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第103話 ヒカリとフロスト王城へ
王城の空に澄んだ春の風が吹き抜ける朝、ヒカリは公爵家の修練場でフロストの魔法訓練を見守っていた。
「フロスト、かなり上達したね。アレンと合わせてみたらどうかな?」
ヒカリが軽やかに笑いながら言うと、フロストは目を輝かせてうなずいた。
「そ、そうじゃな! アレンはビックリするじゃろ!」
「じゃあ、王城へ行こうか。ただし、フロストは魔法禁止ね」
「なぜじゃ! 我の成長を見せれないではないか!」
フロストは抗議するように腕を振り上げたが、ヒカリは肩をすくめて応じた。
「精霊は基本、魔法を使わないからさ。王城では人目も多いし、フロストのこと見える人が居たら余計な誤解を招くと面倒だよ」
「むむむ……そうじゃった。ここに居ると精霊の概念が狂うのう……」
「それじゃ、出発しよう。いざ、王城へ!」
ヒカリとフロストは王城へ向けて飛翔した。
その道中、ふと森の中で不穏な気配を感じ取る。ヒカリが上空から視線を落とすと、冒険者の一団がタイガーウルフの群れに囲まれていた。
「やばい、囲まれた……!」
狼たちは牙を剥き、今にも襲いかかりそうだった。
「あれ、やばいね」
ヒカリが口を開くと、フロストは即座に反応した。
「たしかにやばいのじゃ」
「フロスト、あの狼の群れに攻撃してくれない?」
「任せるのじゃ!」
フロストは宙に浮かびながら、両手を掲げる。その手のひらから鋭く冷たい魔力が溢れ、氷の槍が次々と生成された。
同時にヒカリは地上にいる冒険者たちに向けて、光の障壁を展開する。
光の障壁が冒険者に展開されたその時タイガーウルフが冒険者に襲いかかった。
「くるぞ!」
冒険者は身構え攻撃を防ごうとした。
しかしタイガーウルフの爪が冒険者に届く前に光の障壁で弾かれた。
ガキンッ!
「な、なんだ?何が起こった」
次の瞬間、氷の槍が次々と放たれ、タイガーウルフを正確に貫いていく。鋭い氷が光を反射し、まるで白銀の雨のように魔物たちを仕留めていった。
冒険者たちは一瞬何が起こったのか理解できず、周囲に張られた光の障壁とタイガーウルフが次々と倒されていくのを見て、ただ呆然と立ち尽くしていた。
「我にかかればこんなもんじゃ!」
戦闘を終えたフロストは、自慢げに胸を張った。
「はいはい、じゃあ王城へ行こうか」
ヒカリは呆れたように笑いながら、再び空を飛び始めた。
王城に到着するとヒカリはうろうろしていた。
「クラリスどこだろ」
その頃クラリスは午前の王妃教育を終え、庭園のベンチで一息ついていた。暖かな日差しと、ほのかに香る花の匂い。静かな時間に心が少しずつほどけていく——そんな瞬間だった。
「クラリス、久しぶり」
聞き慣れた、どこか優しい響きを持つ声に、クラリスははっと顔を上げた。振り向くと、そこに居たのはヒカリだった。軽く片手を上げて微笑んでいる。
「ヒカリ……どうしたの? こんなところに」
驚いた表情で立ち上がるクラリスに、ヒカリはにこにこと笑いながら歩み寄ってきた。
「なんかさ、『爆裂姫』っていう二つ名がついたって聞いてさ。気になって見に来たんだ」
「……もうっ!」
クラリスは思わず頬を膨らませてムスッとした表情を見せる。そして横に漂っていたカインにぎろりと視線を向けた。
「カイン! ヒカリに言ったわね!」
気まずそうに目をそらしたカインは、腕を組んでふよふよとクラリスの視線から逃れながらぼそりと呟いた。
「……俺には報告の義務があるからな」
「義務って何よそれ! ただ面白がって言っただけでしょう!」
「うむ、確かに面白かったが、あれは重大な“事件”だったからな」
「事件って……」
ヒカリは二人のやり取りを見ながら、笑いをこらえていたが、ついに吹き出してしまった。
「ぷっ……ごめんごめん。でもさ、爆裂姫って、ちょっとカッコいいと思うけどな」
「全然嬉しくない!」
クラリスは唇を尖らせ、両手を腰に当てて仁王立ちになった。
