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2話 覚醒前の悲劇 *記憶の覚醒48時間前
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ここは、異世界バレンシア。
5つの大陸に区分されていて、地球と異なり、人間・獣人・エルフ・ドワーフなどの人種、様々な動物種、魔物種、魔物を統制する魔族種といった様々な種族が存在している。
大陸の1つ、ロレンシウム大陸東側の海に面する場所に、ユーゴニック王国がある。ここは人間族の統治する国で、その中でも人口の多い王都ユーゴニアは、常に人々の活気に満ち溢れており、現王に対しての支持率も90%以上と高く、不平不満を抱く者も殆どいない。今年で11歳となる第1王子ユーグハルトの婚約者に誰が選ばれるのか、世間の関心はそこに向けられている。
現在、王城から程近い場所に位置するハートニック公爵家の邸にて、公爵一家と寄子であるクォンタム子爵一家が食事をとっている。公爵家側には、当主ロベルト、妻アレッサ、11歳の次女ユリネアの3名、子爵家側には、当主ジョセフ、妻サラ、11歳の次女アリエスの3名。
両家とも終始笑顔のまま、優雅な食事会に終わりが告げられる。
「アリエス嬢、今日の食事はどうだったかな?」
公爵に急に尋ねられたため、アリエスはやや焦ったものの、笑顔で応える。
「私にとって、忘れられない味です。4日前に11歳を迎えて、素敵なプレゼントを戴いたばかりなのに。ロベルト様、ありがとうございます」
「それは良かった。手紙の案件なのだが、返事を聞いても?」
公爵がそういった瞬間、子爵家夫妻がビクッと反応するも、アリエスがその挙動不審さに気づくことはなかった。
「ユリネア様に、私のスキルを教える件ですね。勿論、承諾します」
「承諾してくれるか、ありがとう」
「アリエス、ありがとう。これで、娘の希望を叶えられそうだわ」
「アリエス、ありがとう。今日から泊まり込みになるけど…宜しくね」
「ユリネア様、よろしくお願いします」
優雅な食事会が終了を迎え、公爵たちが立ち上がったのを見計らい、アリエスも立ちあがろうとした瞬間、ユリネアが急にふらつき、椅子に座り直す。
「ユリネア様、大丈夫ですか?」
「え…ええ、どうしたのかしら?」
ユリネアの揺らぎを見て、アリエスがすぐに駆けつける。
「アリエス、ごめんな…さい。なんだか…目眩が…」
「私は構いませんので、お身体を休めて下さい」
娘の状態を知り、公爵も彼女の傍へ行き、右手でおでこに触れる。
「ユリネア、大丈夫か? 風邪から復帰したばかりで、些か無理をさせたのかもしれない。ガイ、娘を部屋へ」
「は」
壁際に待機していた執事ガイさんが、怪我をさせないよう、ゆっくりとユリネアを抱き上げ、部屋を出ていく。
「心配なので、私も行っていいでしょうか?」
「構わないよ。君がいれば、ユリネアも安心するだろう」
公爵から許可を得たので、アリエスは深々とお辞儀し、食堂を出て行く。その様子を微笑みながら見ていた公爵は、急に真顔へと変化させ、厳格さを表に放ち、ポケットから一枚の小切手を取り出し、テーブルにそっと置く。そこには、3億ゴルドという文字が記載されており、それを見た子爵夫妻がハイエナのように近づき、小切手をガン見する。
「あなた、3億よ、3億! これで借金も返せるし、子爵家も裕福になるわ!」
「これだけあれば、投資もできる! アリエスを育てた甲斐があった!」
ロベルトとアレッサは、アリエスのことに触れることなく、3億3億と喜び叫ぶ子爵夫妻を侮蔑の目で見る。
