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本編:体型正反対夫婦あるある
9 鶏ガラは超甘党
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各ご家庭の「台所の番人」である方々には共感頂けるかと思うのだが、私は自分が苦手とする食材は調理しない。料理の仕方も分からない。苦手なのだから、買い求める時点で対価を支払うのを渋り、調理法を調べてまで手を加えるという行為が苦痛の域に達する。
要は、主婦の特権を振りかざして好きな物を好きなだけ食べて生きている。
私が肥満児から肥満人、そしてどすこいへ素敵に(?)華麗に(?)進化を遂げた最大の理由とも言えよう。
実はどすこい、甘いものよりは辛いものを好み、おやつよりはご飯をしっかり食すタイプだ。飲み物もお茶を好み、カフェインを過剰摂取すると手が震えだすので白湯を飲んで調整したりもする。
おやつは無くても平気だが、一日三食、炭水化物はしっかり接種する。
美味しいよねぇ、炭水化物。
ラーメン・炒飯・餃子セット? なんと甘美な響きだ。毎食でも構わん。
お酒は嗜む程度だが日本酒を好む。原材料である米のほのかな甘みがたまらない。
焼きそばかうどんのおにぎりセット? 最高じゃないの。文句の付け所がない。
それにしても、巷のパスタセットは何故サラダかスープかデザートなのだろう。おにぎりの選択がないのが不思議で仕方がない。
とにかく、ダイエットの天敵とされる「ザ・糖質」、これ無くしては生きていけないのがどすこいだ。
炭水化物は裏切らないだとか、糖質は正義だとか、そんな生温い話ではない。空気や水と同レベルで必要不可欠要素である。
比較対象者である鶏ガラ君と言えば、主食に位置づくものより主菜に副菜とおかずを好む。大食漢ではないが決して小食でもなく、食べ物であれば何でも口にする。
お菓子大好きっ子で、スナック菓子だろうが洋菓子だろうが和菓子だろうがこだわりはない。ついでに各種ソフトドリンクもお酒も大好きだ。
兎に角、私の食べる範囲は全てカバーしてくれる。許容範囲が広いのは、給仕係としては大変有り難く、また助かっている。
しかしながら鶏ガラ君にも食べたいものはあるはずで、殊に私の苦手な食べ物は外食で楽しんで来てもらうことにしている。本人も心得たもので、ランチや飲み会で賄っているはずだ。
おやつもまた然りである。
出かけ先でのお茶休憩の際、私はブラックコーヒーがあれば満足できる。たまにはオシャレなカフェで、鼻腔一杯コーヒーの香りで満たし「芳醇……」などと呟いて恰好をつけたい願望を密かに抱いている。
しかし鶏ガラ君はフードコートに行きたがる。彼は好き嫌いをしない代わりに、クソがつくほどの甘党であることを特筆したい。
鶏ガラ君は、マクドナルドでシェイクをお供にアップルパイを食べる。甘いものを少々不得手とする私にはどちらか単体でも強敵なのだが、彼は平然としている。マクドナルドからのミスタードーナツでクリームだのチョコだの粉砂糖だのを纏ったおやつでコンボを決める。なにやら女子力のあるファンシー食物を平らげた後、水分が足らないとアイスクリームを手にご満悦だ。
「んー。うまっ。けど、水分補給にはならないな」
半ば胸やけを感じる私を差し置いて、シロップを投入したカフェオレをチューっと吸い上げる。
「はぁ~満足。お腹いっぱい」
「でしょうね!」
訊けば、平日は忙しさにかまけて昼食を食べ損ねるのも珍しくないと言う。おにぎりぐらい持たせたいのだが、常に会社にいるとは限らないとのことで弁当の持参はしたがらない。腹が減ってはなんとやら。それで大丈夫なのかと問えば、無人のお菓子販売オフィスサービスを導入しているので、それで賄うとのこと。
う~ん。
心配はあるが、何も食べないまま過ごすよりはマシなのかもしれない。
とまぁこのように、健康面を考えたら、私より鶏ガラ君の方がヤンチャな食生活を営んでいるように思う。
そんな鶏ガラ君が、ある日突然宣言をした。
「あなたがカフェインどうのと言っていたから、俺も気にすることにした」
勤務時間が長いので、眠気覚ましを兼ねてコーヒーを飲んでいるとは聞いたことがある。
