35 / 35
第二章 水色の哀哭
(2)
しおりを挟む
「近い内に定例のサミット…まあ、国際会議がある。」
「あーそこで同盟やらなんやらの根回しをすんのか?」
いや、それもあるんだけど。
スピカは首を横に振り続ける。
「開催場所は流星の国、そこに主要人物と権力が集まる。それと共に軍基地の警備が緩くなる。」
「そこに、軍基地入る…っつーことかよ。」
「勿論、しかも少し国の首都に離れた辺境の場所が開催場所となってる。 最高の条件じゃない?」
まあ、俺、行かないし、いいか。うん。
「戦争は避けられない、それなら、全面戦争にだけはしないようにする。」
スピカはホワイトボードの北の国陣営にかかれた流星のマークをつぶす。
「情報が盗まれたってわかればその戦争に乗り、接戦になることを鈍るだろう。」
北の国は技術を流星国に依存している、
流星国さえYESと言わなければ、戦いは延期されるかもしれない。
しかも地理的にも流星国さえ抑えれば、
私たちが四面楚歌になる可能性は低い。
「行くとしたら…きのすけ、くるるが侵入。私とくと、らい、刹那でパーティ会場に。」
「あ、ごめん、ボクとくるる、顔われてる。」
手を上げたのはきのすけ。
言うには個人時代に潜入任務を二人でしたとこがあるそう。
「すまないが、二人ともこの国の幹部になっている所までばれている。」
「個人で雇われって感じでやり過ごすのは無理かあ…」
そうなるといろいろ変わってくる。
行くとしたら国のトップのくとがいないのは論外だし…
スピカにおいては最小限の弱い兵士から身を守る程度の護身術しかないし。
あれ、 あー
「俺と…刹那…か…」
目を細めて、半強制的に決定される計画どもを机の上にあるお菓子を貪るのに集中して聞かないことにした。
~~
国一覧とかは今度出します。
説明疲れたからまじで導入適当。
つぎの話末で今どうなってるのか話す
「あーそこで同盟やらなんやらの根回しをすんのか?」
いや、それもあるんだけど。
スピカは首を横に振り続ける。
「開催場所は流星の国、そこに主要人物と権力が集まる。それと共に軍基地の警備が緩くなる。」
「そこに、軍基地入る…っつーことかよ。」
「勿論、しかも少し国の首都に離れた辺境の場所が開催場所となってる。 最高の条件じゃない?」
まあ、俺、行かないし、いいか。うん。
「戦争は避けられない、それなら、全面戦争にだけはしないようにする。」
スピカはホワイトボードの北の国陣営にかかれた流星のマークをつぶす。
「情報が盗まれたってわかればその戦争に乗り、接戦になることを鈍るだろう。」
北の国は技術を流星国に依存している、
流星国さえYESと言わなければ、戦いは延期されるかもしれない。
しかも地理的にも流星国さえ抑えれば、
私たちが四面楚歌になる可能性は低い。
「行くとしたら…きのすけ、くるるが侵入。私とくと、らい、刹那でパーティ会場に。」
「あ、ごめん、ボクとくるる、顔われてる。」
手を上げたのはきのすけ。
言うには個人時代に潜入任務を二人でしたとこがあるそう。
「すまないが、二人ともこの国の幹部になっている所までばれている。」
「個人で雇われって感じでやり過ごすのは無理かあ…」
そうなるといろいろ変わってくる。
行くとしたら国のトップのくとがいないのは論外だし…
スピカにおいては最小限の弱い兵士から身を守る程度の護身術しかないし。
あれ、 あー
「俺と…刹那…か…」
目を細めて、半強制的に決定される計画どもを机の上にあるお菓子を貪るのに集中して聞かないことにした。
~~
国一覧とかは今度出します。
説明疲れたからまじで導入適当。
つぎの話末で今どうなってるのか話す
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
政略結婚の意味、理解してますか。
章槻雅希
ファンタジー
エスタファドル伯爵家の令嬢マグノリアは王命でオルガサン侯爵家嫡男ペルデルと結婚する。ダメな貴族の見本のようなオルガサン侯爵家立て直しが表向きの理由である。しかし、命を下した国王の狙いはオルガサン家の取り潰しだった。
マグノリアは仄かな恋心を封印し、政略結婚をする。裏のある結婚生活に楽しみを見出しながら。
全21話完結・予約投稿済み。
『小説家になろう』(以下、敬称略)・『アルファポリス』・『pixiv』・自サイトに重複投稿。
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる