120 / 121
第25章
彩芽、船に乗る3
しおりを挟む
カチカチカチ……
ようやく状況を理解した彩芽は、甲板で一人吐き終えながら考えた。
このまま何もしなければ、今夜、時化が治まったタイミングでまた時間が戻る可能性がある。
今は早朝なので、残された時間は推定で二十時間程度だろう。
二十時間の間に、バトラ夫人だけでなく、同じ状況にある全員を助ける手立てを考えなければならない。
第一に、バトラ夫人を始めとした体調不良の原因が分からない。
同じ船に乗ってきた人と言う共通点が現状の最有力だが、決めつけるには早すぎる。
第二に、原因が毒や病気にしろ魔法にしろ、人によって効き目が違う事だ。
バトラ夫人は一番に調子を崩し、イラグニエフは知らぬ間に死んでいた。
第三に、タイムリープ現象についてだ。
恐らくと言うか、十中八九魔法が原因だろうが、何が原因か分からない。
それが分からなければ、全員を救えたとしてもまた時間が戻ってしまう。
彩芽は、そう言えばマンドレイクの保存溶液が漏れ出して猫が死んでいた事を思い出し、すぐに船の倉庫へと足を向けた。
大時化の時に行った、あの時とは雰囲気が違い、窓から外光が差し込んでいる。
入り口には、倉庫番をしているらしきフィンが、猫のリーンと遊んでいた。
彩芽は、無事なリーンに手を振り、リーンが「ニャン」と答えると、フィンに気付かれる事無く、そっと倉庫に足を踏み入れた。
「確か、この辺に……」
倉庫を進んでいくと、すぐに一番奥へと到着してしまう。
しかし、木箱が壊れた積荷は見当たらない。
どうやら、まだ木箱は壊れていない様であった。
倉庫には、異常は見られない。
どうやら、大時化の船の揺れか何かで木箱は壊れるのだろう。
彩芽は倉庫番のフィンに気付かれずに倉庫を出ると、次はバトラ夫人の所在を探し始める。
一番に体調を崩すのであれば、近くにいれば何か気付く事があるかもしれない。
一等客室のある方へ向かうと、そこにはタンブル侯爵と船長の姿があった。
「あの! タンブル侯爵様!」
彩芽は、勇気を出して侯爵に声をかけた。
すると、タンブル侯爵は船長との話を切り上げ、彩芽の方へとやってきた。
「どこかでお会いしましたか?」
「あ、あの、奥様の友達の友達で、挨拶をと……」
「……妻の……それは……ふむ……」
タンブル侯爵は、彩芽の言葉に、どうしようか悩んでいる風であった。
元姫娼婦である妻の、友人の友人を名乗る女が突然話しかけて来た。
それが良い知り合いなのかどうか、確信が持てない様である。
「失礼ですが、妻の友人と言う方の名前は?」
「す、ストラディゴス、さん、です……」
「……スト?」
「巨人の」
「ああ、彼なら私も以前、城で会ったことがあります……そう、彼のご友人、と言う事なら、まあ……」
タンブル侯爵に案内され、一等客室の一つに招かれる。
「バトラ、ストラディゴスさんのご友人の、え~」
「彩芽と言います」
「アヤメさんが、お前に挨拶をしたいと」
「あら? あらあら、ストラディゴス様のお友達?」
椅子に座ってゆったりと編み物をしているバトラ夫人の体調は、特に悪く無さそうであった。
「はじめまして、バトラ夫人。あ、え~えっと、身体の方は?」
「え? ああ、ありがとう、順調よ」
そう言って、バトラは自分の腹を愛おしそうに撫でた。
どうやら、まだ体調に変化は無い様であった。
* * *
「あら、ストラディゴス様もこの船に?」
「はい。一緒にマグノーリャに」
彩芽はバトラ夫人と船室で二人きり、会話を交わす。
扉の外では、タンブル侯爵と小人族の青年の話声が聞こえるが会話の内容までは分からない。
「そう、それなら、どうしてあなた一人で? ストラディゴス様は?」
