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黒猫との出会い
眠っていた蓮を起こしたのは二つの眼の色が違う黒猫だった…
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??「やっと見つけた…」
蓮「んっ…?」
??「おはようございます。
お迎えが遅くなり大変
申し訳ありません。」
蓮「ね、猫?!なっ、は?!
今しゃ、喋って?!いや、
えっ?えっ?」
??「なんと…無礼なところは
お変わり無いのですね…
私の名は
「クロスフィード」まぁ
また忘れられるのも釈で
すし、私の事は「クロ」
とでもお呼び下さい。」
自分の名をクロと名乗った黒猫は蓮の状況に気づき
クロ「…と、私の話を聞いてい
らっしゃいますか?」
蓮「猫が喋って…いや、あり
ないよな、夢…?いやで
もリアルすぎ…え…?」
クロ「はぁ…いつまで経っても
貴方様は…」
クロスフィード…クロが蓮の膝の上に優雅に降り立ち色の違う両の眼でジッと蓮の眼を見上げる。すると次第に蓮から慌てた顔色が消え落ち着きを取り戻し始めた。
クロ「やっと落ち着きましたか
主…私の名は貴方様から
与えられた物ですの
に。」
クロは呆れたように「はぁ、」と溜息を落とす。
蓮「ちょ、ちょっと待ってくれ
よ!く、クロさん?主とか
名前とかどういうこと?俺
は猫何て飼ってたこと無い
よ。それにこんなに綺麗な
眼の猫、会ったことあるな
ら忘れるわけが…」
クロは蓮の言葉を遮る様に声を挟む
クロ「ですが実際忘れているで
は無いですか。この調子
では彼の方の事も…」
蓮「だから!忘れてるんじゃな
くて知らないんだってば!
それに彼の方て誰だよ!
どの方何だよ!」
…これでは話が落ち着きませんね…少し強引ではありますが仕方ありませんね…
クロ「とにかく私と一緒に
おいで下さい。話はそれ
からに致しましょう。」
蓮「嫌だね!俺は家から出ない
よここには母さん達がいる
から!」
ガチャ…
蓮「母さん…?」
母「クロちゃん遅かったわね」
クロ「すみません…本当はもう
少し早くお迎えに来るは
ずだったのですが…」
母「ふふ♪大丈夫よ貴方にも貴方
のタイミングというものが
あるものね」
母がにっこりと微笑みクロを抱き上げる
母「クロちゃん私の…私達の
大切な蓮をよろしくね?」
クロ「リディア様…はい。お任
下さい。この世に誓い主
を守り通します。」
母「この子は蓮よそれに今の私
の名前はリディアじゃない
のよ」
少し困った顔でクスクスと母が笑いクロも小さな声で笑い始め少しして真剣な顔つきに戻り
クロ「そうでしたねすみませ
ん。蓮様の命お預かり致
します。」
蓮「待てよ!2人共何言ってん
だよ!?」
蓮が2人の話に入り込む
蓮「母さん俺にも分かるように
説明してくれよ…」
??「蓮お前は何も聞かずにこ
の街を出るんだ」
蓮「父さん…」
父「急にこんな事になって混乱
しているのは分かっている
だが、すまない母さんと
父さんはお前の事が何より
大切なんだ。だから頼む
クロと一緒に行ってくれ」
母もクロを腕から降ろし蓮に近づく。そして2人が蓮を自分達の方へしっかりと抱き寄せる
母「蓮大好きよ。クロちゃんと
一緒に行きなさい。」
クロ「蓮様…私と一緒に参りま
しょう」
(父さん…母さん…良く分からない…けど…)
蓮「…分かった…母さん父さん
俺も2人の事大好きだよ。
良く分からないけどクロと
外へ出ればいいんだろ?
クロこれからよろしくな?
俺が帰って来るまで笑顔で
待っててよ?」
少し苦い笑顔で蓮は父母を見るそれを父母も笑顔で迎える。父母は蓮からクロへと眼を移す
母「クロちゃん蓮をよろしくね
気をつけて」
父「クロ蓮を頼む。気をつけて
な」
クロ「…お任せ下さい」
2人はこくんと首を縦に振り蓮から離れる
母「蓮行ってらっしゃい貴方
は1人じゃないからね。
これを持っていって。」
父「蓮行って来いクロと外の
世界を楽しんでな。」
母は蓮にペンダントを父は蓮に金の柄の刀を渡す。
(ペンダントと剣…?やっぱり意味分からないけど…聞いても無駄だよな…後でクロに聞けばいいか、何か知ってるみたいだしな…)
蓮「うん!ありがとう母さん父
さん!行ってきます!」
クロ「そろそろ参りましょう
か…」
父「あぁ、そろそろ時間だな」
母「えぇ、貴方なら大丈夫よ蓮
クロちゃんもいるしね♪」
蓮「うん!行こうクロ!」
母と父が涙を零すのとほぼ同時にクロから放たれた光が広がり蓮とクロを呑み込む
蓮「うわあぁぁぁ…!!!」
………
(…っここは…?…)
??「…様…ン様…蓮様!!」
蓮「!」
??「大丈夫ですか?蓮様?」
蓮「クロ…?ここは…?」
蓮「んっ…?」
??「おはようございます。
お迎えが遅くなり大変
申し訳ありません。」
蓮「ね、猫?!なっ、は?!
