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1章 ユニークスキルがぶっ壊れてます
1話 神に呼び出されました
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「おはようございます、私神と申すものなのですが今お時間よろしいでしょうか?」
…………
………
……
…
おはようございます!
俺!緑川 春です!!
唐突ですが皆様に質問したい事がございます!!
寝て起きたら目の前に物凄く光る神様が居た事とか
めちゃくちゃ光ってる神様に起こされたりだとか、
むっちゃくちゃに光りまくってる神様に話しかけられるとか、そんな経験ってありますか…?
いや、無いですよね、ありえないですよね、
あってたまるかって話ですもんね。
それが今目の前で起こってる俺はどうするべきですか?
とりあえず言わせてください。
全くもって理解が追い付かないんですが!!?
「って事で、ここはどこでしょうか?」
「あ、はい、先に説明が必要でしたね!
ここは私達、神と呼ばれる者達が存在出来る空間、人の言葉で言い表せると神域と言う場所です!
その神域の中の私の居場所である、『転生の間』という所になります。
この転生の間って一応は私の家という事になってるのですが、とてもとてもとっても退屈な場所でして…退屈凌ぎに話相手を探してる時に丁度よく寝たまま死にかけてた人が居たので、死ぬ瞬間に転生の間に呼ばせてもらいました!!」
「……あ、うん。今さらっと言ってたけどさ?俺死んだって事だよね?さらっと言ってたけどそういう事だよね?え?何で死んだの?色々突っ込みどころ多過ぎて困るんだけど、これどうしたらいい??」
「うーん…どうするも何も死んでしまいましたから、どうしようもないかと!!」
「まぁ確かにね!とかならないからね!?
せめて死んだ理由を教えるとかさ色々あるじゃん!?」
「あー…理由は聞かない方がいいかと思うのですが……」
理由聞いちゃダメなの!?
そんな酷い感じなの!?
怖いけど…怖いけど気になるんだよな…
「えっなに?なんか怖いんだけど、そんな悲惨な死に方したの…!?」
「いや、うつ伏せで寝て息が出来ない中でそのままぽっくりと…」
これは…うん…聞かない方が良かったかも。
「オレ、イマ、トテモハズカシイ。」
いやいや!こんな死に方する人居る!?
聞いた事もないよ!?
苦しくて寝返りうつとかさ!?
普通あるじゃん!!
「でも!そんな事は置いといて!お話をしましょう!」
「確かに話を変えてくれるのは嬉しいけど!けど!俺今とても悲しいです!!」
「まぁまぁ、お話相手になってくれたら、また人として生き返らせる事も出来ますよ?ね?話すだけで生き返れるんですよ!お得でしょ!」
何なんだこの自称女神とやらは、
何処の訪問販売だよ!
「話すったって何を話すんだよ」
「うーん…そこは特に考えてませんでしたね……じゃあ私の世界の話をしましょう!」
「え、私の世界ってあんた世界の管理とかしてんのか?」
「えっへん!これでも転生の女神ですからね!それよりも!あんたって何なんですか!私にはちゃんとリビアって名前があるんです!完璧超神美女のリビア!はい!呼んでみてください!リピートゥアフタァーミィー?」
自分で自分を褒めちぎる駄女神はスルーして話を聞くことにするか。
「はいはい、それでリビア様とやらの世界はどんな世界なんだ?」
「あ!今適当に流しましたね!?むぅ…ひどいです…今とても悲しいです…これは悲し過ぎて転生をさせる気が無くなりそうです……」
(転生を取りやめるだと!?
それは困る!とても困る!!
何が困るって今死んだ瞬間に戻ったとしたら
成仏出来ずに周りの人に死んだ瞬間を見つけられる所をずっと眺めるしか出来ない地縛霊になるのだけは困る!!)
「ははぁ!とても偉大な完璧超神美女のリビア様の世界はリビア様のように凄く美しそうな世界な気がします!!」
「ふふ~ん、そうです!とっても美しい綺麗な世界なのです!それが分かる春さんはやっぱり選んで正解でした!そして私の見る目もよかったんですね!流石私です!!」
(いや、ちょろ過ぎるだろこの女神!?確かに美女なのは認めるけどちょろ過ぎない!?)
「ま、まぁ、とりあえずリビア様の世界はどんな所なんだ?」
「こほん、そうですね、まず初めに説明しておきたいのが、春さんの世界とは全く違う進化の道を歩んできた世界であり科学技術の進化という道ではありません。簡単に説明させてもらうと、春さんの世界でいうゲームのような世界です!レベルの概念や魔法だったりとかそんな感じですね!スキルだとか色々とありますよ!」
(ゲーム……レベルやスキル……
これ男なら興味出ない方がおかしいよな…!!)
「よし、転生しよう、今すぐしよう、そうしよう!」
「ダメです!まだお話をし足りません!契約違反です!約束違反ですー!!」
「えー、話すって言っても、もう世界の事は聞いたしなぁ~」
「せっかく呼んだのに直ぐにお別れは悲しいです!まだ全然話してないのです!!」
リビアが今にも泣き出しそうになりながら早口でまくしたててくる。
(なんか俺が悪者みたいになってて心がとても痛い。気がする…。)
「あぁー!もう!わかったよ!話せばいいんだろ!よし!こい!いつでもいいぞ!!」
元の世界に未練がないわけじゃないが
死んでしまったものは確かに仕方がない。
とりあえず先の事を考えて生きていくとするか!
「あ、パソコンの中のデータ全部消しとけば良かった。」
なんつって!このセリフ一度言ってみたかっただけなんだけどな!
ーー-To be continued---
…………
………
……
…
おはようございます!
俺!緑川 春です!!
唐突ですが皆様に質問したい事がございます!!
寝て起きたら目の前に物凄く光る神様が居た事とか
めちゃくちゃ光ってる神様に起こされたりだとか、
むっちゃくちゃに光りまくってる神様に話しかけられるとか、そんな経験ってありますか…?
いや、無いですよね、ありえないですよね、
あってたまるかって話ですもんね。
それが今目の前で起こってる俺はどうするべきですか?
とりあえず言わせてください。
全くもって理解が追い付かないんですが!!?
「って事で、ここはどこでしょうか?」
「あ、はい、先に説明が必要でしたね!
ここは私達、神と呼ばれる者達が存在出来る空間、人の言葉で言い表せると神域と言う場所です!
その神域の中の私の居場所である、『転生の間』という所になります。
この転生の間って一応は私の家という事になってるのですが、とてもとてもとっても退屈な場所でして…退屈凌ぎに話相手を探してる時に丁度よく寝たまま死にかけてた人が居たので、死ぬ瞬間に転生の間に呼ばせてもらいました!!」
「……あ、うん。今さらっと言ってたけどさ?俺死んだって事だよね?さらっと言ってたけどそういう事だよね?え?何で死んだの?色々突っ込みどころ多過ぎて困るんだけど、これどうしたらいい??」
「うーん…どうするも何も死んでしまいましたから、どうしようもないかと!!」
「まぁ確かにね!とかならないからね!?
せめて死んだ理由を教えるとかさ色々あるじゃん!?」
「あー…理由は聞かない方がいいかと思うのですが……」
理由聞いちゃダメなの!?
そんな酷い感じなの!?
怖いけど…怖いけど気になるんだよな…
「えっなに?なんか怖いんだけど、そんな悲惨な死に方したの…!?」
「いや、うつ伏せで寝て息が出来ない中でそのままぽっくりと…」
これは…うん…聞かない方が良かったかも。
「オレ、イマ、トテモハズカシイ。」
いやいや!こんな死に方する人居る!?
聞いた事もないよ!?
苦しくて寝返りうつとかさ!?
普通あるじゃん!!
「でも!そんな事は置いといて!お話をしましょう!」
「確かに話を変えてくれるのは嬉しいけど!けど!俺今とても悲しいです!!」
「まぁまぁ、お話相手になってくれたら、また人として生き返らせる事も出来ますよ?ね?話すだけで生き返れるんですよ!お得でしょ!」
何なんだこの自称女神とやらは、
何処の訪問販売だよ!
「話すったって何を話すんだよ」
「うーん…そこは特に考えてませんでしたね……じゃあ私の世界の話をしましょう!」
「え、私の世界ってあんた世界の管理とかしてんのか?」
「えっへん!これでも転生の女神ですからね!それよりも!あんたって何なんですか!私にはちゃんとリビアって名前があるんです!完璧超神美女のリビア!はい!呼んでみてください!リピートゥアフタァーミィー?」
自分で自分を褒めちぎる駄女神はスルーして話を聞くことにするか。
「はいはい、それでリビア様とやらの世界はどんな世界なんだ?」
「あ!今適当に流しましたね!?むぅ…ひどいです…今とても悲しいです…これは悲し過ぎて転生をさせる気が無くなりそうです……」
(転生を取りやめるだと!?
それは困る!とても困る!!
何が困るって今死んだ瞬間に戻ったとしたら
成仏出来ずに周りの人に死んだ瞬間を見つけられる所をずっと眺めるしか出来ない地縛霊になるのだけは困る!!)
「ははぁ!とても偉大な完璧超神美女のリビア様の世界はリビア様のように凄く美しそうな世界な気がします!!」
「ふふ~ん、そうです!とっても美しい綺麗な世界なのです!それが分かる春さんはやっぱり選んで正解でした!そして私の見る目もよかったんですね!流石私です!!」
(いや、ちょろ過ぎるだろこの女神!?確かに美女なのは認めるけどちょろ過ぎない!?)
「ま、まぁ、とりあえずリビア様の世界はどんな所なんだ?」
「こほん、そうですね、まず初めに説明しておきたいのが、春さんの世界とは全く違う進化の道を歩んできた世界であり科学技術の進化という道ではありません。簡単に説明させてもらうと、春さんの世界でいうゲームのような世界です!レベルの概念や魔法だったりとかそんな感じですね!スキルだとか色々とありますよ!」
(ゲーム……レベルやスキル……
これ男なら興味出ない方がおかしいよな…!!)
「よし、転生しよう、今すぐしよう、そうしよう!」
「ダメです!まだお話をし足りません!契約違反です!約束違反ですー!!」
「えー、話すって言っても、もう世界の事は聞いたしなぁ~」
「せっかく呼んだのに直ぐにお別れは悲しいです!まだ全然話してないのです!!」
リビアが今にも泣き出しそうになりながら早口でまくしたててくる。
(なんか俺が悪者みたいになってて心がとても痛い。気がする…。)
「あぁー!もう!わかったよ!話せばいいんだろ!よし!こい!いつでもいいぞ!!」
元の世界に未練がないわけじゃないが
死んでしまったものは確かに仕方がない。
とりあえず先の事を考えて生きていくとするか!
「あ、パソコンの中のデータ全部消しとけば良かった。」
なんつって!このセリフ一度言ってみたかっただけなんだけどな!
ーー-To be continued---
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