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42.奇襲
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「な、なんでそれをっ……!?」
「ああ、殿下から聞きました。なんでもユリウス殿の雰囲気が変わったことに気が付いた殿下が問い質したようですよ」
そ、そっか……ユリウスが自分から言ったわけではなくて、ヴォルテル様が気付いたんだ。でもそんなすぐに気付くものなのかな。よっぽどユリウスがウキウキしてたとか……? ……うん、全然想像出来ない。
「いや~驚きましたよ。まさか全く色恋に興味がなさそうだったあのユリウス殿がハルトさんに恋をするとは。私も昨日お会いしましたが、確かに雰囲気がなんだか柔らかくなってましたよ。良いことです」
「……あはは、まさかそんな風に知られてしまうとは予想外でした」
ユリウスはどんな顔で俺とのことを話したんだろうか。きっと照れくさいからとふてぶてしく言ったに違いない。その様子が想像出来てしまってくすりと笑みが零れた。
「ハルトさんからも幸せな空気が漂っていますよ。おめでとうございます」
「ありがとうございます」
なんだかこうして祝われて恥ずかしくも嬉しい。前の世界だと同性愛者は生きにくいところだったし、流星と付き合っていることをゲイバー以外で話したことはない。カミングアウトなんてしたらどんな目で見られるか。最近はだいぶ変わってきたとはいえ、まだまだ偏見の目は根強いものだったから。
でもこの世界だと同性愛は至って普通のこと。こうして堂々と言えて祝福されるなんて、俺にとっては本当に恵まれた世界だと思う。
「あのっ……もうユリウスとのことを知られているので、その……ランベルトさんにお聞きしたいことが、ありまして……」
「おや、私でお力になれることでしたら何でもおっしゃってください」
「ありがとうございます……そのっ、実は……」
俺はある決意をして、ランベルトさんにとあることを相談した。
そして数日。ユリウスは相変らず俺に迫ることは一切なかった。でも「愛している」と言葉にしてくれたり、抱きしめて頬や額へのキスはいつもしてくれる。それでも十分に嬉しいし幸せを噛み締めている。
普段と変わらない生活でも、今まで以上により楽しくなったのは間違いない。
でも俺はもっとユリウスとの関係を進めたいと思ってる。それでもし断られたのなら仕方ない。またタイミングを改めるだけだ。
ユリウスも先へ進むことが嫌なわけじゃないと思うんだ。もしかしたら自分からどう誘えばいいのかわからなくなっているのかもしれないし。
「ユリウスは明日お休みだったよね?」
「ああ。どこか行きたいところでもあるのか?」
「ううん。確認しただけ」
「そうか。……なら明日は久しぶりに外食でもするか。ハルトも休日が必要だろう」
「俺は全然大丈夫なのに。でもありがとう」
ささやかな気遣いが嬉しい。自分のやっていることが特別大変だとは思わないけど、お休みにしてユリウスとどこか出かけられると思うとワクワクしてしまう。だってデートだもん。
いつも通り夕食も終えてお風呂も済ませて、ある程度片付けも終わったら。
「じゃあおやすみ、ハルト」
「おやすみなさい、ユリウス」
ギュッと抱きしめられて額へのキス。にっこりと微笑むとユリウスは自室へと入っていった。それを見送って俺も自室へと入るが、俺は今すぐ寝るわけではない。
部屋の中にある机の引き出しをすっと開ける。そこには俺の必殺アイテムが鎮座していた。そっと手に取り、よし! と気合を入れる。これで嫌われたら目も当てられないが、やってみなきゃわからない。
この時の俺はどうかしていたのだろう。でもユリウスのことが好きすぎたことと、幸せ過ぎて頭が馬鹿になっていた俺には止めることは出来なかったのだ。
ある程度の時間をかけて自室を出ると、向かうはユリウスの部屋。ノックもせずにそっと部屋の扉を開ける。中ヘ入るとベッドに横になっているユリウスの側へと近づいた。その顔を覗けばすーすーと気持ちよさそうに寝息を立てている。
その顔をまじまじと眺める。日に焼けた肌。長いまつ毛。サラサラの金髪。高い鼻筋。薄い唇。眠っていてもそのイケメンっぷりは際立っている。その美しい顔に自分の顔を近づけ、少し開いたその唇に自分の唇を押し付けた。
「んんっ!?」
唇が触れたその瞬間、いきなり体も頭も抑え込まれ、触れただけの唇はより深く密着する。びっくりして混乱している間もなく、薄く開いた口の中に温かいものが侵入した。
ぬるりとする感覚から、どうやらユリウスの舌なのだと理解する。ユリウスの舌は俺の舌を舐め溶かすように何度も何度も絡められた。
「んはっ……お、起きてたの……?」
「ハルトが部屋に入って来た時に目が覚めた。といってもちょうど寝落ちる瞬間だったが。人の気配には敏感だからな。深く眠っていても起きただろう」
音を立てずに部屋に入ったのに、それでもわかっちゃうんだ。やっぱり騎士という職業上、そうなってしまうのだろうか。
「それにしても一体どうしたんだ?」
「あ、あのっ……だってっ……ユリウスは俺に手を出さない、から……」
「は?」
俺が言った言葉が以外だったのか、目を軽く開いてぽかんとするユリウス。
「……俺に手を出して欲しかったのか?」
「だってっ……恋人になったのに、キスも何もないなんて寂しい、と思ったんだ……」
「嫌じゃないのか?」
「え? なんで?」
嫌? 俺がユリウスに手を出されるのが嫌?
そんなことあるわけない! じゃなかったらこんな奇襲みたいな真似しないって!
でもなんで俺が嫌だと思ってるとそんな勘違いしたんだろう? もしかしてあれかな。俺がぽろっと「好きだ」って告白した時、風邪が治り切っていないからってキスを拒んだやつ。それが原因で俺がユリウスとそういうことをしたくないと思われた、とか?
「だって……そう言われたから」
ユリウスは目線を逸らし、言いづらそうにそう答えた。
「言われたって誰に?」
「…………ヴォルテルに」
「ヴォルテル様?」
たっぷりと間を空けて出てきた名前がヴォルテル様……え、なんでそこで出てくる名前がヴォルテル様?
俺の頭にはてなマークがたくさん飛んでいることがわかったユリウスは、順を追って説明してくれた。
俺との関係が恋人になってからの初出勤の日、俺が風邪で高熱を出したことを知っていたヴォルテル様が、俺の様子を知ろうとユリウスを呼んだ。そこでなんとなくそわそわとしているユリウスの様子と、いつもならつっけんどんな冷たい言葉が返ってくるのにその日はそれがなかった。
様子が余りにもおかしすぎると感じたヴォルテル様は、しつこくしつこく、それはもう嫌になるほどしつこーーーくユリウスに何があったのかを聞きだした。
ユリウスも負けじと「何もない」と言っていたが、「話すまで家に帰れると思うなよ」と半ば脅され、拘束時間も長くなって嫌気が差したユリウスは俺とのことを正直に話した。
するとヴォルテル様はそれに対し「めでたい!」と喜び祝福をしてくれたが、「まさかお前、ハルトをめちゃくちゃに抱き潰したりしていないよな?」と確認される。
『お前は今まで誰とも恋仲になったことがない。お前が嬉しいのはわかるがあまりにもがっつくとハルトに嫌われるぞ。まずはちゃんとハルトのことを大事にしたいんだと示せ』
そう言われて俺を抱く気満々だったユリウスは衝撃を受けたそうだ。それで嫌われたくないと思ったユリウスは、必死に自分の欲望を抑え込み今まで俺に手を出すことはしなかったそう。
唇へのキスをしなかったのも、それをしてしまうと歯止めが利かなくなると思ってわざとしなかったそうだ。
「……正直抱きしめてハルトの匂いを嗅ぐだけでも今すぐに押し倒したくてたまらなかった。でもこんな獣じみた俺だと怖がらせると思ったし、傷つけたいわけじゃなかった。だから……」
そりゃ好きでもない人や嫌いな人にそんなことされれば気持ち悪いし絶対嫌だ。でもユリウスだよ? 俺が大好きなユリウスだよ? むしろその獣じみた本能のままでウェルカムだよ?
