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他人の幸せが喜べることが一番の幸せかもしれない
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夏休みに入ってから、驚くことが起きた。なんと鈴木の作品がとある文学賞を受賞した。
「アンダー二十」ではなく、年齢制限なしの割と名のある文学賞だったから、鈴木の名前が新聞や雑誌にも掲載されることとなった。
俺と伊月はその知らせを受けたある土曜日の昼間、何も考えずに電車に乗って鈴木の家まで行った。途中でケーキを買って行った。ピースのショートケーキ。伊月がホールを買うべきだと主張したが、俺はショートケーキを三つ買うべきだと主張した。小説が切羽詰まっていない時の鈴木は割と少食だからだ。結局伊月は俺の意見に従い、二人で鈴木の許へ向かった。
彼女の家に来たのはこの時が初めてだった。住宅街のマンションの真ん中の階に住んでいた。思えば、女子の部屋に入るのは幼稚園の時を除いてこの時が初めてだったが、伊月がいたせいで特別変な感情は湧きおこらなかった。
鈴木のお母さんは専業主婦で、汗だくの高校生二人がいきなり家に押しかけてきても、文句ひとつ言わず、にこやかに対応してくれた。娘が文学賞を獲ってご機嫌だったこともあるのだろう。
「鈴木さんと同じ文芸部の部長、伊月圭介です。宜しくお願いします」
伊月はこういう時、とても頼りになる。見た目爽やかな礼儀正しい高校生の伊月だ、大人受けは抜群だった。
「文芸部の日向昇です」
俺も精一杯、伊月の真似をした。
「はあい」
鈴木ママは、鈴木に似ず派手な人で、ピンクのシャツに白いスキニーを履いていた。鈴木ママがドアのチェーンを外す。
「お邪魔します」
果敢に伊月が乗り込む。
「お邪魔します」
俺も伊月の後に続く。
「伊月君」
奥から声がした。鈴木がいた。少し大きめのグレーのパーカにデニムスカートを履いた鈴木は、普段よりもかえって華奢に見えた。
「日向君も」
「お祝いしようと思って」
俺は持ってきたケーキを渡した。
「ありがとう、今お皿に出すね」
そう言って、鈴木は奥に引っ込んだ。皿の上に出されたケーキは見事に全て倒れていたが、鈴木はそれに関して何も言わず、美味しい美味しいと食べていた。どうやら俺たちは興奮で少し走り過ぎていたのかもしれない。
「メールしただけなのに、よくうちの場所分かったね」
「まあ、グーグルマップがあるしな」
伊月が自慢げに言う。
「何でちょっと誇らしげなんだよ」
俺が突っ込むと鈴木が笑った。鈴木の部屋はシンプルで、ベッドに机にクローゼット。あとは天井まで延びている本棚が壁一面に三つあるだけだった。当然、俺らの興味は本棚に向く。
「見ていい?」
たまらなくなって、俺は本棚を指さしながら聞く。
「うん」
俺は本棚を物色した。読んだことのある本が半分、タイトルだけ知っている本が三割、あとは全く知らない本だった。全体的に、絵本が多い。伊月も勝手にその中の一つを取り出し、
「わあ、懐かしいな、これ」
「私も懐かしいな」
二人で盛り上がっていた。俺は絵本を一つ抜き取る。小さな犬が、オオカミになりたいと願い、訓練するお話だった。
「それも懐かしい」
鈴木が優しい目つきで本を見る。
「面白いな、これ」
「日向君、絵本は読まないの?」
「読むけど、そこまで詳しく無いな」
「結構面白いでしょ?」
俺がああ、と返事をする前に、
「光、これ借りて良い?」
伊月の声にかき消された。
帰りの電車の中で、俺たちは殆ど会話をしなかった。バスに乗ればいいところを、歩いて鈴木の家に向かったせいもあるのだろう、俺たちは疲れていた。しかしそれ以上に、俺らは鈴木の才能に打ちのめされていた。鈴木の文才は、俺たちが一番知っていたし、それを見出したのは他の誰でもない、伊月だ。それでもやはり、俺たちはショックだった。好きなことに没頭し、自分の世界を作り上げることの出来る鈴木に、俺たちは心の中で嫉妬していた。お互い口には出さなかったが、今どんな感情を持っているのか、なんとなく俺らは理解していた。
伊月は普段から表立って態度には出さないものの、結構プライドが高い。根っからの負けず嫌いだ。普段からめちゃくちゃ努力している姿を見ているから、俺にはわかる。彼が圧倒的才能を前にして何も感じないはずはなかった。でも、俺の方が「下」だ。だって俺は何もできない。伊月みたいに友達が多いわけでもないし、勉強が出来てネタの引き出しがたくさんある訳でもない。プライドだけが高い。俺は今のままじゃ、きっとどこにも行けやしない。俺はわかっていた。
突然、鈴木の言葉を思い出す。
「日向君は小説を書かないんですか?」
小動物のような真ん丸な目の中に、俺の姿が映っていた。そんな簡単に言うな。俺は、お前じゃない。
その日、俺は家で初めて、作文の宿題も無いのに原稿用紙に向かってみた。何も書いていない四百字の原稿用紙。母校の中学校の名前が真ん中に印字されている、もう使わないと思って奥にしまっていた紙。
俺はそのまっさらな二十枚の紙と2Bの鉛筆を前に、一時間弱座っていた。
その日俺は、驚くべきことに、ただの一文字も書けなかった。何を書くべきかなんて全く検討もつかなかった。俺には何も書くべきことなんか無かった。何か一言でも書けさえすれば、そこから自然に言葉が出てくるような気もしたが、遂に俺はそれを捕えることが出来なかった。俺は自分自身に絶望し、諦めた。