「ジョセフ、サラ。今をもって、我々との取引が成立した。この件を他言するな。また、脅迫などという愚かなこともな。約束を破った場合、どうなるかわかっているな?」
ロベルトが威圧すると、2人は先程までの邪な笑顔から打って変わった真っ青な表情となり、すぐにその意味を把握する。
「も、勿論でございます。我が娘アリエスについては、話し合った通りの手順で役所へ死亡申請しておきます」
「ああ、それでいい」
「あの…」
子爵のはっきりしない物言いに、ロベルトはイラつく。
「なんだ、まだ何かあるのか?」
「いえ、なんでもありません! 我々は、これでお暇いたします!」
「ああ、小切手を持って、家へと帰れ」
子爵は小切手を懐に忍ばせ、夫人と共に急ぎ足で部屋から退出する。
ジョセフ・クォンタム子爵は王城で働く文官で、公爵家程の財力がない。そのため、不動産投資を敢行し、財力を増やそうとしたが大損、爵位を売却すべきかの瀬戸際に追い詰められていたが、ハートニック公爵家が全て肩代わりしてくれることとなる。
当然、無償などではない。
【君たちは、金に困っているようだな。娘アリエスを我々に差し出すのであれば、3億ゴルドを報酬として与えよう。借金を返せるだけでなく、余った金で更なる投資も可能だ。どうする?】
これは紛れもなく、人身売買に当たる。
何故アリエスを求めるのか、ロベルトはそういった理由を話さなかったが、夫妻はその取引に一切迷うことなく了承した。その反応の速さから、娘がどのように扱われるのか不思議に思わないのかと会談時に疑問に思ったが、先程の血走った目で3億ゴルドの小切手を持ち興奮する様を見て納得する。
「調査通り、奴らは保身のためなら、娘すらも平然と売る金の亡者のようだな。まあ、自分たちも、アリエスからあらゆるものを奪うのだから、人のことを言えないが」
アレッサは子爵たちの行動を見て、侮蔑の表情を浮かべていたものの、夫ロベルトの言葉を聞いたことで、迷いが生じてしまう。
「ロベルト、ユリネアには明かさず実行するの?」
「当たり前だ。事件前ならともかく、今の娘に全てを明かせば、精神を壊す」
「それは…そうね。全てを知るよりは…マシかもしれない」
「アレッサ、心苦しいのは私とて同じだ」
「ごめんなさい、覚悟が足りなかったわね」
クォンタム子爵夫妻が下卑た笑みを浮かべながら馬車に乗り込み、敷地外へと出ていく。ロベルトとアレッサはそれを窓から見届けると、そろそろ頃合いかと判断し、覚悟を決めた冷徹な表情となる。
「ガイ、戻っているか?」
「はい、ここに」
ガイは、いつの間にか部屋入口に立っている。
「2人の様子は?」
「お2人とも、薬が効いたようで、ぐっすりとベッドで寝ております」
ロベルトとアレッサは、それを聞き、ほっと胸を撫で下ろすが、すぐに表情を引き締める。公爵家の筆頭執事ガイ、彼には重大な任務が主人により下される。
「ガイ、強奪の儀式魔法が終わり次第、アリエスに平民の服を着せて、私たちに繋がる手掛かりを全て排除してから、手筈通りに100キロ離れたネルヘン樹海の奥深くへ置いてこい」
「事前に地図を頂き、下見も済んでおります。樹海に接する山の峠道は、魔物との遭遇頻度も低く、隣国へ向かう道半ばにある見晴らしのいい崖から落とせば、間違いなく樹海深部に至ります。ただ、生息する魔物共が凶悪であるため、気取られないよう、眠らせたまま風魔法でゆっくりと下ろします」
「ああ、それでいい。強奪の際、深い眠りに入る魔法を追加しておくが……慎重に頼むぞ」
「お任せを」
「彼女は国の犠牲になるのだから、眠ったまま安らかな死を迎えさせてあげたい。ガイ、アレッサ、全工程を必ず成功させるぞ」
