57 / 64
56話 (金)白井さんと野田くん3
しおりを挟む
あ、そうだ、困ると言えば。
「そう言えばさ」
遥くんを無理矢理引き剥がしながら思い出した話を切り出す。
とりあえず真面目な話だから、チュッチュしてくるのは後にして。
「ん?どうしたの?」
「あのさ、三郷さんのことなんだけど……」
最近、三郷さんが僕を見張っているっぽい。
今日もお昼のときにちょっと離れたテーブルからこっちを見てた。
「ありゃりゃ、それは参ったな」
話を聞いて遥くんも困った顔をしている。
「分かった、こっちから変なことはしないようにって……言うとかえってしそうだな。
僕とゆーたくんが仲いいって知ったらさらに暴走しそうだし……。
どうしよ……」
遥くんは慌てて色々考えているけど、僕としてはどんな人か知らないし、まともな接点もないしで完全にお手上げだ。
「えっと、ゆーたくんの方でなんとか誤魔化せたりは……」
「見張られてるのがよりによってお昼休みの学食だから……」
学食では毎回カツアゲされるし、白井さんにおかずは取られるしでイジメられているのを隠しようがない。
ある意味、イジメの証拠を握るには最適な場面で、三郷さんの目の付け所は良いと言える。
「今の白井さんなら頼めば……いや、変にミントに注意を向けること自体問題か……。
突然白井さんの様子が変わったら周りも変に思うだろうしなぁ……」
「ミント?」
「え?ああ、三郷さんの名前、眠る兎って書いてミントっていうんだよ」
遥くんが苦笑を浮かべてそう言う。
なるほど、幼馴染だし本当は名前で呼んでるのか。
「へー、可愛い名前だね」
……ん?なんか遥くんがまじまじと僕の顔を見てる。
「なに?」
「……んーん、もしミントに名前聞く機会があったら、それ言ってあげて。
喜ぶから」
「……?うん、分かった」
「まあ、とにかく、ミントのことは僕の方でどうするか考えてみるよ。
邪魔かもしれないけど、とりあえずゆーたくんの方では無視しておいて」
「うん、僕としては今まで通りなだけだから全然問題ないよ」
とにかく、三郷さんが巻き込まれることだけは避けたい。
今日の朝も昨日と同じいままでとちょっと違う風景で始まって、昨日と同じLINEが来た。
『今日も野田くんは白井さんと音楽準備室に行ってていないよ』
都さんからのLINEを見て、学校に行きたくなくなった。
――――――――
準備室に置かれた机、一昨日どっかの女子とヤってた机に腰掛けたカズがアキのことをニヤニヤと笑いながら見てる。
「んで、なに?朝からこんなところに連れてきて」
朝登校してすぐにカズに呼ばれて着いてったらここに連れてこられたんだけど、なんの用だ?
「いや、今日も晶に俺の巨根を見せてやろうと思ってよ」
はあ?
あー、昨日アキの方から見せてなんて言ったから見たがってると思っちゃったのか。
撮るもん撮ったしもう見る必要ねーよ。
…………と思ったけど、せっかくだからカズでエッチなことの勉強をするのもいいなと思い直す。
今んところエッチなおもちゃはバンドー一人で十分なんだけど、別にバンドー一人に絞る必要もない。
どうせ遊びなんだし、カズやバンドーみたいに何人と遊んだって良いだろう。
カズは顔はいいし遊び相手としては悪くない。
「まあ、見せてくれるっつんなら見るけどさ」
「んなこと言って、見たくてマンコ濡らしてんだろ?」
…………こいつこんなキモいやつだったか?
最近なんかチョーシ乗ってんなーとは思ってたけど、ちょっと人が変わってきてね?
女とヤりまくってるらしいし、エロいことしすぎるとこうなんのかね?
