雑多

さかばんばすぴす

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その二人、最悪につき。

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その二人は夜である。
夜のとばりが下りたころ、ろうそくでさえその任を全うできるか微妙になったころ、
…世界が静寂と闇に包まれたころ、一人の鴉は空を飛び、獲物を狩る。
その近くで消えているふりをする暖炉は、
じわじわと使用者の肺に一酸化窒素を運んでいた。
そんな二人が、協力したらどうだろう?
その夜の使い方はそれぞれであるが、闇夜に恐怖すれば、明るい月夜に殺されて、
月夜から逃げれば闇夜に支配される。
紛れる悪意は、いつでもお前を殺す木菟(ズク)を持っている。
まるでチェスを楽しむように、まるでおもちゃで遊ぶように。
彼らは目の前で踊る死体といっしょにタップダンスをする。
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