「は!」「はい!」
アリエス・クォンタム、彼女の生きた11年間の足跡が、今この時を持って消滅することとなる。
5つの大陸に区分されていて、地球と異なり、人間・獣人・エルフ・ドワーフなどの人種、様々な動物種、魔物種、魔物を統制する魔族種といった様々な種族が存在している。
大陸の1つ、ロレンシウム大陸東側の海に面する場所に、ユーゴニック王国がある。ここは人間族の統治する国で、その中でも人口の多い王都ユーゴニアは、常に人々の活気に満ち溢れており、現王に対しての支持率も90%以上と高く、不平不満を抱く者も殆どいない。今年で11歳となる第1王子ユーグハルトの婚約者に誰が選ばれるのか、世間の関心はそこに向けられている。
現在、王城から程近い場所に位置するハートニック公爵家の邸にて、公爵一家と寄子であるクォンタム子爵一家が食事をとっている。公爵家側には、当主ロベルト、妻アレッサ、11歳の次女ユリネアの3名、子爵家側には、当主ジョセフ、妻サラ、11歳の次女アリエスの3名。
両家とも終始笑顔のまま、優雅な食事会に終わりが告げられる。
「アリエス嬢、今日の食事はどうだったかな?」
公爵に急に尋ねられたため、アリエスはやや焦ったものの、笑顔で応える。
「私にとって、忘れられない味です。4日前に11歳を迎えて、素敵なプレゼントを戴いたばかりなのに。ロベルト様、ありがとうございます」
「それは良かった。手紙の案件なのだが、返事を聞いても?」
公爵がそういった瞬間、子爵家夫妻がビクッと反応するも、アリエスがその挙動不審さに気づくことはなかった。
「ユリネア様に、私のスキルを教える件ですね。勿論、承諾します」
「承諾してくれるか、ありがとう」
「アリエス、ありがとう。これで、娘の希望を叶えられそうだわ」
「アリエス、ありがとう。今日から泊まり込みになるけど…宜しくね」
「ユリネア様、よろしくお願いします」
優雅な食事会が終了を迎え、公爵たちが立ち上がったのを見計らい、アリエスも立ちあがろうとした瞬間、ユリネアが急にふらつき、椅子に座り直す。
「ユリネア様、大丈夫ですか?」
「え…ええ、どうしたのかしら?」
ユリネアの揺らぎを見て、アリエスがすぐに駆けつける。
「アリエス、ごめんな…さい。なんだか…目眩が…」
「私は構いませんので、お身体を休めて下さい」
娘の状態を知り、公爵も彼女の傍へ行き、右手でおでこに触れる。
「ユリネア、大丈夫か? 風邪から復帰したばかりで、些か無理をさせたのかもしれない。ガイ、娘を部屋へ」
「は」
壁際に待機していた執事ガイさんが、怪我をさせないよう、ゆっくりとユリネアを抱き上げ、部屋を出ていく。
「心配なので、私も行っていいでしょうか?」
「構わないよ。君がいれば、ユリネアも安心するだろう」
公爵から許可を得たので、アリエスは深々とお辞儀し、食堂を出て行く。その様子を微笑みながら見ていた公爵は、急に真顔へと変化させ、厳格さを表に放ち、ポケットから一枚の小切手を取り出し、テーブルにそっと置く。そこには、3億ゴルドという文字が記載されており、それを見た子爵夫妻がハイエナのように近づき、小切手をガン見する。
「あなた、3億よ、3億! これで借金も返せるし、子爵家も裕福になるわ!」
「これだけあれば、投資もできる! アリエスを育てた甲斐があった!」
ロベルトとアレッサは、アリエスのことに触れることなく、3億3億と喜び叫ぶ子爵夫妻を侮蔑の目で見る。
「ジョセフ、サラ。今をもって、我々との取引が成立した。この件を他言するな。また、脅迫などという愚かなこともな。約束を破った場合、どうなるかわかっているな?」