………………チョーシ乗ってるバンドーか。
想像しただけで泣かしたくなるな。
「ほれっ、どうよっ!?」
カズがズボンのチャックから勃起したチンチンを出してる。
どうよって言われてもなぁ……。
「まあデカいんじゃね?」
バンドーよりだいぶちっちゃいし特徴のないチンチンだけど、そう言う事言うと男は傷つくらしいからな。
面倒くせぇ。
「へへっ、強がってねーで触りたくなったら触っても良いんだぜ?」
「え?やだよ、そんな汚いの」
チンチンなんてきったねーもん触るとか、無理だろ。
「そう言うなって。
昨日みたいに手でシゴイてくれって」
しつこいなぁ……。
まあ、でも、これも経験値だと思うか。
「……しゃーねーなぁ、してやるからハンカチ貸せよ」
「あー、わりぃ、ハンカチ忘れたから生で頼むわ」
しゃあしゃあとんなこと言ってるけど、嘘だろ。
「んじゃ、アキは帰るわ、じゃーなー」
「ま、待てよっ!冗談だよっ!ほれっ!」
帰ろうとするアキを見て、慌てたようにハンカチを渡してくる。
「始めっから素直にそうしてりゃ良いんだよ」
「ちぇー、良いじゃねえかよ、手でしごくくらいよぉ」
「そう言うジョーダンは、シャワーくらい浴びてからいえ」
不満そうにしているカズを無視して、ハンカチの上からチンチンを握る。
うん、まあこの硬いものを握ってる感触は嫌いじゃない。
「なあ、今日も胸触っていいか?」
「はあ……まあ、良いぞ、好きにしな」
「へへっ、やっぱり、チンコ握ると女は素直になるな。
早く胸出せよ」
……めんどくせえなぁ。
まあ、気持ちよくしてもらうためと思って我慢すっか。
服の上からブラ取んのって結構面倒なんだよなぁ。
「おい、今日は生で揉ませてくれても良いんじゃねー?」
「寝言は寝てから言え」
そう簡単に裸なんて見せるか、バカ。
「これだから処女はガードが固くていけねぇ。
ま、そのうち胸もマンコも全部見てやるからな」
「あん?なんか言ったか?」
「なんでもねーよ。
今日のところは服の上からで我慢してやるって言ったんだよ」
それはこっちのセリフだ、バーカ。
触らせてやるだけありがたく思え。
「ほれ、もちっとこっち来いよ」
「ん。
…………んっ♡」
言われたとおり近寄ると、カズがおっぱいに手を伸ばしてくる。
そしておっぱいの上にカズの大きな手のひらが乗った瞬間、ビリっと痺れるような快感が走った。
これこれ。
この前バンドーにやってもらってから、アキのおっぱいが敏感になっててちょっと困るくらいだ。
まあ、気持ちいいのは好きだからこのまま……いででででででっ!!!???
気持ちよかったのは触れられた一瞬だけで、その後はカズの手がおっぱいを揉むたびに激痛に近い痛みが走る。
そ、そうだった……こいつ下手くそなんだった……。
昨日の朝もさんざん痛い思いさせられたのに、バンドーにおっぱいいじられてとろけるくらい気持ちよくなった印象が強すぎて忘れてた。
「…………ほんと晶の胸は真っ平らで揉んでてもつまんねーな」
はあっ!?
なに言ったこいつっ!?
アキの胸がつまんないっ!?
揉ませてくれって言うからいやいや揉ませてやってんのに、言うに事欠いてつまんないっ!?
