48 / 48
最終章 事件の真相
エピローグ ルーテの決意
しおりを挟む
エピローグ ルーテの決意
お兄様の怒りを鎮め納得させるのが、大変でしたわ。
私や両親が殺されているのですから無理もありませんが、それにいつまでも囚われていると、肝心の自分の子供を守れなくなってしまいます。私とアルテイシア様の二人がかりの言葉責めで、なんとか納得してもらい自分の視点を、過去ではなく未来へ向けさせることに成功しました。
そして翌日の昼休み、私は学園へと舞い戻り、チェルシーとクリスティーを屋上に呼び寄せ真実を打ち明けると、予想通りチェルシーだけがお兄様と同じく怒りを示したのですが、その矛先はグレースに向かれました。
「そんな真相に到達できるわけないじゃん!! 異世界からの転生者って意味わかんないし!! あ~私の復讐計画がご破算だよ~~~~。これじゃあ、誰に天誅を与えれば良いんだよ~~~。この場合は、ベルナ様より王妃様の方が悪いよね? うん、彼女が間接的にルーテシア叔母様や祖父母を殺したようなものだよ!! よし、彼女に復讐しよう!!」
やはり、親子ですわね。
怒り方が似ていますわ。
ただ、チェルシーのあまりの言いように、私は彼女の頭にゲンコツを喰わらせました。
「痛~~~い、なんで叩くの~~~」
「復讐する必要はありません!! というか、そんな言葉を堂々と叫んじゃいけません」
アレンの時もそうでしたが、彼女なりに復讐方法を考えていたようです。私の言った真相に納得できないのか、無理矢理グレースに矛先を向けていましたわ。
「う~だってさ~、異世界の記憶を持っておきながら、なんで三人バラバラで行動を起こすかな? 誰か一人でも、ベルナ様の話をきちんと聞くだけで、悲劇は回避できたんだよ? たった一つのミスで、叔母様たちが死んだのかと思うと許せないよ」
「あなたの気持ちもわかりますが、人生というものはそういうものです。たった一つの選択ミスで、人は悲劇に遭ってしまうんです」
グレース自身も、自分の仕出かしたことにかなりショックを受けていますし、時期を見てベルナとアイリスを連れて、謝罪するためロイドお兄様のもとへ行くはずです。チェルシーも、同席させた方がいいですね。
「チェルシー、落ち着いて。ルーテの言う通り、復讐だけは絶対にダメ。ルーテシア様を殺した動機も、きちんとした理由があってものだった。……全てを受け止めるしかない」
第三者であるクリスティーは、アルテイシア様と似た反応ですわ。
「そうだけどさ、ベルナ様に関しては叔母様を殺しているとはいえ、きちんと国のことを考えての決断だから私も許せそうだけど、王妃様の考えが浅はか過ぎるんだよ。空気の読めない令嬢だからって、相手の忠告を無視するなんて信じられない。おまけに、ベルナ様の親に告発しているし!! そのミスさえなければ…」
グレースに関しては私のいないところで、今後もお兄様たちから色々言われそうですわね。多分、アルからも色々とお叱りを受けているはず。【告発】という自分の浅慮な行動により、私たち一家を崩壊に導いたのですから無理もありませんわ。
「チェルシー、私たちのために怒ってくれることは嬉しいのですが、今は今後のことを考えないといけませんよ。ここで過去ばかりに囚われていたら、あなたたちの未来が崩壊するのですから。怒るにしても、全てが終わってからでいいですわ。あなたの祖父母が事故死した要因には、間接的な意味合いで言えば、グレースだけでなく私も関係しているのですから」
今の段階で誰かが非協力的な体制をとった場合、それは続編にも影響してくるでしょう。それだけは、避けねばなりません!! グレースを批難する理由も分かりますが、それならば私とて過ちを犯しています。あの時、もっと注意しておけば父も母も助かったかもしれないのですから。
「そんな…叔母さまは悪くない!! でも…こんなのって…ないよ。わかった…殺された叔母様がそう言うのなら、私も納得…する。でも、せめてフォンテンス家の名誉だけは回復させたい!!」
この子は、本当に私たちのことを大切に思ってくれているのね。
「大丈夫。その件に関しては、グレースとベルナがアルや高位貴族たちに説明し、フォンテンス家の汚名を晴らしてくれるわ。私も転生された理由を知りたいので、光の精霊王様のもとへ行こうと思っています。全ての事情が判明次第、私もお兄様と一緒に城へ向かい、転生した事情を打ち明けるつもりです」
奇病の原因に関しては、既に解明されており、治療法も確立されている。今回の件と合わせて事情を全て打ち明ければ、皆も納得してくれるはずです。ただ、ラルカークの婚約者候補たちの家の罪を赤裸々にしますので、しばらくの間は皆大忙しになるでしょう。オルファンとベルナが証拠を揃えてくれていますし、絶対に逃げられませんわ。
「そっか、グレース様も理解しているんだ。フォンテンス家の名誉が回復されるのなら、私は誰も恨まない。みんなが前へ進もうとするのなら、私も進むわ!!」
チェルシーの目に、迷いはありませんね。彼女が過去の柵から解き放たれようとするのなら、私も後押ししてあげましょう。
「今になって、皆がようやく一つになれたのですから、ここから全員が協力して、続編に立ち向かいましょう。続編自体は、今から三年後に開始されるそうですから、それまでの間に、私の帝異精霊としての知識をフル活用して、皆を鍛えまくるので覚悟してくださいね」
二人は私の言葉を聞き、少し引いていました。
何はともあれ、私の事件も解決したのですし、ここからが再出発ですわ!!