でもユリウスは俺を傷つけないよう嫌われないよう必死に我慢していたんだよな。俺のために。
いじらしすぎんか。可愛すぎんか。やだ俺の彼氏最高に良い男過ぎて困る。
「ありがとう、ユリウス。なら今日は抱いてくれる? 俺、ユリウスに抱いて欲しい」
「その言葉、後悔するなよ」
その言葉を皮切りに、お互い顔を近づけてキスをした。
「ああ、殿下から聞きました。なんでもユリウス殿の雰囲気が変わったことに気が付いた殿下が問い質したようですよ」
そ、そっか……ユリウスが自分から言ったわけではなくて、ヴォルテル様が気付いたんだ。でもそんなすぐに気付くものなのかな。よっぽどユリウスがウキウキしてたとか……? ……うん、全然想像出来ない。
「いや~驚きましたよ。まさか全く色恋に興味がなさそうだったあのユリウス殿がハルトさんに恋をするとは。私も昨日お会いしましたが、確かに雰囲気がなんだか柔らかくなってましたよ。良いことです」
「……あはは、まさかそんな風に知られてしまうとは予想外でした」
ユリウスはどんな顔で俺とのことを話したんだろうか。きっと照れくさいからとふてぶてしく言ったに違いない。その様子が想像出来てしまってくすりと笑みが零れた。
「ハルトさんからも幸せな空気が漂っていますよ。おめでとうございます」
「ありがとうございます」
なんだかこうして祝われて恥ずかしくも嬉しい。前の世界だと同性愛者は生きにくいところだったし、流星と付き合っていることをゲイバー以外で話したことはない。カミングアウトなんてしたらどんな目で見られるか。最近はだいぶ変わってきたとはいえ、まだまだ偏見の目は根強いものだったから。
でもこの世界だと同性愛は至って普通のこと。こうして堂々と言えて祝福されるなんて、俺にとっては本当に恵まれた世界だと思う。
「あのっ……もうユリウスとのことを知られているので、その……ランベルトさんにお聞きしたいことが、ありまして……」
「おや、私でお力になれることでしたら何でもおっしゃってください」
「ありがとうございます……そのっ、実は……」
俺はある決意をして、ランベルトさんにとあることを相談した。
そして数日。ユリウスは相変らず俺に迫ることは一切なかった。でも「愛している」と言葉にしてくれたり、抱きしめて頬や額へのキスはいつもしてくれる。それでも十分に嬉しいし幸せを噛み締めている。
普段と変わらない生活でも、今まで以上により楽しくなったのは間違いない。
でも俺はもっとユリウスとの関係を進めたいと思ってる。それでもし断られたのなら仕方ない。またタイミングを改めるだけだ。
ユリウスも先へ進むことが嫌なわけじゃないと思うんだ。もしかしたら自分からどう誘えばいいのかわからなくなっているのかもしれないし。
「ユリウスは明日お休みだったよね?」
「ああ。どこか行きたいところでもあるのか?」
「ううん。確認しただけ」
「そうか。……なら明日は久しぶりに外食でもするか。ハルトも休日が必要だろう」
「俺は全然大丈夫なのに。でもありがとう」
ささやかな気遣いが嬉しい。自分のやっていることが特別大変だとは思わないけど、お休みにしてユリウスとどこか出かけられると思うとワクワクしてしまう。だってデートだもん。
いつも通り夕食も終えてお風呂も済ませて、ある程度片付けも終わったら。
「じゃあおやすみ、ハルト」
「おやすみなさい、ユリウス」
ギュッと抱きしめられて額へのキス。にっこりと微笑むとユリウスは自室へと入っていった。それを見送って俺も自室へと入るが、俺は今すぐ寝るわけではない。
部屋の中にある机の引き出しをすっと開ける。そこには俺の必殺アイテムが鎮座していた。そっと手に取り、よし! と気合を入れる。これで嫌われたら目も当てられないが、やってみなきゃわからない。
この時の俺はどうかしていたのだろう。でもユリウスのことが好きすぎたことと、幸せ過ぎて頭が馬鹿になっていた俺には止めることは出来なかったのだ。
ある程度の時間をかけて自室を出ると、向かうはユリウスの部屋。ノックもせずにそっと部屋の扉を開ける。中ヘ入るとベッドに横になっているユリウスの側へと近づいた。その顔を覗けばすーすーと気持ちよさそうに寝息を立てている。
その顔をまじまじと眺める。日に焼けた肌。長いまつ毛。サラサラの金髪。高い鼻筋。薄い唇。眠っていてもそのイケメンっぷりは際立っている。その美しい顔に自分の顔を近づけ、少し開いたその唇に自分の唇を押し付けた。
「んんっ!?」
唇が触れたその瞬間、いきなり体も頭も抑え込まれ、触れただけの唇はより深く密着する。びっくりして混乱している間もなく、薄く開いた口の中に温かいものが侵入した。
ぬるりとする感覚から、どうやらユリウスの舌なのだと理解する。ユリウスの舌は俺の舌を舐め溶かすように何度も何度も絡められた。
「んはっ……お、起きてたの……?」
「ハルトが部屋に入って来た時に目が覚めた。といってもちょうど寝落ちる瞬間だったが。人の気配には敏感だからな。深く眠っていても起きただろう」
音を立てずに部屋に入ったのに、それでもわかっちゃうんだ。やっぱり騎士という職業上、そうなってしまうのだろうか。
「それにしても一体どうしたんだ?」
「あ、あのっ……だってっ……ユリウスは俺に手を出さない、から……」
「は?」
俺が言った言葉が以外だったのか、目を軽く開いてぽかんとするユリウス。
「……俺に手を出して欲しかったのか?」
「だってっ……恋人になったのに、キスも何もないなんて寂しい、と思ったんだ……」
「嫌じゃないのか?」
「え? なんで?」
嫌? 俺がユリウスに手を出されるのが嫌?
