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未知なる探検編
第八話 第八之天使ウリエル
しおりを挟む〔努力…ね…簡単に言ってくれるよ…〕
「ベールック。もしかしたら動くかもな!ちょっと俺エンジン?主機?まぁーそこらに行ってくるからちょっち艦橋にもいってこい」
「あ、あぁ?」
「多分ここだな…」
リアクはウリエルを呼び出そうとした。すると右手の爪が鋭く変化したり、ツノが片方に生えたり翼が右だけに生えた。全部右ということに共通している。
「お前が…ウリエル…なのか?」
『確かに私はウリエルだ。だが何故それを知る必要がある?』
同じ口で会話するのはなんか不思議だ。
「このシルヴィラを起動させるために力を貸してくれ」
『なぜ貴様のためにこの神の使いである私を使うのか…全くもって分からないぞ?』
「神が建造し、世界を破滅へ導くリーベェルシリーズ。それがもし悪の手に渡ったら何をするか分からない。俺はこの艦艇を人を守るために使う…それか壊す…」
『神が作られたものを貴様が壊すか…無理にも程があるだろう。それに私はリーベェルの八番艦の役目をおう。一番艦はミカエルの役目だ。なぜミカエルがいない…』
ウリエルは疑問を抱く。同じ体のためなのかリアクも同様に疑問を抱く。
『…ふむ…ミカエルが不在と来たか…やむを得ない。始祖十三王に対しての役割も全うする中、貴様に力を貸そう』
「うっ…」
リアクは意識を失い、体はウリエルの支配下になった。
「さて…久しくやるとするか…」
ウリエルがリアクの体を支配する時は目が赤くなる。それと同時に背中に二つの翼が生えた。逆にツノは消えた。
「天に愛され、神に造られしものシルヴィラよ。我ウリエルの名のもとに、再び目覚めたまえ…」
すると艦内が光巨大な爆発音がする。
シルヴィラは少しずつ浮き始め迷宮ジレインドは崩壊し始める。
岩石が落下してくるがシルヴィラには傷一つつかない。
「う、浮いてるぞ!?」
ベールックが驚きながら周りを見渡す。
艦橋一面がガラスのように外が見える。
「え?、え?まだ地下?どれくらい潜ってたのよ私たち…」
リノが焦りながら言った。
艦橋の上部から徐々に光が出てくる。
「地上に出るぞ!!」
シルヴィラは一気に天高く登った。
「な、なんだ?」
画面に写っている円が上空にいる人型の生物を捉えたら円が小さくなった。
「だれだ…?」
「人類を破滅へ導く我、極陰怪奇。魔王様の名を受け参り…」
極陰怪奇は魔獣レベルC-10である。
「ベールック…あれって悪魔?」
「みたいなものだな…」
「天敵たる魔界の忌々しい生物よ…死をあじわえ…」
シルヴィラの主砲から光線がはなたれ極陰怪奇にあたる。
爆発が置き煙が去るとそこには何も無かった。
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