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38.高熱
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内心大荒れの気持ちを必死に抑えながら、ユリウスさんのまつ毛長いなーとか綺麗な髪だなーとじっと見てしまう。そうやってゆっくりと流れる時間を過ごしていたら、急に空模様が怪しくなってきた。
あれだけ燦々と降り注いでいた太陽が隠れ始めたのだ。灰色のどんよりとした雲がドンドンと流れてきて、これは一雨来そうな雰囲気。
「ハルト、帰った方が良さそうだ」
「そうですね。雨が降り出す前に帰りましょう」
太陽が陰ったことでユリウスさんも起きた。ユリウスさんの提案に賛成すると、パパパッと急ぎピクニックで使ったものを片付ける。そしてユリウスさんに補助をされながら馬上へ。そのまま駆け足で家へ向かうも途中でぱらぱらと雨が降り出してしまった。
「くそっ。意外と早かったな。急ぐからハルトは口を開けるなよ」
ユリウスさんがそう言うと、速度を上げて一気に駆け出す。ここはまだ森の中。王都まで約三十分はかかる。森から出る頃には激しい雨に変わり、俺達は全身ずぶ濡れになってしまった。こんな急に天気が変わるなんてツイてない。
雨に濡れながら馬上で強い風に当たっているからかなり寒い。こんなことならフード付きのローブを持ってくるんだった。
ユリウスさんは視界が悪いながらも見事な手綱さばきで王都へと一直線。俺も怖いなんて言ってる暇もなく、雨が顔に叩きつけて来るのでずっと目を瞑っていた。
馬を走らせるのも大変だったろうに、ユリウスさんは難なく家へと到着。すぐに俺を下ろすも、足がガクガクして立ち上がれなかった。
「じっとしていろ」
「ぅえっ!?」
ユリウスさんは俺を軽く抱き上げるとそのまま家の中へとスタスタ入っていく。向かった先は浴室。ユリウスさんは俺を下ろすと浴槽にお湯を張る魔道具を起動させた。
「とにかく早く体を温めておけ。俺はその間に馬を騎士団に返してくる。いいな、ちゃんと風呂に入れよ」
「え、あのっ……」
ユリウスさんはそう言うと、さっと踵を返して出かけてしまった。そのまま浴室にポツンと残された俺。横からはジャバジャバとお湯が流れる音だけが聞こえる。
寒さでカタカタ震える俺を温めるためにこうしたんだろうけど、寒かったのはユリウスさんも同じはず。馬を返しに行くのは、水気を取って服も着替えてローブを着てからでも遅くはない。そう言おうと思ったのに、素早いユリウスさんの行動に何も言えなかった。
とりあえず濡れて体に張り付いた服を四苦八苦しながら脱ぎ、まだお湯が溜まり切っていないが浴槽の中へと入る。肩まで浸かることは出来ないが、それでも十分にあったかい。体の芯から冷えてしまったから唇はわなわな震えているし、爪の色も青くなっている。
やがてお湯もしっかりと溜まり肩まで浸かれるようになったが、体の震えはしばらく治まらなかった。だがじっとお湯に浸かっていると徐々に体も温まり、手をぐーぱーと開く動きもしやすくなってきた。
「ハルト、大丈夫か?」
そんな時、コンコンと浴室の扉が叩かれユリウスさんの声が。帰ってくるのが早かったから、馬を返してすぐに馬車で帰って来たみたいだ。
「はい! 大丈夫です!」
「よかった。じゃあ俺はキッチンにいるから上がったら言ってくれ。その後俺も風呂に入る」
大変だ。ユリウスさんも絶対寒いはず。早くお風呂に入って温まってもらわなきゃ。そう思って急いで上がることにした。
お陰様で寒さからは脱したしもう大丈夫だ。それよりも早くユリウスさんに変わろうと急いで水気を拭いたが、ここで問題が発生。
帰宅してすぐ浴室へと連れて行かれたから着替えが何もない。どうしようとうろうろするも、こうしている間にもユリウスさんはあの寒さに耐えている。
もうこうなったら仕方ない! と腰にタオルを巻き急いでキッチンへと向かった。
「ユリウスさん! 俺は上がりましたからどうぞっ……ってごめんなさい!」
