文で時間を拡大すれば耐えていける! 寒さに凍えて死ななくて済む!)
やがて数日を掛けて、希望となる呪文を見付けることに成功した。
夜は上布を羽織って歩き、寒さに耐えながら出来るだけ体力を付ける。その内に雪が溶ければなんとか眠れる日も来るだろう。そう思って過ごす内に、二つの呪文を見出したのだ。対冷呪文は自然の寒さだけではなく、魔法の氷ダメージも防げるが初歩の中ではレベルが最も高かった。加えて時間に関する記述がかなり短かったため、それよりワンランク下の……寒さによる悪影響を凌ぐ呪文に活路を見出したのだ。
(この際だ。武芸なんて生き残れた後で十分だ。何だったら身長が伸びて体力が付いてからでもいい。そうなったら剣も持っていかれるだろうけど、槍なら大丈夫そうだ。よし、是が非でも避寒の呪文を覚えるぞ!)
希望を抱く事が出来れば人は恐ろしく前向きに成れるものだ。
エドゥアルドは簡単に計画を立て、寒さに震えなくても良いように水魔法のレベル上げを最優先にした。どうせ初歩の初歩から何度も唱えないと呪文は成功しないしレベルも上がらない。水を作成する呪文から初めて、最終的には避寒の呪文。そしていつかは補助呪文も含めて、二度と眠れない夜を過ごさなくてよいことを夢見た。
(他の子は引き取り手も現れるけど、ボクとカルロスは最後まで残る。逆に言えば二人だけ呪文の対象にすればいいんだ。その後にどうなるかは別にして、絶対に生き残ってやる! 寒さなんかで死ぬもんか!)
この期間の間、エドゥアルドから色々なモノが失われていった。
孤児院の子供たちは顔の良い者や、後継が死ぬなりした家の縁者が引き取られていく。同国人であるはずの侍女は冷たい対応のままであり、侍従見習いのカルロス以外に失うモノは無くなっていったのだ。水作成の呪文にしてからはその処分に頭を悩ませつつも、徐々に魔法の腕を磨き、歩き回ったり槍をバーベル代わりに体力を付けながら過ごしていったのである。
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