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挿入の際は苦しくて息を詰めているようだけれど、葉璃のものは充分二度目の射精を待ち望んでいる。
先端に触れると先走りが手のひらにぽたぽたと零れ落ちてきたので、聖南は迷う事なくそれを舐めた。
「……やだ、やだ、せなさんっ……やっぱりきらい……っ」
「あ? 何が嫌いって?」
「これ、……あぅっ……これ、せなさん、……見えないっ……あっ……」
「俺も葉璃の顔見えねぇのは嫌だけど、俺は……バック好きなんだよね。 ……こうやって、ぜんぶ……触れんじゃん?」
両手を使い性器と乳首を同時に愛撫してやると、孔が一段と締まった。 自身の先端が奥をつんと押している感覚が強くなり、葉璃の無意識なる締め付けによって感じている事が分かった。
まったくもって動く事が出来ない、ぎちぎちと強烈に性器を締め上げられた聖南は思わず眉を顰める。
だが愛撫の手は止めなかった。 葉璃の「きらい」発言に一瞬ヒヤリとしたので、少しばかり意地悪をしてみている。
「あぁっ……だめ、……んんーっ……イきそ、だから……やめ……っ」
「やめねぇよ、これがセックスだからな」
「……んっ……! なん、で……っ、せな、さん……」
内襞をこじ開けるように無理やり腰を動かし、乳首も中心部も容赦なく弄び、さらには真っ白な背中から項にかけてを舐め上げた。
葉璃の甘い制止が心地良かった。
体はとても正直だ。 首筋に口付けると性器がビクッと震え、まとわりつく襞が聖南のものをギュギュッと締め付ける。
枕に埋めた横顔がひっきりなしに可愛く啼いていて、悶え狂う寸前の葉璃がついには涙を流し始めた。
「あー……かわいー……」
「……あっ、やっ、まって、……はやく、しないで……! あたる、あたるからっ……」
『泣いてんの見てかわいーって思うなんて……俺サドの気あんのかな』
苦しげに聖南を振り返る、セックス中の葉璃の嬌声と涙が大好きだった。
自分しか知らないであろうこの乱れた姿が、彼に一目惚れした聖南の心をいつまでもドキドキさせる。
「はぁ、……たまんねぇ。 葉璃も気持ちぃし、俺も気持ちぃー……」
な?と問いかけてみても、もちろん返事はなかった。
華奢な腰を掴んで本格的なピストンを開始すると、この体位は葉璃の良いところを絶妙に擦ってやれているようで嬌声の中に嗚咽が交じり始めた。
葉璃は、聖南が初体験の相手である。 まだまだ意図して締めたり緩めたりをしないので、挿抜の度に射精を促すほどのキツ過ぎる襞に、この感覚を葉璃としか味わった事がない聖南は我慢するのもやっとだ。
聖南との逢瀬を重ねて、葉璃が要らぬ妙技を覚えてしまったらと思うと薄ら怖い。 今でも必死なのに、小悪魔である葉璃がその技を身に付けたら聖南はどうなってしまうのだろう。
この分では、その日はそう遠くない。
「……葉璃、舌」
聖南は一度ピストンをやめて葉璃の顎を取ると、後ろからキスをねだった。
すると大好きな葉璃は舌を出しながら身を捩り、聖南に両腕を広げて甘えてきた。 赤い舌と唇がやけに扇情的に見え、要求しておきながら余裕の無い聖南の心がトクンと音を立てる。
挿入したままなので、そんなに体を捻ったらきっと痛みが走るだろう。 にも関わらず、葉璃は構わず聖南を求めた。
『はぁ……かわいーって言葉の最上級って何だろ』
葉璃は、聖南の期待通りにキスに応えてくれる。
───愛し足りない。 もっと抱き締めたい。
背面から貫くとたっぷり愛撫は出来るが、腹をつけて華奢な体を目一杯抱けない。
つながったまま反転させて押し倒すと、すぐに細い腕が聖南の背中に回された。
葉璃もきっと、抱き合いたかったのだ。
聖南の顔が見えないから「きらい」、同時に、聖南の事を抱き締められないから「きらい」。 そんな風に捉えてしまうのはポジティブ故か、真実だからだろうか。
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