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13話 心願成就から始まる試練
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○○○ 視点《ロイド・ドライトーク》
新人教育訓練の教官として、ユイとハティスを見ておいて正解だった。ハティスは幼生体にも関わらず、闇魔法の扱いが上手いことから、母親から闇魔法の知識と扱い方を丁寧に教わっていたようで、教育に関してもしっかり行き届いているのがわかる。
問題は、ユイの方だ。
参加者の中でも、彼女だけが異様の存在だった。本人は料理系スキルしか扱えないと言っているが、私を含めた冒険者たちも料理と関係ないだろと内心突っ込んでいるだろう。そもそも、料理スキルというものは、包丁や鍋などの専用器具を用いての特殊技術を指す。我々冒険者たちも、遠出する際は調理器具を持ち歩いている。高ランクともなれば、スキルや魔道具の中に収納している。何の器材も使わず調理なんて、誰も試さない。ユイの持つ統合型スキル【料理道・極み】の中にあるからこそ、彼女は料理系だと思い込んでいる。
あのスキルの中には、間違いなく戦闘系スキルが組み込まれている。おそらく、転生前に出会ったという神様方が、彼女のことを真摯に考え、料理道を与えたに違いない。幸い、ユイ自身が善良な女の子だからこそ今のところ問題ないが、これからの生き方次第で大きく変化する。冒険者活動の前に、あの子には常識を教えよう。念の為と思い、リオンの宿泊しているせせらぎの宿を予約しておいて良かった。ユイの年齢・体力値・魔力値を聞いて、彼となら良い関係性を築けるかもと思い、マリアンネやベイツに密かにお願いしておいたが、どうやら事が上手くいったようだな。
「ロイド、新人教育訓練から3日経過したけど、今のところはユイたちも問題なさそうね」
ここは冒険者ギルドのギルドマスター執務室、現在ユイとハティスには、ここへ来るよう要請している。
「ええ、リオンが上手く、常識を教え込んでいるようです」
「3日前の新人教育訓練、ユイの力には驚いたわ。あの子、分解や空中固定が、どれだけ強力なスキルであるのかを、欠片も理解していないもの。おまけに、料理道【極み】の中にあるスキル全てが、最高レベルなのよね?」
「神が直接与えている以上、まず間違い無いでしょう。現在、リオンがそれらを戦闘に応用できることを教えている最中です」
ユイ自身も、いずれ気づくだろうが、スキルの操作ミスで仲間を殺めてしまってからでは遅い。特に、分解や切断を下手に扱うと、グロい事になりかねない。リオンは、そういった危険性を料理に例えて、徹底的に教え込んでいる。彼には前世の件を話せていないが、全てを話す日も近いだろう。
「リオンをパーティーに引き入れて正解のようね。まあ、彼自身が、スキルの危険性を知っているし、経験者でもあるから間違ったことを教えないでしょう。ところで、ユイの心願成就を今日ここで実行すること、あの子は喜んでいたの?」
「ええ、喜んでいましたよ。この街で暮らし始めてから5日が経過しています。街での暮らしにも慣れたようですし、リオンと採取依頼や街内での溝掃除や郵便などをこなしていくことで、すっかり街の住民とも仲良くなり、多くの友達もできたようです」
「そうなると、残すは前世の未練を断ち切れるかが問題ね。私の知り合いに相談したたら、転生者における心願成就達成は、自分自身への試練だと言っていたわ」
「試練? どういう意味です?」
「内容にもよるけど、ユイの場合、魂だけが異世界[日本]へ行くわけ。そこで家族と再会すると、魂自体がその世界に定着する可能性があるのよ。実際、そうなった転生者がいて、その人の身体はこの世界で死を迎えたそうよ」