キッチンに顔だけ出す形で覗いたら、ユリウスさんは上半身裸で体を拭いているところだった。明るいところで見たユリウスさんの体ははっきり言って彫刻並みに鍛えられた体をしていた。そりゃそうだ。剣を持って戦う騎士様なんだから。
でも好きな人の半裸を見てしまった俺としてはラッキースケベに似たものを感じてしまう。さっと壁の裏に隠れてそれ以上見ないようにした。
「ハルト? 早すぎるだろう。俺のことはいいからもう少し温まってきた方がいい」
「いいいいいえ! 俺はもう寒くないのでユリウスさんが入ってください! 今すぐにっ! 俺は服を着こめば大丈夫なので!」
そう叫ぶように言ってたたたーと自室へと駆け込んだ。急いで服を着てほっと一安心。すぐにキッチンへ戻るもユリウスさんの姿はなかった。どうやらお風呂へ入ってくれたらしい。
その間に掃除だ。この世界は靴で普通に家の中を歩くからそのせいで廊下はもう泥だらけ。今はだいぶ慣れたとはいえ、靴のまま家の中に入ることにまだ罪悪感がある。モップで廊下を磨いている内にユリウスさんもお風呂から上がってきたようだ。
「ハルトは本当に体が温まったのか?」
「はい、もちろんです! ユリウスさんの方こそ大丈夫なんですか?」
「ああ。こういうのは任務で何度も経験があるし慣れているから平気だ」
おお、凄い。でもそりゃそうか。遠征なんて何日も外で仕事をするわけだし、天気だって晴ればかりじゃない。今は温かいけど、もうしばらくすれば寒くなるってランベルトさんが言ってたし。日本の四季ほどはっきりと季節感があるわけじゃないけど、冬はちゃんとあるそうだ。雪が降らないだけで寒いのは寒いらしい。
「もうちょっとで掃除も終わるので、その後にお茶をお淹れしますね」
「なら俺が淹れるから慌てなくていいぞ」
「え!? すみません、ありがとうございます!」
それから掃除も終わらせ廊下はピカピカになった。うん、綺麗になるって気持ちがいい。それから道具も片付けてリビングへ行くとユリウスさんの淹れてくれたお茶を飲んでほっと一息。どうしてユリウスさんてお茶淹れるの上手なのに料理は全く出来ないんだろう。というか家事全般か。まぁ人には得手不得手があるから仕方ないけど。
それに何でも完璧に出来る人だったら俺が家政夫として働くことなんて出来なかっただろうし結果オーライだ。
その後、少し早いが夕食の準備に取り掛かる。ユリウスさんは自室へ戻ることなくリビングでお茶を飲みながら本を読んでいて、合間合間に雑談をする。そんな何気ないのんびりとした時間が心地よくて、ピクニックの最後が残念な終わり方だったことはすっかりと忘れていた。
その後も和やかに夕食を取っていつも通り就寝。ちょっとしたトラブルがあったものの、いい気分転換も出来たし明日も頑張ろう! と思っていたのだが。
「ユ゛リ゛ウ゛ズざぁん゛~……ずびばぜん……」
「ハルトっ!? 一体どうしたんだ!?」
翌朝、喉が渇いて目が覚めた。だがその瞬間、もの凄く久しぶりの感覚が体を襲った。
体の節々が痛いし熱い。喉も腫れており鼻水も出る。頭もふらふらしてまともに動けない。これはもう風邪を引いて高熱を出しているのは間違いなかった。
とりあえずユリウスさんに知らせなければと床を這うようにしてユリウスさんの部屋へ。何とか辿り着くと、弱々しい力で扉をノックした。
「が、がぜをっ……ゲホッゲホゲホッ……!」
「話すな! よくわかったから!」
ユリウスさんは俺をいとも簡単に抱き上げると、俺の部屋へと向かいベッドの上へと寝かせてくれた。布団も顎下までしっかりとかけると、心配そうに俺を覗き込んだ。
「……恐らく昨日の雨に打たれたことが原因だろう。やっぱり昨日、風呂でちゃんと温まらなかったんだな。とりあえずハルトはこのまま寝ていろ。いいな」
喉が痛いしまた咳き込んでしまうと思い、返事をせず頷くだけにした。それでもちゃんと俺が了承したことが伝わったユリウスさんは、水差しを俺の部屋に置くと「ランベルトを呼んでくる」と部屋を出て行った。
とりあえず喉の渇きを癒したくて、力が上手く入らない手でコップ一杯の水を飲み干した。高熱が出ているため、体は睡眠を欲している。風邪を治すにはとにかく水分をとってよく眠ること。体が求めるままに、俺は布団へ潜り込むと目を瞑った。
あれだけ燦々と降り注いでいた太陽が隠れ始めたのだ。灰色のどんよりとした雲がドンドンと流れてきて、これは一雨来そうな雰囲気。
「ハルト、帰った方が良さそうだ」
「そうですね。雨が降り出す前に帰りましょう」
太陽が陰ったことでユリウスさんも起きた。ユリウスさんの提案に賛成すると、パパパッと急ぎピクニックで使ったものを片付ける。そしてユリウスさんに補助をされながら馬上へ。そのまま駆け足で家へ向かうも途中でぱらぱらと雨が降り出してしまった。
「くそっ。意外と早かったな。急ぐからハルトは口を開けるなよ」
ユリウスさんがそう言うと、速度を上げて一気に駆け出す。ここはまだ森の中。王都まで約三十分はかかる。森から出る頃には激しい雨に変わり、俺達は全身ずぶ濡れになってしまった。こんな急に天気が変わるなんてツイてない。
雨に濡れながら馬上で強い風に当たっているからかなり寒い。こんなことならフード付きのローブを持ってくるんだった。
ユリウスさんは視界が悪いながらも見事な手綱さばきで王都へと一直線。俺も怖いなんて言ってる暇もなく、雨が顔に叩きつけて来るのでずっと目を瞑っていた。
馬を走らせるのも大変だったろうに、ユリウスさんは難なく家へと到着。すぐに俺を下ろすも、足がガクガクして立ち上がれなかった。
「じっとしていろ」
「ぅえっ!?」
ユリウスさんは俺を軽く抱き上げるとそのまま家の中へとスタスタ入っていく。向かった先は浴室。ユリウスさんは俺を下ろすと浴槽にお湯を張る魔道具を起動させた。
「とにかく早く体を温めておけ。俺はその間に馬を騎士団に返してくる。いいな、ちゃんと風呂に入れよ」
「え、あのっ……」
ユリウスさんはそう言うと、さっと踵を返して出かけてしまった。そのまま浴室にポツンと残された俺。横からはジャバジャバとお湯が流れる音だけが聞こえる。
寒さでカタカタ震える俺を温めるためにこうしたんだろうけど、寒かったのはユリウスさんも同じはず。馬を返しに行くのは、水気を取って服も着替えてローブを着てからでも遅くはない。そう言おうと思ったのに、素早いユリウスさんの行動に何も言えなかった。
とりあえず濡れて体に張り付いた服を四苦八苦しながら脱ぎ、まだお湯が溜まり切っていないが浴槽の中へと入る。肩まで浸かることは出来ないが、それでも十分にあったかい。体の芯から冷えてしまったから唇はわなわな震えているし、爪の色も青くなっている。
やがてお湯もしっかりと溜まり肩まで浸かれるようになったが、体の震えはしばらく治まらなかった。だがじっとお湯に浸かっていると徐々に体も温まり、手をぐーぱーと開く動きもしやすくなってきた。
「ハルト、大丈夫か?」
そんな時、コンコンと浴室の扉が叩かれユリウスさんの声が。帰ってくるのが早かったから、馬を返してすぐに馬車で帰って来たみたいだ。
「はい! 大丈夫です!」
「よかった。じゃあ俺はキッチンにいるから上がったら言ってくれ。その後俺も風呂に入る」
大変だ。ユリウスさんも絶対寒いはず。早くお風呂に入って温まってもらわなきゃ。そう思って急いで上がることにした。
お陰様で寒さからは脱したしもう大丈夫だ。それよりも早くユリウスさんに変わろうと急いで水気を拭いたが、ここで問題が発生。
帰宅してすぐ浴室へと連れて行かれたから着替えが何もない。どうしようとうろうろするも、こうしている間にもユリウスさんはあの寒さに耐えている。
もうこうなったら仕方ない! と腰にタオルを巻き急いでキッチンへと向かった。
「ユリウスさん! 俺は上がりましたからどうぞっ……ってごめんなさい!」
キッチンに顔だけ出す形で覗いたら、ユリウスさんは上半身裸で体を拭いているところだった。明るいところで見たユリウスさんの体ははっきり言って彫刻並みに鍛えられた体をしていた。そりゃそうだ。剣を持って戦う騎士様なんだから。
