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バベル戦争編

第十三話 レア・フィリット

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「ご名答。久しいなリアク。まだ子供だな」

「現場指揮官殿。ルゼニア幹部から連絡が入っております」

「わかった。レアであります」

『レア。今何をしている?頼んだものは終わったか?』

「はい、終わってあります」

『そうか、ならいい、以上だ』

レアは拳銃をリアクに向ける。

「なぁリアク。俺の目的はお前を殺すことだ。15年たった、やっと殺すことが出来るぜ」

「じゃあなリアク」

「じゃあなって言うセリフはお前にまんま返すぜ」

「リエ!ララ!」

「第五級魔法!拘束宝来レゼクテイク!」

レアを鎖が縛る。

「くっ、!」

「現場指揮官殿!!」

「第五級魔法!拘束宝来レゼクテイク!」

「くっ、…助かったよ。リエ、ララ…」

はぁ…まじやばかったよ。リアクはレアを見る。

「なぁレア。前世の俺の家とお前の家は仲が良かった。でもよ、お前は己の欲に負け13人余も殺した。今頃お前に情けなどいると思うか?当然思わないよな、ありがとうレア。俺はお前のこと良い奴だと思ってたよ」

リアクは拳銃を手に取りレアに向ける。

「またいつか会おう」

銃声がなり地面には赤い液体が流れる。

「リエ、ララ。先に行ってててくれ」

リエとララはログニションに向かった。

「エザルス…ありがとうよ」

「礼なんていらぬぞ。我はこれからもお主に使える身だ、」

「おう」

「リアク…?」



「魔王様、輪廻総死ゼベアルが死んだって本当ですか?」

「あぁ、全くまんまとはめられおってクソが…いつから魔獣は弱くなったんだ」

「我が行きましょうか?」

四天王第壱位サイガンティ・インフォレクトが声を挙げた。

「いい。今四天王を全員失うのはキツイからな。早く弐位と参位を埋めなければな」



「なぁーセルド、お使い行ってきてー」

ガルディア邸ではリアクの妹、リナがリアクの一個下の弟セルドにお使いを頼んでいた。

「姉貴が行けばいいじゃんか」

リナとセルドが口論してるその時に玄関のドアが開いた。

「ただいまー」

リアクが帰ってきた。ボロボロな服、所々焦げている。

「お兄おかえーって、どしたのその服、」

「あーちょっちな」

「兄貴!姉貴がよぉ、俺にお使い頼むんだけど!なんかガツンと言ってくれよ!」

相変わらず騒がしいな子の家は。

「リアク、聞いたぞ。バベルティア王国のセントレアル国王陛下から国家守護勲章を授与されたと、全くすごいな」

「いつそれを」

俺はちょっと笑い気味で言った。

「そういえばセルド、ロナは?」

「自分の部屋で寝てんじゃねぇーの」

「そっか」
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