「私、ただ普通に魔法を使っただけなのに、カインが……!」
「ほう、我のことか?」
カインはぴたりと浮遊を止め、誇らしげに胸を張った。
「我の魔法の威力は三倍増し! 的を灰にしたのは我の計算通りである!」
「計算通りじゃないでしょ! しかも誰もカインを認識してないから、全部私がやったことになってるし!」
ヒカリは頷きながら言った。
「まぁ、確かに。見た目はクラリスが11本の焔の槍を一気に出したようにしか見えなかったんだろね」
「そうよ!それで皆、私を見たら避けるの。こそこそと『怒らせたら焼かれるぞ』って……」
「爆裂姫、か……なんか漫画の主人公みたいだな」
「もう、やめてぇ……!」
クラリスはその場にうずくまり、項垂れた。
カインはそんな彼女の頭の上にふよふよと浮かびながら、少しだけ申し訳なさそうな顔をした——ほんの少しだけ。
「……許せ、クラリス。我の感情が先走ってしまった。だが、悪意はなかったのじゃ」
「わかってるよ、カイン。あなたが私のこと守ろうとしてくれたのは。でも……」
クラリスが落ち込んでいるのを見かねてヒカリは、騎士団の訓練場に行くことを提案した。
「クラリス、フロストがアレンに会いたがっててさ、騎士団の訓練場に行こうよ」
「フロスト?あ、アレンの契約精霊ね」
「そそ、気分転換になるかもしれないしさ」
クラリスは少し考えて頷いた
「わかったわ、でもカインは絶対に魔法禁止ね!」
「う、うむ、わかったのだ」
カインはしぶしぶ頷いた。
騎士団の訓練場へと続く石畳の道を、クラリスと精霊たちは軽やかに進んでいた。
「そろそろアレンの居る騎士団の訓練場よ」
クラリスがそう言うと、隣を歩くフロストはうきうきした様子で頷いた。
「うむ! 我の成長を見せてやる時が来たのじゃな!」
「フロスト、魔法は禁止だからね」
「わ、わかっとるのじゃ」
ヒカリは肩をすくめて、少し困ったように笑った。
「アレンがフロストに会ったら驚くだろうね。前よりだいぶ魔力が安定してるから」
「ふふん、アレンの反応が楽しみなのじゃ。『すごい!』とか言うのじゃろ?」
「いや……『また何か起きる』って思うかも」
「否定できぬ……」
その時、訓練場の方から掛け声が聞こえてきた。剣士たちが集まり、模擬戦をしている様子だ。
それを遠くから見ていた
「とりあえず休憩まで待とうか」
フロストは会いたい気持ちを抑えて頷いた
「わ、わかったのじや」
「フロスト、かなり上達したね。アレンと合わせてみたらどうかな?」
ヒカリが軽やかに笑いながら言うと、フロストは目を輝かせてうなずいた。
「そ、そうじゃな! アレンはビックリするじゃろ!」
「じゃあ、王城へ行こうか。ただし、フロストは魔法禁止ね」
「なぜじゃ! 我の成長を見せれないではないか!」
フロストは抗議するように腕を振り上げたが、ヒカリは肩をすくめて応じた。
「精霊は基本、魔法を使わないからさ。王城では人目も多いし、フロストのこと見える人が居たら余計な誤解を招くと面倒だよ」
「むむむ……そうじゃった。ここに居ると精霊の概念が狂うのう……」
「それじゃ、出発しよう。いざ、王城へ!」
ヒカリとフロストは王城へ向けて飛翔した。
その道中、ふと森の中で不穏な気配を感じ取る。ヒカリが上空から視線を落とすと、冒険者の一団がタイガーウルフの群れに囲まれていた。
「やばい、囲まれた……!」
狼たちは牙を剥き、今にも襲いかかりそうだった。
「あれ、やばいね」
ヒカリが口を開くと、フロストは即座に反応した。
「たしかにやばいのじゃ」
「フロスト、あの狼の群れに攻撃してくれない?」
「任せるのじゃ!」
フロストは宙に浮かびながら、両手を掲げる。その手のひらから鋭く冷たい魔力が溢れ、氷の槍が次々と生成された。
同時にヒカリは地上にいる冒険者たちに向けて、光の障壁を展開する。
光の障壁が冒険者に展開されたその時タイガーウルフが冒険者に襲いかかった。
「くるぞ!」
冒険者は身構え攻撃を防ごうとした。
しかしタイガーウルフの爪が冒険者に届く前に光の障壁で弾かれた。
ガキンッ!
「な、なんだ?何が起こった」
次の瞬間、氷の槍が次々と放たれ、タイガーウルフを正確に貫いていく。鋭い氷が光を反射し、まるで白銀の雨のように魔物たちを仕留めていった。
冒険者たちは一瞬何が起こったのか理解できず、周囲に張られた光の障壁とタイガーウルフが次々と倒されていくのを見て、ただ呆然と立ち尽くしていた。
「我にかかればこんなもんじゃ!」
戦闘を終えたフロストは、自慢げに胸を張った。
「はいはい、じゃあ王城へ行こうか」
ヒカリは呆れたように笑いながら、再び空を飛び始めた。
王城に到着するとヒカリはうろうろしていた。
「クラリスどこだろ」
その頃クラリスは午前の王妃教育を終え、庭園のベンチで一息ついていた。暖かな日差しと、ほのかに香る花の匂い。静かな時間に心が少しずつほどけていく——そんな瞬間だった。
「クラリス、久しぶり」
聞き慣れた、どこか優しい響きを持つ声に、クラリスははっと顔を上げた。振り向くと、そこに居たのはヒカリだった。軽く片手を上げて微笑んでいる。
「ヒカリ……どうしたの? こんなところに」
驚いた表情で立ち上がるクラリスに、ヒカリはにこにこと笑いながら歩み寄ってきた。
「なんかさ、『爆裂姫』っていう二つ名がついたって聞いてさ。気になって見に来たんだ」
「……もうっ!」
クラリスは思わず頬を膨らませてムスッとした表情を見せる。そして横に漂っていたカインにぎろりと視線を向けた。
「カイン! ヒカリに言ったわね!」
気まずそうに目をそらしたカインは、腕を組んでふよふよとクラリスの視線から逃れながらぼそりと呟いた。
「……俺には報告の義務があるからな」
「義務って何よそれ! ただ面白がって言っただけでしょう!」
「うむ、確かに面白かったが、あれは重大な“事件”だったからな」
「事件って……」
ヒカリは二人のやり取りを見ながら、笑いをこらえていたが、ついに吹き出してしまった。
「ぷっ……ごめんごめん。でもさ、爆裂姫って、ちょっとカッコいいと思うけどな」
「全然嬉しくない!」
クラリスは唇を尖らせ、両手を腰に当てて仁王立ちになった。
「私、ただ普通に魔法を使っただけなのに、カインが……!」
「ほう、我のことか?」
カインはぴたりと浮遊を止め、誇らしげに胸を張った。
「我の魔法の威力は三倍増し! 的を灰にしたのは我の計算通りである!」
「計算通りじゃないでしょ! しかも誰もカインを認識してないから、全部私がやったことになってるし!」
ヒカリは頷きながら言った。
「まぁ、確かに。見た目はクラリスが11本の焔の槍を一気に出したようにしか見えなかったんだろね」
「そうよ!それで皆、私を見たら避けるの。こそこそと『怒らせたら焼かれるぞ』って……」
「爆裂姫、か……なんか漫画の主人公みたいだな」
「もう、やめてぇ……!」
クラリスはその場にうずくまり、項垂れた。
カインはそんな彼女の頭の上にふよふよと浮かびながら、少しだけ申し訳なさそうな顔をした——ほんの少しだけ。
「……許せ、クラリス。我の感情が先走ってしまった。だが、悪意はなかったのじゃ」
「わかってるよ、カイン。あなたが私のこと守ろうとしてくれたのは。でも……」
クラリスが落ち込んでいるのを見かねてヒカリは、騎士団の訓練場に行くことを提案した。
「クラリス、フロストがアレンに会いたがっててさ、騎士団の訓練場に行こうよ」
「フロスト?あ、アレンの契約精霊ね」
「そそ、気分転換になるかもしれないしさ」
クラリスは少し考えて頷いた
「わかったわ、でもカインは絶対に魔法禁止ね!」
「う、うむ、わかったのだ」
カインはしぶしぶ頷いた。
騎士団の訓練場へと続く石畳の道を、クラリスと精霊たちは軽やかに進んでいた。
「そろそろアレンの居る騎士団の訓練場よ」
クラリスがそう言うと、隣を歩くフロストはうきうきした様子で頷いた。
「うむ! 我の成長を見せてやる時が来たのじゃな!」
「フロスト、魔法は禁止だからね」
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ヒカリは肩をすくめて、少し困ったように笑った。
「アレンがフロストに会ったら驚くだろうね。前よりだいぶ魔力が安定してるから」
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