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Prologue
Sunrise and Tropical Fish
しおりを挟むふと空を見上げるともう太陽が高層ビルの間から顔を出そうとしていた。ミツキは昂揚感と疲労感からか小さい頃に作った雪だるまのように溶けてしまいそうだった。
朝焼けをこんな気持ちで見たのは初日の出以来だろうか。喧騒が足音を立てて近づいてくるとともに光のカーテンに包まれていくのが心地よかった。
そんな帰路だった。
こんな夢を見た、から始まる漱石の夢十夜を彷彿とさせる投稿が今思い返すと人生の岐路に新たなルートを付け加えていた。
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