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チサト(お出かけ編)

【チサト】映画館

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■「お出かけ編」について

バーチャルドールと「お出かけを一緒にするレッスン」を行います。

 
【主な目的】
○バーチャルドールに、人間らしい生活や習慣をレッスンするため。

○人間であるマスターとバーチャルドールが、お互いの事を理解し交流するため。 


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◆――◆ ミコトからの依頼書 ◆――◆

【対象者】
マスター・チサト

【レッスン内容】
チサトと一緒に映画に行く。

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【 レッスンメニュー 】


① 映画に誘う
② 映画館に入る

③ アニメ映画を見る
④ 恋愛映画を見る

⑤ アクション映画を見る
⑥ ホラー映画を見る


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① 映画に誘う
 

私はチサトを映画に誘ってみる。

チサト「映画か。わかった、ついて行こう」

私たちは映画館に向かった。




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② 映画館に入る

 
映画館に到着したので、さっそく中に入る。

私は、チサトにどの映画が見たいかを尋ねる。

チサト「チサトは着いてきただけだから、マスターが見たいものを選んでくれ」

これも一応レッスンの一環なので、『チサトに見せたいもの』を基準に選ぶ事にしよう。

何がいいかな?




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③ アニメ映画を見る

 
アニメ映画を見る事にした。

映画の上映時間を確認すると、開始まであと少ししかなかったので、急いでチケットを買って「シアター①」に入って座席に座る。

映画が始まった。

途中でチサトの方を見てみると、ハラハラしたり、顔を真っ赤にして見ている。

映画が終わって、シアター①から出る。

チサト「生きててよかった……本当によかった……ぐすっ」

感動してずっと泣いているが、楽しんでもらえたようでよかった。

また来ようと言って、映画館を出た。




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④ 恋愛映画を見る

 
恋愛映画を見る事にした。

映画の上映時間を確認すると、開始まであと少ししかなかったので、急いでチケットを買って「シアター②」に入って座席に座る。

映画が始まった。

途中でチサトの方を見てみると、両方の手を祈るように組みながら、ハラハラして見ている。

映画が終わって、シアター②から出る。

チサト「チサトも失敗した時に、時間戻せたらいいのにって思う事がたくさんあるぞ」

楽しんでもらえたようでよかった。

また来ようと言って、映画館を出た。




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⑤ アクション映画を見る

 
アクション映画を見る事にした。

映画の上映時間を確認すると、開始まであと少ししかなかったので、急いでチケットを買って「シアター③」に入って座席に座る。

映画が始まった。

途中でチサトの方を見てみると、激しい爆発にビクッと驚いたり、主役が殴られているシーンで痛そうに顔を背けたりしながら見ている。

映画が終わって、シアター③から出る。

チサト「悪から大勢の人たちを守る事ができるような人に、チサトもなりたいな」

楽しんでもらえたようでよかった。

また来ようと言って、映画館を出た。




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⑥ ホラー映画を見る

 
ホラー映画を見る事にした。

映画の上映時間を確認すると、開始まであと少ししかなかったので、急いでチケットを買って「シアター④」に入って座席に座る。

映画が始まった。

途中でチサトの方を見ると、あまりにも怖がっているので手を握ってあげたら、そのせいでビクッとさらに怖がらせてしまった。

映画が終わって、シアター④から出る。

チサト「マ、マスターのいる現実世界には……、あんなに恐ろしい人形がいるのか……?」

未だに恐怖を引きずっているチサトに、あれは作り物で実際はいないよと安心させる。

次はホラー映画じゃないものを見に来ようと言って、映画館を出た。




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