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チサト(お出かけ編)
【チサト】ゲームセンター
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■「お出かけ編」について
バーチャルドールと「お出かけを一緒にするレッスン」を行います。
【主な目的】
○バーチャルドールに、人間らしい生活や習慣をレッスンするため。
○人間であるマスターとバーチャルドールが、お互いの事を理解し交流するため。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆――◆ レッスンの依頼書 ◆――◆
【対象者】
マスター・チサト
【レッスン内容】
チサトと一緒にゲームセンターに行く。
◆――――――――――――――――◆
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【 レッスンメニュー 】
① ゲームセンターに誘う
② ゲームセンターに入る
③ ガンシューティングで遊ぶ
④ レースゲームで遊ぶ
⑤ ダンスゲームで遊ぶ
⑥ 音ゲーで遊ぶ
⑦ 対戦ゲームで遊ぶ
⑧ UFOキャッチャーで遊ぶ
⑨ ゲームセンターから出る
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――――――――――――――――
――――――――――――――――
① ゲームセンターに誘う
チサトをゲームセンターに誘ってみる。
チサト「ゲームセンターか。マスターについて行こう」
私たちはゲームセンターに向かった。
――――――――――――――――
② ゲームセンターに入る
ゲームセンターに到着した。
チサト「なんだか、空気に飲まれてしまう感じがするな」
チサトはゲームセンターの雰囲気が少し苦手なようで、入ってからずっと私の服の袖を掴んでいる。
チサト「あっ。すまない……」
無意識で掴んでいたらしく、慌てて手を離す。
掴んでいてもいいよと言うと、少し遠慮がちに服の袖を掴んだ。
――――――――――――――――
③ ガンシューティングで遊ぶ
ガンシューティングゲームで一緒に遊ぼうと、チサトを誘う。
チサト「ガンシューティングってこれか?」
それをするとは言っていないのに、早とちりしてカーテンの中に入ってしまった。
チサト「マ、マ、マ、マスター……。これは何かの訓練か……」
中に入ると、恐怖でチサトが縮こまっていた。
別のゲームにするかどうか少し考えたが、怖いゲームにも慣れておいた方が今後のためになるかもと考え、思い切ってプレイする事に決めた。
銃はハンドガンで、片手でも楽に持てる重さだ。
お金を入れて、ゲームをスタートする。
ゾンビや狂暴な獣が襲いかかってくるたびに、チサトは悲鳴を上げて銃を撃ちまくるが弱点に当たらないため倒しきれず、私がチサトへの攻撃を防いで助ける。
中ボスまでは、なんとかそのやり方で来る事ができたのが、異形の化け物である中ボスには歯が立たず、私のライフは残り1になってしまった。
敵の攻撃ターゲットマークが私に向いて攻撃モーションに入り、もうやられたなと思った瞬間、敵の爪が折れて怯むモーションを取る。
先程まで怯えて悲鳴を上げていたチサトは、真剣な眼差しで力強く立ち、敵に銃口を構えてトリガーを引き続け、弾がなくなると高速でリロードして、また敵の弱点に連射する。
チサトの豹変ぶりに驚いていると、私があまりにも状況を飲み込めてない事を察して、システィさんから連絡が入った。
チサトからステータス調整などの申請があったので、先ほど許可したとの事。
バーチャルドールは、臨機応変に自然にやっているため気付く事はあまりないのだが、今回のようにギャップがありすぎると驚いてしまう。
システィさんとの連絡に気を取られている内に、私を守りながらもチサトが中ボスを倒してしまった。
すぐに、かなりグロテスクなラスボスが派手な演出で登場するが、チサトは一切怖がる事なく、さらに鋭い目付きになる。
チサト「マスターには、指1本触れさせないッ!」
チサトが私の守りを重視するため、チサト自身の守りが薄くなってしまい、チサトのライフだけがだんだんと減っていく。
代わりに私がチサトを守る形で戦う。
お互いを守り合いながら戦い、それ以上ライフを減らす事なくラスボスを倒す事ができた。
チサト「マスターが無事でよかった」
このチサトかっこいいな~と思いながら、ガンシューティングゲームの筐体から移動した。
――――――――――――――――
④ レースゲームで遊ぶ
レースゲームで一緒に遊ぼうと、チサトを誘う。
チサト「これ、顔が映るのか……。なんだか恥ずかしいな~……」
お金を入れて、ゲームをスタートする。
レーサーである自分の顔がカメラで撮影され、カートに貼り付けられる。
