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3章:夕凪雅(体育祭で活躍せよ)
止まない雨
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本日最後の授業が終わった。
号令後、僕は窓の方を覗いた。外では相変わらず雨が降り続いている。窓側の席に座っているため朝からずっと窓を打つ雨の音を耳元で聞かされ続けている。
本来はリラックス効果のある心地いい自然音のはずだが、数日続けて聞いているからか耳障りになっていた。何事も聞きすぎるのは良くないみたいだ。いや、今の心境故に耳障りだと思ってしまっているのだろう。
6月の天気は雨でスタートした。
雨の日に練習するのは酷だと思い、練習は休みにした。翌日の天気は曇りになっていたので、明日から練習ができると思っていた。だが、天気予報は悪い方向に外れ、1日中雨が降り続いた。前日に沿うようにその日も休みにした。
そして、3日の今日もまた雨が降り続いている。ニュースでは僕たちの地域が梅雨入りを果たしたと報道していた。
練習はここから正念場を迎えるはずだった。2週間かけて『魔の19秒』に取り掛かる予定だった。にも関わらず、雨で練習ができない状態のまま体育祭まで残り2週間を切ってしまった。
「今日はずっと哀愁漂う雰囲気を出しているわね」
外を眺めていると、隣から見知った声が聞こえる。彼女が話す相手は僕くらいなものだから、今の台詞も僕に向けてのものだろう。反応して顔を反対に向ける。そこには荷物を鞄に詰め込む和光さんの姿があった。
「そう見えますか?」
僕の返事で、和光さんは顔をこちらに向けた。
「ええ。いつもなら保健室に行ったり、そのまま寝ちゃったりする亡霊くんが今日はずっと起きた状態で窓の方ばかり見ているのだもの」
「よく僕を見てますね」
図星であることを誤魔化すように彼女にとって痛いところをつく。
「見てるんじゃなくて見えてるのよ。私は視野が広いから」
和光さんは全く効いていない様子で淡々と答える。どうやら日和のようには行かないらしい。まあ、顔を赤らめて恥ずかしがられたら、それはそれで困るのだけど。
「どうやら依頼はあまりうまくいっていないみたいね」
「うまくいってないわけじゃないんです。むしろ、うまくいってる方だとは思います。だからこそ、この状況が不安なんですよね」
『この状況』というのを伝えるために僕は再び外を覗いた。当たり前だが、今もまだ勢いを止めることなく雨は降り続いている。
「なるほど。それは大変かもしれないわね」
僕の意図どおり、和光さんは状況を理解してくれたようだ。
「和光さんは雨が降っている時も練習したほうがいいと思いますか?」
ここまで話したのだから最後まで言ってしまった方がいいだろう。僕は思い切って和光さんに聞くことにした。
「当たり前でしょ」
和光さんからの返答はあっけないものだった。あまりにも早い決断に呆気に取られる。
「才能のない人間が他人よりも抜きん出たいのなら、他人がやってない時間に如何にやるかが勝負よ。劣っている人間は特にその時間を如何に増やせるかが勝負になってくる。雨であろうが構わずやるくらいの覚悟がなければ結果は出ないわ」
僕が興味を持ったところでスラスラと理由づけされていく。
「それだけやっても結果が出ない時もあるけどね」
最後は誰かを嘲笑うかのように鼻を鳴らした。僕が和光さんに対してなんて返すか迷っているうちに担任の先生がやってきた。そこで僕らの話は終わる。
担任の先生が話し始め、帰りの号令がかかる。喋り声に席を立つ音が加わり、教室は先生が来る前よりも騒がしくなる。
「和光さん、さっきはありがとうございました」
喧騒溢れる中で、僕は和光さんに感謝を述べる。担任の先生の話を聞いている間に、僕は和光さんの言葉を飲み込み、自分の中で意見を固めることができていた。
「それと今日の言遊部はお休みさせてもらうって言っておいてもらってもいいですか?」
それから両手を合わせて和光さんに頼み事をした。彼女は一瞬目を丸くするが、すぐに息を吐きながら呆れたような笑みを浮かべる。
「分かったわ。その代わり、体育祭が終わったら数週間は週2回参加しなさい。亡霊くんが参加しないと寂しい思いをする子がいるから」
「それは和光さんですか?」
揶揄ってみると和光さんは冷たい目を向けてきた。流石にやりすぎたな。
「私なわけないでしょ。どこかの『阿婆擦れさん』の話よ」
容易く特定できる言い方だが、口にして良かったのだろうか。それにしても、和光さんは散々罵っておきながら奏さんのことを気にしているのだな。間藤さんの言ったように本当は仲が良いのかもしれないな。
「師匠~!」
二人で話していると、廊下の方から声が聞こえてくる。見知った声だし、見知った呼び名だからすぐに誰か分かった。
夕凪さんは僕と目が合うと教室に入ってきた。メッセージでは『今日の練習』も中止と伝えた。だからショックを受けていたと思ったが、そんなことを感じさせない凛々しい顔つきをしている。
「どうやら、亡霊くんと心持ちは同じみたいね」
こちらにやってくる夕凪さんを見ながら和光さんが呟く。彼女の言葉で僕の中にあった予感は確信に変わる。
「師匠、練習に行きましょう!」
僕らの元にやってきた夕凪さんは間髪入れず、そう発言した。強い意志を持って僕を見据えるとともに、手提げ鞄から物を取り出す。それはレインウェアだった。
「3日も休むと体が訛ってしまう気がしたので、練習できる用意をしてきました」
指示に背き、練習するための物を持ってきた彼女に微笑ましい気持ちを抱いた。依頼の中で彼女はちゃんと自立を始めているように思えたのだ。
「亡霊くんの言っていたとおり、うまくはいっているようね。じゃあ、私は部活に行くわ。あなたが休むことはちゃんと言ってあげるから安心しなさい。もちろん、体育祭以降は週2で参加することも含めてね」
僕が返事する暇もなく和光さんは離れていった。
「部活を休むと言うことは、師匠は私の練習に付き合ってくれるんですか?」
和光さんからの話を聞き、夕凪さんは目を光らせてこちらを見る。僕に返事をさせなかったのは逃げ道を塞ぐためだったみたいだ。まあ、僕から話したことだから逃げるつもりは毛頭ないんだけど。
「うん。メッセージでは中止と伝えたけど、僕も帰りに夕凪さんを練習に誘おうと思ってたところだから」
僕がそう言うと、夕凪さんは瞳を大きくする。
「はい! 喜んで行きます! 流石は師匠ですね!」
夕凪さんはレインウェアを握りしめながら強く喜んだ。
こうして僕らは雨の中の特訓を始める事にしたのだった。
号令後、僕は窓の方を覗いた。外では相変わらず雨が降り続いている。窓側の席に座っているため朝からずっと窓を打つ雨の音を耳元で聞かされ続けている。
本来はリラックス効果のある心地いい自然音のはずだが、数日続けて聞いているからか耳障りになっていた。何事も聞きすぎるのは良くないみたいだ。いや、今の心境故に耳障りだと思ってしまっているのだろう。
6月の天気は雨でスタートした。
雨の日に練習するのは酷だと思い、練習は休みにした。翌日の天気は曇りになっていたので、明日から練習ができると思っていた。だが、天気予報は悪い方向に外れ、1日中雨が降り続いた。前日に沿うようにその日も休みにした。
そして、3日の今日もまた雨が降り続いている。ニュースでは僕たちの地域が梅雨入りを果たしたと報道していた。
練習はここから正念場を迎えるはずだった。2週間かけて『魔の19秒』に取り掛かる予定だった。にも関わらず、雨で練習ができない状態のまま体育祭まで残り2週間を切ってしまった。
「今日はずっと哀愁漂う雰囲気を出しているわね」
外を眺めていると、隣から見知った声が聞こえる。彼女が話す相手は僕くらいなものだから、今の台詞も僕に向けてのものだろう。反応して顔を反対に向ける。そこには荷物を鞄に詰め込む和光さんの姿があった。
「そう見えますか?」
僕の返事で、和光さんは顔をこちらに向けた。
「ええ。いつもなら保健室に行ったり、そのまま寝ちゃったりする亡霊くんが今日はずっと起きた状態で窓の方ばかり見ているのだもの」
「よく僕を見てますね」
図星であることを誤魔化すように彼女にとって痛いところをつく。
「見てるんじゃなくて見えてるのよ。私は視野が広いから」
和光さんは全く効いていない様子で淡々と答える。どうやら日和のようには行かないらしい。まあ、顔を赤らめて恥ずかしがられたら、それはそれで困るのだけど。
「どうやら依頼はあまりうまくいっていないみたいね」
「うまくいってないわけじゃないんです。むしろ、うまくいってる方だとは思います。だからこそ、この状況が不安なんですよね」
『この状況』というのを伝えるために僕は再び外を覗いた。当たり前だが、今もまだ勢いを止めることなく雨は降り続いている。
「なるほど。それは大変かもしれないわね」
僕の意図どおり、和光さんは状況を理解してくれたようだ。
「和光さんは雨が降っている時も練習したほうがいいと思いますか?」
ここまで話したのだから最後まで言ってしまった方がいいだろう。僕は思い切って和光さんに聞くことにした。
「当たり前でしょ」
和光さんからの返答はあっけないものだった。あまりにも早い決断に呆気に取られる。
「才能のない人間が他人よりも抜きん出たいのなら、他人がやってない時間に如何にやるかが勝負よ。劣っている人間は特にその時間を如何に増やせるかが勝負になってくる。雨であろうが構わずやるくらいの覚悟がなければ結果は出ないわ」
僕が興味を持ったところでスラスラと理由づけされていく。
「それだけやっても結果が出ない時もあるけどね」
最後は誰かを嘲笑うかのように鼻を鳴らした。僕が和光さんに対してなんて返すか迷っているうちに担任の先生がやってきた。そこで僕らの話は終わる。
担任の先生が話し始め、帰りの号令がかかる。喋り声に席を立つ音が加わり、教室は先生が来る前よりも騒がしくなる。
「和光さん、さっきはありがとうございました」
喧騒溢れる中で、僕は和光さんに感謝を述べる。担任の先生の話を聞いている間に、僕は和光さんの言葉を飲み込み、自分の中で意見を固めることができていた。
「それと今日の言遊部はお休みさせてもらうって言っておいてもらってもいいですか?」
それから両手を合わせて和光さんに頼み事をした。彼女は一瞬目を丸くするが、すぐに息を吐きながら呆れたような笑みを浮かべる。
「分かったわ。その代わり、体育祭が終わったら数週間は週2回参加しなさい。亡霊くんが参加しないと寂しい思いをする子がいるから」
「それは和光さんですか?」
揶揄ってみると和光さんは冷たい目を向けてきた。流石にやりすぎたな。
「私なわけないでしょ。どこかの『阿婆擦れさん』の話よ」
容易く特定できる言い方だが、口にして良かったのだろうか。それにしても、和光さんは散々罵っておきながら奏さんのことを気にしているのだな。間藤さんの言ったように本当は仲が良いのかもしれないな。
「師匠~!」
二人で話していると、廊下の方から声が聞こえてくる。見知った声だし、見知った呼び名だからすぐに誰か分かった。
夕凪さんは僕と目が合うと教室に入ってきた。メッセージでは『今日の練習』も中止と伝えた。だからショックを受けていたと思ったが、そんなことを感じさせない凛々しい顔つきをしている。
「どうやら、亡霊くんと心持ちは同じみたいね」
こちらにやってくる夕凪さんを見ながら和光さんが呟く。彼女の言葉で僕の中にあった予感は確信に変わる。
「師匠、練習に行きましょう!」
僕らの元にやってきた夕凪さんは間髪入れず、そう発言した。強い意志を持って僕を見据えるとともに、手提げ鞄から物を取り出す。それはレインウェアだった。
「3日も休むと体が訛ってしまう気がしたので、練習できる用意をしてきました」
指示に背き、練習するための物を持ってきた彼女に微笑ましい気持ちを抱いた。依頼の中で彼女はちゃんと自立を始めているように思えたのだ。
「亡霊くんの言っていたとおり、うまくはいっているようね。じゃあ、私は部活に行くわ。あなたが休むことはちゃんと言ってあげるから安心しなさい。もちろん、体育祭以降は週2で参加することも含めてね」
僕が返事する暇もなく和光さんは離れていった。
「部活を休むと言うことは、師匠は私の練習に付き合ってくれるんですか?」
和光さんからの話を聞き、夕凪さんは目を光らせてこちらを見る。僕に返事をさせなかったのは逃げ道を塞ぐためだったみたいだ。まあ、僕から話したことだから逃げるつもりは毛頭ないんだけど。
「うん。メッセージでは中止と伝えたけど、僕も帰りに夕凪さんを練習に誘おうと思ってたところだから」
僕がそう言うと、夕凪さんは瞳を大きくする。
「はい! 喜んで行きます! 流石は師匠ですね!」
夕凪さんはレインウェアを握りしめながら強く喜んだ。
こうして僕らは雨の中の特訓を始める事にしたのだった。
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