鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

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魔導決闘祭編

第一話 戦いの始まり

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俺は、いつもどうりに魔法学校に通っている。一緒に登校してるのは双子の妹リナと友達のリノだ。

今は魔法学校の寮が壊れているためいちいち家から行くのがだるい…そう思うのも普通だが、俺らは転移ファルを使って魔法学校の近くまで行ったあと歩いて登校している。これがいつもの事だ。

「今度魔導決闘祭あるけどさ~。誰と当たるかな~」

今度と言っても3週間後だ。

「でも、ゼティアンと戦いたくないな~」

リノが腕を伸ばしながら言った。

ゼティアンは高等生1年の中で240人中13位という高成績を取っている。

ちなみにリアクは240位。理由は簡単だ。先に多くの戦闘をしてきたリアクは測定試験に全て出席してなく結果240位という事だ。

「リアクが240位…はぁ…リアク本当は強いのにね」

リナ愚痴を漏らす。

「強いのかは知らんよ」

「でもリアク!リエとかは違うけど、ゼティアン含めて上位20位より1位の奴ら全員みんな最下位のリアクを馬鹿にしてるよ!だから次こそ測定試験か魔導決闘祭に出てよね!」

「あぁーそうする」

俺は適当に話を流した。

「もう、話を流さないの!」



「よぉ~最下位!」

ゼティアンがリアクの背中を勢いよく叩いた。

「うっ、…なんだゼティアンか」

「ゼティアン様だろが!底辺風情が!」

ゼティアンは俺の胸倉を掴む。

「てめぇ…魔導決闘祭でぶち殺してやる…ま、底辺のお前じゃ初戦で負けると思うが─」

「おいおい、ゼティアンよーリアクは俺より強いぜ?そんなに言ったらお前秒でやられるぞ」

ベールックが笑いながらきた。ベールックはこう見えて序列9位である。

「くっ、ベールックか」

「おいおい、お前のやり方では自分より上位のやつは様をつけるんだろ?」

「くっ…魔導決闘祭で覚えとけ!」

ゼティアンはそそくさと逃げていった。

「全くゼティアンはまたあんな事をしてるのね」

ララは呆れた声で言った。ちなみに、ララは序列5位。

「ま、多分大丈夫だよ…」

俺は腕を伸ばした。



3週間後。魔導決闘祭当日、全校生徒含め来賓、貴族、そして王族も来た。魔導決闘祭は大陸規模の大会である。

魔導決闘祭のルールは、クラスから5人。各学年から、序列50位までが参加する。

歓声の声が会場全体に響く。

「さぁ!みなさんお待ちかねの魔導決闘祭!!!」

「いぇ~い!!!!」

歓声がさらに大きくなった気がする。

「さぁ始まります!第1試合!5組!ジャーネルルガ・アリメトvs4組!タルガルティア・べゴルス!!!」

「うぁー!!!!!」

タルガルティア…頑張れよ…
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