91 / 121
第19章
彩芽、竜を駆る
しおりを挟む
彩芽は竜の背の上で、短剣を鞘から抜いた。
鋭く砥がれた剣に恐怖を感じるが、マリアベールが残した感覚のおかげで、取扱方は十分に分かる。
疾走する竜やスケルトン達が健在と言う事は、まだ壁の外に出ていないか、壁から離れていない。
まだ間に合う。
遠くに小さな光が見えると、人影が外へと逃げて行くのが見えた。
影を追って暗闇を竜は駆け抜ける。
外に出ると視界が一瞬真っ白になる。
目が慣れると、ヴェンガンがミセーリアを連れて広い草原の上をどこかに向かって走っていくのが見えた。
彩芽が腹を蹴るまでも無く、竜がヴェンガンを追い始める。
グングンと距離が縮まると、追いつく前にヴェンガンが足を止めた。
そこは、大きな穴があった。
様々な物が捨てられているのが、当目に見ても分かる。
壊れた馬車やチャリオット、そして骨と死体。
「ドミネーション・ネクロマンス!」
ヴェンガンが魔法を使うと、マリアベールの影響なのか、彩芽の目にもヴェンガンの指輪が光って見えた。
彩芽が腹を蹴ると、竜は速度を上げる。
今なら、正確にヴェンガンの指輪だけを剣で破壊できる。
確信を胸に竜を駆ると、剣を構える。
その時、大きな穴の縁から、無数のスケルトンが這い上がるのが見えた。
人だけでなく生物の骨もある。
大きな穴は、城壁内の墓に入る事を許されなった奴隷や犯罪者にショーで殺された獣達の遺体を捨てる場所であった。
「ソウル・ドミネーション! 全てを食らい尽くせ! ソウル・イーターよ!」
蘇ったスケルトン達は穴から出る前に穴の底にいる何者かに捕まれ、穴の底へと引きずり込まれる。
無数のスケルトンが穴の底に消えると、穴の縁に巨大な人の手がかかり、穴の底から現れたのは、二十メートルを超える巨大な肉の塊で出来た人形であった。
ハイハイをしてゆっくりと穴から這い出す人型の何か。
その表面には、様々な生物の特徴がみられる。
パッチワークと言うよりは、違う色の粘度を混ぜた様に溶け合った巨大な生物。
それはマリアベールのスケルトンを触れると、身体へと吸収してしまう。
闘技場からヴェンガンを追ってきた獣達も触れるだけで、触れた場所が一体化し、逃げられなくなると、そのまま吸収されていく。
「はんそく……」
彩芽は、巨大すぎる上に触る事も出来ない謎の存在を前にしながらも、ヴェンガンの指輪を見ていた。
あれさえ壊せば、恐らくソウル・イーターとか言う怪物もザーストンと同じ様に無敵では無くなる筈。
竜から降りると、短剣を携えてヴェンガンへと一直線に走っていく。
バカみたいな掛け声はいらない。
卑怯で結構。
指輪を壊せば、形勢が逆転する筈。
「なっ!?」
彩芽の渾身の不意打ちは、失敗に終わった。
ヴェンガンの指輪を傷つけようとしたその時、ミセーリアが邪魔に入ったのだ。
彩芽の持つ短剣の切っ先はミセーリアに触れる直前で止まり、代わりにミセーリアが持っていたナイフが彩芽の腕を切りつけた。
「ヴェンガン、これは誰?」
「マリアベールのお友達だ。そして、カーラルアの大事な人で、巨人ストラディゴスの女」
「そうだったわ、ヴェンガン、マリアが死んだだなんて、嘘をなんでついていたの?」
「墓場から死ぬまで出られないなら、奴は死んだも同じ……」
「ヴェンガン、マリアが四百年前に死んでいなかったのを、知っていて黙っているだなんて、あなたの判断が今の状況を招いているのよ」
彩芽は目の前で繰り広げられる会話を聞いて、絶句する。
マリアベールが四百年も救おうとしてきたミセーリア自身が事件の黒幕で、ヴェンガンは協力者に過ぎなかったのだ。
