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初めての経験
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パンプスを履いてお兄ちゃんと一緒に玄関を開けて外へと出る
いつものように車が家の外に待っている、車の前に着くとお兄ちゃんが言った
「いいか?ゆかり、外の世界の普通の人たちはどこでも好きなところに行けるけど僕たちみたいにいつでも車で出かける訳じゃないんだ」
「えっそうなの?みんなお出掛けは車で運転手さんがいるんだって思ってた」
「普通の人たちは自分の足で歩いたり自転車に乗ったり、電車やバスやタクシーに乗るんだよ、もちろん自分の車を持っている人は自分で運転して出掛ける事もある」
「そうなんだ……」
「だから、これからは少しづつ歩いて出掛けたりもしよう」
「うん、楽しみ」
「じゃぁ今日は車に乗って出掛けるよ、どんな物が食べたい?」
そう言いながら車のドアを開けてくれる、私は車に乗り込みながら答える
「うーん、お兄ちゃんが好きな物食べたいなぁ」
「じゃぁ、居酒屋でも行こうか?外で呑むのは初めてだなー」
「お兄ちゃんも?」
「当たり前だ、ゆかりが目が覚めてからは必要最低限しか家を出てないからな」
「どうして?」
「もちろん、心配だからだよ。少し目を離してまたゆかりに何かあったら大変だからね」
「そうなんだ……」
「俺にとったら外で友達と遊んで過ごすよりも家の中でゆかりと一緒にいた方が有意義だからね」
「有意義?」
「うーん、簡単に言うならゆかりと一緒にいた方が俺の為になるって事かな」
そう言うと車のドアを閉めて運転手さんに行き先を告げた
運転手さんはわかりましたと言うとまた前を向いて車を走らせた
「そうなんだ、私あんまり難しい言葉とかもわからないし……外でやっていけるかな?」
「大丈夫だよ、俺が1から10までちゃんと教えていつかはゆかりも外で働けるようになったら家にお金を入れてくれたからもっと楽しい暮らしが出来るようになるよ」
「外で働く?私が?」
「そうだよ、いつか遠い未来の話だけど俺もいつまでも一緒にいられないと思うから1人でも生活していけるようにならなきゃいけないからな」
「なんで?ずっと一緒にいてくれないの?」
「俺はゆかりよりも年上だろ?だから多分俺が先に死んじゃうと思うからそれまでには一人前になってもらわないとなぁ」
「そうだよね……私そんな事考えた事もなかった……もしお兄ちゃんが先に死んじゃったら私ヤダよ……」
「俺だって1秒でもゆかりと一緒にいられるように頑張るさ」
「私も……私も頑張る」
お兄ちゃんに寄りかかり目を閉じる
お兄ちゃんの息遣いを感じる
とてもゆっくりでなんだか私まで心が落ち着く
いつものように車が家の外に待っている、車の前に着くとお兄ちゃんが言った
「いいか?ゆかり、外の世界の普通の人たちはどこでも好きなところに行けるけど僕たちみたいにいつでも車で出かける訳じゃないんだ」
「えっそうなの?みんなお出掛けは車で運転手さんがいるんだって思ってた」
「普通の人たちは自分の足で歩いたり自転車に乗ったり、電車やバスやタクシーに乗るんだよ、もちろん自分の車を持っている人は自分で運転して出掛ける事もある」
「そうなんだ……」
「だから、これからは少しづつ歩いて出掛けたりもしよう」
「うん、楽しみ」
「じゃぁ今日は車に乗って出掛けるよ、どんな物が食べたい?」
そう言いながら車のドアを開けてくれる、私は車に乗り込みながら答える
「うーん、お兄ちゃんが好きな物食べたいなぁ」
「じゃぁ、居酒屋でも行こうか?外で呑むのは初めてだなー」
「お兄ちゃんも?」
「当たり前だ、ゆかりが目が覚めてからは必要最低限しか家を出てないからな」
「どうして?」
「もちろん、心配だからだよ。少し目を離してまたゆかりに何かあったら大変だからね」
「そうなんだ……」
「俺にとったら外で友達と遊んで過ごすよりも家の中でゆかりと一緒にいた方が有意義だからね」
「有意義?」
「うーん、簡単に言うならゆかりと一緒にいた方が俺の為になるって事かな」
そう言うと車のドアを閉めて運転手さんに行き先を告げた
運転手さんはわかりましたと言うとまた前を向いて車を走らせた
「そうなんだ、私あんまり難しい言葉とかもわからないし……外でやっていけるかな?」
「大丈夫だよ、俺が1から10までちゃんと教えていつかはゆかりも外で働けるようになったら家にお金を入れてくれたからもっと楽しい暮らしが出来るようになるよ」
「外で働く?私が?」
「そうだよ、いつか遠い未来の話だけど俺もいつまでも一緒にいられないと思うから1人でも生活していけるようにならなきゃいけないからな」
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「そうだよね……私そんな事考えた事もなかった……もしお兄ちゃんが先に死んじゃったら私ヤダよ……」
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