私とは違い「アリ&アリで」というのが彼の好みの飲み方だ。そう、砂糖とミルクの両方を入れるのである。砂糖とミルクと聞くとホットミルクを連想する私は眠気を誘うように思えるのだが、そうではないらしい。カフェイン強しといったところか。
「会社で一日に飲む缶コーヒーは5本と決めた」
「ふぁっ⁉」
飲みすぎちゃうんかーいっ。
5本に決めたということは、毎日それ以上飲んでいたということだ。気にすべきはカフェインより砂糖の量だ。糖分の摂り過ぎも甚だしいことこの上ない。缶コーヒーの砂糖含有量をわかりやすく各砂糖に換算して注意喚起されているのは今や広く世界に知れ渡っている。
糖質過剰摂取の自分を棚に上げることになるが、身体に変化がないのだから大丈夫だという思考は些か危険だ。
もはや痩せ型であるかどうかは別の話である。
おお、神よ‼
両腕を大きく広げ、天を煽ぐしかない。信心深い性質でなくとも超越的絶対者が存在するならば助けを求めたくもなるというものだ。
「しかも微糖」
その時に見た「俺ってば超健康志向!」と言わんばかりの満足顔は忘れることが出来ない。鶏ガラ君と出会ってこのかた、祝福を受けた時も健やかなる時も一緒に歩んできた。幸せの瞬間にも見たことのない──思い出が出涸らしのカスに思えるほどの──満面の笑みであった。
いつもは鶏ガラ君の理系思考に気圧される私も、たまには文系力を発揮する。口では負ける気がしない。ここぞとばかりにあることないことを勢いに任せて言い募った。
結果、「んじゃぁブラックにするかなぁ」とのこと。でもなぁという雰囲気は隠しきれていなかったので、実際どうしているかは不明である。
子どもと同じで悪事は隠れてするのが男性だと思っている。大きな身体に見合わない小さな悪事をしでかすところに可愛気を感じてしまうのは惚れた弱みだとしても、自宅での甘味摂取量を知る立場としては許容し難いものがある。
有無を言わさず、水筒を持たせることにした。
数日間は大人しく水筒を持参して出かけて行ったが、あっと言う間に故意に忘れていくようになった。
理由が「重いから」ときたもんだ。たかが0.5リットルの重みが煩わしいとはへなちょこにもほどがある。
なにはともあれ、がんより糖尿病の危険性が高いのではないかと本気で危惧せざるを得ない。生命保険の再見直しは当分したくない。
意識改革。
どすこいと鶏ガラには非常に重く恐ろしい言葉であるが、立ち向かわねばならない時が来ているらしかった。
要は、主婦の特権を振りかざして好きな物を好きなだけ食べて生きている。
私が肥満児から肥満人、そしてどすこいへ素敵に(?)華麗に(?)進化を遂げた最大の理由とも言えよう。
実はどすこい、甘いものよりは辛いものを好み、おやつよりはご飯をしっかり食すタイプだ。飲み物もお茶を好み、カフェインを過剰摂取すると手が震えだすので白湯を飲んで調整したりもする。
おやつは無くても平気だが、一日三食、炭水化物はしっかり接種する。
美味しいよねぇ、炭水化物。
ラーメン・炒飯・餃子セット? なんと甘美な響きだ。毎食でも構わん。
お酒は嗜む程度だが日本酒を好む。原材料である米のほのかな甘みがたまらない。
焼きそばかうどんのおにぎりセット? 最高じゃないの。文句の付け所がない。
それにしても、巷のパスタセットは何故サラダかスープかデザートなのだろう。おにぎりの選択がないのが不思議で仕方がない。
とにかく、ダイエットの天敵とされる「ザ・糖質」、これ無くしては生きていけないのがどすこいだ。
炭水化物は裏切らないだとか、糖質は正義だとか、そんな生温い話ではない。空気や水と同レベルで必要不可欠要素である。
比較対象者である鶏ガラ君と言えば、主食に位置づくものより主菜に副菜とおかずを好む。大食漢ではないが決して小食でもなく、食べ物であれば何でも口にする。
お菓子大好きっ子で、スナック菓子だろうが洋菓子だろうが和菓子だろうがこだわりはない。ついでに各種ソフトドリンクもお酒も大好きだ。
兎に角、私の食べる範囲は全てカバーしてくれる。許容範囲が広いのは、給仕係としては大変有り難く、また助かっている。
しかしながら鶏ガラ君にも食べたいものはあるはずで、殊に私の苦手な食べ物は外食で楽しんで来てもらうことにしている。本人も心得たもので、ランチや飲み会で賄っているはずだ。
おやつもまた然りである。