ロベルトが威圧すると、2人は先程までの邪な笑顔から打って変わった真っ青な表情となり、すぐにその意味を把握する。
「も、勿論でございます。我が娘アリエスについては、話し合った通りの手順で役所へ死亡申請しておきます」
「ああ、それでいい」
「あの…」
子爵のはっきりしない物言いに、ロベルトはイラつく。
「なんだ、まだ何かあるのか?」
「いえ、なんでもありません! 我々は、これでお暇いたします!」
「ああ、小切手を持って、家へと帰れ」
子爵は小切手を懐に忍ばせ、夫人と共に急ぎ足で部屋から退出する。
ジョセフ・クォンタム子爵は王城で働く文官で、公爵家程の財力がない。そのため、不動産投資を敢行し、財力を増やそうとしたが大損、爵位を売却すべきかの瀬戸際に追い詰められていたが、ハートニック公爵家が全て肩代わりしてくれることとなる。
当然、無償などではない。
【君たちは、金に困っているようだな。娘アリエスを我々に差し出すのであれば、3億ゴルドを報酬として与えよう。借金を返せるだけでなく、余った金で更なる投資も可能だ。どうする?】
これは紛れもなく、人身売買に当たる。
何故アリエスを求めるのか、ロベルトはそういった理由を話さなかったが、夫妻はその取引に一切迷うことなく了承した。その反応の速さから、娘がどのように扱われるのか不思議に思わないのかと会談時に疑問に思ったが、先程の血走った目で3億ゴルドの小切手を持ち興奮する様を見て納得する。
「調査通り、奴らは保身のためなら、娘すらも平然と売る金の亡者のようだな。まあ、自分たちも、アリエスからあらゆるものを奪うのだから、人のことを言えないが」
アレッサは子爵たちの行動を見て、侮蔑の表情を浮かべていたものの、夫ロベルトの言葉を聞いたことで、迷いが生じてしまう。
「ロベルト、ユリネアには明かさず実行するの?」
「当たり前だ。事件前ならともかく、今の娘に全てを明かせば、精神を壊す」
「それは…そうね。全てを知るよりは…マシかもしれない」
「アレッサ、心苦しいのは私とて同じだ」
「ごめんなさい、覚悟が足りなかったわね」
クォンタム子爵夫妻が下卑た笑みを浮かべながら馬車に乗り込み、敷地外へと出ていく。ロベルトとアレッサはそれを窓から見届けると、そろそろ頃合いかと判断し、覚悟を決めた冷徹な表情となる。
「ガイ、戻っているか?」
「はい、ここに」
ガイは、いつの間にか部屋入口に立っている。
「2人の様子は?」
「お2人とも、薬が効いたようで、ぐっすりとベッドで寝ております」
ロベルトとアレッサは、それを聞き、ほっと胸を撫で下ろすが、すぐに表情を引き締める。公爵家の筆頭執事ガイ、彼には重大な任務が主人により下される。
「ガイ、強奪の儀式魔法が終わり次第、アリエスに平民の服を着せて、私たちに繋がる手掛かりを全て排除してから、手筈通りに100キロ離れたネルヘン樹海の奥深くへ置いてこい」
「事前に地図を頂き、下見も済んでおります。樹海に接する山の峠道は、魔物との遭遇頻度も低く、隣国へ向かう道半ばにある見晴らしのいい崖から落とせば、間違いなく樹海深部に至ります。ただ、生息する魔物共が凶悪であるため、気取られないよう、眠らせたまま風魔法でゆっくりと下ろします」
「ああ、それでいい。強奪の際、深い眠りに入る魔法を追加しておくが……慎重に頼むぞ」
「お任せを」
「彼女は国の犠牲になるのだから、眠ったまま安らかな死を迎えさせてあげたい。ガイ、アレッサ、全工程を必ず成功させるぞ」
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