「なんで、こんな事を……」
「なんで? あなたにそんな事話しても、意味無いと思うけど」
ソウル・イーターは、彩芽などは眼中になく、フィデーリスの城壁へと進んでいく。
「マリアベールさんは、あなたを助けようと四百年も!」
「あら、事情を知った風な口ぶりね。マリアは、四百年もそんな事を?」
「なんで自分の国を!? 仲間を!? なんで!?」
「確かに、ヴェンガンが捕まえたくなるのも分かるわ。この子。いいでしょう、特別に見せてあげます」
ミセーリアが彩芽にそう言うと彩芽の頭を掴む。
次の瞬間、彩芽の目の前は真っ白になった。
* * *
四百年前のフィデーリス城の光景。
ミセーリアが見せる幻覚魔法なのは彩芽にも分かるが、幻覚から抜け出す事が出来ない。
「ミセーリア王! 今一度お考え直しを!」
四百年前のマリアベールがミセーリアを呼び止めている。
「いいえ、マルギアスに大使を送り、和平を進めます」
「マルギアスが約束を守るとは思えません! これは罠です! 和平交渉の席で王を殺し、町を焼いた過去をお忘れですか?」
「では、このまま負けるのを指をくわえて見ていろと言うの!?」
「エレンホスに援軍を要請すれば、まだ勝利への道はあります!」
「エレンホスがどれほどの援軍を送ってくれるかも分からないのに、勝てる道がありますか……」
「我々もあらゆる手段を考えております。どうか、お待ちください。王よ……」
場面が変わる。
ヴェンガンとミセーリアの二人が、ヴェンガンのベッドに入り裸で話をしている。
「エレンホスのセクレトと婚約!?」
「国の為です。まだ決まった訳では無いし、公けにはしないで」
「わかりました。ですが……」
「私が愛しているのはあなただけよ。それだけは忘れないで」
「私もです。ミセーリア」
ザッピングの様に、さらに場面が変わる。
「マルギアス側の回答は?」
「無条件降伏と、王の首を差し出す事です」
「だから話にならないと、戦争しかない!」
騎士達が戦争を唱える。
マリアベールは解決の糸口が見えない事態にイラつき、ヴェンガンは勝ち目のない戦争に向かおうとしているのを見て、唖然としている。
軍の作戦会議では皆が王と国を守ろうと一致団結しているが、それを見ているミセーリアの顔色は優れない。
場面が変わる。
「たった三千だと!? エレンホスからの援軍が、たったの三千!?」
軍の作戦会議の席。
皆が、エレンホスに不満を持っている。
「わが軍は現存、民兵を合わせても五千。マルギアスは少なく見ても一万を超えているのだぞ!」
「数だけの勝負ではありませぬ。わが国にはマリアベール様の魔法の加護もある」
「死者が生き返りでもせんかぎり加護があろうが、数の前には押し負ける。死ににくいだけで死なぬ訳では無い」
場面が変わる。
「ミセーリア、もうこの国は、フィデーリスはダメだ」
「それでも、私は王よ。民を捨ててはいけないわ。私が死んで、それで片が付くなら……」
「そんな事は私がさせない。ミセーリア、君の事は私が命に代えても守って見せる」
「ありがとう、ヴェンガン」
場面が変わる。
「降伏の交渉!? 気でも触れたのかヴェンガン! 王国四千年の歴史をミセーリア様の代で終わらせる気か」
老年の騎士が叫ぶ。
「このままではエレンホスが援軍につこうが、マリアベールの魔法があろうが負け戦です」
「戦う前に負けを決めつける者がどこにおるか!」
「無条件降伏し、属国としてでも残れる道を」
「マルギアスはミセーリア様の首を要求して来ておるのだぞ!」
