雪山と名水のカントリーライフ

風早夏帆(かざはやなつほ)

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名水かき氷

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暑い時期に食べたくなるかき氷。

氷といえば水。


名水を使ったかき氷。


おいしい湧き水を使った氷と地元でとれたイチゴなどフルーツを使ったシロップのかき氷が夏だけ食べられる店がある。


スーパーなどお店なんかで売ってるイチゴシロップではなく、本物のイチゴを切ったり潰したりした果肉入りなのでやっぱり味が違う。

水の善し悪しはわかりにくいけど、氷が美味いのは確かだ。


最近どこもかき氷が値上がりしてて、1000円前後、下手するとそれ以上だったりするが、さすがにフトコロが痛い。


名水かき氷は地元のケーキ店でやってるのだが量は少なめで値段も300円台。



あまりでかすぎるものだと冷えすぎてお腹壊すので、ほんとSサイズでいいのだ。


 昔、地元のイオンでかき氷頼んだところ、クーラーの真下の席だったため食べてるうちにめちゃくちゃ体が冷えてきた。

35℃超えの日だったにも関わらず、店を出るとまだ寒くて慌てて外へ飛び出した。

大げさでも何でもなく凍死するかと思った、猛暑日に。



そして旅先の鹿児島市でもやらかしてしまった。

鹿児島と言えば、有名な『しろくま』の発祥の地だ。

鹿児島市内の天文館にある本店でしろくまかき氷を頼んだのだが、わたしが頼んだメニューはミニサイズがなかったので普通サイズに。

しかし……食後に食べたせいもあり、お腹が限界を迎えてしまう。

水分だと思って油断したが、フルーツなど具材が一杯入ってるし、ただでさえボリューム満点サイズなので食後すぐはやめたほうがいい。

それでもミルク風味がおいしいしろくまは大好きで、とうとう鹿児島以外でも頼むようになってしまった。

毎年フレーバーが変わるので、来年も同じ味が食べられるかわからない。

だから好きな味のがあるその夏に食べられなければ後悔する。


今年の夏は全国チェーンのファミレスでもしろくまをやってるので行ってみた。

本家のとは多少違うけど、練乳がおいしくフルーツたっぷりでボリュームある点は同じだ。

ファミレスのはクリームとアズキが入っててまるであんみつのような豪華さ。

わたしは普段あまりアズキは食べない方だけど、しろくまのアイスカップやバー、かき氷などは食べる。

ミルクや練乳とアズキの組み合わせは甘党にとっては美味だからだ。



ボリュームある濃厚かき氷に慣れると、あっさりフルーツ系のからは遠ざかってしまう。


だからこそ水やシロップ、果肉など素材が勝負となってくる。

名水かき氷は、まさに水がモノをいうのだ。


最近は猛暑すぎて夏が長くなってるので9月になってもかき氷が食べられるかもしれない。


もう1度くらいは食べに行きたいと思う。
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