○○○
ここは、転生前にいた白い空間?
お昼休みも終わり、私一人だけが屋上に残った後…
「そうですわ。あの時、急に景色が切り替わったのですわ!!」
「ルーテシア、お見事です。真相に辿り着き、憎しみに囚われないまま、あなたは正しい判断を下した」
何処からか、優しげな男性の声が聞こえてきます。
私の目の前に、一筋の青い光が唐突に現れました。
私の精霊としての理が、これがなんであるかを知らせてくれています。
「光の精霊王様ですか?」
「ええ、そうです。私は光の精霊王フィーリルヘルム」
今になって現れたと言うことは、私の役目はこれで終了なのでしょうか?
ついさっき、チェルシーたちを宥めたばかりですのに。
「いいえ、違いますよ。そもそも、私があなたの魂を帝異精霊へと転生させたのです」
まさか、私の心を読んだのですか!!
私を転生させたのは、光の精霊王様なのですか!?
「一体、どうして?」
「アイリス、グレース、ベルナの三人が、この世界を上位世界に存在するゲームの一部と捉えられているのが気に入らなかったのですよ」
こちら側からすれば、上位世界の人間がこの世界を真似て、ゲームを制作したように感じますわ。しかも世界自体がそのゲームの流れに沿って動いているようであれば、精霊王様も不愉快に感じて当然かもしれませんわね。
まるで、世界そのものが操られているかのように感じますもの。
「グレースを恨んではいけませんよ。彼女のおかげで、今のあなたがあるのですから」
その通りですわ、私もわかっています。
ですが、私を愛してくれた方々がグレースを責めるかもしれません。
続編が始まるまでに、この憂いを断たないといけませんわね。
「その通りです。やはり、あなたは綺麗な魂を持つ人間だ。そんなあなたであれば、この世界をゲームの流れから断ち切ってくれるかもと思い、帝異精霊へと転生させたのです。私の期待通り、あなたは自分自身の真相に辿り着き、アイリス、グレース、ベルナの三人に自分たちの過ちを気づかせ、協力関係を築いてくれました」
私が転生せずとも、あのまま時が進めば、ベルナが真相を二人に打ち明けたかもしれませんが、互いに責任をなすりつけ合い、協力しないまま続編を迎えていたかもしれませんわね。そうなりますと続編の流れに沿ったまま、振り回される危険性もありますわ。
「フィーリルヘルム様、私は帝異精霊として生きていいのでしょうか?」
「当然です。あなたがその力を悪用しない限り、生きて構いませんよ」
それ聞けて、ほっとしましたわ。
チェルシーが天寿を全うするまで、私は帝異精霊として生きたかったのですから。
「おや、そうなりますと、チェルシーが天寿を全うした後、どうするつもりですか?」
「転生を望みます。私の目的は、姪チェルシーに幸せな生活を送ってもらうことです。続編の流れに囚われず、自分たちの判断で懸命に生きてほしいことを望みます」
願わくば、転生後は人として生まれ変わり、今度こそ自分自身が幸せな生活を送りたいですわ。
「わかりました。あなたの希望を叶えましょう。そのためにも、三年後に迫る続編を断ち切るよう努力をしてください。上位世界の人間がどういうわけか、ゲームと言う形でここと似た世界を創ったものだから、それがこちらに影響しているのでしょう。《強制力》とまではいきませんが、何らかの力が働くかもしれません」
「お任せを!! 皆が幸せな人生を歩めるよう、私ルーテは帝異精霊として、この国をこの世界を守ってみせます!!」
「私は、いつでもあなたを見守っています。頑張ってください」
こんな形で、光の精霊王様と出逢えるとは思いもしませんでした。
私の味方になってくれたのですから、非常に心強いです!!