鋭く砥がれた剣に恐怖を感じるが、マリアベールが残した感覚のおかげで、取扱方は十分に分かる。
疾走する竜やスケルトン達が健在と言う事は、まだ壁の外に出ていないか、壁から離れていない。
まだ間に合う。
遠くに小さな光が見えると、人影が外へと逃げて行くのが見えた。
影を追って暗闇を竜は駆け抜ける。
外に出ると視界が一瞬真っ白になる。
目が慣れると、ヴェンガンがミセーリアを連れて広い草原の上をどこかに向かって走っていくのが見えた。
彩芽が腹を蹴るまでも無く、竜がヴェンガンを追い始める。
グングンと距離が縮まると、追いつく前にヴェンガンが足を止めた。
そこは、大きな穴があった。
様々な物が捨てられているのが、当目に見ても分かる。
壊れた馬車やチャリオット、そして骨と死体。
「ドミネーション・ネクロマンス!」
ヴェンガンが魔法を使うと、マリアベールの影響なのか、彩芽の目にもヴェンガンの指輪が光って見えた。
彩芽が腹を蹴ると、竜は速度を上げる。
今なら、正確にヴェンガンの指輪だけを剣で破壊できる。
確信を胸に竜を駆ると、剣を構える。
その時、大きな穴の縁から、無数のスケルトンが這い上がるのが見えた。
人だけでなく生物の骨もある。
大きな穴は、城壁内の墓に入る事を許されなった奴隷や犯罪者にショーで殺された獣達の遺体を捨てる場所であった。
「ソウル・ドミネーション! 全てを食らい尽くせ! ソウル・イーターよ!」
蘇ったスケルトン達は穴から出る前に穴の底にいる何者かに捕まれ、穴の底へと引きずり込まれる。
無数のスケルトンが穴の底に消えると、穴の縁に巨大な人の手がかかり、穴の底から現れたのは、二十メートルを超える巨大な肉の塊で出来た人形であった。
ハイハイをしてゆっくりと穴から這い出す人型の何か。
その表面には、様々な生物の特徴がみられる。
パッチワークと言うよりは、違う色の粘度を混ぜた様に溶け合った巨大な生物。
それはマリアベールのスケルトンを触れると、身体へと吸収してしまう。
闘技場からヴェンガンを追ってきた獣達も触れるだけで、触れた場所が一体化し、逃げられなくなると、そのまま吸収されていく。
「はんそく……」
彩芽は、巨大すぎる上に触る事も出来ない謎の存在を前にしながらも、ヴェンガンの指輪を見ていた。
あれさえ壊せば、恐らくソウル・イーターとか言う怪物もザーストンと同じ様に無敵では無くなる筈。
竜から降りると、短剣を携えてヴェンガンへと一直線に走っていく。
バカみたいな掛け声はいらない。
卑怯で結構。
指輪を壊せば、形勢が逆転する筈。
「なっ!?」
彩芽の渾身の不意打ちは、失敗に終わった。
ヴェンガンの指輪を傷つけようとしたその時、ミセーリアが邪魔に入ったのだ。
彩芽の持つ短剣の切っ先はミセーリアに触れる直前で止まり、代わりにミセーリアが持っていたナイフが彩芽の腕を切りつけた。
「ヴェンガン、これは誰?」
「マリアベールのお友達だ。そして、カーラルアの大事な人で、巨人ストラディゴスの女」
「そうだったわ、ヴェンガン、マリアが死んだだなんて、嘘をなんでついていたの?」
「墓場から死ぬまで出られないなら、奴は死んだも同じ……」
「ヴェンガン、マリアが四百年前に死んでいなかったのを、知っていて黙っているだなんて、あなたの判断が今の状況を招いているのよ」
彩芽は目の前で繰り広げられる会話を聞いて、絶句する。
マリアベールが四百年も救おうとしてきたミセーリア自身が事件の黒幕で、ヴェンガンは協力者に過ぎなかったのだ。
「なんで、こんな事を……」