そうか、そこは考えもしなかった。ユイが記憶喪失である以上、現世に繋がる記憶が5日程しかない以上、前世に執着する可能性が極めて高いわけか。
「魂だけの滞在、それはここでいうゴーストのような存在ですか?」
「その通り。ただ、日本には魔法という概念がないから、その後成仏できるかはわからないそうよ。だから、ユイには、その危険性を教えておくべきね」
最悪、一生日本という国を彷徨い続けるわけか。
なるほど、試練という意味がわかる。
ユイが到着したら、必ず伝えておこう。
○○○ ユイ視点
今日、私の心願が成就される。
ロイドさんやリオンのおかげで、この街の生活にも慣れたし、スキルの危険性についても理解できた。料理の器具とかでも、扱い一つで凶器になりかねないから、私の持つ料理スキルに関しても、きちんと制御しないといけない。リオンには、大事な用事があるから、今日1日だけ冒険できないことを事前に伝えているから、私も安心して自分の前世と向き合える。
昨日の夕方、冒険者ギルドでロイドさんに言われて以降、嬉し過ぎてちょっと寝不足気味になっちゃった。私はハティスと共に、ワクワクした気持ちで冒険者ギルドへ向けて大通りを歩いていると、不意に欠伸をしてしまう。
「あいた!」
あくびをしたら、誰かとぶつかった。
見上げると、35歳くらいのおじさんだった。
「おじさん、ごめんなさい」
「おじ……いや、いいよ。寝不足なのかい?」
「はい。今から楽しいところに行くから!」
「なるほど、あまり眠れなかったわけか。気持ちはわかるが、前を向いて歩こうね」
「はい」
私は何度もお辞儀して、おじさんと別れる。注意されて以降、気をつけて歩いたので、誰ともぶつからず、冒険者ギルドに到着し、ロイドさんとブライトさんのいるギルドマスター執務室の扉をノックしてから中へと入る。
「ユイ、この街に来てから5日経過したけど、生活には慣れたかしら?」
「慣れました! 色んな人々と出会い、充実した毎日です!」
「良い事だわ。心願成就を実施する前に、注意点を言っておくわね」
「注意点?」
「そうよ。私の知り合いに、日本の転生者がいると以前言ったけど、その人にあなたの心願成就のことを伝えると、色々と教えてくれたわ。いいこと、心願成就はあなたにとって、大きな試練よ」
ブライトさんのいう試練の意味が当初わからなかったけど、ロイドさんと共に詳しく説明してくれたことで、私の心願成就が自分自身の生死に大きく関わってくることを初めて理解した。前世の家族という柵に囚われていると、魂がその地に定着されてしまい、今いるこの世界に2度と戻ってこれない。私の場合、記憶喪失のせいで、現世との繋がりが薄いせいで、前世に囚われる危険性が高いから、注意が必要みたい。ただ、ブライトさんのお友達も体験していないから、魂が日本に戻った時に、どんな危険が及ぶのかもわからない。
「今の説明を聞いても、心願を成就したい?」
柵……怖い気持ちはあるけど、家族に謝罪の言葉だけでも絶対に伝えたい。要は、私自身が家族との繋がりを断てるかどうかが問題ってことだ。
「大丈夫。私自身、死を理解しています。家族に謝罪して、その後は十分にお話しして楽しんだら、お別れの挨拶を告げます」
「念のため、こちらも言っておくわ。前世の家族がどれ程辛い状況であったとしても、あなたは何もできないのだから、必ず未練を断ち切ること。いいわね?」
あ…そうか。11年も経過しているから、色々な変化が起きていてもおかしくない。あっちが、幸せな生活を送っているとは限らないんだ。
「わかりました……必ず帰ってきます」
お父さんたちなら、絶対に幸せな生活を送っていると思い込んでた。私が死んだように、3人の誰かが欠けている可能性だってあるんだ。
「覚悟が決まったようね。ソファーに座って、心願成就をタップするといいわ」
「はい!」
「ユイ、絶対に戻ってきてね」
