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⑥判明したんですけど
─雷─③※
しおりを挟む見上げると、すぐそこにムカつくくらいイケメンな迅の顔がある。
俺の顎を指先でクイッとして、右腕だけで簡単に抱き締めてくる迅のタラシっぷりには毎度お手上げだ。
「理解力が乏しい雷にゃんのために一つずつ訂正してく。 まず一つ目、さすがの俺も目かっぽじったら痛てぇよ。 それを言うなら耳だ。 耳かっぽじって俺の話をよく聞け、っつー使い方な」
「あぁ……!」
ふむふむ! なんだ、言いてぇ事ってそういうこと?
なーんだ。
記憶に新しい壁ドンに続いて、ドキドキが加速する顎クイなんてしてくっから俺も身構えちまったじゃん。
聞き捨てなんねぇセリフもあったけど、それはその通りだからスルーしてやる。 だって迅のこのローテンションは……秒読みだったちくび警報、もしかしたらランクアップ回避できるかも。
「二つ目。 雷にゃんが女じゃねぇ事はとっくに知ってる。 俺がコレ握ってシコったこと、一回や二回じゃねぇよな? 女にコレ、あると思う?」
「や、ッ……あぁっ♡」
ぎゅむって、おいッ!
いきなり俺のチン○を鷲掴むな! ねちっこいキスで反応しかけてたのが、やっと落ち着いてきたとこなんだぞ!
咄嗟に不埒な迅の手のひらを払い除けようとしたものの、喧嘩上等な迅様にとって俺の動きなんて亀並み。
あっさり捕獲された腕が思いのほか強く握られて、痛かった。
「三つ目。 俺はキス魔じゃねぇ。 どっちかっつーとキスはキライだった」
「それはウソだ……ふん……ッ♡ んッ……!」
じゃあ今してるコレは何なんだよッッ。
あっという間に唇を唇で塞ぐなんて、童貞男子には到底真似出来ねぇ所業だぞ!
「ンン……ッ♡」
俺の口の中を我が物顔で動き回る迅のやらしいベロ。 熱くて柔らかくて湿ってるソレが、慣れなくて引っ込み思案な俺のベロをグイグイ刺激してくる。
ぴちゃっ、くちゅって……この音がまた腰に響いてよくねぇんだ。
生温かいベロを絡ませてるとチン○もムズムズしてきて、初キスのとき迅が言ってたセリフそのまんまだなって毎回思う。
これは確かに、気分もアソコも盛り上がる。
「でも雷にゃんにはしたくなる。 なんでだろうな?」
「こ、ここでなぞなぞ……ッ? クイズ……ッ?」
「そう思うならしっかり考えてくれ、頼むから」
「あっ、おまッ、ダメだって……あッ……ッ♡」
「最後にもう一つ」
「ちょっ、迅……ッ」
こんなに好き勝手しといて、キスがキライなんて言わせねぇぞ!?
たった何秒間かだけのチュッに落ちかけた俺をしれっとかわした迅に、手早く浴衣を剥かれた。
花魁どころか完全に脱がされにかかって、頭ン中で警報が鳴り響く。
大きな手のひらが耳たぶをふにっとしたあと、それは首筋から肩、鎖骨に移動した。
ヤバイヤバイヤバイヤバイ──ッ。
さらさらと肌を撫でてるだけでいやらしい気持ちを芽生えさせるって、テクニシャンもいいとこだ。
おまけに、そのやらしい手のひらはまだ移動中。
あ……ッ、だめだ、それ以上行ったら……!
「──雷にゃんの乳首は、魅力ムンムン」
「あぁ、うそ、っ……ウソッ……迅、それは……やぁっ♡」
抵抗する前に、左のちくびが囚われた。
指先で摘まれて、挙動不審に引っ込んだちくびを育てるように指の腹をあてられる。
自分で触ったって何にも感じなかったそこが、ヤリ迅の指先にはめちゃめちゃ反応を示してしまった。
小せえけど膨れたちくびをコリコリッとされて、腹の奥が熱くなる。 目を閉じて迅の手首を握った俺の力なんて、あってないようなもんだ。
「迅……っ、マジでやめ……ぁあッ……♡」
見せつけて納得させたはずの平べったいおっぱいを揉んでくるヤリチンは、見境も容赦も無えって事が今この瞬間に判明した。
おまけにペロッとちくびの先っちょを舐められて、ビクビクっとケツが浮く。 目を開けてみると、俺の目線の下に迅の黒髪が見えた。
「お、おいッ、……迅っ、舐め……!? やっ、やめろ……ッ! 迅! 迅……っ、ヤだ……あッ♡」
「俺にとっては需要しかねぇ。 雷にゃんのココ、よーく見ていいんだよな? 見てたら我慢出来ねぇし、イコール舐めてもいいって事だよな?」
「変なイコールを結ぶなってのぉ!! あぁ……迅……ッ、ヘンだっ、俺、ヘンなんだ!」
「何がヘン?」
「力、……は、入んねぇ……ッ! 迅のこと突き飛ばしてボコボコにしてぇのに……っ、ちくび舐められたら……な、なんか、……ッッ」
「なんか?」
「んッ♡ んぁ……ッ、や、い、言えな……ッ……言えるかッ、バカ迅んんーーッッ」
触られるだけでも背中がビクビクすんのに、俺の口の中を動き回ってたあったかいベロが飴玉を転がすみたいにちくびをもてあそぶ。
退かそうと迅の頭を両手で触っても、髪の毛をグシャグシャにする事しか出来ねぇ。
シチュエーションに流された迅は、俺の背中を抱いて本格的に左右のちくびを行ったり来たり。
何がヘンって、分かってるくせに。
女みたいにちくびで感じてる事が恥ずかしくて、チン○にダイレクトに伝わる刺激に腰がゆらゆらした。
「言うまでイかせてやんねぇからいいよ。 いつまでもケツぷるぷるさせて射精我慢してろ」
「ふぇぇッ……そんなの、っ……イヤだぁぁ……ッ」
「じゃあ言えよ。 乳首舐められてどんな気分なのか」
「そ、その言い方……っ! 迅はもう、分かってんだろ!? はぁっ♡ あぁ、っ、やだ、痛……ッ、噛んじまうのぉッ?」
意地悪なカレシと化した迅は、カノジョ役の俺のちくびを飴玉にするだけじゃ足りなかったらしい。
自分で育てたちくびに歯を立てて、唇で吸い上げたりベロで転がしたりと好き放題な迅に、童貞男子は抵抗する術ナシ。
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