改めて俺は認識した。
俺は空っぽだ。
「アンダー二十」ではなく、年齢制限なしの割と名のある文学賞だったから、鈴木の名前が新聞や雑誌にも掲載されることとなった。
俺と伊月はその知らせを受けたある土曜日の昼間、何も考えずに電車に乗って鈴木の家まで行った。途中でケーキを買って行った。ピースのショートケーキ。伊月がホールを買うべきだと主張したが、俺はショートケーキを三つ買うべきだと主張した。小説が切羽詰まっていない時の鈴木は割と少食だからだ。結局伊月は俺の意見に従い、二人で鈴木の許へ向かった。
彼女の家に来たのはこの時が初めてだった。住宅街のマンションの真ん中の階に住んでいた。思えば、女子の部屋に入るのは幼稚園の時を除いてこの時が初めてだったが、伊月がいたせいで特別変な感情は湧きおこらなかった。
鈴木のお母さんは専業主婦で、汗だくの高校生二人がいきなり家に押しかけてきても、文句ひとつ言わず、にこやかに対応してくれた。娘が文学賞を獲ってご機嫌だったこともあるのだろう。
「鈴木さんと同じ文芸部の部長、伊月圭介です。宜しくお願いします」
伊月はこういう時、とても頼りになる。見た目爽やかな礼儀正しい高校生の伊月だ、大人受けは抜群だった。
「文芸部の日向昇です」
俺も精一杯、伊月の真似をした。
「はあい」
鈴木ママは、鈴木に似ず派手な人で、ピンクのシャツに白いスキニーを履いていた。鈴木ママがドアのチェーンを外す。
「お邪魔します」
果敢に伊月が乗り込む。
「お邪魔します」
俺も伊月の後に続く。
「伊月君」
奥から声がした。鈴木がいた。少し大きめのグレーのパーカにデニムスカートを履いた鈴木は、普段よりもかえって華奢に見えた。
「日向君も」
「お祝いしようと思って」
俺は持ってきたケーキを渡した。
「ありがとう、今お皿に出すね」
そう言って、鈴木は奥に引っ込んだ。皿の上に出されたケーキは見事に全て倒れていたが、鈴木はそれに関して何も言わず、美味しい美味しいと食べていた。どうやら俺たちは興奮で少し走り過ぎていたのかもしれない。
「メールしただけなのに、よくうちの場所分かったね」
「まあ、グーグルマップがあるしな」
伊月が自慢げに言う。
「何でちょっと誇らしげなんだよ」
俺が突っ込むと鈴木が笑った。鈴木の部屋はシンプルで、ベッドに机にクローゼット。あとは天井まで延びている本棚が壁一面に三つあるだけだった。当然、俺らの興味は本棚に向く。
「見ていい?」
たまらなくなって、俺は本棚を指さしながら聞く。
「うん」
俺は本棚を物色した。読んだことのある本が半分、タイトルだけ知っている本が三割、あとは全く知らない本だった。全体的に、絵本が多い。伊月も勝手にその中の一つを取り出し、
「わあ、懐かしいな、これ」
「私も懐かしいな」
二人で盛り上がっていた。俺は絵本を一つ抜き取る。小さな犬が、オオカミになりたいと願い、訓練するお話だった。
「それも懐かしい」
鈴木が優しい目つきで本を見る。
「面白いな、これ」
「日向君、絵本は読まないの?」
「読むけど、そこまで詳しく無いな」
「結構面白いでしょ?」
俺がああ、と返事をする前に、
「光、これ借りて良い?」
伊月の声にかき消された。
帰りの電車の中で、俺たちは殆ど会話をしなかった。バスに乗ればいいところを、歩いて鈴木の家に向かったせいもあるのだろう、俺たちは疲れていた。しかしそれ以上に、俺らは鈴木の才能に打ちのめされていた。鈴木の文才は、俺たちが一番知っていたし、それを見出したのは他の誰でもない、伊月だ。それでもやはり、俺たちはショックだった。好きなことに没頭し、自分の世界を作り上げることの出来る鈴木に、俺たちは心の中で嫉妬していた。お互い口には出さなかったが、今どんな感情を持っているのか、なんとなく俺らは理解していた。
伊月は普段から表立って態度には出さないものの、結構プライドが高い。根っからの負けず嫌いだ。普段からめちゃくちゃ努力している姿を見ているから、俺にはわかる。彼が圧倒的才能を前にして何も感じないはずはなかった。でも、俺の方が「下」だ。だって俺は何もできない。伊月みたいに友達が多いわけでもないし、勉強が出来てネタの引き出しがたくさんある訳でもない。プライドだけが高い。俺は今のままじゃ、きっとどこにも行けやしない。俺はわかっていた。
突然、鈴木の言葉を思い出す。
「日向君は小説を書かないんですか?」
小動物のような真ん丸な目の中に、俺の姿が映っていた。そんな簡単に言うな。俺は、お前じゃない。
その日、俺は家で初めて、作文の宿題も無いのに原稿用紙に向かってみた。何も書いていない四百字の原稿用紙。母校の中学校の名前が真ん中に印字されている、もう使わないと思って奥にしまっていた紙。
俺はそのまっさらな二十枚の紙と2Bの鉛筆を前に、一時間弱座っていた。
その日俺は、驚くべきことに、ただの一文字も書けなかった。何を書くべきかなんて全く検討もつかなかった。俺には何も書くべきことなんか無かった。何か一言でも書けさえすれば、そこから自然に言葉が出てくるような気もしたが、遂に俺はそれを捕えることが出来なかった。俺は自分自身に絶望し、諦めた。
改めて俺は認識した。
俺は空っぽだ。
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