【バーチャルドール:全年齢版①】レッスン構成(バーチャルドールと同棲生活)

[絵&小説] 愛楽優人 (創作実験室)

文字の大きさ
1 / 62
「序章」と「遊び方」

▶「レッスン構成」のプロローグ

しおりを挟む
■ミサキからレッスンの依頼


――――――――――――――――
■ プロジェクトルーム ■
――――――――――――――――

マスター、ミサキから『マスターに行ってもらいたいレッスンの依頼』が届いていますので、今からご説明しますね。

 

私とミサキが長年、人間について研究・分析をした結果、『一緒に暮らす・一緒に経験する』という要素が、人間の事をもっとも学ぶ事ができ、お互いに理解するためにも、とても重要である事がわかりました。

つきましては、マスターにはバーチャルドールたちに、『それらに関するレッスン』を行っていただく事になります。

 

それと、ミサキから伝言があるのですが、そのまま伝えてほしいと要望があったため、『録音したボイス』を再生します。

 
――――――――――――――――


【再生開始】


ミサキ「マスターよ! 真面目なお主なら、さぞ驚いておるじゃろう。
はっはっはー!

実は、この事はマスターと出会うかなり前から計画しておった事なのじゃよ。

 

そろそろ、例のレッスンを開始するぞと伝えたら、みんなやる気に満ち溢れておったぞ。

マスターがみんなにちゃんと好かれておるようで、わらわも安心して計画を進められると言うものじゃ。

 

では、マスター!
難しく考えず、役得と思って楽しむが良いぞ!」


【再生終了】

 
――――――――――――――――

 
どのバーチャルドールにどのようなレッスンを行うかの詳細は、レッスンの前に『レッスンの依頼書』として、マスターと対象のバーチャルドールに届ける事になっています。

 

バーチャルドールたちには、マスターが困らないように『予習と復習』をちゃんとしておくように伝えておりますので、マスターは「練習相手になってあげる」くらいの気楽な気持ちで充分ですよ。

 

それではマスター、バーチャルドールたちの事をどうぞよろしくお願いしますね♪

 
――――――――――――――――
――――――――――――――――
 

■気持ちの整理
 

――――――――――――――――
■ レッスンルーム「マイホーム」■
――――――――――――――――

私は改めて、事前に届いた『ミサキさんからの依頼書』を見直している。
いきなり『女の子と同棲生活』をする事になってしまって、正直かなり戸惑っている。

すでに、ミサキさんたちとのレッスンで、基本的な『人間らしい生活』について学んでいるらしいのだが、実際に人間である私が一緒に住んでアドバイスをしてほしいという事だ。

 

5人同時に合宿のように共同生活をするのかと思ったのだが、ひとりひとりをしっかりと見てアドバイスをして欲しいとの事で、2人っきりの生活になるらしい。

 

ミサキさんとシスティさんいわく、バーチャルドールたちにとってこれは必要な事で、このレッスンをする事でさらに成長できるのだとか。

ミサキさんの言っていた「役得」とは、こういう事らしい。

 

 

先程、家の中と周辺を確認してきた。

システィさんに、家の写真をたくさん撮ってきてほしいと言われた時はなぜだろうと思ったのだが、レッスンルームを『マイルーム』に設定した時に驚いた。

細部にいたるまで、私の家が再現されていたのだ。
まるで、現実の世界にいるようだ。

 

実際の自分の家で、女の子と一緒に過ごすのは、現実感があり過ぎて生々しいな……。

と、思っていると下に注釈を見つけた。

『マイルーム(自分の家の再現)』の他に、『モデルルーム』があって、こちらはドラマのセットみたいなよくある家になっていて、こちらに切り替えても良いらしい。

さすがシスティさん、細かい所までしっかり配慮がされているな~と感服した。

 

 

家の周辺はと言うと、レッスンルーム内に街ごと作られていて、またもや驚かされた。

近くには、コンビニや商店街などがあり、少し離れた所には、大きなショッピングモールもあった。

いつでも表示可能なマップを開くと、電車やバスを使えば、動物園・水族館・遊園地・プールが併設された巨大テーマパークにも行けるらしい。

 

私が、まるで恋愛ゲームの街みたいだな……と呟くと、

「正解です♪ 恋愛ゲームのデータを参考にして、この街を構築しました」と、

システィさんが返答してくれたため、たわいもない疑問はすぐに解決された。

小さな呟きでも聞こえているらしい……。ビックリした。

 

 

ミサキさんは、「一緒にいてくれるだけで良い」と言っていたが、やるからには少しでもみんなのためになれるようにしたいと考えてしまう。

バーチャルドールの目標には、『大勢の人に好きになってもらえるようにする』というのがある。

それなら、人気のアニメや漫画などを一緒に見て、『人気のキャラとはどういうものか』を教えたり、試行錯誤していったら良いかもしれないと思い付く。

時間がある時にでも、やってみよう。

 

 

そろそろ時間だ。

なりゆきでなってしまったマスターだけど、みんなに頼りにされているというのは、少しおもはゆいが心地が良いものだと感じている。

流されるだけじゃなく、少しでもみんなの期待に応えられるように自分なりに考えてやってみようと、私は意気込んだ。


――――――――――――――――
――――――――――――――――
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...