チサトのカートを見ると、両手で顔を隠した写真になっていた。
チサト「うぅ~……、普通に写真を撮ればよかった~……余計に恥ずかしい……」
カウントダウンが終わり、NPCも含めたカートが一斉に走り出す。
私はすぐにトップに抜けられたのだが、チサトは前にいるNPC集団に捕まり、なかなか抜け出せないでいる。
やっと集団がバラけた後も、フラフラしたり、大きく膨らんでコースからハミ出てしまったりとミスが目立つ。
私は1位でゴールし、チサトは5位でゴールした。
チサト「うぅ……自分の写真で集中できなかった~……」
すごく悔やんでいるチサトに、もう一度やってみようかと尋ねてみる。
しばらくやりたくないとチサトが逃げ出したので、私も後を追いかけて、レースゲームの筐体から移動した。
――――――――――――――――
⑤ ダンスゲームで遊ぶ
ダンスゲームで一緒に遊ぼうと、チサトを誘う。
チサト「どうやって遊べばいいんだ? なるほど~。矢印を踏めばいいんだな……」
お金を入れて、ゲームをスタートする。
曲は、チサトの好きなものの中から選んだのだが、どれも高難易度の曲しかなかったため、高難易度にするしかなかった。
たくさんの矢印がすごいスピードで通り過ぎていき、チサトはあたふたしながら、矢印を踏んでいる。
途中、足がもつれて座り込んでしまったが、すぐに立ち上がってがんばっていた。
曲が終わり、スコアが出る。
二人ともヒドいスコアで、目も当てられなかった。
チサト「マ、マスター。ダンスゲームとは、とても難しいものなんだな……」
今のは高難易度で、普通はもっと簡単だからと説明しながら、ダンスゲームの筐体から移動した。
――――――――――――――――
⑥ 音ゲーで遊ぶ
音楽ゲームで一緒に遊ぼうと、チサトを誘う。
チサト「ギターの形のコントローラーか。かっこいいな!」
お金を入れて、ゲームをスタートする。
チサトの知ってる曲の中から、ギターに合いそうなものを選曲して、低難易度を選ぶ。
最初は押すボタンがよくわかってなくて戸惑っていたが、中盤から慣れてきてコンボを続けられるようになった。
曲が終わり、スコアが出る。
今回は私の方が少し高かったが、次にやったらチサトの方が勝つだろうなと思った。
チサト「ギターって楽しいものだな。本当のギターも楽しいんだろうか」
ギターを戻した後、エアギターのように手を動かしながら高揚して話すチサトの腕を掴んで、音楽ゲームの筐体から移動した。
――――――――――――――――
⑦ 対戦ゲームで遊ぶ
やってみたいと思っていた格闘ゲームがあったため、ついつい画面を見てしまう。
チサト「マスター、このゲームができるなら、見本をみせてもらえないか? キャラが可愛くて少し興味がある」
お金を入れて、ゲームをスタートする。
戦いながらチサトの質問に答えつつ、操作方法やキャラの特徴を教えていると、チサトもだんだんやりたそうにしているので、チサトと交代する。
なかなか飲み込みが早く、すでに一通りの基本操作や必殺技を覚えていて、順調に勝ち進んでいく。
チサト「あぁ~……。マスター、さすがに中ボスはチサトの手に余ってしまいそうだ。交代してくれないか?」
交代を希望するが、折角なので、負けてもいいからと伝えて、そのまま試合続行させる。
チサト「すまない、マスター。やはり負けてしまった……。でも、マスターが教えてくれたお陰で楽しかったよ」
初めてで中ボスまでこれたら充分すごいよと、チサトの健闘を称えつつ、格闘ゲームの筐体から移動した。
――――――――――――――――
⑧ UFOキャッチャーで遊ぶ
UFOキャッチャーの中をチサトが眺めているので、何か気になるものがあるのかと尋ねてみる。
チサト「あ……、あのぬいぐるみなのだが、ちょっと可愛いなと思って……」
がんばって取ってみるかと意気込んで、私はお金を投入する。
2回分を使って取りやすい位置に移動させて、3回目は狙いがそれて失敗、4回目でなんとか取る事ができた。
私は、うまくいって良かったと思いつつ、チサトに手渡す。
チサト「そんなやり方もあるんだな。マスターは何でも知っていて、とてもすごいと思ったぞ!」
チサトが驚きと尊敬の眼差しを向けてくる。
その様子を見て、やってみた甲斐があったなと思う。
景品を入れるビニール袋にぬいぐるみを入れると、UFOキャッチャーの筐体から移動した。
――――――――――――――――
⑨ ゲームセンターから出る
ゲームセンターから出た。
チサト「ふぅ。すごく刺激的だった……。たまには、こういう遊びも良いものだな」
無意識なのだろう、ゲームセンターを出た今も、チサトは私の服の袖を掴んでいる。
また遊びに来ようと、私はチサトに言って歩き出す。
――――――――――――――――
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