今しゃ、喋って?!いや、
えっ?えっ?」
??「なんと…無礼なところは
お変わり無いのですね…
私の名は
「クロスフィード」まぁ
また忘れられるのも釈で
すし、私の事は「クロ」
とでもお呼び下さい。」
自分の名をクロと名乗った黒猫は蓮の状況に気づき
クロ「…と、私の話を聞いてい
らっしゃいますか?」
蓮「猫が喋って…いや、あり
ないよな、夢…?いやで
もリアルすぎ…え…?」
クロ「はぁ…いつまで経っても
貴方様は…」
クロスフィード…クロが蓮の膝の上に優雅に降り立ち色の違う両の眼でジッと蓮の眼を見上げる。すると次第に蓮から慌てた顔色が消え落ち着きを取り戻し始めた。
クロ「やっと落ち着きましたか
主…私の名は貴方様から
与えられた物ですの
に。」
クロは呆れたように「はぁ、」と溜息を落とす。
蓮「ちょ、ちょっと待ってくれ
よ!く、クロさん?主とか
名前とかどういうこと?俺
は猫何て飼ってたこと無い
よ。それにこんなに綺麗な
眼の猫、会ったことあるな
ら忘れるわけが…」
クロは蓮の言葉を遮る様に声を挟む
クロ「ですが実際忘れているで
は無いですか。この調子
では彼の方の事も…」
蓮「だから!忘れてるんじゃな
くて知らないんだってば!
それに彼の方て誰だよ!
どの方何だよ!」
…これでは話が落ち着きませんね…少し強引ではありますが仕方ありませんね…
クロ「とにかく私と一緒に
おいで下さい。話はそれ
からに致しましょう。」
蓮「嫌だね!俺は家から出ない
よここには母さん達がいる
から!」
ガチャ…
蓮「母さん…?」
母「クロちゃん遅かったわね」
クロ「すみません…本当はもう
少し早くお迎えに来るは
ずだったのですが…」
母「ふふ♪大丈夫よ貴方にも貴方
のタイミングというものが
あるものね」
母がにっこりと微笑みクロを抱き上げる
母「クロちゃん私の…私達の
大切な蓮をよろしくね?」
クロ「リディア様…はい。お任
下さい。この世に誓い主
を守り通します。」
母「この子は蓮よそれに今の私
の名前はリディアじゃない
のよ」
少し困った顔でクスクスと母が笑いクロも小さな声で笑い始め少しして真剣な顔つきに戻り
クロ「そうでしたねすみませ
ん。蓮様の命お預かり致
します。」
蓮「待てよ!2人共何言ってん
だよ!?」
蓮が2人の話に入り込む
蓮「母さん俺にも分かるように
説明してくれよ…」
??「蓮お前は何も聞かずにこ
の街を出るんだ」
蓮「父さん…」
父「急にこんな事になって混乱
しているのは分かっている
だが、すまない母さんと
父さんはお前の事が何より
大切なんだ。だから頼む
クロと一緒に行ってくれ」
母もクロを腕から降ろし蓮に近づく。そして2人が蓮を自分達の方へしっかりと抱き寄せる
母「蓮大好きよ。クロちゃんと
一緒に行きなさい。」
クロ「蓮様…私と一緒に参りま
しょう」
(父さん…母さん…良く分からない…けど…)
蓮「…分かった…母さん父さん
俺も2人の事大好きだよ。
良く分からないけどクロと
外へ出ればいいんだろ?
クロこれからよろしくな?
俺が帰って来るまで笑顔で
待っててよ?」
少し苦い笑顔で蓮は父母を見るそれを父母も笑顔で迎える。父母は蓮からクロへと眼を移す
母「クロちゃん蓮をよろしくね
気をつけて」
父「クロ蓮を頼む。気をつけて
な」
クロ「…お任せ下さい」
2人はこくんと首を縦に振り蓮から離れる
母「蓮行ってらっしゃい貴方
は1人じゃないからね。
これを持っていって。」
父「蓮行って来いクロと外の
世界を楽しんでな。」
母は蓮にペンダントを父は蓮に金の柄の刀を渡す。
(ペンダントと剣…?やっぱり意味分からないけど…聞いても無駄だよな…後でクロに聞けばいいか、何か知ってるみたいだしな…)
蓮「うん!ありがとう母さん父
さん!行ってきます!」
クロ「そろそろ参りましょう
か…」
父「あぁ、そろそろ時間だな」
母「えぇ、貴方なら大丈夫よ蓮
クロちゃんもいるしね♪」
蓮「うん!行こうクロ!」
母と父が涙を零すのとほぼ同時にクロから放たれた光が広がり蓮とクロを呑み込む
蓮「うわあぁぁぁ…!!!」
………
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??「…様…ン様…蓮様!!」
蓮「!」
??「大丈夫ですか?蓮様?」
蓮「クロ…?ここは…?」
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