でも好きな人の半裸を見てしまった俺としてはラッキースケベに似たものを感じてしまう。さっと壁の裏に隠れてそれ以上見ないようにした。
「ハルト? 早すぎるだろう。俺のことはいいからもう少し温まってきた方がいい」
「いいいいいえ! 俺はもう寒くないのでユリウスさんが入ってください! 今すぐにっ! 俺は服を着こめば大丈夫なので!」
そう叫ぶように言ってたたたーと自室へと駆け込んだ。急いで服を着てほっと一安心。すぐにキッチンへ戻るもユリウスさんの姿はなかった。どうやらお風呂へ入ってくれたらしい。
その間に掃除だ。この世界は靴で普通に家の中を歩くからそのせいで廊下はもう泥だらけ。今はだいぶ慣れたとはいえ、靴のまま家の中に入ることにまだ罪悪感がある。モップで廊下を磨いている内にユリウスさんもお風呂から上がってきたようだ。
「ハルトは本当に体が温まったのか?」
「はい、もちろんです! ユリウスさんの方こそ大丈夫なんですか?」
「ああ。こういうのは任務で何度も経験があるし慣れているから平気だ」
おお、凄い。でもそりゃそうか。遠征なんて何日も外で仕事をするわけだし、天気だって晴ればかりじゃない。今は温かいけど、もうしばらくすれば寒くなるってランベルトさんが言ってたし。日本の四季ほどはっきりと季節感があるわけじゃないけど、冬はちゃんとあるそうだ。雪が降らないだけで寒いのは寒いらしい。
「もうちょっとで掃除も終わるので、その後にお茶をお淹れしますね」
「なら俺が淹れるから慌てなくていいぞ」
「え!? すみません、ありがとうございます!」
それから掃除も終わらせ廊下はピカピカになった。うん、綺麗になるって気持ちがいい。それから道具も片付けてリビングへ行くとユリウスさんの淹れてくれたお茶を飲んでほっと一息。どうしてユリウスさんてお茶淹れるの上手なのに料理は全く出来ないんだろう。というか家事全般か。まぁ人には得手不得手があるから仕方ないけど。
それに何でも完璧に出来る人だったら俺が家政夫として働くことなんて出来なかっただろうし結果オーライだ。
その後、少し早いが夕食の準備に取り掛かる。ユリウスさんは自室へ戻ることなくリビングでお茶を飲みながら本を読んでいて、合間合間に雑談をする。そんな何気ないのんびりとした時間が心地よくて、ピクニックの最後が残念な終わり方だったことはすっかりと忘れていた。
その後も和やかに夕食を取っていつも通り就寝。ちょっとしたトラブルがあったものの、いい気分転換も出来たし明日も頑張ろう! と思っていたのだが。
「ユ゛リ゛ウ゛ズざぁん゛~……ずびばぜん……」
「ハルトっ!? 一体どうしたんだ!?」
翌朝、喉が渇いて目が覚めた。だがその瞬間、もの凄く久しぶりの感覚が体を襲った。
体の節々が痛いし熱い。喉も腫れており鼻水も出る。頭もふらふらしてまともに動けない。これはもう風邪を引いて高熱を出しているのは間違いなかった。
とりあえずユリウスさんに知らせなければと床を這うようにしてユリウスさんの部屋へ。何とか辿り着くと、弱々しい力で扉をノックした。
「が、がぜをっ……ゲホッゲホゲホッ……!」
「話すな! よくわかったから!」
ユリウスさんは俺をいとも簡単に抱き上げると、俺の部屋へと向かいベッドの上へと寝かせてくれた。布団も顎下までしっかりとかけると、心配そうに俺を覗き込んだ。
「……恐らく昨日の雨に打たれたことが原因だろう。やっぱり昨日、風呂でちゃんと温まらなかったんだな。とりあえずハルトはこのまま寝ていろ。いいな」
喉が痛いしまた咳き込んでしまうと思い、返事をせず頷くだけにした。それでもちゃんと俺が了承したことが伝わったユリウスさんは、水差しを俺の部屋に置くと「ランベルトを呼んでくる」と部屋を出て行った。
とりあえず喉の渇きを癒したくて、力が上手く入らない手でコップ一杯の水を飲み干した。高熱が出ているため、体は睡眠を欲している。風邪を治すにはとにかく水分をとってよく眠ること。体が求めるままに、俺は布団へ潜り込むと目を瞑った。
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