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9話 その頃の強奪者たち①
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ユイがロイドと知り合い、リリザハットの街に到着した頃、王都ユーゴニアのハートニック邸にいる強奪者たちは、そんな彼女の状況など知る由もなく、自分たちの成すべき事を成すべく、計画を次の段階に移している。
メイドたちが2階テラスにテーブルを設置し、その中心にパラソルを刺して日陰を作り出すと、当主ロベルト、妻アレッサは椅子に座り、用意された最高級の紅茶を上品に啜りながら、隣接する部屋で淑女教育に勤しむ娘ユリネアの優雅な気品溢れる表情を見ることで、心を癒し、日頃の疲れをとっている。公爵が右手をあげると、2人のメイドは察したのか、テラスを通じてユリネアのいない隣の部屋へと入り、邸内へと姿を消す。
「あなた、今のところは順調かしら?」
「ああ。クォンタム子爵家にスパイを潜り込ませ、毎日夫妻の生活を監視させている。手筈通り、奴は私たちとの夕食会からの帰還時に、賊の襲撃を受けたよう偽装して、駆けつけてきた治安騎士たちに、娘アリエスが賊共に誘拐されたことを話している。行方不明届けを役所に提出し、表向きは彼女の捜索に尽力しているから、今のところは問題ない」
「表向き…ね。あの2人、娘を売ったことに、何も感じていないのかしら?」
「奴らは人前で悲しんでいるよう装っているが、実際は娘のことなど忘れて、3億の使い道ばかりを考えているそうだ」
それを聞いたアレッサは、表情を隠すことなく、顔を歪ませる。
「屑ね。私たちも人のこと言えないけど」
「今は様子見だが、動き次第で消す可能性もある」
「あの2人を消すと言われても、心は痛まないのに、アリエスのことを考えてしまうと、心がどうしても悲鳴をあげてしまうわ」
「それは、私もだ。【強奪】という非道な行為で、アリエス嬢の持つ全ての能力、そして性格の一部をユリネアに与えたのだからな。そのおかげで、患っていた精神疾患も完治して、事件前のように明るく振る舞えている。アレッサ、あの子には真実を教えるなよ」
「勿論です。強奪の件を知る執事と使用人たちが、他の者たちを上手くまとめ、性格の変化についても納得させています。ただ、ユリネア自身が、不審感を抱かないか心配なのよ」
「我々が事前に環境を整えたおかげで、その点に関しても問題ないだろう」
通常であれば、唐突な能力アップは誰だって驚くもの。
ロベルトとアレッサは、その驚きを最小限に抑えるよう、事前にアリエスの持つスキルや魔法を取得しやすいよう環境を整え、知識と技術を時間をかけてユリネアに仕込ませておいた。そして、彼女が強奪後に目覚めて、自分の能力アップに不審感を抱かないよう、『身体が訓練の環境に適応したことで、スキルや魔法に突然覚醒する時もある』と言いくるめている。
アリエスの話をしていたせいか、2人は感慨深い表情となる。2人とて、公爵家の秘蔵とされている儀式魔法を使いたくなかったし、ましてや娘の命の恩人で親友ともいえる少女を強奪の被害者になどしたくなかったというのが本音だが、公爵家にも逆らえない命令というものが存在する。
「あの3人さえいなければ…」
アレッサが顔を思い浮かべたのか、明確な怒りを示す。
「元を辿れば、あの神童たちがいけないのよ……どうして、陛下はあんな酷い命令を私たちに……こちらの事情を知っているくせに…」
ロベルト自身、妻の言葉を痛いほど理解しているせいか、何も言わず、国王の命令を思い出す。
『ロベルト、私と王妃は、君の娘ユリネア嬢を第1王子ユーグハルトの婚約者に推したいと思っているが、今のままでは誰も納得しない』
『でしょうね。ここ数年で、力をつけた貴族が数多くいて、私の娘はそのいずれかから襲撃を受け、精神的な病を発症しましたから』
ロベルトは不敬を承知で陛下を睨むも、彼は申し訳ない表情をしただけで怒ることなく、無理難題を言い放つ。
『あの件に関しては、我々も驚いた。まだ候補の段階で、動いた貴族がいたのだからな。このままでは神童やそれ以外の者を選んでも、影響力のある貴族のいずれかが納得せず、候補者たちを暗殺するかもしれん。最悪、貴族同士で内乱を起こす可能性もある。酷な事をいうが、成人となる15歳までにユリネア嬢を誰もが…そう、誰もが認める程の令嬢に育て上げてほしい』
『陛下、それは理想論だ。今の娘の状況を考えてほしい』
『わかっている、わかってはいるんだ。だが、国の安寧を考慮すると、ユリネア嬢こそが最適なのだ』
2ヶ月前まで、ユリネアは公爵令嬢として年齢相応の教養を持っており、同年代の貴族令息令嬢たちからも一目置かれた存在だったが、あの事件に巻き込まれたことで、性格が変貌した。現在、国王と王妃にしか、その変化を伝えておらず、現時点ではユーグハルトの婚約者として、あらゆる意味で不適格なのである。
「陛下を殴り飛ばしたい気持ちもあるが、命令である以上、私たちだけで理想のユリネアへと育て上げるしかない」
「わかっていますけど…ユリネアの性格や強さを補えるものを持つ人物が、よりによって命の恩人で親友のアリエスだなんて……あの子は、神童たちに殺されたようなものです」
アレッサは全ての事情に精通しているからこそ、アリエスに同情している。そして、自らの怒りを誰にも悟られないよう、声のトーンを落としている。
「アレッサ、間違えるな。あの件は、我々がユリネアのために考え判断して、実行した事だ。彼女を殺したのは、我々だ。その罪を他人に押し付けるな」
アリエスの精神を壊したのは、間違いなく強奪によるものだが、3人の貴族令嬢の善行が原因で、巡り巡って彼女の人生を途絶えさせたのも事実なのだ。
「そう…ね。アリエスを上手く埋葬できたのかしら?」
アレッサは、アリエスの人生を奪ったという強い罪悪感を心に宿しているが、それ以上に国王陛下から与えられた使命を、何としてでも全うさせるという公爵家としての矜持があるため、2人きりの時だけ本来の感情を表に出す。
「先程、ガイから連絡があった。誰にも知られることなく、深く眠ったまま樹海奥地へ葬ることに成功したとな」
「そう…安らかな死を迎えているといいのだけど」
「そうなるよう…祈ろう」
公爵家側の理不尽な都合で彼女の命を散らせる以上、《痛みを感じさせずに眠ったまま死なせてあげたい》という思いが、2人の表情から感じ取れるものの、埋葬場所がネルヘン樹海と決められた時点で、この行為は[証拠隠滅]に他ならない。
だが、2人から出る言葉は嘘偽りのない言葉である。
娘の親友を自分たちの都合に巻き込み、残酷なことを仕出かした行為に対して、個人的には罪悪感を抱いているが、夫妻はハートニック公爵家の人間だ。当主としての責務も大きく、そこに個人的な人間味のある意見を載せてはいけない。
夫妻は、その両面において苦しんでいる。
「ガイにとっても、この任務は精神的に過酷だっただろうから、1ヶ月の休暇を言い渡した」
「当たり前です。ガイには、10歳の娘と7歳の息子がいますし、何よりアリエスと面識もあります。精神的な負荷は、相当なものでしょう。それに、あの人は有給休暇などを一度も申請せず、ずっと私たちについてきてくれました。しばらくの間、リリザハットで休んでもらい、残りの期間は家族のもとで、ゆっくり静養してもらいましょう」
「アレッサ、今後問題が生じるのであれば、ユリネアの方だ。君が傍で、娘を見守ってほしい」
「そうね。ユリネアの情緒を保たせることが、今の私の役目ね」
ユイ(=アリエス)がリリザハットの街で、強奪者側のことを忘れ、今後のことを考えているように、強奪者側の方も、特殊な事情を抱え込み、目的を果たすべく動こうとしている。
メイドたちが2階テラスにテーブルを設置し、その中心にパラソルを刺して日陰を作り出すと、当主ロベルト、妻アレッサは椅子に座り、用意された最高級の紅茶を上品に啜りながら、隣接する部屋で淑女教育に勤しむ娘ユリネアの優雅な気品溢れる表情を見ることで、心を癒し、日頃の疲れをとっている。公爵が右手をあげると、2人のメイドは察したのか、テラスを通じてユリネアのいない隣の部屋へと入り、邸内へと姿を消す。
「あなた、今のところは順調かしら?」
「ああ。クォンタム子爵家にスパイを潜り込ませ、毎日夫妻の生活を監視させている。手筈通り、奴は私たちとの夕食会からの帰還時に、賊の襲撃を受けたよう偽装して、駆けつけてきた治安騎士たちに、娘アリエスが賊共に誘拐されたことを話している。行方不明届けを役所に提出し、表向きは彼女の捜索に尽力しているから、今のところは問題ない」
「表向き…ね。あの2人、娘を売ったことに、何も感じていないのかしら?」
「奴らは人前で悲しんでいるよう装っているが、実際は娘のことなど忘れて、3億の使い道ばかりを考えているそうだ」
それを聞いたアレッサは、表情を隠すことなく、顔を歪ませる。
「屑ね。私たちも人のこと言えないけど」
「今は様子見だが、動き次第で消す可能性もある」
「あの2人を消すと言われても、心は痛まないのに、アリエスのことを考えてしまうと、心がどうしても悲鳴をあげてしまうわ」
「それは、私もだ。【強奪】という非道な行為で、アリエス嬢の持つ全ての能力、そして性格の一部をユリネアに与えたのだからな。そのおかげで、患っていた精神疾患も完治して、事件前のように明るく振る舞えている。アレッサ、あの子には真実を教えるなよ」
「勿論です。強奪の件を知る執事と使用人たちが、他の者たちを上手くまとめ、性格の変化についても納得させています。ただ、ユリネア自身が、不審感を抱かないか心配なのよ」
「我々が事前に環境を整えたおかげで、その点に関しても問題ないだろう」
通常であれば、唐突な能力アップは誰だって驚くもの。
ロベルトとアレッサは、その驚きを最小限に抑えるよう、事前にアリエスの持つスキルや魔法を取得しやすいよう環境を整え、知識と技術を時間をかけてユリネアに仕込ませておいた。そして、彼女が強奪後に目覚めて、自分の能力アップに不審感を抱かないよう、『身体が訓練の環境に適応したことで、スキルや魔法に突然覚醒する時もある』と言いくるめている。
アリエスの話をしていたせいか、2人は感慨深い表情となる。2人とて、公爵家の秘蔵とされている儀式魔法を使いたくなかったし、ましてや娘の命の恩人で親友ともいえる少女を強奪の被害者になどしたくなかったというのが本音だが、公爵家にも逆らえない命令というものが存在する。
「あの3人さえいなければ…」
アレッサが顔を思い浮かべたのか、明確な怒りを示す。
「元を辿れば、あの神童たちがいけないのよ……どうして、陛下はあんな酷い命令を私たちに……こちらの事情を知っているくせに…」
ロベルト自身、妻の言葉を痛いほど理解しているせいか、何も言わず、国王の命令を思い出す。
『ロベルト、私と王妃は、君の娘ユリネア嬢を第1王子ユーグハルトの婚約者に推したいと思っているが、今のままでは誰も納得しない』
『でしょうね。ここ数年で、力をつけた貴族が数多くいて、私の娘はそのいずれかから襲撃を受け、精神的な病を発症しましたから』
ロベルトは不敬を承知で陛下を睨むも、彼は申し訳ない表情をしただけで怒ることなく、無理難題を言い放つ。
『あの件に関しては、我々も驚いた。まだ候補の段階で、動いた貴族がいたのだからな。このままでは神童やそれ以外の者を選んでも、影響力のある貴族のいずれかが納得せず、候補者たちを暗殺するかもしれん。最悪、貴族同士で内乱を起こす可能性もある。酷な事をいうが、成人となる15歳までにユリネア嬢を誰もが…そう、誰もが認める程の令嬢に育て上げてほしい』
『陛下、それは理想論だ。今の娘の状況を考えてほしい』
『わかっている、わかってはいるんだ。だが、国の安寧を考慮すると、ユリネア嬢こそが最適なのだ』
2ヶ月前まで、ユリネアは公爵令嬢として年齢相応の教養を持っており、同年代の貴族令息令嬢たちからも一目置かれた存在だったが、あの事件に巻き込まれたことで、性格が変貌した。現在、国王と王妃にしか、その変化を伝えておらず、現時点ではユーグハルトの婚約者として、あらゆる意味で不適格なのである。
「陛下を殴り飛ばしたい気持ちもあるが、命令である以上、私たちだけで理想のユリネアへと育て上げるしかない」
「わかっていますけど…ユリネアの性格や強さを補えるものを持つ人物が、よりによって命の恩人で親友のアリエスだなんて……あの子は、神童たちに殺されたようなものです」
アレッサは全ての事情に精通しているからこそ、アリエスに同情している。そして、自らの怒りを誰にも悟られないよう、声のトーンを落としている。
「アレッサ、間違えるな。あの件は、我々がユリネアのために考え判断して、実行した事だ。彼女を殺したのは、我々だ。その罪を他人に押し付けるな」
アリエスの精神を壊したのは、間違いなく強奪によるものだが、3人の貴族令嬢の善行が原因で、巡り巡って彼女の人生を途絶えさせたのも事実なのだ。
「そう…ね。アリエスを上手く埋葬できたのかしら?」
アレッサは、アリエスの人生を奪ったという強い罪悪感を心に宿しているが、それ以上に国王陛下から与えられた使命を、何としてでも全うさせるという公爵家としての矜持があるため、2人きりの時だけ本来の感情を表に出す。
「先程、ガイから連絡があった。誰にも知られることなく、深く眠ったまま樹海奥地へ葬ることに成功したとな」
「そう…安らかな死を迎えているといいのだけど」
「そうなるよう…祈ろう」
公爵家側の理不尽な都合で彼女の命を散らせる以上、《痛みを感じさせずに眠ったまま死なせてあげたい》という思いが、2人の表情から感じ取れるものの、埋葬場所がネルヘン樹海と決められた時点で、この行為は[証拠隠滅]に他ならない。
だが、2人から出る言葉は嘘偽りのない言葉である。
娘の親友を自分たちの都合に巻き込み、残酷なことを仕出かした行為に対して、個人的には罪悪感を抱いているが、夫妻はハートニック公爵家の人間だ。当主としての責務も大きく、そこに個人的な人間味のある意見を載せてはいけない。
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「アレッサ、今後問題が生じるのであれば、ユリネアの方だ。君が傍で、娘を見守ってほしい」
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