「え? あ、え~と、私一人の時にタンブル侯爵様を見かけて声をかけたので、深い意味は」
「ふ~ん」
バトラ夫人はその点では、あまり気にしていない様であった。
「あ、あの、最近身体の調子が悪かった事とかありますか?」
「え? 別にないけど」
「そ、それじゃあ、変わった物を食べたりは?」
「特に思い当たらないわね。どうして?」
彩芽は、有利に立ち回れるようにと思考を巡らせる。
「え、えっと、その実は、伝染病が流行っている噂があったんです。それで、私、不安で、みんなに聞いて回ってて……」
「伝染病!?」
バトラ夫人は彩芽の口から突然、物騒な単語が飛び出し、目を丸くした。
「あと、実は船に積まれている薬が底をついているんです」
「アヤメさん、その伝染病って、危ない物なの?」
「聞いた話だと、最初は体調が悪くなって、気が付くと身体に斑点が浮かんできて……その、死んだ人もいます」
「斑点? 斑熱かしら?」
「あ、私、そう言うの詳しく無くて」
「……それで、私に話を?」
「はい……」
「私は大丈夫だけど、その話、あまりみんなにはしない方が良いわ。だって、薬が無くて、伝染病の人が乗っているかもしれないんでしょ? パニックになるわよ」
「あ、は、はい。そ、そうですよね。ごめんなさい……」
バトラ夫人に諭され、彩芽は思わず謝ってしまう。
だが、問題は確実にやってくる危険が、刻一刻と迫っている事である。
憶測で危機感を煽っては、確かにバトラ夫人の言う通り問題がある。
だが、確定事項であれば情報をオープンにして対処しなければならない。
「あ、で、でも、船にマンドレイクって薬草の積荷があって、船医さんがその薬は効くかもって」
「マンドレイク? 毒草の?」
「はい……あ、ああ、船に乗る時に誰かが話してるをの聞いたんです、けど」
「船医は、もう知っているのね?」
「え? あ、あ~、別の船の船医さんに以前聞いて……」
「バトラ、アフティラに着くぞ」
タンブル侯爵が扉を開けてバトラ夫人に声をかけた。
「ええ、あなた……わかったわ。教えてくれてありがとう、アヤメさん。悪いのですけど、今はこの辺で。これから約束があるのよ」
「お約束、ですか?」
「ええ、夫の付き添いよ。港に着いたみたいだから、あなたも上陸するなら支度をした方が良いわ」
「あ、あの、ストラディゴスさんと、また会いに行って良いですか?」
「ええ、もちろんよ。町長様の御屋敷を借りて、そんな気取った物じゃないけど食事会をしているから、いつでも来て」
* * *
「アヤメ、船の探検にでも行ってたのか?」
「なっ!?」
船室に戻ると、ストラディゴスとルカラが上陸の支度をしながら、のんびりと待っていた。
どうやら、彩芽が早朝に部屋を抜け出してから、船を彷徨っていたと思っているらしい。
大間違いではないが、そんな小学生の少年を相手にしている様な態度をされるとは思わず、彩芽は心外だと眉間に浅く皺を寄せた。
「二人共、真面目な話があるんだけど」
「真面目な話?」
「なんですか?」
「私がタイムリープしてるって言ったら信じてくれる?」
彩芽は、意を決して話を切り出した。
もしも二人に事情を理解して貰えたら、協力して貰える事になる。
それは、二十時間と言う短いタイムリミットの中では、事態を早く把握する為にも、大きな力となる筈である。
「……タ、タ何だって?」
「ごめん。言い方を変えるね。私は、多分、魔法にかかってて時間を戻ってるみたいなの」
「時間を戻る? どういう意味ですか?」
ストラディゴスもルカラも、まるで彩芽の話がピンと来ていない。
二人は、そもそも時間と言う物を真面目に考えた事も無ければ、時間を扱った科学やフィクションに触れたことも無い訳で、当然と言えば当然であった。
「私にとって、今日の朝は三回目なの」
「???」「???」
ストラディゴスとルカラは顔を見合わせる。
「どういう事ですか?」
「ああ、俺も良く分からん」
理解はしていない。
だが、二人は彩芽の話を、真面目に聞いている。
この姿勢は、この世界に魔法があるからこそもあるが、二人が彩芽を信頼しているからの方が大きいだろう。
「説明するね」
彩芽は、今日の夜が来ると、明日の朝では無く、また今日の朝が来ると言う現象の中に彩芽がいる事を、二人に丁寧に伝えた。
同時に、今日、これから、今まさに到着したアフティラから時化が原因で出られ無くなり、その間に大勢が原因不明の体調不良で倒れ、少なくとも一人は死ぬのを見た事も伝えた。
彩芽の話を聞いた二人は、タイムリープと言う概念と、危機が迫っている事を理解してくれた。
「なあ、その話が本当なら、俺達は、その、もう伝染病にかかってるのか?」
不安そうに彩芽に聞くストラディゴス、目で不安を訴えるルカラを前に、彩芽は一つの事に気付く。
バトラ夫人が体調を崩すタイミングが分かれば、それで原因が絞り込めるかもと思ったが、その仮説は揺らいでいた。
彩芽とずっと一緒にいたストラディゴスとルカラの身体に斑点が浮かんだと言う事は、二人はどこかのタイミングで感染している筈なのだが、彩芽は、一緒にいて何の違和感も感じなかった。
食べ物も、同じものを食べているので、経口摂取の線は薄い。
つまり、体調不良の原因が何にしても、それは観察していて「今感染した」と分かる類の物ではない可能性が高かった。
「わからない……」
いつ襲い掛かってくるか分からない脅威。
彩芽は、ヴェンガン伯爵が仕掛けていた呪いを思い出し、鳥肌が立った。
ようやく状況を理解した彩芽は、甲板で一人吐き終えながら考えた。
このまま何もしなければ、今夜、時化が治まったタイミングでまた時間が戻る可能性がある。
今は早朝なので、残された時間は推定で二十時間程度だろう。
二十時間の間に、バトラ夫人だけでなく、同じ状況にある全員を助ける手立てを考えなければならない。
第一に、バトラ夫人を始めとした体調不良の原因が分からない。
同じ船に乗ってきた人と言う共通点が現状の最有力だが、決めつけるには早すぎる。
第二に、原因が毒や病気にしろ魔法にしろ、人によって効き目が違う事だ。
バトラ夫人は一番に調子を崩し、イラグニエフは知らぬ間に死んでいた。
第三に、タイムリープ現象についてだ。
恐らくと言うか、十中八九魔法が原因だろうが、何が原因か分からない。
それが分からなければ、全員を救えたとしてもまた時間が戻ってしまう。
彩芽は、そう言えばマンドレイクの保存溶液が漏れ出して猫が死んでいた事を思い出し、すぐに船の倉庫へと足を向けた。
大時化の時に行った、あの時とは雰囲気が違い、窓から外光が差し込んでいる。
入り口には、倉庫番をしているらしきフィンが、猫のリーンと遊んでいた。
彩芽は、無事なリーンに手を振り、リーンが「ニャン」と答えると、フィンに気付かれる事無く、そっと倉庫に足を踏み入れた。
「確か、この辺に……」
倉庫を進んでいくと、すぐに一番奥へと到着してしまう。
しかし、木箱が壊れた積荷は見当たらない。
どうやら、まだ木箱は壊れていない様であった。
倉庫には、異常は見られない。
どうやら、大時化の船の揺れか何かで木箱は壊れるのだろう。
彩芽は倉庫番のフィンに気付かれずに倉庫を出ると、次はバトラ夫人の所在を探し始める。
一番に体調を崩すのであれば、近くにいれば何か気付く事があるかもしれない。
