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第二章 動き出す歯車
18話 ルーテ、学園へ舞い戻る
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私は、チェルシーと共に学園へやって来ました。
正門入口から校舎や校庭を拝見した限り、十八年前と大きな変化はありません。ただ、正門入口で制服のチェックをしている男性と女性の先生方が一人ずついて、どちらも私の見知った方々でした。当時二十五歳くらいだった人たちが四十歳くらいになってあり、新人からベテランへ昇格したことで、初々しさが無くなり厳格さを備えています。チェルシーとクリスティー以外の人々には不可視の設定にしているため、私は認識されることなく、正門を潜り抜けることに成功しています。
『ルーテも学園服に着替えているんだから、普通に見えていても素通りできると思うよ?』
昨日の休日中に、アルテイシア様から魔法《念話》の使用方法を正式に聞いておきました。会話したい相手の魔力と同調させるだけで、相手に触れることなく、普通に話せるそうです。その時に注意されましたが、ジェイクさんに行った念話方法は相当危険だったらしく、制御を間違えば彼の頭を吹き飛ばす可能性もあったそうです。あの場で、それが起きていたらと思うと、背筋がゾッとしますわ。
『ダメです。先生方は一人一人の生徒の顔を覚えているはず、見たことのない私が普通に正門を通り抜けようとしたら、一発で止められ騒ぎになります』
そう、私は当初着ていた服から学園服へと着替えています。アルテイシア様から教わったのですが、精霊はどんな材質の服であっても新たに着用すると、服や道具自体も精霊と同調するらしく、任意で存在の有無の切り替えが可能となります。以前、着ていた服はアルテイシア様から頂いたアイテムバッグの中に入れており、お洒落なデザインをしたポシェットでもあるため、私も気に入っています。力を制御できれば、アイテムバッグと同じ効果を持つ《インベントリー》と言われる無属性魔法を使用することが可能となるものの、それまではこれを使わせてもらいます。
周囲を見渡した限り、多くの生徒たちがチェルシーに注目していますね。
誕生日パーティーの件が、既に知れ渡っているようです。
「チェルシー、おはよう」
後方から聞こえてきた声、振り向くとそこにはクリスティーがいました。学園服とピンクがかった長い銀髪が見事にマッチしており、非常に可愛いですわ。
「あ、クリスティー、おっはよう~!!」
クリスティーの笑顔には、少し大人っぽさが混じっており、それに対してチェルシーの方は子供っぽくあるものの、明るく快活で皆を元気付けるような笑顔を浮かべています。私が笑顔で挨拶を交わすことで、クリスティーにはどんな印象が与えられるのでしょうか?
『クリスティー、おはようございます』
「え!?」
私も挨拶を交わしたせいか、彼女は非常に驚いています。
そういえば、私は彼女の前で姿を見せたことありませんわね。
『ルーテですわ。二人にしか見えないようにしています。念話ですので、心に思うだけで会話可能ですよ』
『あ、あなたがルーテ!? でも、どうして学園に?』
学園にいる生徒の中でも、王族のラルカーク様を除けばクリスティーだけがチェルシーの幼馴染ということもあり、事情を全て知っています。彼女にだけは、私の事情も打ち明けておかないといけないのですが、さすがにこれだけ大人数の前では無理ですわね。
『チェルシーの護衛ですわ』
『あ、なるほど!!』
それだけ話しただけで、ある程度察してくれたようです。
クリスティーも加わり、私たち三人は校舎へ入ったのですが、教室へ向かう途中、皆の視線が二手に分かれました。一つは私たち、もう一つは少し前方にいる緋色の髪色をした女性なんですが、どうも様子がおかしいですわ。背中だけしか見えていませんので何とも言えませんけど、あの方の全体からドヨ~ンとしたモヤモヤしたものを感じるのですが?
「あ、アンリエッタ様~~おっはよう~~~」
「『え!?』」
ちょっとチェルシー、今あの女生徒に向かってアンリエッタと言いましたよね?
ニーナは未だに王城で隔離状態と聞いていますので、あなたがその状況で話しかけるのは不味くないですか!? アンリエッタも声に気づいて、こちらを向きましたわ!!
「チェルシー、おはようございます。あなたは、いつも元気ね。というか、あなたもエクスランデ家の近況を知っているでしょう? 普通、話しかけてこないわよ?」
どんよりした暗い顔で、はっきりと言いましたわ。周囲の人たちもチェルシーの行動に、度肝を抜かれていますわね。
「アンリエッタ様は何も関与していないのだから、堂々としていればいいんです!!」
アンリエッタは数秒程ポカ~ンとしていましたが、先程までの暗い顔から一転、明るいものへ変化し、軽く微笑みました。彼女の母親ニーナは、あんな心からの笑顔を学園内で一度も見せたことありません。あの方は両親から厳しい教育を受けていたこともあり、学園内では終始表情を作為的に作っていましたわ。
その娘がチェルシーの一言に対して、心を許し笑顔を見せた。互いの身分に差はありますが、個人としては友人関係にあるようですね。それにしても、チェルシーはニーナに対して敵意を剥き出しにしていましたが、娘のアンリエッタに対しては、そういったものを全く感じさせません。自分自身の中で、きちんと区別できているようです。
「そうね…私がこんな雰囲気を出していたら、エクスランデ公爵家の印象が更に悪くなるわ。ええ、堂々としていましょう。チェルシー、ありがとう」
実際のところ、私とチェルシーは、ニーナが犯人と近しい関係にあるかもしれないことを知っていますが、ここでは明かせません。チェルシーなりに、アンリエッタを励ましているのでしょう。
そこから二人は今日実施される授業の話に移ったのですが、私だけでなくクリスティーや他の生徒たちも、二人の様子が気掛かりのため、終始ハラハラしています。
『二人共パーティーに参加し、どちらも事件の関係者なのに、何事もなかったかのように平然とお話ししていますわ』
『チェルシーは、相手がどんな心情であろうとも、いつもあんな感じで皆に話しかけていくの。始めは相手側も彼女の裏を読み取ろうとしていたけど、邪な思いが一切なく、真剣に自分のことを気にかけているんだとわかると、アンリエッタ様のように自然と笑みが浮かんで気持ちが楽になる。学園に入学してから二ヶ月経過した時点で、チェルシーは、結構人気者なんだよ』
こうやって観察すると、クリスティーの言っていることが真実だとわかりますわ。周囲の生徒たちはハラハラした気持ちで二人を見ていますが、そこに敵意などの感情はないようです。ただ…
『クリスティー、あなたも大変だったのね。今のように、小さい頃からずっとチェルシーを見守り、悪意が向かないようフォローをしてくれていたんですね。今日以降、私も手助け致しますわ』
私が告げると、彼女はハッとなり私のいる方へ視線を向きかけたのですが、必死に我慢しているのがわかります。
『ありがとう!! フォローする側って、結構大変なの。でも、チェルシーは良い子だし、今でもあの子に悪意を向けてくる人も少なからずいるの。ルーテが味方になってくれれば百人力です!!』
凄い力の入れようですわ。
それだけクリスティー自身にも負荷が掛かっていたのね。
正門入口から校舎や校庭を拝見した限り、十八年前と大きな変化はありません。ただ、正門入口で制服のチェックをしている男性と女性の先生方が一人ずついて、どちらも私の見知った方々でした。当時二十五歳くらいだった人たちが四十歳くらいになってあり、新人からベテランへ昇格したことで、初々しさが無くなり厳格さを備えています。チェルシーとクリスティー以外の人々には不可視の設定にしているため、私は認識されることなく、正門を潜り抜けることに成功しています。
『ルーテも学園服に着替えているんだから、普通に見えていても素通りできると思うよ?』
昨日の休日中に、アルテイシア様から魔法《念話》の使用方法を正式に聞いておきました。会話したい相手の魔力と同調させるだけで、相手に触れることなく、普通に話せるそうです。その時に注意されましたが、ジェイクさんに行った念話方法は相当危険だったらしく、制御を間違えば彼の頭を吹き飛ばす可能性もあったそうです。あの場で、それが起きていたらと思うと、背筋がゾッとしますわ。
『ダメです。先生方は一人一人の生徒の顔を覚えているはず、見たことのない私が普通に正門を通り抜けようとしたら、一発で止められ騒ぎになります』
そう、私は当初着ていた服から学園服へと着替えています。アルテイシア様から教わったのですが、精霊はどんな材質の服であっても新たに着用すると、服や道具自体も精霊と同調するらしく、任意で存在の有無の切り替えが可能となります。以前、着ていた服はアルテイシア様から頂いたアイテムバッグの中に入れており、お洒落なデザインをしたポシェットでもあるため、私も気に入っています。力を制御できれば、アイテムバッグと同じ効果を持つ《インベントリー》と言われる無属性魔法を使用することが可能となるものの、それまではこれを使わせてもらいます。
周囲を見渡した限り、多くの生徒たちがチェルシーに注目していますね。
誕生日パーティーの件が、既に知れ渡っているようです。
「チェルシー、おはよう」
後方から聞こえてきた声、振り向くとそこにはクリスティーがいました。学園服とピンクがかった長い銀髪が見事にマッチしており、非常に可愛いですわ。
「あ、クリスティー、おっはよう~!!」
クリスティーの笑顔には、少し大人っぽさが混じっており、それに対してチェルシーの方は子供っぽくあるものの、明るく快活で皆を元気付けるような笑顔を浮かべています。私が笑顔で挨拶を交わすことで、クリスティーにはどんな印象が与えられるのでしょうか?