…………いや、我慢だ。
我慢だぞ、アキ。
最近バンドーがエロい目で見てたから勘違いしてたけど、アキの胸がまっ平らなのは事実じゃないか。
女らしい魅力はないって自覚してたじゃないか。
バンドーがおかしいだけ、カズの評価が普通。
落ち着け。
「なあ、つまんねーし、マンコ触らせろよ」
…………またいいやがった……。
こうなったら気持ちよくなんねーと割が合わねぇ。
「パンツの上からだからな」
「はいはい、処女様はガードが硬いことで。
まあ、俺の手マンにかかればどんな女もすぐにマンコ開くけどな」
ふざけたこと言いながら、カズがアキの身体を後ろから抱きしめるようにしてスカートの中に手を入れる。
「……んっ♡…………んぅっ♡」
カズの手は乱暴で痛みが強いけど、気持ちよくないわけじゃない。
乱暴なせいでちょっと無理矢理やられてる感が出て、気分のほうが盛り上がってくる。
「ヘヘッ、やっぱり、良い声出てきたじゃねーかよ♪
それじゃ、このまま生マンもいただきますかね♪」
チョーシに乗ったカズの手がパンツの上から中に入り込んできて……。
「うっわ、晶、剛毛じゃねーかっ!見た目子供なのに毛深っ!!」
アキの毛を撫でた辺りで笑い出した。
…………。
……あー、萎えたわ。
一気に萎えたわ。
もともとさぁ、目つきが気に入らなかったんだよね。
あのいやらしいカズの目つき。
前々から感じてて、男はエロいからなぁと思ってたけど、最近本当にエロい目で見られて分かった。
カズの目はアキのことをエロいと思っている目じゃない。
なんなんだろな?ありゃ。
なんか色々薄汚いものが混ざったいやらしい目だ。
もう一つが気に入らないと、全部が気に入らなくなってくる。
「おい、パンツの上からって言ったよな?」
「まあまあ、良いじゃねーかよ。
気持ちよくしてやるからよぉ」
ぜんっぜん気持ちよくねーんだよ、下手くそっ!
口から出そうになる罵倒をなんとか飲み込む。
「だーめ。
今日はここまで」
わざと少しからかうような口調を作って、カズの手を掴んでパンツの中から引きずり出す。
「ちっ……わーったよっ!
その代わり、今日は口でしてくれよ」
なにがその代わりだ、そんなきたねーもん咥えるか。
「んー、条件次第じゃ舐めてやってもいいけど?」
「まじっ!?
条件ってなによっ!?彼女にしてほしいっつうんなら考えてやってもいいぜ」
いや、それが『条件』になると思うってどんだけチョーシ乗ってんのこいつ。
「ちげーよ。
アキさ、ちょっとエッチの勉強してーから、カズのしてるとこ見せてくんね?」
「は?」
「どーせ、前の女みたいに色々連れ込んでんだろ?
それをちょっと覗かせてくれよ」
「……んなことなんでしてーんだよ」
まあ、そりゃそう思うわな。
突然こんな事言われりゃ疑って当然だ。
「だから勉強って言ってんだろ?
口でのやり方とかも見せてくれたら、覚えてやってやるからさぁ」
「…………」
カズは悩みだしたみたいなんで、もう一押するか。
ま、駄目なら駄目で帰る口実になるしな。
「変なお願いしてんのは確かだからな。
カズがダメって言うならマサに頼んでみるから気にすんなよ」
「…………なんで館山の名前が出てくんだよ」
「ほれ、マサってアキに惚れてるだろ?
それこそチンチンの一つでも舐めてやれば言うこと聞いてくれっかなって」
男連中は隠しているつもりかも知んねーけど、女にはだいたい筒抜けなんだぞ?そう言うの。
カズがマサに対抗心燃やしてるのもな。
「……館山に頼んだって、いうほど女あつまんねーと思うけどなぁ」
ほーれ、乗っかってきた。
「だからカズに頼んだんじゃねーかよ。
言ってるだろ「カズに断られたら」って」
「…………ちっ、しゃーねーなぁ。
そこまで言うんじゃ仕方ねぇ、気が向いたときには呼んでやるよ」
「おっ、さっすがカズ。
勉強したらそのでっかいチンチン思いっきり気持ちよくしてやるからさ。
楽しみにしとけよ」
「そん時にはフェラだけで済まなくなっても知らねーからな」
「ほれ、そこはカズ次第だよ。
それじゃ、今日んところはこれで教室戻るな」
「お、おいっ!?待てよっ!ちゃんと最後までシゴイていけよっ!」
誰がそんなきたねーの触るかよ、バーカ。
聞こえないふり、聞こえないふり。
「そう言えばさ」
遥くんを無理矢理引き剥がしながら思い出した話を切り出す。
とりあえず真面目な話だから、チュッチュしてくるのは後にして。
「ん?どうしたの?」
「あのさ、三郷さんのことなんだけど……」
最近、三郷さんが僕を見張っているっぽい。
今日もお昼のときにちょっと離れたテーブルからこっちを見てた。
「ありゃりゃ、それは参ったな」
話を聞いて遥くんも困った顔をしている。
「分かった、こっちから変なことはしないようにって……言うとかえってしそうだな。
僕とゆーたくんが仲いいって知ったらさらに暴走しそうだし……。
どうしよ……」
遥くんは慌てて色々考えているけど、僕としてはどんな人か知らないし、まともな接点もないしで完全にお手上げだ。
「えっと、ゆーたくんの方でなんとか誤魔化せたりは……」
「見張られてるのがよりによってお昼休みの学食だから……」
学食では毎回カツアゲされるし、白井さんにおかずは取られるしでイジメられているのを隠しようがない。
ある意味、イジメの証拠を握るには最適な場面で、三郷さんの目の付け所は良いと言える。
「今の白井さんなら頼めば……いや、変にミントに注意を向けること自体問題か……。
突然白井さんの様子が変わったら周りも変に思うだろうしなぁ……」
「ミント?」
「え?ああ、三郷さんの名前、眠る兎って書いてミントっていうんだよ」
遥くんが苦笑を浮かべてそう言う。
なるほど、幼馴染だし本当は名前で呼んでるのか。
「へー、可愛い名前だね」
……ん?なんか遥くんがまじまじと僕の顔を見てる。
「なに?」
「……んーん、もしミントに名前聞く機会があったら、それ言ってあげて。
喜ぶから」
「……?うん、分かった」
「まあ、とにかく、ミントのことは僕の方でどうするか考えてみるよ。
邪魔かもしれないけど、とりあえずゆーたくんの方では無視しておいて」
「うん、僕としては今まで通りなだけだから全然問題ないよ」
とにかく、三郷さんが巻き込まれることだけは避けたい。
今日の朝も昨日と同じいままでとちょっと違う風景で始まって、昨日と同じLINEが来た。
『今日も野田くんは白井さんと音楽準備室に行ってていないよ』
都さんからのLINEを見て、学校に行きたくなくなった。
――――――――
準備室に置かれた机、一昨日どっかの女子とヤってた机に腰掛けたカズがアキのことをニヤニヤと笑いながら見てる。
「んで、なに?朝からこんなところに連れてきて」
朝登校してすぐにカズに呼ばれて着いてったらここに連れてこられたんだけど、なんの用だ?
「いや、今日も晶に俺の巨根を見せてやろうと思ってよ」
はあ?
あー、昨日アキの方から見せてなんて言ったから見たがってると思っちゃったのか。
撮るもん撮ったしもう見る必要ねーよ。
…………と思ったけど、せっかくだからカズでエッチなことの勉強をするのもいいなと思い直す。
今んところエッチなおもちゃはバンドー一人で十分なんだけど、別にバンドー一人に絞る必要もない。
どうせ遊びなんだし、カズやバンドーみたいに何人と遊んだって良いだろう。
カズは顔はいいし遊び相手としては悪くない。
「まあ、見せてくれるっつんなら見るけどさ」
「んなこと言って、見たくてマンコ濡らしてんだろ?」
…………こいつこんなキモいやつだったか?
最近なんかチョーシ乗ってんなーとは思ってたけど、ちょっと人が変わってきてね?
女とヤりまくってるらしいし、エロいことしすぎるとこうなんのかね?
………………チョーシ乗ってるバンドーか。
想像しただけで泣かしたくなるな。
「ほれっ、どうよっ!?」
カズがズボンのチャックから勃起したチンチンを出してる。
どうよって言われてもなぁ……。
「まあデカいんじゃね?」
バンドーよりだいぶちっちゃいし特徴のないチンチンだけど、そう言う事言うと男は傷つくらしいからな。
面倒くせぇ。
「へへっ、強がってねーで触りたくなったら触っても良いんだぜ?」
「え?やだよ、そんな汚いの」
チンチンなんてきったねーもん触るとか、無理だろ。
「そう言うなって。
昨日みたいに手でシゴイてくれって」
しつこいなぁ……。
まあ、でも、これも経験値だと思うか。
「……しゃーねーなぁ、してやるからハンカチ貸せよ」
「あー、わりぃ、ハンカチ忘れたから生で頼むわ」
しゃあしゃあとんなこと言ってるけど、嘘だろ。
「んじゃ、アキは帰るわ、じゃーなー」
「ま、待てよっ!冗談だよっ!ほれっ!」
帰ろうとするアキを見て、慌てたようにハンカチを渡してくる。
「始めっから素直にそうしてりゃ良いんだよ」
「ちぇー、良いじゃねえかよ、手でしごくくらいよぉ」
「そう言うジョーダンは、シャワーくらい浴びてからいえ」
不満そうにしているカズを無視して、ハンカチの上からチンチンを握る。
うん、まあこの硬いものを握ってる感触は嫌いじゃない。
「なあ、今日も胸触っていいか?」
「はあ……まあ、良いぞ、好きにしな」
「へへっ、やっぱり、チンコ握ると女は素直になるな。
早く胸出せよ」
……めんどくせえなぁ。
まあ、気持ちよくしてもらうためと思って我慢すっか。
服の上からブラ取んのって結構面倒なんだよなぁ。
「おい、今日は生で揉ませてくれても良いんじゃねー?」
「寝言は寝てから言え」
そう簡単に裸なんて見せるか、バカ。
「これだから処女はガードが固くていけねぇ。
ま、そのうち胸もマンコも全部見てやるからな」
「あん?なんか言ったか?」
「なんでもねーよ。
今日のところは服の上からで我慢してやるって言ったんだよ」
それはこっちのセリフだ、バーカ。
触らせてやるだけありがたく思え。
「ほれ、もちっとこっち来いよ」
「ん。
…………んっ♡」
言われたとおり近寄ると、カズがおっぱいに手を伸ばしてくる。
そしておっぱいの上にカズの大きな手のひらが乗った瞬間、ビリっと痺れるような快感が走った。
これこれ。
この前バンドーにやってもらってから、アキのおっぱいが敏感になっててちょっと困るくらいだ。
まあ、気持ちいいのは好きだからこのまま……いででででででっ!!!???
気持ちよかったのは触れられた一瞬だけで、その後はカズの手がおっぱいを揉むたびに激痛に近い痛みが走る。
そ、そうだった……こいつ下手くそなんだった……。
昨日の朝もさんざん痛い思いさせられたのに、バンドーにおっぱいいじられてとろけるくらい気持ちよくなった印象が強すぎて忘れてた。
「…………ほんと晶の胸は真っ平らで揉んでてもつまんねーな」
はあっ!?
なに言ったこいつっ!?
アキの胸がつまんないっ!?
揉ませてくれって言うからいやいや揉ませてやってんのに、言うに事欠いてつまんないっ!?
