必然ラヴァーズ

須藤慎弥

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「じゃ、じゃあ……一回してみても……いいです」
「何だそれ。なんで一回なんだよ」


 聖南の必死の説得にやっと堕ちてくれたかと思ったら、また妙な事を言い始めた。


「聖南さんが、一回エッチしてみて、もう嫌だって思ったら、ちゃんと言ってください」
「…………なんも分かってねぇじゃん……。まぁいいや、とりあえずやってみような?」


 もう、この葉璃のマイナス思考はどう言っても覆せる気がしなくて、それなら態度と行動で示すしかないと聖南はひどく甘い声で葉璃を誘う。

 チュッと触れるだけのキスをして、葉璃の鼻頭に自身の鼻頭をくっつける。


「脱がしてい? それとも自分で脱ぐ?」


 こんなに至近距離だと葉璃の瞳に吸い込まれてしまいそうだと照れながら、選択を迫る。

 どっちも恥ずかしい、と呟く葉璃の可愛さは犯罪レベルだ。


「じゃ俺が脱がそっかな。おいで。ほら、バンザイして」
「んぷっ……」


 一旦体を起こして肌着から一緒くたに衣服をすべて脱がし、ジーンズと下着も取り去ると、透き通るように白い素肌を前にまず感動してしまった。

 まだ高校生なりの未成熟な体つきで、体毛は極めて薄く、やはり汚してはならないと脳内が躊躇を促すほどとてつもなくいけないことをしているかのようだ。


 ── これは……ヤバイ……制御できっかな……。


 サラサラと葉璃の肩と背中を撫で回し、その滑らかな質感に恍惚としながらも、ポツンと可愛らしく存在しているピンク色の乳首が聖南をずっと誘惑してくる。


「聖南さん……くすぐったい……」


 恥ずかしそうな表情と甘えたような声に、再度押し倒さずにはいられなかった。


「……んっ……聖南、さんっ……嫌じゃないっ?」


 両手で左右の乳首を摘んだり舐めたりしていると、いじらしい言葉が降ってきてフッと鼻で笑う。

 未開発の乳首が敏感なようで、悶えた葉璃から掻き乱された聖南の髪が葉璃の体に落ちてくすぐったそうにしていたけれど、構わず愛撫を続行した。


「嫌なわけねぇだろ。っつーか俺マジで余裕ないから」
「あっダメ……! やっ……あ、っ……」


 首筋や胸元、脇腹、腹部に次々とキスマークを付けていき、その流れでピンク色の小さな突起を甘噛みすると、途端に葉璃の腰が仰け反るほどの快感が走ったらしく、いよいよ理性を崩せたようだと確信した。


「あぁっ……んっ……や、ダメ! 触ったら……っ」


 真っ平らな胸を揉みしだいて乳首を弄くり吸うと、どんどんと声に甘みがプラスされていく。


 ── 初体験で乳首感じるってすげぇ。……愛されるための体っつー事か。


 男との経験は、まず乳首を開発するところからだと聞いた事があって余計に愛撫してしまっていたのかもしれないが、葉璃の可愛らしい中心部はすでに腹部に付いてしまいそうなほど仰け反っている。

 この葉璃の表情を見ても、感じているのは明白だった。

 ぎこちなく、時折聖南を可愛く窺ってくるので、わざとやっているのかとイライラするほど聖南も興奮していた。


「気持ちぃ? 葉璃、ちゃんとおっぱい感じるじゃん」
「やっ……! 言わない、で……あぁっ……」
「一回イっとこうか」


 乳首を甘噛みしながら、先走りの滴るそれを握ると迷わず上下に扱いた。

 ぬめぬめしていたそれは、聖南の掌の温かさでさらに滑りがよくなる。

 未知の快感が津波の如く何度も襲い掛かってくるので、葉璃はとてもこらえきれなかった。


「あぁっ……はぁ、っ……んっ……あ、やっ……」


 前回よりも早い射精に気を良くした聖南は、精液を葉璃の腹部に塗りたくって、くたっと力なく脱力した体を力いっぱい抱き締める。

 可愛い。愛おしい。

 葉璃の甘い悲鳴と、何かを訴え掛けてくる瞳を、絶対に誰にも見せたくない。渡したくない。

 渡せるものか。

 これまでにないほど「好き」が溢れて、止まらなかった。


「マジかわいー。……葉璃、葉璃……」


 数多く経験がある聖南も、行為の最中にこれほど何度も相手を抱き締めた事はない。

 ささっとやる事をやるだけだったこれまでとは、比べ物にならない。

 興奮と愛情が、泉のように湧き出してきて聖南自身もどうしていいか分からなかった。

 聖南の性器はすでに痛いほど張り詰めていて、一刻も早い解放を望んでいる。




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