これならば、早い段階でフォンテンス家の名誉も回復させることができそうですわ。
私も帝異精霊としての力を利用されないよう、今以上に訓練に励みましょう。
チェルシーたちの未来を必ず守ってみせますわ!!
○○○
これにて完結です。
ご愛読、ありがとうございました。
犬社護
お兄様の怒りを鎮め納得させるのが、大変でしたわ。
私や両親が殺されているのですから無理もありませんが、それにいつまでも囚われていると、肝心の自分の子供を守れなくなってしまいます。私とアルテイシア様の二人がかりの言葉責めで、なんとか納得してもらい自分の視点を、過去ではなく未来へ向けさせることに成功しました。
そして翌日の昼休み、私は学園へと舞い戻り、チェルシーとクリスティーを屋上に呼び寄せ真実を打ち明けると、予想通りチェルシーだけがお兄様と同じく怒りを示したのですが、その矛先はグレースに向かれました。
「そんな真相に到達できるわけないじゃん!! 異世界からの転生者って意味わかんないし!! あ~私の復讐計画がご破算だよ~~~~。これじゃあ、誰に天誅を与えれば良いんだよ~~~。この場合は、ベルナ様より王妃様の方が悪いよね? うん、彼女が間接的にルーテシア叔母様や祖父母を殺したようなものだよ!! よし、彼女に復讐しよう!!」
やはり、親子ですわね。
怒り方が似ていますわ。
ただ、チェルシーのあまりの言いように、私は彼女の頭にゲンコツを喰わらせました。
「痛~~~い、なんで叩くの~~~」
「復讐する必要はありません!! というか、そんな言葉を堂々と叫んじゃいけません」
アレンの時もそうでしたが、彼女なりに復讐方法を考えていたようです。私の言った真相に納得できないのか、無理矢理グレースに矛先を向けていましたわ。
「う~だってさ~、異世界の記憶を持っておきながら、なんで三人バラバラで行動を起こすかな? 誰か一人でも、ベルナ様の話をきちんと聞くだけで、悲劇は回避できたんだよ? たった一つのミスで、叔母様たちが死んだのかと思うと許せないよ」
「あなたの気持ちもわかりますが、人生というものはそういうものです。たった一つの選択ミスで、人は悲劇に遭ってしまうんです」
グレース自身も、自分の仕出かしたことにかなりショックを受けていますし、時期を見てベルナとアイリスを連れて、謝罪するためロイドお兄様のもとへ行くはずです。チェルシーも、同席させた方がいいですね。
「チェルシー、落ち着いて。ルーテの言う通り、復讐だけは絶対にダメ。ルーテシア様を殺した動機も、きちんとした理由があってものだった。……全てを受け止めるしかない」
第三者であるクリスティーは、アルテイシア様と似た反応ですわ。
「そうだけどさ、ベルナ様に関しては叔母様を殺しているとはいえ、きちんと国のことを考えての決断だから私も許せそうだけど、王妃様の考えが浅はか過ぎるんだよ。空気の読めない令嬢だからって、相手の忠告を無視するなんて信じられない。おまけに、ベルナ様の親に告発しているし!! そのミスさえなければ…」
グレースに関しては私のいないところで、今後もお兄様たちから色々言われそうですわね。多分、アルからも色々とお叱りを受けているはず。【告発】という自分の浅慮な行動により、私たち一家を崩壊に導いたのですから無理もありませんわ。
「チェルシー、私たちのために怒ってくれることは嬉しいのですが、今は今後のことを考えないといけませんよ。ここで過去ばかりに囚われていたら、あなたたちの未来が崩壊するのですから。怒るにしても、全てが終わってからでいいですわ。あなたの祖父母が事故死した要因には、間接的な意味合いで言えば、グレースだけでなく私も関係しているのですから」
今の段階で誰かが非協力的な体制をとった場合、それは続編にも影響してくるでしょう。それだけは、避けねばなりません!! グレースを批難する理由も分かりますが、それならば私とて過ちを犯しています。あの時、もっと注意しておけば父も母も助かったかもしれないのですから。
「そんな…叔母さまは悪くない!! でも…こんなのって…ないよ。わかった…殺された叔母様がそう言うのなら、私も納得…する。でも、せめてフォンテンス家の名誉だけは回復させたい!!」
この子は、本当に私たちのことを大切に思ってくれているのね。
「大丈夫。その件に関しては、グレースとベルナがアルや高位貴族たちに説明し、フォンテンス家の汚名を晴らしてくれるわ。私も転生された理由を知りたいので、光の精霊王様のもとへ行こうと思っています。全ての事情が判明次第、私もお兄様と一緒に城へ向かい、転生した事情を打ち明けるつもりです」
奇病の原因に関しては、既に解明されており、治療法も確立されている。今回の件と合わせて事情を全て打ち明ければ、皆も納得してくれるはずです。ただ、ラルカークの婚約者候補たちの家の罪を赤裸々にしますので、しばらくの間は皆大忙しになるでしょう。オルファンとベルナが証拠を揃えてくれていますし、絶対に逃げられませんわ。
「そっか、グレース様も理解しているんだ。フォンテンス家の名誉が回復されるのなら、私は誰も恨まない。みんなが前へ進もうとするのなら、私も進むわ!!」
チェルシーの目に、迷いはありませんね。彼女が過去の柵から解き放たれようとするのなら、私も後押ししてあげましょう。
「今になって、皆がようやく一つになれたのですから、ここから全員が協力して、続編に立ち向かいましょう。続編自体は、今から三年後に開始されるそうですから、それまでの間に、私の帝異精霊としての知識をフル活用して、皆を鍛えまくるので覚悟してくださいね」
二人は私の言葉を聞き、少し引いていました。
何はともあれ、私の事件も解決したのですし、ここからが再出発ですわ!!
○○○
ここは、転生前にいた白い空間?
お昼休みも終わり、私一人だけが屋上に残った後…
「そうですわ。あの時、急に景色が切り替わったのですわ!!」
「ルーテシア、お見事です。真相に辿り着き、憎しみに囚われないまま、あなたは正しい判断を下した」
何処からか、優しげな男性の声が聞こえてきます。
私の目の前に、一筋の青い光が唐突に現れました。
私の精霊としての理が、これがなんであるかを知らせてくれています。
「光の精霊王様ですか?」
「ええ、そうです。私は光の精霊王フィーリルヘルム」
今になって現れたと言うことは、私の役目はこれで終了なのでしょうか?
ついさっき、チェルシーたちを宥めたばかりですのに。
「いいえ、違いますよ。そもそも、私があなたの魂を帝異精霊へと転生させたのです」
まさか、私の心を読んだのですか!!
私を転生させたのは、光の精霊王様なのですか!?
「一体、どうして?」
「アイリス、グレース、ベルナの三人が、この世界を上位世界に存在するゲームの一部と捉えられているのが気に入らなかったのですよ」
こちら側からすれば、上位世界の人間がこの世界を真似て、ゲームを制作したように感じますわ。しかも世界自体がそのゲームの流れに沿って動いているようであれば、精霊王様も不愉快に感じて当然かもしれませんわね。
まるで、世界そのものが操られているかのように感じますもの。
「グレースを恨んではいけませんよ。彼女のおかげで、今のあなたがあるのですから」
その通りですわ、私もわかっています。
ですが、私を愛してくれた方々がグレースを責めるかもしれません。
続編が始まるまでに、この憂いを断たないといけませんわね。
「その通りです。やはり、あなたは綺麗な魂を持つ人間だ。そんなあなたであれば、この世界をゲームの流れから断ち切ってくれるかもと思い、帝異精霊へと転生させたのです。私の期待通り、あなたは自分自身の真相に辿り着き、アイリス、グレース、ベルナの三人に自分たちの過ちを気づかせ、協力関係を築いてくれました」
私が転生せずとも、あのまま時が進めば、ベルナが真相を二人に打ち明けたかもしれませんが、互いに責任をなすりつけ合い、協力しないまま続編を迎えていたかもしれませんわね。そうなりますと続編の流れに沿ったまま、振り回される危険性もありますわ。
「フィーリルヘルム様、私は帝異精霊として生きていいのでしょうか?」
「当然です。あなたがその力を悪用しない限り、生きて構いませんよ」
それ聞けて、ほっとしましたわ。
チェルシーが天寿を全うするまで、私は帝異精霊として生きたかったのですから。
「おや、そうなりますと、チェルシーが天寿を全うした後、どうするつもりですか?」
「転生を望みます。私の目的は、姪チェルシーに幸せな生活を送ってもらうことです。続編の流れに囚われず、自分たちの判断で懸命に生きてほしいことを望みます」
願わくば、転生後は人として生まれ変わり、今度こそ自分自身が幸せな生活を送りたいですわ。
「わかりました。あなたの希望を叶えましょう。そのためにも、三年後に迫る続編を断ち切るよう努力をしてください。上位世界の人間がどういうわけか、ゲームと言う形でここと似た世界を創ったものだから、それがこちらに影響しているのでしょう。《強制力》とまではいきませんが、何らかの力が働くかもしれません」
「お任せを!! 皆が幸せな人生を歩めるよう、私ルーテは帝異精霊として、この国をこの世界を守ってみせます!!」
「私は、いつでもあなたを見守っています。頑張ってください」
こんな形で、光の精霊王様と出逢えるとは思いもしませんでした。
私の味方になってくれたのですから、非常に心強いです!!
これならば、早い段階でフォンテンス家の名誉も回復させることができそうですわ。
私も帝異精霊としての力を利用されないよう、今以上に訓練に励みましょう。
チェルシーたちの未来を必ず守ってみせますわ!!
○○○
これにて完結です。
ご愛読、ありがとうございました。
犬社護
21
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(49件)
あなたにおすすめの小説
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。
かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。
謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇!
※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
あれ?謝罪されても手遅れ?結局許しちゃってるし謝罪されても手遅れでない様な?着眼点とか面白かったけど微妙にタイトル詐欺になってる気がー。
しかしリアルに軽んじられた立場の人間の発言て本当に採用されづらいんですよねぇ。それがどんなに重要な事でも。しかも後になって問題が起きた時に聞いてないとかどうしてもっと言わなかったんだとか言われるのがお約束。
てかリアルでも有りがちなこの状況。主人公は強制力を否定してたけど思えば一番ゲームに詳しい人間が思う様に伝えたい事が伝わらないのとか伝えようにも通じない人間関係とかって考えてみたら実はストーリー改変関与を排除しようとする強制力だったのかもしれませんねぇ。
ぬこぽんさん、最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
主人公から見れば、自分を含めた近しい人物が多数亡くなったこともあり、その人たちは生き返らないという意味合いで、このタイトルにしました。他の方からも、そういった意見を受けていますので、今後はそういった意見が出ないようなタイトルを付けていきます(๑>◡<๑)
一気見させていただきやした!
他のコメントでもあるように、転生者が情報の擦り合わせをちゃんとできてれば防げたのに...と思いつつも、
①1つのミスで取り返しのつかないことになることもある。
②人の話を決めつけで否定しない。
といった教訓にもなっていて、自分はいいなと思いますた。
あと、個人的に気になってしょうがなかったのが...王子がルーテシアと牢屋でキスしてたけど、濃厚接触!感染してない!?
キンドル・ファイバーさん、本作品を読んで頂きありがとうございます。
王子はルーテシアとキスして濃厚接触者となっていますが、感染していませんよ(๑>◡<๑)
発症していないこともあり、現在も健康状態で日常生活を送っています。
あれだけの重大事なんだから、『思ったことをそのまま口にする』『上手く話せない』なら ベルナは口頭で無理したあげく拗ねて諦めるのではなく 文字で伝えるべき。
それなのに人のせいにばかりして周りを責めるだけなのと、なによりも終始2次元気分で “ 事態も命も軽く見てる ” まま ずっと変わらないのが腹立って……。
つまり 前コメの『それを怠って』の一文はベルナへの怒りです、作者様に対してだと誤解させてしまっていたら ごめんなさい(>_<)
いえいえ、誤解していませんよ。
本作品をここまで深く読んで頂き、感謝しているくらいです( ^ω^ )