転生少女は友達作りに勤しむ〜国の危機とか世界の危機とか知りません!〜

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プロローグ

プロローグ1

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~プロローグ~

白い天井、白い壁、白いリネン、白い肌。
彼女の世界は全てが“白“だった。

腕には多くの管が繋がれ、周囲には一定のリズムを刻む多くの機械が並ぶ。
自身の口に人工呼吸器を付けたのはもういつだっただろうか。

虚弱体質に生まれこれまでの人生の殆どを病室で過ごしていた。
学校に行くのはおろか、友達すらできなかった。
会社を経営する両親は、入院したっきりの娘に対し必要な医療は
施すものの、見舞いには殆ど来ることはなかった。
自分を気にかけ見舞いに来てくれたのは今は亡き祖父母だけだった。

仕事の多忙さもあるが、両親の関心は虚弱で寝たきりの下の娘ではなく、聡明且つ品行方正、健康そのものの上の娘に向けられていた。

1日の殆どを1人で過ごした彼女にとって、孤独を癒したのは本だった。
ベットの上で起き上がれた頃、看護師を通じ祖父母から本を与えられたのだ。
ありとあらゆる分野の本を読み漁り、その内容は全て頭にインプットした。残念ながらアウトプットする機会はほぼ無かったが……。

彼女は自分の意識が徐々に遠のく感覚に襲われた。
眠りにつくそれは違う感覚。
『あぁ……私はもうすぐーーーっ』

彼女の意識はここでぷつりと切れるのだった。
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