「うん! ハティス、その間の護衛をお願いね」
「任せて!」
私はソファーに座り、ステータス画面を開く。
「それじゃあ行ってきます!」
私は覚悟を決めて、心願成就をタップする。
新人教育訓練の教官として、ユイとハティスを見ておいて正解だった。ハティスは幼生体にも関わらず、闇魔法の扱いが上手いことから、母親から闇魔法の知識と扱い方を丁寧に教わっていたようで、教育に関してもしっかり行き届いているのがわかる。
問題は、ユイの方だ。
参加者の中でも、彼女だけが異様の存在だった。本人は料理系スキルしか扱えないと言っているが、私を含めた冒険者たちも料理と関係ないだろと内心突っ込んでいるだろう。そもそも、料理スキルというものは、包丁や鍋などの専用器具を用いての特殊技術を指す。我々冒険者たちも、遠出する際は調理器具を持ち歩いている。高ランクともなれば、スキルや魔道具の中に収納している。何の器材も使わず調理なんて、誰も試さない。ユイの持つ統合型スキル【料理道・極み】の中にあるからこそ、彼女は料理系だと思い込んでいる。
あのスキルの中には、間違いなく戦闘系スキルが組み込まれている。おそらく、転生前に出会ったという神様方が、彼女のことを真摯に考え、料理道を与えたに違いない。幸い、ユイ自身が善良な女の子だからこそ今のところ問題ないが、これからの生き方次第で大きく変化する。冒険者活動の前に、あの子には常識を教えよう。念の為と思い、リオンの宿泊しているせせらぎの宿を予約しておいて良かった。ユイの年齢・体力値・魔力値を聞いて、彼となら良い関係性を築けるかもと思い、マリアンネやベイツに密かにお願いしておいたが、どうやら事が上手くいったようだな。
「ロイド、新人教育訓練から3日経過したけど、今のところはユイたちも問題なさそうね」
ここは冒険者ギルドのギルドマスター執務室、現在ユイとハティスには、ここへ来るよう要請している。
「ええ、リオンが上手く、常識を教え込んでいるようです」
「3日前の新人教育訓練、ユイの力には驚いたわ。あの子、分解や空中固定が、どれだけ強力なスキルであるのかを、欠片も理解していないもの。おまけに、料理道【極み】の中にあるスキル全てが、最高レベルなのよね?」
「神が直接与えている以上、まず間違い無いでしょう。現在、リオンがそれらを戦闘に応用できることを教えている最中です」
ユイ自身も、いずれ気づくだろうが、スキルの操作ミスで仲間を殺めてしまってからでは遅い。特に、分解や切断を下手に扱うと、グロい事になりかねない。リオンは、そういった危険性を料理に例えて、徹底的に教え込んでいる。彼には前世の件を話せていないが、全てを話す日も近いだろう。
「リオンをパーティーに引き入れて正解のようね。まあ、彼自身が、スキルの危険性を知っているし、経験者でもあるから間違ったことを教えないでしょう。ところで、ユイの心願成就を今日ここで実行すること、あの子は喜んでいたの?」
「ええ、喜んでいましたよ。この街で暮らし始めてから5日が経過しています。街での暮らしにも慣れたようですし、リオンと採取依頼や街内での溝掃除や郵便などをこなしていくことで、すっかり街の住民とも仲良くなり、多くの友達もできたようです」
「そうなると、残すは前世の未練を断ち切れるかが問題ね。私の知り合いに相談したたら、転生者における心願成就達成は、自分自身への試練だと言っていたわ」
「試練? どういう意味です?」
「内容にもよるけど、ユイの場合、魂だけが異世界[日本]へ行くわけ。そこで家族と再会すると、魂自体がその世界に定着する可能性があるのよ。実際、そうなった転生者がいて、その人の身体はこの世界で死を迎えたそうよ」
そうか、そこは考えもしなかった。ユイが記憶喪失である以上、現世に繋がる記憶が5日程しかない以上、前世に執着する可能性が極めて高いわけか。
「魂だけの滞在、それはここでいうゴーストのような存在ですか?」
「その通り。ただ、日本には魔法という概念がないから、その後成仏できるかはわからないそうよ。だから、ユイには、その危険性を教えておくべきね」
最悪、一生日本という国を彷徨い続けるわけか。
なるほど、試練という意味がわかる。
ユイが到着したら、必ず伝えておこう。
○○○ ユイ視点
今日、私の心願が成就される。
ロイドさんやリオンのおかげで、この街の生活にも慣れたし、スキルの危険性についても理解できた。料理の器具とかでも、扱い一つで凶器になりかねないから、私の持つ料理スキルに関しても、きちんと制御しないといけない。リオンには、大事な用事があるから、今日1日だけ冒険できないことを事前に伝えているから、私も安心して自分の前世と向き合える。
昨日の夕方、冒険者ギルドでロイドさんに言われて以降、嬉し過ぎてちょっと寝不足気味になっちゃった。私はハティスと共に、ワクワクした気持ちで冒険者ギルドへ向けて大通りを歩いていると、不意に欠伸をしてしまう。
「あいた!」
あくびをしたら、誰かとぶつかった。
見上げると、35歳くらいのおじさんだった。
「おじさん、ごめんなさい」
「おじ……いや、いいよ。寝不足なのかい?」
「はい。今から楽しいところに行くから!」
「なるほど、あまり眠れなかったわけか。気持ちはわかるが、前を向いて歩こうね」
「はい」
私は何度もお辞儀して、おじさんと別れる。注意されて以降、気をつけて歩いたので、誰ともぶつからず、冒険者ギルドに到着し、ロイドさんとブライトさんのいるギルドマスター執務室の扉をノックしてから中へと入る。
「ユイ、この街に来てから5日経過したけど、生活には慣れたかしら?」
「慣れました! 色んな人々と出会い、充実した毎日です!」
「良い事だわ。心願成就を実施する前に、注意点を言っておくわね」
「注意点?」
「そうよ。私の知り合いに、日本の転生者がいると以前言ったけど、その人にあなたの心願成就のことを伝えると、色々と教えてくれたわ。いいこと、心願成就はあなたにとって、大きな試練よ」
ブライトさんのいう試練の意味が当初わからなかったけど、ロイドさんと共に詳しく説明してくれたことで、私の心願成就が自分自身の生死に大きく関わってくることを初めて理解した。前世の家族という柵に囚われていると、魂がその地に定着されてしまい、今いるこの世界に2度と戻ってこれない。私の場合、記憶喪失のせいで、現世との繋がりが薄いせいで、前世に囚われる危険性が高いから、注意が必要みたい。ただ、ブライトさんのお友達も体験していないから、魂が日本に戻った時に、どんな危険が及ぶのかもわからない。
「今の説明を聞いても、心願を成就したい?」
柵……怖い気持ちはあるけど、家族に謝罪の言葉だけでも絶対に伝えたい。要は、私自身が家族との繋がりを断てるかどうかが問題ってことだ。
「大丈夫。私自身、死を理解しています。家族に謝罪して、その後は十分にお話しして楽しんだら、お別れの挨拶を告げます」
「念のため、こちらも言っておくわ。前世の家族がどれ程辛い状況であったとしても、あなたは何もできないのだから、必ず未練を断ち切ること。いいわね?」
あ…そうか。11年も経過しているから、色々な変化が起きていてもおかしくない。あっちが、幸せな生活を送っているとは限らないんだ。
「わかりました……必ず帰ってきます」
お父さんたちなら、絶対に幸せな生活を送っていると思い込んでた。私が死んだように、3人の誰かが欠けている可能性だってあるんだ。
「覚悟が決まったようね。ソファーに座って、心願成就をタップするといいわ」
「はい!」
「ユイ、絶対に戻ってきてね」
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