…………いや、我慢だ。
我慢だぞ、アキ。
最近バンドーがエロい目で見てたから勘違いしてたけど、アキの胸がまっ平らなのは事実じゃないか。
女らしい魅力はないって自覚してたじゃないか。
バンドーがおかしいだけ、カズの評価が普通。
落ち着け。
「なあ、つまんねーし、マンコ触らせろよ」
…………またいいやがった……。
こうなったら気持ちよくなんねーと割が合わねぇ。
「パンツの上からだからな」
「はいはい、処女様はガードが硬いことで。
まあ、俺の手マンにかかればどんな女もすぐにマンコ開くけどな」
ふざけたこと言いながら、カズがアキの身体を後ろから抱きしめるようにしてスカートの中に手を入れる。
「……んっ♡…………んぅっ♡」
カズの手は乱暴で痛みが強いけど、気持ちよくないわけじゃない。
乱暴なせいでちょっと無理矢理やられてる感が出て、気分のほうが盛り上がってくる。
「ヘヘッ、やっぱり、良い声出てきたじゃねーかよ♪
それじゃ、このまま生マンもいただきますかね♪」
チョーシに乗ったカズの手がパンツの上から中に入り込んできて……。
「うっわ、晶、剛毛じゃねーかっ!見た目子供なのに毛深っ!!」
アキの毛を撫でた辺りで笑い出した。
…………。
……あー、萎えたわ。
一気に萎えたわ。
もともとさぁ、目つきが気に入らなかったんだよね。
あのいやらしいカズの目つき。
前々から感じてて、男はエロいからなぁと思ってたけど、最近本当にエロい目で見られて分かった。
カズの目はアキのことをエロいと思っている目じゃない。
なんなんだろな?ありゃ。
なんか色々薄汚いものが混ざったいやらしい目だ。
もう一つが気に入らないと、全部が気に入らなくなってくる。
「おい、パンツの上からって言ったよな?」
「まあまあ、良いじゃねーかよ。
気持ちよくしてやるからよぉ」
ぜんっぜん気持ちよくねーんだよ、下手くそっ!
口から出そうになる罵倒をなんとか飲み込む。
「だーめ。
今日はここまで」
わざと少しからかうような口調を作って、カズの手を掴んでパンツの中から引きずり出す。
「ちっ……わーったよっ!
その代わり、今日は口でしてくれよ」
なにがその代わりだ、そんなきたねーもん咥えるか。
「んー、条件次第じゃ舐めてやってもいいけど?」
「まじっ!?
条件ってなによっ!?彼女にしてほしいっつうんなら考えてやってもいいぜ」
いや、それが『条件』になると思うってどんだけチョーシ乗ってんのこいつ。
「ちげーよ。
アキさ、ちょっとエッチの勉強してーから、カズのしてるとこ見せてくんね?」
「は?」
「どーせ、前の女みたいに色々連れ込んでんだろ?
それをちょっと覗かせてくれよ」
「……んなことなんでしてーんだよ」
まあ、そりゃそう思うわな。
突然こんな事言われりゃ疑って当然だ。
「だから勉強って言ってんだろ?
口でのやり方とかも見せてくれたら、覚えてやってやるからさぁ」
「…………」
カズは悩みだしたみたいなんで、もう一押するか。
ま、駄目なら駄目で帰る口実になるしな。
「変なお願いしてんのは確かだからな。
カズがダメって言うならマサに頼んでみるから気にすんなよ」
「…………なんで館山の名前が出てくんだよ」
「ほれ、マサってアキに惚れてるだろ?
それこそチンチンの一つでも舐めてやれば言うこと聞いてくれっかなって」
男連中は隠しているつもりかも知んねーけど、女にはだいたい筒抜けなんだぞ?そう言うの。
カズがマサに対抗心燃やしてるのもな。
「……館山に頼んだって、いうほど女あつまんねーと思うけどなぁ」
ほーれ、乗っかってきた。
「だからカズに頼んだんじゃねーかよ。
言ってるだろ「カズに断られたら」って」
「…………ちっ、しゃーねーなぁ。
そこまで言うんじゃ仕方ねぇ、気が向いたときには呼んでやるよ」
「おっ、さっすがカズ。
勉強したらそのでっかいチンチン思いっきり気持ちよくしてやるからさ。
楽しみにしとけよ」
「そん時にはフェラだけで済まなくなっても知らねーからな」
「ほれ、そこはカズ次第だよ。
それじゃ、今日んところはこれで教室戻るな」
「お、おいっ!?待てよっ!ちゃんと最後までシゴイていけよっ!」
誰がそんなきたねーの触るかよ、バーカ。
聞こえないふり、聞こえないふり。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる