太やかなアラサー女子の嘆き ~どこから突っ込めばよいのでしょうか~

猫宮

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移住しました

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私の移住先決定後…

子供たちの移住先の話し合いは結局やり直しされることが無く、厳かに話し合いが終わりました…。

しかし、最初の時とは違って泣いている子はいません。
大人である種族代表達の対応が変わったからです。そして驚いたことに最初の頃に移住先が決まった子供たちにも、もう一度聞き直し移住予定の種族代表が一言伝えることで泣いていた子供たちの顔には笑みが戻っていました。

「これで、各獣人族の子供たちの移住先が決まりました…。これより、あなた方が健やかに生活を送ることができるように神族から祝福があります…。」

「皆、少しの間目を閉じなさい。」

始めは言われた通りに行動できる素直な性格の子供が目を閉じた。次に不安そうな顔をした大人しい性格の子供が、最後に周囲の空気に気がついて、慌てて目を閉じる活発そうな子供。

私も静かに瞼を閉じた…すると…

温かい…胸の内側に少しの熱が灯った。

「君達の新たに歩む道が健やかであるよう願う…。」

なんだか、勇気なのか、やる気なのか解らない。言葉でハッキリと伝えられない気持ちに背中を押してもらったように感じました…。

「祝福は終わった。皆、目を開けても大丈夫ですよ。」

「これより移住先の種族代表に指示を頂きなさい。では、散開!」

散開したので、神族の代表の元に向かいましょうか…。




「イヤ~神族、初!!の獣人族の子供が女の子で嬉しいね~♪」

…今までの厳かな雰囲気は何処に行ったんでしょうか?太鼓とラッパの服音声が後ろで鳴っている神族が私を迎えてくれました。

まさかの見た目詐欺ですか?

フードと薄布で顔を隠しても今やその性格が破綻していることが解ります。

「それもさ~こーんなに可愛い子。有能そうだしーラッキー。」

しゃがみこんで私の耳をフニフニと触り、目元を見るとデレデレにとろけた瞳です…。
ピンと解ってしまいました。話し合いの時、静かに私達子供を見てたのは愛でていたからなんですねー可愛いは罪です。

「これから身の回りの荷物を君の親が用意してくれているから受け取りに行こうね~ほいっ!」

突然、景色が歪んだ!とびっくりする暇もなく目の前にはお母さんが立っていました。

「〈跳躍ちょうやく〉っていう能力だよ~。」

(凄いでしょ)ドャァ




どうしよう…神様なのに残念な性格過ぎて先行きに不安がつのる…。












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