出かけ先でのお茶休憩の際、私はブラックコーヒーがあれば満足できる。たまにはオシャレなカフェで、鼻腔一杯コーヒーの香りで満たし「芳醇……」などと呟いて恰好をつけたい願望を密かに抱いている。
しかし鶏ガラ君はフードコートに行きたがる。彼は好き嫌いをしない代わりに、クソがつくほどの甘党であることを特筆したい。
鶏ガラ君は、マクドナルドでシェイクをお供にアップルパイを食べる。甘いものを少々不得手とする私にはどちらか単体でも強敵なのだが、彼は平然としている。マクドナルドからのミスタードーナツでクリームだのチョコだの粉砂糖だのを纏ったおやつでコンボを決める。なにやら女子力のあるファンシー食物を平らげた後、水分が足らないとアイスクリームを手にご満悦だ。
「んー。うまっ。けど、水分補給にはならないな」
半ば胸やけを感じる私を差し置いて、シロップを投入したカフェオレをチューっと吸い上げる。
「はぁ~満足。お腹いっぱい」
「でしょうね!」
訊けば、平日は忙しさにかまけて昼食を食べ損ねるのも珍しくないと言う。おにぎりぐらい持たせたいのだが、常に会社にいるとは限らないとのことで弁当の持参はしたがらない。腹が減ってはなんとやら。それで大丈夫なのかと問えば、無人のお菓子販売オフィスサービスを導入しているので、それで賄うとのこと。
う~ん。
心配はあるが、何も食べないまま過ごすよりはマシなのかもしれない。
とまぁこのように、健康面を考えたら、私より鶏ガラ君の方がヤンチャな食生活を営んでいるように思う。
そんな鶏ガラ君が、ある日突然宣言をした。
「あなたがカフェインどうのと言っていたから、俺も気にすることにした」
勤務時間が長いので、眠気覚ましを兼ねてコーヒーを飲んでいるとは聞いたことがある。
私とは違い「アリ&アリで」というのが彼の好みの飲み方だ。そう、砂糖とミルクの両方を入れるのである。砂糖とミルクと聞くとホットミルクを連想する私は眠気を誘うように思えるのだが、そうではないらしい。カフェイン強しといったところか。
「会社で一日に飲む缶コーヒーは5本と決めた」
「ふぁっ⁉」
飲みすぎちゃうんかーいっ。
5本に決めたということは、毎日それ以上飲んでいたということだ。気にすべきはカフェインより砂糖の量だ。糖分の摂り過ぎも甚だしいことこの上ない。缶コーヒーの砂糖含有量をわかりやすく各砂糖に換算して注意喚起されているのは今や広く世界に知れ渡っている。
糖質過剰摂取の自分を棚に上げることになるが、身体に変化がないのだから大丈夫だという思考は些か危険だ。
もはや痩せ型であるかどうかは別の話である。
おお、神よ‼
両腕を大きく広げ、天を煽ぐしかない。信心深い性質でなくとも超越的絶対者が存在するならば助けを求めたくもなるというものだ。
「しかも微糖」
その時に見た「俺ってば超健康志向!」と言わんばかりの満足顔は忘れることが出来ない。鶏ガラ君と出会ってこのかた、祝福を受けた時も健やかなる時も一緒に歩んできた。幸せの瞬間にも見たことのない──思い出が出涸らしのカスに思えるほどの──満面の笑みであった。
いつもは鶏ガラ君の理系思考に気圧される私も、たまには文系力を発揮する。口では負ける気がしない。ここぞとばかりにあることないことを勢いに任せて言い募った。
結果、「んじゃぁブラックにするかなぁ」とのこと。でもなぁという雰囲気は隠しきれていなかったので、実際どうしているかは不明である。
子どもと同じで悪事は隠れてするのが男性だと思っている。大きな身体に見合わない小さな悪事をしでかすところに可愛気を感じてしまうのは惚れた弱みだとしても、自宅での甘味摂取量を知る立場としては許容し難いものがある。
有無を言わさず、水筒を持たせることにした。
数日間は大人しく水筒を持参して出かけて行ったが、あっと言う間に故意に忘れていくようになった。
理由が「重いから」ときたもんだ。たかが0.5リットルの重みが煩わしいとはへなちょこにもほどがある。
なにはともあれ、がんより糖尿病の危険性が高いのではないかと本気で危惧せざるを得ない。生命保険の再見直しは当分したくない。
意識改革。
どすこいと鶏ガラには非常に重く恐ろしい言葉であるが、立ち向かわねばならない時が来ているらしかった。
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