一等客室のある方へ向かうと、そこにはタンブル侯爵と船長の姿があった。
「あの! タンブル侯爵様!」
彩芽は、勇気を出して侯爵に声をかけた。
すると、タンブル侯爵は船長との話を切り上げ、彩芽の方へとやってきた。
「どこかでお会いしましたか?」
「あ、あの、奥様の友達の友達で、挨拶をと……」
「……妻の……それは……ふむ……」
タンブル侯爵は、彩芽の言葉に、どうしようか悩んでいる風であった。
元姫娼婦である妻の、友人の友人を名乗る女が突然話しかけて来た。
それが良い知り合いなのかどうか、確信が持てない様である。
「失礼ですが、妻の友人と言う方の名前は?」
「す、ストラディゴス、さん、です……」
「……スト?」
「巨人の」
「ああ、彼なら私も以前、城で会ったことがあります……そう、彼のご友人、と言う事なら、まあ……」
タンブル侯爵に案内され、一等客室の一つに招かれる。
「バトラ、ストラディゴスさんのご友人の、え~」
「彩芽と言います」
「アヤメさんが、お前に挨拶をしたいと」
「あら? あらあら、ストラディゴス様のお友達?」
椅子に座ってゆったりと編み物をしているバトラ夫人の体調は、特に悪く無さそうであった。
「はじめまして、バトラ夫人。あ、え~えっと、身体の方は?」
「え? ああ、ありがとう、順調よ」
そう言って、バトラは自分の腹を愛おしそうに撫でた。
どうやら、まだ体調に変化は無い様であった。
* * *
「あら、ストラディゴス様もこの船に?」
「はい。一緒にマグノーリャに」
彩芽はバトラ夫人と船室で二人きり、会話を交わす。
扉の外では、タンブル侯爵と小人族の青年の話声が聞こえるが会話の内容までは分からない。
「そう、それなら、どうしてあなた一人で? ストラディゴス様は?」
「え? あ、え~と、私一人の時にタンブル侯爵様を見かけて声をかけたので、深い意味は」
「ふ~ん」
バトラ夫人はその点では、あまり気にしていない様であった。
「あ、あの、最近身体の調子が悪かった事とかありますか?」
「え? 別にないけど」
「そ、それじゃあ、変わった物を食べたりは?」
「特に思い当たらないわね。どうして?」
彩芽は、有利に立ち回れるようにと思考を巡らせる。
「え、えっと、その実は、伝染病が流行っている噂があったんです。それで、私、不安で、みんなに聞いて回ってて……」
「伝染病!?」
バトラ夫人は彩芽の口から突然、物騒な単語が飛び出し、目を丸くした。
「あと、実は船に積まれている薬が底をついているんです」
「アヤメさん、その伝染病って、危ない物なの?」
「聞いた話だと、最初は体調が悪くなって、気が付くと身体に斑点が浮かんできて……その、死んだ人もいます」
「斑点? 斑熱かしら?」
「あ、私、そう言うの詳しく無くて」
「……それで、私に話を?」
「はい……」
「私は大丈夫だけど、その話、あまりみんなにはしない方が良いわ。だって、薬が無くて、伝染病の人が乗っているかもしれないんでしょ? パニックになるわよ」
「あ、は、はい。そ、そうですよね。ごめんなさい……」
バトラ夫人に諭され、彩芽は思わず謝ってしまう。
だが、問題は確実にやってくる危険が、刻一刻と迫っている事である。
憶測で危機感を煽っては、確かにバトラ夫人の言う通り問題がある。
だが、確定事項であれば情報をオープンにして対処しなければならない。
「あ、で、でも、船にマンドレイクって薬草の積荷があって、船医さんがその薬は効くかもって」
「マンドレイク? 毒草の?」
「はい……あ、ああ、船に乗る時に誰かが話してるをの聞いたんです、けど」
「船医は、もう知っているのね?」
「え? あ、あ~、別の船の船医さんに以前聞いて……」