そんなことあるわけない! じゃなかったらこんな奇襲みたいな真似しないって!
でもなんで俺が嫌だと思ってるとそんな勘違いしたんだろう? もしかしてあれかな。俺がぽろっと「好きだ」って告白した時、風邪が治り切っていないからってキスを拒んだやつ。それが原因で俺がユリウスとそういうことをしたくないと思われた、とか?
「だって……そう言われたから」
ユリウスは目線を逸らし、言いづらそうにそう答えた。
「言われたって誰に?」
「…………ヴォルテルに」
「ヴォルテル様?」
たっぷりと間を空けて出てきた名前がヴォルテル様……え、なんでそこで出てくる名前がヴォルテル様?
俺の頭にはてなマークがたくさん飛んでいることがわかったユリウスは、順を追って説明してくれた。
俺との関係が恋人になってからの初出勤の日、俺が風邪で高熱を出したことを知っていたヴォルテル様が、俺の様子を知ろうとユリウスを呼んだ。そこでなんとなくそわそわとしているユリウスの様子と、いつもならつっけんどんな冷たい言葉が返ってくるのにその日はそれがなかった。
様子が余りにもおかしすぎると感じたヴォルテル様は、しつこくしつこく、それはもう嫌になるほどしつこーーーくユリウスに何があったのかを聞きだした。
ユリウスも負けじと「何もない」と言っていたが、「話すまで家に帰れると思うなよ」と半ば脅され、拘束時間も長くなって嫌気が差したユリウスは俺とのことを正直に話した。
するとヴォルテル様はそれに対し「めでたい!」と喜び祝福をしてくれたが、「まさかお前、ハルトをめちゃくちゃに抱き潰したりしていないよな?」と確認される。
『お前は今まで誰とも恋仲になったことがない。お前が嬉しいのはわかるがあまりにもがっつくとハルトに嫌われるぞ。まずはちゃんとハルトのことを大事にしたいんだと示せ』
そう言われて俺を抱く気満々だったユリウスは衝撃を受けたそうだ。それで嫌われたくないと思ったユリウスは、必死に自分の欲望を抑え込み今まで俺に手を出すことはしなかったそう。
唇へのキスをしなかったのも、それをしてしまうと歯止めが利かなくなると思ってわざとしなかったそうだ。
「……正直抱きしめてハルトの匂いを嗅ぐだけでも今すぐに押し倒したくてたまらなかった。でもこんな獣じみた俺だと怖がらせると思ったし、傷つけたいわけじゃなかった。だから……」
そりゃ好きでもない人や嫌いな人にそんなことされれば気持ち悪いし絶対嫌だ。でもユリウスだよ? 俺が大好きなユリウスだよ? むしろその獣じみた本能のままでウェルカムだよ?
でもユリウスは俺を傷つけないよう嫌われないよう必死に我慢していたんだよな。俺のために。
いじらしすぎんか。可愛すぎんか。やだ俺の彼氏最高に良い男過ぎて困る。
「ありがとう、ユリウス。なら今日は抱いてくれる? 俺、ユリウスに抱いて欲しい」
「その言葉、後悔するなよ」
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