鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

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新・第一章 月ノ氷結花編

第九話 帝謁総会①

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「陛下の下僕が月華神公。全員集合致しました」

帝謁の間。大きなシャンデリアが天井からぶら下がっており、その真下には中心にぽっかり穴が空いていてその穴を囲うようにあるテーブルがあった。

「それでは帝謁総会を始める」

そう言ったのは月華神公1位の病聖ノ医官「ラーゼウス」である。眼鏡をかけ、整った白い髭を生やしている。白い髭が生えているからと言って老人な訳では無い。月人は毛が白いのだ。肌も人間より白に近い。

「第6位のパレッツが、リアク・ガルディアにやられた。復活できるとはいえ、陛下にお手を煩わせてしまったことになる」

ラーゼウスが話す中、そこに割って入る者がいた。

「パレッツは即刻死刑!月華神公の名が汚れた!良くない!死刑!」

そう強く言うのは、4位。暴君ノ総意「クレーラル」である。月華神公の中で1番気合いのある女だろう。露出度の高い服を着て、目立つ胸部を揺らしている。

「そう慌てないでよクレーラル。パレッツも悪いと思うけど、相手がアレだから仕方ないわ」

と8位の永遠ノ晴天「リフェル」が言う。銀髪ロング、瞳は水色。誰が見ても美女という人だ。

「そうだな!相手が英雄王だから仕方ない!死刑は良くない!」

「はぁ…相変わらず馬鹿すぎるよぉ…。クレーラル…」

7位の誠実ノ灯火「カッツ」が呆れたように言う。白いスーツを着てやれやれという感に手を動かす。

「そんなことより、フェナ。奴の使った魔法はなんだ?」

話に終止符を打ち、再び仕切り始めるラーゼウス。

「は、はい…っ!え、っと…彼の使う魔法は一般的に英雄魔法と言われるものです…。術式と同等レベルの火力を誇ります…」

10位、魔帝ノ天聖「フェナ」である。ショートカットで丸メガネをかけ、真っ赤なピアスをしている。白衣を着ていかにも研究員のような感じだ。

「なるほど。如何なさいますか陛下」

「…行かせたのは私の命令だ。どうにもせん」

その眼は、誰もが恐怖する。月華神公も表には出してないが、恐怖を感じている。押し殺しているのだ。

絶望眼。その瞳に写った者全てに絶望を与える。そしてその瞳の前で恐ろしいと感じでしまった場合、強制的に配下になってしまう。月光帝、その配下の数…実に20億に到達する。

そして絶声。絶望眼によって配下になったものに対し、命令を下すと必ず行動させる声。

「分かりました。陛下のご慈悲によりパレッツの処分は否決になった」

月華神公、全員が月光帝を見る。真っ白なスーツを来ている。そして赤いネクタイ。銀髪の好青年に見える。だが年齢は1000を超えるとも言われている。そんな月光帝の名はエンティーゼ・ライズムース。奸雄である。

エンプェイアの先代の奸雄。歴代最強最悪と言われている。奸雄魔法の全てを熟知し、自ら生みだし、派生系として七つの月光術式を完成させた。非の打ち所のない天才である。
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