「バトラ、アフティラに着くぞ」
タンブル侯爵が扉を開けてバトラ夫人に声をかけた。
「ええ、あなた……わかったわ。教えてくれてありがとう、アヤメさん。悪いのですけど、今はこの辺で。これから約束があるのよ」
「お約束、ですか?」
「ええ、夫の付き添いよ。港に着いたみたいだから、あなたも上陸するなら支度をした方が良いわ」
「あ、あの、ストラディゴスさんと、また会いに行って良いですか?」
「ええ、もちろんよ。町長様の御屋敷を借りて、そんな気取った物じゃないけど食事会をしているから、いつでも来て」
* * *
「アヤメ、船の探検にでも行ってたのか?」
「なっ!?」
船室に戻ると、ストラディゴスとルカラが上陸の支度をしながら、のんびりと待っていた。
どうやら、彩芽が早朝に部屋を抜け出してから、船を彷徨っていたと思っているらしい。
大間違いではないが、そんな小学生の少年を相手にしている様な態度をされるとは思わず、彩芽は心外だと眉間に浅く皺を寄せた。
「二人共、真面目な話があるんだけど」
「真面目な話?」
「なんですか?」
「私がタイムリープしてるって言ったら信じてくれる?」
彩芽は、意を決して話を切り出した。
もしも二人に事情を理解して貰えたら、協力して貰える事になる。
それは、二十時間と言う短いタイムリミットの中では、事態を早く把握する為にも、大きな力となる筈である。
「……タ、タ何だって?」
「ごめん。言い方を変えるね。私は、多分、魔法にかかってて時間を戻ってるみたいなの」
「時間を戻る? どういう意味ですか?」
ストラディゴスもルカラも、まるで彩芽の話がピンと来ていない。
二人は、そもそも時間と言う物を真面目に考えた事も無ければ、時間を扱った科学やフィクションに触れたことも無い訳で、当然と言えば当然であった。
「私にとって、今日の朝は三回目なの」
「???」「???」
ストラディゴスとルカラは顔を見合わせる。
「どういう事ですか?」
「ああ、俺も良く分からん」
理解はしていない。
だが、二人は彩芽の話を、真面目に聞いている。
この姿勢は、この世界に魔法があるからこそもあるが、二人が彩芽を信頼しているからの方が大きいだろう。
「説明するね」
彩芽は、今日の夜が来ると、明日の朝では無く、また今日の朝が来ると言う現象の中に彩芽がいる事を、二人に丁寧に伝えた。
同時に、今日、これから、今まさに到着したアフティラから時化が原因で出られ無くなり、その間に大勢が原因不明の体調不良で倒れ、少なくとも一人は死ぬのを見た事も伝えた。
彩芽の話を聞いた二人は、タイムリープと言う概念と、危機が迫っている事を理解してくれた。
「なあ、その話が本当なら、俺達は、その、もう伝染病にかかってるのか?」
不安そうに彩芽に聞くストラディゴス、目で不安を訴えるルカラを前に、彩芽は一つの事に気付く。
バトラ夫人が体調を崩すタイミングが分かれば、それで原因が絞り込めるかもと思ったが、その仮説は揺らいでいた。
彩芽とずっと一緒にいたストラディゴスとルカラの身体に斑点が浮かんだと言う事は、二人はどこかのタイミングで感染している筈なのだが、彩芽は、一緒にいて何の違和感も感じなかった。
食べ物も、同じものを食べているので、経口摂取の線は薄い。
つまり、体調不良の原因が何にしても、それは観察していて「今感染した」と分かる類の物ではない可能性が高かった。
「わからない……」
いつ襲い掛かってくるか分からない脅威。
彩芽は、ヴェンガン伯爵が仕掛けていた呪いを思い出し、鳥肌が立った。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる