どすこいと鶏ガラ

るーま

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オマケ

どすこいの巻末付録

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 本編では主に鶏ガラの生態を扱ったので、オマケにどすこいの生態をまとめてレポートすることにした。
 私にとっては変哲もない事柄ばかりではあるが、鶏ガラ君が声を潜めて笑ったり驚いたりしていた事象をいくつか挙げてみようと思う。
 鶏ガラ君限定で「有り得ない」事柄ばかりであったらごめんなさい。その時は「わかる~」と頷いてただけると嬉しい。


・どすこいは体温が高いと思われがち。
 筋量も筋力も、鶏ガラ君と同じくらい乏しい。脂肪が熱量を発っせられていたら、多分どすこいではなくなっている。よって、どすこいだって冬は寒い。

・ふくよかな女性が皆、お胸も豊満だと思うなよ!
 脂肪との付き合いが長くとも、希望の位置に動かせるはずもない。太っているからといって巨乳になれるわけではないのである。
 見事な円錐だとか、メソポタミア文明(主に柱の様式)だとか形容される通り、真横から見れば一目瞭然。バストよりウェスト部位の方が出っ張っている。謂わば、鏡餅方式である。

・PTAや地域の活動を含めた奉仕活動では、何かと力仕事を頼まれる。もしくは男性陣の作業グループに組み込まれる。
 脂肪は売るほどあっても筋力が備わっているわけではないんだけどなぁ。
 ともあれ、仕事は与えられたほうが気楽であるので甘んずるに限る。
 
・サイズ問題から服飾関係は外資系ブランドに頼りがちだが、アジアンサイズだのペティートサイズだのと要らぬ気遣いに苦心している。
 ここ最近、店頭でアジアンサイズしか見かけないこともある。ついでにメンズ商品も細身が主流であるらしく、「大柄な女性は紳士服で賄える神話」は崩れたと言える。頼れる受け皿が無くなりつつある現状は非常に心苦しい。
 いやホントお願いしますよ。
 アジアンにだって大柄な生き物存在する。通常サイズと二通り用意してくれると大変助かる。アジアンサイズはレングスも短く「寸足らず」な鶏ガラ現象が起こるので、どすこいに限らず通常サイズ商品の需要はあるはずだ。

・国産ブランドの店員に「こちらウェスト、ゴムなんでぇ~」とサイズアウトを誤魔化せる楽チンな商品を勧められがち。
 着用できるかどうかという点については、非常にありがたい提案である。
 だがしかし。
 ゴムは肉に食い込んで痛痒くなる。痒くなるから、若干上げ下げを繰り返しながら一日を過ごすことになる。結果、胴回り全般が痒くてしかたなのない夜を過ごすことになる。
 
・寒い季節、ダウンコートを着ると「おめでとう!」と祝われがち。
 ご近所さんやそれほど親しくない人への対応にほとほと困る。
 冬が来るたびに都合よく妊娠するわけがないと、そろそろ気付いてくれていい。
 否定して謝られるのも申し訳ないが、否定したにかかわらず「おめでたい話を隠す必要があるのか」とにじり寄られるのは本当に辛いものがある。気圧され、ねつ造してしまった予定日を過ぎても何も生まれてきやしないのだから。

・キャラ立ちさせるためにわざと高カロリーな食べ物を選んでいると思われがち。
 そんな職業病みたいな十字架を自ら背負うと本気で思っているのだろうか。どすこいは仕事ではない。趣味でもないけど。
 ただ、高カロリーな食べ物はひたすら美味しいのだから仕方がない。
 
・「カレーは飲み物なんでしょ?」と期待に満ち溢れた目を向けられがち。
 はぃぃ? ちょっと期待には答えられそうにはないなぁ。ごめんなさいね。
 カレーはカレー。どすこいの目にもちゃんとカレーに見えている。
 食事は自分のペースで食べさせていただきたい。カレーの日は消費白米が倍になるし、場合によっては掻きこむことはあるけどね。

・焼き肉店で何を差し置いてもチョレギサラダから注文する女性は嫌厭しがち。
 ハッ! 肉を食せ。肉を。
 隣の席にカップルが来たら要注意。内心に止まらず「ハッ!」と音を口にしてしまう。十中八九、彼女はサラダと焼き野菜から確定し、〆のクッパかビビンバで悩みだすからだ。
「えーでも、食べられるかなぁ? ハーフサイズにしよっかなぁ」
 好きにしろ。だが、その前に肉を選んで肉を食せ。肉のお供は白米だろうがぃっ。それから冷麺だろうがなんだろうがハーフかどうか悩むといい。

・食べ放題は好きだが、ビュッフェだとほんのちょっとだけテンションが落ち着く。
 料理は席まで運んできて欲しい。

・外食は大好きだが、流行りの立ち喰いスタイルだとちょっとだけテンションが落ち着く。
 食事は座ってとりたい。
 と言うか、基本的に座りたい。
 
・近所に新しい飲食店がオープンするとご近所さんやママ友の皆さんが薦めてくださる。
 「ねぇねぇ、あそこ行った? どうだった?」と訊かれる。私は覆面調査官ではない。ただのどすこいだと丸分かりのはずだ。
 さておき、確かに気になるお店には行ってみるけれど、基本的に私は食べ物を不味いと感じることがないので参考にはならないと思う。
「苦手だ。だが食う!」
 出されたものは美味しく綺麗に食べきるのを信条としている。

 以上、パッと思い付いた順に書き並べてみた。
 他にもあるだろうが、あまりに日常の出来事なので自分では分からないというのが本音である。鶏ガラ君に聞いてみることも考えたが、せっかく忘れてくれたあれこれを思い起こさせたくはない。必要以上に揶揄われるのがオチなので止めておく。
 ただ、これからもどすこいと鶏ガラの発見は続くということだけは言える。楽しみといえば楽しみである。
 それらの報告はいずれまた。
 機会あらば、その時に……。
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