「なんで? あなたにそんな事話しても、意味無いと思うけど」
ソウル・イーターは、彩芽などは眼中になく、フィデーリスの城壁へと進んでいく。
「マリアベールさんは、あなたを助けようと四百年も!」
「あら、事情を知った風な口ぶりね。マリアは、四百年もそんな事を?」
「なんで自分の国を!? 仲間を!? なんで!?」
「確かに、ヴェンガンが捕まえたくなるのも分かるわ。この子。いいでしょう、特別に見せてあげます」
ミセーリアが彩芽にそう言うと彩芽の頭を掴む。
次の瞬間、彩芽の目の前は真っ白になった。
* * *
四百年前のフィデーリス城の光景。
ミセーリアが見せる幻覚魔法なのは彩芽にも分かるが、幻覚から抜け出す事が出来ない。
「ミセーリア王! 今一度お考え直しを!」
四百年前のマリアベールがミセーリアを呼び止めている。
「いいえ、マルギアスに大使を送り、和平を進めます」
「マルギアスが約束を守るとは思えません! これは罠です! 和平交渉の席で王を殺し、町を焼いた過去をお忘れですか?」
「では、このまま負けるのを指をくわえて見ていろと言うの!?」
「エレンホスに援軍を要請すれば、まだ勝利への道はあります!」
「エレンホスがどれほどの援軍を送ってくれるかも分からないのに、勝てる道がありますか……」
「我々もあらゆる手段を考えております。どうか、お待ちください。王よ……」
場面が変わる。
ヴェンガンとミセーリアの二人が、ヴェンガンのベッドに入り裸で話をしている。
「エレンホスのセクレトと婚約!?」
「国の為です。まだ決まった訳では無いし、公けにはしないで」
「わかりました。ですが……」
「私が愛しているのはあなただけよ。それだけは忘れないで」
「私もです。ミセーリア」
ザッピングの様に、さらに場面が変わる。
「マルギアス側の回答は?」
「無条件降伏と、王の首を差し出す事です」
「だから話にならないと、戦争しかない!」
騎士達が戦争を唱える。
マリアベールは解決の糸口が見えない事態にイラつき、ヴェンガンは勝ち目のない戦争に向かおうとしているのを見て、唖然としている。
軍の作戦会議では皆が王と国を守ろうと一致団結しているが、それを見ているミセーリアの顔色は優れない。
場面が変わる。
「たった三千だと!? エレンホスからの援軍が、たったの三千!?」
軍の作戦会議の席。
皆が、エレンホスに不満を持っている。
「わが軍は現存、民兵を合わせても五千。マルギアスは少なく見ても一万を超えているのだぞ!」
「数だけの勝負ではありませぬ。わが国にはマリアベール様の魔法の加護もある」
「死者が生き返りでもせんかぎり加護があろうが、数の前には押し負ける。死ににくいだけで死なぬ訳では無い」
場面が変わる。
「ミセーリア、もうこの国は、フィデーリスはダメだ」
「それでも、私は王よ。民を捨ててはいけないわ。私が死んで、それで片が付くなら……」
「そんな事は私がさせない。ミセーリア、君の事は私が命に代えても守って見せる」
「ありがとう、ヴェンガン」
場面が変わる。
「降伏の交渉!? 気でも触れたのかヴェンガン! 王国四千年の歴史をミセーリア様の代で終わらせる気か」
老年の騎士が叫ぶ。
「このままではエレンホスが援軍につこうが、マリアベールの魔法があろうが負け戦です」
「戦う前に負けを決めつける者がどこにおるか!」
「無条件降伏し、属国としてでも残れる道を」
「マルギアスはミセーリア様の首を要求して来ておるのだぞ!」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる