秘密の少女

ロコン

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旅に出たはいいけども…

クロと一緒に光に包まれた蓮が目を覚ますとそこに居たのは…

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光に包まれ何者かの声で眼を覚ます…

蓮「クロ…?何がおこっ…?
        えっ…!?」

蓮は声を発しているのはクロだと思った。だが声の主の方に眼をやるとそこに立って蓮の顔を覗き込んでいたのは黒い毛並みの猫では無く、黒髪の綺麗な眼をした少女だった。

蓮「…君は?」

??「私は…私はクレハと言い
           ます」

「クレハ」と名乗った少女は少し恥ずかしそうに微笑んだ。

クレハ「大丈夫ですか?蓮様が
              なかなかお目覚めに
              なられないから心配
              しましたよ」

蓮はここで自分の持っていた違和感に気づいた

蓮「待って、何で君俺の名前を
       知ってるの?俺は君と初め
       て会うと思うけど?」

そうだ、彼女は蓮を起こす時名前を呼んだのだ「蓮」と…

クレハの表情が一瞬曇ったように見えた、だがすぐにまた笑顔に戻り

クレハ「…確かに初めてお会い
               しましたね。ですが、
               それは貴方様にとって
               の事であって私にとっ
               ては貴方様と会うのは
              初めて ではありませ
              ん。」

蓮は彼女の言っている事が分からなかった。だがこの事を深追いしても切りが無いだろうと思った。

蓮「そうなんだ、何かごめん
        な?初めてじゃないなら
        なおさら」

クレハ「いえ!蓮様は知らなく
              ても仕方のない事なの
               ですから」

(ずっと笑顔を崩してない…だけど何だろう、少し引っ掛かる…それに眼が吸い込まれそうなくらい透き通っていて…)

そんな事を蓮が考えていた時、

クレハ「どうかしましたか?私
               の顔に何かついてまし
               たか?」

クレハが少し慌てたように手で顔を隠して蓮を見た

蓮「ううん、ごめん。何でも
       ないし何も付いてないよ」

蓮は笑顔で返す

蓮「ただ綺麗な眼をしてるな、
      と思って…あ、ごめん」

蓮が照れて「何でもない」と言うとクレハは相変わらず笑顔で

クレハ「いえいえ♪ありがとう
              ございます。眼は母
              譲りなんですよ」

と答えた。蓮はそれを聞いた時少し違和感を覚えた、だが思い過ごしだろうと思いクレハに次の質問をした。

蓮「クレハは何歳なの?
        俺と同じくらいに見える
        けど」

クレハ「13歳です。蓮様は14歳
               でしたから一つ私のが
                下になりますね」

クレハが笑顔で答える

蓮「一つ下なんだそんなに
       変わらないな。と、まぁ
       教えてくれてありがとう。
       あのさ、俺の事呼び捨てで
       呼んでよ様て変な感じだし
       あと敬語も無し!」

クレハ「蓮様にですか…?」

蓮「そ!俺の事慕ってくれるな
       ら尚更!」

クレハ「…分かりました…あ、
              分かったよ蓮」

クレハは少し困った顔をしたが蓮の笑顔と勢いに押し切られた。そして2人で笑っていた

…その時

「ギャオォオオオ」

!?

蓮「な、何だ?!」

クレハ「!…蓮来るよ!私の言
               う通りに動いてあれを
              止めて!」

蓮「は?!説明しろよ!」

クレハ「そんな暇無いみたい
               後でちゃんと説明する
                お願い」

クレハがさっきまでと違い笑顔でなく真剣な顔をしていることに気づいた蓮は大変なことが起こっていると察した。

蓮「…分かった。後でちゃんと
       説明しろよ」

クレハ「はい♪」

クレハが笑顔を向けすぐに真剣な顔に戻った。

向こうから来た動物みたいな何かに対してクレハが対峙したその時クレハの眼とペンダントが共鳴して光ったように思えた。

クレハ「蓮行くよ」

蓮「?あ、あぁ」

クレハが叫んだ

クレハ「蓮水を思い浮かべて剣
              を握って!」

(水…)
蓮はクレハに言われた通り剣を向かって来る者に向けた。するとその者の下に何か円状の物が浮かび上がりその者と共に消えた。

「あれは…魔法陣…?」
              
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