『クリスティー、おはようございます』
「え!?」
私も挨拶を交わしたせいか、彼女は非常に驚いています。
そういえば、私は彼女の前で姿を見せたことありませんわね。
『ルーテですわ。二人にしか見えないようにしています。念話ですので、心に思うだけで会話可能ですよ』
『あ、あなたがルーテ!? でも、どうして学園に?』
学園にいる生徒の中でも、王族のラルカーク様を除けばクリスティーだけがチェルシーの幼馴染ということもあり、事情を全て知っています。彼女にだけは、私の事情も打ち明けておかないといけないのですが、さすがにこれだけ大人数の前では無理ですわね。
『チェルシーの護衛ですわ』
『あ、なるほど!!』
それだけ話しただけで、ある程度察してくれたようです。
クリスティーも加わり、私たち三人は校舎へ入ったのですが、教室へ向かう途中、皆の視線が二手に分かれました。一つは私たち、もう一つは少し前方にいる緋色の髪色をした女性なんですが、どうも様子がおかしいですわ。背中だけしか見えていませんので何とも言えませんけど、あの方の全体からドヨ~ンとしたモヤモヤしたものを感じるのですが?
「あ、アンリエッタ様~~おっはよう~~~」
「『え!?』」
ちょっとチェルシー、今あの女生徒に向かってアンリエッタと言いましたよね?
ニーナは未だに王城で隔離状態と聞いていますので、あなたがその状況で話しかけるのは不味くないですか!? アンリエッタも声に気づいて、こちらを向きましたわ!!
「チェルシー、おはようございます。あなたは、いつも元気ね。というか、あなたもエクスランデ家の近況を知っているでしょう? 普通、話しかけてこないわよ?」
どんよりした暗い顔で、はっきりと言いましたわ。周囲の人たちもチェルシーの行動に、度肝を抜かれていますわね。
「アンリエッタ様は何も関与していないのだから、堂々としていればいいんです!!」
アンリエッタは数秒程ポカ~ンとしていましたが、先程までの暗い顔から一転、明るいものへ変化し、軽く微笑みました。彼女の母親ニーナは、あんな心からの笑顔を学園内で一度も見せたことありません。あの方は両親から厳しい教育を受けていたこともあり、学園内では終始表情を作為的に作っていましたわ。
その娘がチェルシーの一言に対して、心を許し笑顔を見せた。互いの身分に差はありますが、個人としては友人関係にあるようですね。それにしても、チェルシーはニーナに対して敵意を剥き出しにしていましたが、娘のアンリエッタに対しては、そういったものを全く感じさせません。自分自身の中で、きちんと区別できているようです。
「そうね…私がこんな雰囲気を出していたら、エクスランデ公爵家の印象が更に悪くなるわ。ええ、堂々としていましょう。チェルシー、ありがとう」
実際のところ、私とチェルシーは、ニーナが犯人と近しい関係にあるかもしれないことを知っていますが、ここでは明かせません。チェルシーなりに、アンリエッタを励ましているのでしょう。
そこから二人は今日実施される授業の話に移ったのですが、私だけでなくクリスティーや他の生徒たちも、二人の様子が気掛かりのため、終始ハラハラしています。
『二人共パーティーに参加し、どちらも事件の関係者なのに、何事もなかったかのように平然とお話ししていますわ』
『チェルシーは、相手がどんな心情であろうとも、いつもあんな感じで皆に話しかけていくの。始めは相手側も彼女の裏を読み取ろうとしていたけど、邪な思いが一切なく、真剣に自分のことを気にかけているんだとわかると、アンリエッタ様のように自然と笑みが浮かんで気持ちが楽になる。学園に入学してから二ヶ月経過した時点で、チェルシーは、結構人気者なんだよ』
こうやって観察すると、クリスティーの言っていることが真実だとわかりますわ。周囲の生徒たちはハラハラした気持ちで二人を見ていますが、そこに敵意などの感情はないようです。ただ…
『クリスティー、あなたも大変だったのね。今のように、小さい頃からずっとチェルシーを見守り、悪意が向かないようフォローをしてくれていたんですね。今日以降、私も手助け致しますわ』
私が告げると、彼女はハッとなり私のいる方へ視線を向きかけたのですが、必死に我慢しているのがわかります。
『ありがとう!! フォローする側って、結構大変なの。でも、チェルシーは良い子だし、今でもあの子に悪意を向けてくる人も少なからずいるの。ルーテが味方になってくれれば百人力です!!』
凄い力の入れようですわ。
それだけクリスティー自身にも負荷が掛かっていたのね。
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